255 【ヤンストP村】private eye+Violine
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独りにはしませんよ?
[微笑みすらも浮かべずに、
自分はとても、とても、真顔でそう告げていた**]
[キングスに憐憫の情があるかは
わからないけれど、
少なからず気に入るものは
あるだろう。
その『お気に入り』が飽きられた時。
その『役割』を果たせなくなった時。
人間は、死を迎える。
じゃあ―― あたしは?
あたしが、子を産むという『役割』を
果たせなくなってしまったら。
そーさんが、あたしへの興味を失ったら。
あたしが迎える、未来は]
[―― 何も変わらない。
あたしを支配する者が、
人間か化け物かの違いだけ。
幾度も身体を重ねたとて
そこに心が伴わないのならば。
あたしに対する感情が、
『愛玩道具』に対するものならば
あたしの心が満たされることは、ない
そーさんは愛してくれるって言うけれど。
瞬いた瞳に。思考する様子に。
本質のかけらを、拾い取る。
このひとは、『あたし』を見てくれない。
あたしが持つ『何か』を、見てるだけ]
[あたしの瞳は、そーさんをじっと見上げる。
ひとりは、こわい。
けれど、独りにはしないっていう、
そーさんの言葉は。
父さんと母さんが育んだような
穏やかな愛は無く。
あたしが欲しいと言ったから与える、
そんなように思えて]
………… そーさん。
あたし、シャワー浴びたいです。
[そーさんの言葉に返事はせず。
あたしは笑みを浮かべて、言葉を紡ぐ。
その表情は、かつての――
諦めを抱いた、笑顔*]
[やれやれ、と。
見上げてくる瞳が映すは困ったように微笑みを浮かべた自分であろう。
「愛してあげる」とは言ったものの自分はノッカが求めた解答を知らぬようだ。
自分の与える愛は無機質なものなのだろう。
それもまた研究か――。
研究に明け暮れた自分が与える愛など高が知れている]
……嗚呼、今、連れていこう。
[ただ――その笑顔は見たくはなかった。
胸の奥が疼くような痛みを生み出し、
その痛みは更なる執着を生み出してしまう。
花のように笑ってくれたならば、
いっそ興味を失ったかもしれないけれど]
―― シャワー室 ――
[「連れていく」の言葉通り、自分はノッカから一度身体を離すと横へと移動した。
背中へ回す手はそのままに、膝裏へと手を入れて横抱きに抱き上げてしまう。
自分が告げたこともあるが、
今、ノッカを独りにするつもりはなかった。
それはプライベートも何もあったものではないものだが。
仮眠部屋を出るとそこは大部屋になっている。
大部屋には何も置かれておらず、伽藍としていた。
床を見れば何かが置いてあった痕跡がいくつもあり、
それらが更に奥の扉へと向かった跡が見て取れるだろう。
つまりここは、引き払う準備が済まされている部屋だった。
ノッカを連れ込むのはその反対側。
大部屋から続く扉の一つを開けるとシャワールームになっている。
シャワールームは一人用でそれほど広いわけではないが二人いても少々窮屈なだけである]
[ノッカを床に下ろして、扉を閉めれば狭い空間に二人きり]
はい、ここがシャワールームですよ。
独りのほうがいいかもしれませんが……
[ゆるりとノッカの方へと手を伸ばす。
その手はノッカではなくその向こう側のコックを捻るために伸びたのだが、
ノッカにはどう見えたことだろう*]
[きっと、この人は。
あたしの知る愛を、持ち合わせてない。
知らないのか、忘れてしまったのか。
あたしには分からないけれど。
ラベンダー畑で笑い合うあの頃の、
家族の愛に満ちた、些細な一日を
穏やかな、愛を。
それさえあれば。
あたしの心は、生きていけるのに]
[歩く体力だってなかったし、
腹の中の精がまだ残っているから。
運んでもらうことを、甘んじて受け入れる。
―― つかれた。
初めての行為に、
疲労を覚えるのは当然のことで。
閉じそうになる瞼を必死に押し留める。
何もない部屋。
そこに何が置いてあったのか、
なにを奥の部屋に移動させたのか、
あたしには、知らないことだけど。
寂しい部屋を通り過ぎて、
辿り着いた先は、シャワールーム]
ひとりでも、
[大丈夫なのに。
そう呟いても、そーさんは
あたしをひとりにする気はないようで。
深い息を吐き出して、
シャワーの方を向こうとした、ときに。
こちらに手が、伸びてきたものだから。
反射的に、ビクリと。
身体を跳ねさせて、しまった。
情事の前。
怯えるあたしに伸ばされた手を、思い出して*]
[鍵を開き、静かに作った隙間から覗いた先には、去る前と同じ布団の膨らみがあった。傍に置いたボトルにもまだ触れられた様子がなく、だからきっと彼女は深い眠りに落ちていたのだろう。
材料ならば他にもあったが、消化の良い物と栄養のある物それぞれを用意して、きっと正解だった]
[布団がもぞりと動いたのを見て、屋内へと足を踏み入れる。
身を起こしたのは、かつての住民ではない。
──ココアが、そこにいる]
まだ正午は過ぎていない。
──おはよう。よく眠れただろうか。
[薄暗い部屋の中で挨拶と共に向けていたのは、微かな微笑み]
[食事も出来ているのだと伝えれば、彼女はまた、恐縮したように礼を告げた。気にせずともよいのにと、セイルズは再び口を開く]
どうか、気にしないで欲しい。
……私がしたくてしている事だ。
[全てを委ねられたって、むしろ望む所なのだ]
[食卓へと彼女を招き、二人分の食器に食事をよそう。香草焼の隣にはミニトマトを添えて、牛乳で煮込み塩で味を調えたオートミールには、胡椒を一振り。足りなければお代わりもあった]
ひとりには、しませんからね?
[呟きに、しかりと応えて手を伸ばした。
ここまで大人しくしていたノッカだったが、
伸びた手に身体を跳ねさせていた。
自分の手はノッカを素通りしてコックを捻る。
ぱらぱらと天蓋から降り落ちる湯は熱くもなく温くもない適温で、
肌に触れるとその上を滑り落ちていく。
髪事湿りゆくので乾かすのが大変であろうけれど、
浴びれればいいと作ったものなので融通が効かないのだ]
ノッカ、今、また抱かれると思いました?
[返す手でノッカの背に触れ、抱き寄せてしまう。
肌と肌が触れ合えばより情事の前を近づこうか]
もう眠そうですし、今はしませんよ
それよりお身体洗って差し上げましょうか?
それとも自分で洗います?
[洗うにしても間近であるから、ずっと見ているわけだけれど。
自分は目を細めて、努めて優しく微笑みかけた*]
[セイルズの椅子はココアの向かいで、食器は見分けが付くよう色違い。元二人暮らしの家は、今も二人で使いやすいように整えられたまま。
そうして最初は黙々と、食器を慣らしていたセイルズだが──オートミールの器が半分に減った辺りで、静かに口を開いた。
寝室で見せた姿とは違ういつもの真顔に、どこか緊張を滲ませながら]
この後、なのだが──
……貴女には、外へ出ないで、
ここに居てほしい。
自警団からの連絡があった場合は
私が対応する。
今日、私はこの後仕事がない。
不安ならば傍にいるし、
必要なものがあれば買ってこよう。
手続きの類も代行する。
[食間にさらりと告げるにしては少々重い“親切”だった。
それこそ、どうしてそんなに、と問われそうな程。
けれどそれが望みであるセイルズは、表情にやや緊張こそ滲めども、さも当然のことだとばかりの言いぶりだった]*
[頭上から、温かな湯が降り注ぐ。
ぐちゃぐちゃになったあたしの身体を、
洗い流してくれるように]
………… おどろいた、だけ、
[情事の前を思い出したなんて
言いたくもなくて視線を逸らす。
触れ合った肌。
聞こえる鼓動はひとのもので、
あたしを落ち着かせてくれた]
いい、です。自分で……。
[やる、って言いかけたけど。
行為の後処理をどうすれば良いのか、
少しだけ、悩む。
掻き出せばいいのだろうかと、
股に力を入れてみれば、
中に残っていた精がどろりと流れ出してきた]
…………っ、
[その感覚に慣れなくて、あたしは眉を顰めたけれど。
流れ続けるシャワーがそれをも流してくれたから、
良かったのかもしれない]
[その間も、そーさんはすぐ傍にいる。
行為をしておいてなにを今更と言われそうだけど、
やっぱり、シャワーを浴びる姿を見られるのは、
それはそれで恥ずかしいもので。
本当はもっとしっかり身体を洗いたいけれど、
急いで、終わらせてしまおうと*]
そうですか……?
[そう言うことにしておきましょうか。
自分は一度、ぽむりとノッカの頭を撫でる。
肌が触れ合えば情が生まれる。
鼓動の音は安らぎだ。
ヒトとヒトはそうやって絆を深めていくものであるし、
ホルモンがそう思わせるように働くのだ。
――だから肌を重ねていればと告げたのだが、
そういう事ではないらしいのであっさりと身を離して、
自分の身体を洗いながらノッカの痴態を眺めていた]
ふぅむ……今のは蠱惑的ですね。
実に素晴らしい。
ですが我ながらよく出したものです。
[ノッカが力み、流れていく白を見て感慨深気にそう口にして、
急いで洗うあまりに洗えていない処が目に入りノッカのほっぺを両手で包み込んだ]
ノッカ、いけません
足とか洗えてないでしょう?
嗚呼、足あげたら自分に見えてしまいますか……。
至極いいですね、愛らしい――
でも自分が洗ってしまいますからね?
[自分は身を静めるとノッカの前に膝立ちをなる。
ノッカに自分の肩に手を乗せるように告げて、
ボディソープを乗せた手でノッカの足を洗っていく。
足指の間や足首、ふくらはぎや膝裏を――
丁寧に丹念に指を這わせて早く終わらせたいであろうノッカを焦らすように、綺麗にしていってしまおう*]
[声の方に顔を向ければセイルズさんがいる。
まだぎこちなくだけど、私も笑みを返すの]
……ええ、よく、眠れましたわ。
こんなによくしてくださって、
なんとお礼を言っていいのか……、
[気にしないでと言われても、気にかかる。
戸惑うようにセイルズさんを見つめて。
案内されるまま食卓につくの]
[食卓を見て、パンがないからほっと一息。
今はパンを見たくなかったから。
辛い事を思い出してしまいそうだから。
オートミールと鶏の香草焼き。
美味しそうにできているのを見て]
セイルズさん、お料理も出来たんですのね。
それに……ふふっ、
本当に鶏肉がお好きなんですね。
[お店でよく鶏肉のパンを買ってくれるのを思い出して。
思い、出して。 俯いて。
静かにご飯を食べ始めるの]
[向かい合って食べる食卓、色違いの食器。
この食器は誰のかしらって、
セイルズさんはこのお家に一人なのかしらって、
次々に疑問が浮かぶ、けど。
踏み込んでいいお話なのか、分からなくて。
結局もくもくと食器を動かしてたの。
そうして、半分ほど食べ終えた頃]
外、へ……?
[緊張した面持ちのセイルズさんを前にして、
私、戸惑うように見つめるの]
[だって、飛空艇の到着予定日は明日なんですもの。
一日だけの滞在。この街での最後の一日]
あ、の……、イルマさんへ、
イルマさんへ連絡してもいいです、か?
きっと心配していると、思いますから。
それ、に……、
[あの人の死を、伝えるべきかどうか。
悩んで、思い出して、目を伏せて]
せめて、居場所だけでも……、
[控え目に、そう申し出る]
[それさえ出来れば、もう何も問題はなかった。
最後の日、お別れの日。
でも、今は誰にも会いたくはない。
パンを作れない私は、
みんなを笑顔にできない私は、
もうどこにも、居場所なんてないのだから。
――そう、この世のどこにも。
だから、外に出れなくても気にならなかった。
むしろその気遣いがありがたく感じる。
セイルズさんは私の欲しいものをなんでもくれた。]
[黙っていてくれれば良いものを、
そうやって触れるから。
あたしの口が、への字になる。
今、あたしが元気だったなら、
デリカシーが無いって言ってたと思う。
それを言う元気もなかったし、
早く終わらせてしまいたかったから、
むっとするだけに留めたのだけど]
っ…………!!
[その顔が両手で包み込まれた、から。
また、あたしの身体が跳ねる]
待って、自分で洗うって……っ!
[一人用のシャワールームでは、
逃げる場所も無い。
シャワールームから出るための扉も、
そーさんの背後にある。
そんなあたしにも構わず、
あたしの足を洗い始めるものだから。
転げそうな身体を支えるために、
しぶしぶと、そーさんの肩に手を置いた]
ありがとうございます、セイルズさん。
本当にお優しい人。
私、あなたに出会えて、本当によかったわ。
どうか、私がいなくなっても元気で。
[せめて最後くらいは笑顔でと。
弱々しくでも、笑みを向けて。
そうして、そうして――最後に願うのは]
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