82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[無事にドリベルは奪回できたようだ。
もう右腕の内側から 彼を出さないでおこうと密かに決意しつつ。
そうなると、 トレイルとジェームスの背後から聞こえた チアキと攻芸の声に文字を返せない。
仕方がないので、 不慣れながら精一杯の笑顔を作って 「いらっしゃい」と唇を動かして見せた。]
(518) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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[不思議そうな眼差し(>>519)に、 まだ動く右の瞼だけを僅かに細めた。
抱いた体の硬さが増している。 死の切迫に騒ぐ胸が 締め付けられるように痛んだ。
受け止める重みを、しっかりと支える。 少しでも安心できるように。 怖くないように。]
(526) 2013/05/16(Thu) 22時半頃
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[鍋が落ちて砕ける音(>>525)に、 右肩を竦ませて少し驚いた。 右目を瞬かせて。
「また こわした。かたづけ よろしく」と、 二人へ向けて音の無い言葉をかける。
次にやったら叱ろうか…と相談していた通り。 シーツでは無かったが。
ドリベルが日々掃除してくれる 大切な我が家の軒先を汚したのだから。 叱っても良いだろう。
チアキを揶揄するいつもの調子で。]
(532) 2013/05/16(Thu) 23時頃
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[チアキの痛々しい様子にも動じない。 おそらくは獣との戦いで受けた傷だろう。
戦の傷は恥と思うて精進を。
いつか、どこかで、誰かさんに聞いたような。 そんな言葉を思い出し。
白狼の巨体に対峙していた師の背中を思い出し。
今はただ、雛鳥の成長を願おうか。]
(538) 2013/05/16(Thu) 23時頃
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[片付けようとする攻芸に少し、笑って。 素直に片付けを快諾するチアキに、 「いいよ。あとで しておく。」と。
結局は許してしまう。ドリベルの予想通り。
(そうだ。食事だ。)
チアキの言葉(>>539)で、思い出した。 いつものように静かな食卓で向き合って食事をして いつものようにふらりと出かけて 手を繋いで昼寝をして そして明日も同じように…――、
そこまで、考えて、思考を止めた。
ドリベルの顔へと視線を落とし、手を握る。]
(543) 2013/05/16(Thu) 23時頃
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[何やら泣きそうな面構えのチアキを見て、 ドリベルを抱いていた腕を少しだけ解いて。 板にチョークを走らせる。]
《チィ。いいと思うよ。 泣きたい時は 泣いても。
涙の止め方さえ 覚えておけば。 食事、楽しみにしておく。豆食べたい。》
[見せる言葉は、やっぱりあくまで、 日常そのもの。]
(545) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
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《うん。ちょっと。遠いかもしれない。
ごめんね。 連れて行って あげられない。》
[抱えて歩くのは難しいかもしれない。 脚と右腕に不安は無いとは言え、 短い時間で随分と不自由が増えた。
森を歩くには、もう遅すぎる。
板に筆記する右手が震えた。 不意に、涙が滲む。]
(549) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
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[濡れた右目を強く瞑って、堪え。
攻芸の背を見つめる。 彼はきっと言葉交わさずとも、ただ、観て。 察し、理解し、怯え、何かと戦うんだろう。
チアキを護るために。 そんな予感があった。
彼らにも、災いが訪れなければ良い。 心から願い、見送った。]
(552) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
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[緩く首を横に振る。
顔の半分を覆った黒石は、 もう半分へと侵食するより先に 脳を部分的に蝕みつつある。
心地良い眠気を感じる幸福感に近い感覚。
再びドリベルを抱き寄せ。 彼の体を支えて、寝室へ行こうと。誘う。]
(558) 2013/05/16(Thu) 23時半頃
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[玄関の扉を閉めてしまえば。
屋内にはふたりきり。 一緒に過ごすようになってから ずっとふたりで暮らしてきた家。大切な。 ささやかな幸せに満ちている家。愛しい。
寝室。寝台にはまだ新しいシーツ。
そこへドリベルを座らせて。 まだ微かに感覚が残る頬へと触れてくれる唇。
微笑って、ドリベルを強く抱きしめた。]
(563) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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[夜が更けても、ずっと 寝台の上で寄り添って過ごそう。
文字が書けるうちは、 ぽつぽつと言葉を交わして。
キスをして、抱きしめて。ずっとずっと。]
(566) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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― 枕元の板に遺した独白 ―
[翌朝。砕けた黒石の破片が 窓からの光に煌めく寝室に残っているのは 板にチョークで書かれた歪んだ文字の連なり。 その上に大きく「×」の形に線が引かれている。]
《 錬金術師の片割れが病に罹ったと聞いた時 それがドリーじゃなくて本当に良かったと ボクはとても安心した。 安心の対価に何かを失った人たちを見た時 それがドリーじゃなくて本当に良かったと ボクはとても安心した。
その時のボクは とても浅ましい顔をしていたと思う。
ごめんなさい。懺悔します。 》
(569) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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《 ボクはもうすぐ死ぬようだ。 ドリーと 一緒に。
ボクが死んだ後に生き続けるドリーを 少しだけ悲しいと思ってしまったから。 ドリーを遺して死んでしまうボクを とても悔しいと思ってしまったから。
そう思った時にはじめて ドリーがボクの大切な人なんだと気付いたよ。
幸運だね。気付けたんだから。
だから ボクはドリーの手を握って逝くよ。 どこまでも いつまでも 一緒に。
さようなら。ありがとう。 》
(570) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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― 枕元の板に遺した書き置き ―
[「×」で隠滅しようとした痕跡の残る文章の傍に、 先の文章と同じ筆跡による文字が書き足されている。
こちらを読め、と言わんばかりに。大きく。]
《 眠い。眠る。起こさないでね。 》
《 追伸 先生。やっぱり強いね。格好良かった。 》
(571) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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[ドリー。ボクのドリー。
繋がる手に残る僅かな体温。 ドリベルを抱きしめたまま、目を閉じる。
触れ合う箇所に感覚は薄いはずなのに ひとつになってしまったような 何よりの幸福を感じる。
そのまま。 意識が途絶える瞬間まで。 命が途切れる瞬間まで。
おやすみ、ドリー。愛してる…―――**]
(580) 2013/05/17(Fri) 00時頃
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