241 The wonderful world -7days of KYRIE-
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— 回想:僕と生徒の因果の果て —
[アオイと出会ったのは、家庭教師のバイト先。 惣城さんちの親御さんに案内され、初めて顔を合わせた時には、怯えられた。
不登校児童らしい。 ……学校でのいじめが原因だと。
言葉を話すのが苦手で、会話も碌にできない。 付き合いのある友人は2名だけで、教室にいる他のみんなは敵に見える。 担任の教師も、アオイのことは心配するフリをするだけで真面目に考えず。
と、まあ。 話を聞く限りでは、よっぽど深刻なようで。
ただのバイトに何ができるんだろうとは思ったが、一応これでも教師志望。 できる限りの力になってやりたいと決意した、大学生の時期だった。]
(324) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[「学校に行けるようになるまでの間、勉強を教えてくれればいいですから」……と、 アオイの両親はそんなことを言う。
娘のいじめ被害に頭を悩ませているのは分かるが、 学校に行けるようになるまで、なんて、何もわかっちゃいない一言だと思った。
僕は、まずアオイに告げた。]
学校なんて行かなくていい。 好きなことがあるなら、それをしていればいい。 ただ、好きなことを満足にやれるようになるための手伝いなら、いくらでもする。
[まずは、この子がどうしたいのか、心の本音を話せるように。 何も喋ろうとしないアオイに付き添って、ゆっくりと話をしていった。]
(325) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[ ……これまたするりと逃げた
なんともすばしっこい豚を、遠くに捕らえたまま、
血糊の付いた手で頭を抱えた。
何故か無駄に疲れた感覚さえある。
溜息、──力を使ったからだろう、
幾分か冷たくなった息を吐いて、
パートナーに振り向き、
ごめん、と言いかけて、…ふと、 ]
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[小学校のいじめ、と聞いて。 その時の僕は、極めて甘い想像をしていたことを、後になって気付くのだが——
アオイの受けた仕打ちのことは聞き出さなかった。 話させれば、傷口を広げてしまうと思ったから。 だから辛いことは極力考えさせないようにして、彼女を苦痛から遠ざけて、 長い期間を経て、“ことば”の使い方を教えていった。
そうして——]
「おはよう、ござい ます ……せんせい」
[ある日、ようやく絞り出した、意味を持つ彼女の声が。 この耳にしっかり届いた時の喜びは、……どう言葉に言い表していいか分からない。]
(326) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[殺人者、黒牧奉一の罪を裁け。 したことの報いを受けさせろ。
そう願う奴らがRGの大半だろう。知っている。 確かに僕は許されざる罪人。最低のクズだ。
だが、……報いなら既に受けているのさ。
エントリー料として奪われたのは“聴覚”。 やっと喋れるようになったアオイの言葉を、僕の耳は聞き取ることができない。 彼女がどんな風に喋り、どんな風に言葉を紡いでいるのかが、分からない。
これ以上の報いがあるってのか!]
(327) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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[そう、僕は今もなお、……そして、永遠に。
僕が家庭教師として、長い時間と労力を捧げた結果、 唯一残すことができた成果が――
アオイの喋り方が歪んでいることに、気付くことができない。*]
(329) 2018/05/23(Wed) 00時頃
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─── 覗き見?
[ ── ぱち、
何時かみたいに、高いところへ居る"くらげちゃん"と、
眼が合った気がして、漏れる声。
…そういえば、自分たちがどういう存在かなんて、
どう見えているのかなんて、
ちっとも気にしていなかった** ]
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