266 冷たい校舎村7
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[ふと、視線を感じて振り返る。
木陰の下、険しい顔をした クラスメイト>>704が此方を見ていたので、 紫苑は人差し指を唇に当てて 小首を傾げて見せた。
クラスのみんなにはナイショだよ、 なんてね。整った唇の端を吊り上げる。]
(823) 2019/06/07(Fri) 10時頃
|
|
[木陰のせいで轟木の表情は良く見えない。 眉間の皺が深くなったような気もしたけれど きっと気の所為だろう。
不思議そうに首を傾げた彼女に なんでもないよ、と向き直る。
そうして、見せつけるでも、隠すでもなく 紫苑は彼女とふたり連れ立って 何事も無かったようにその場を後にする。 そんなことが幾度もあった。]
(824) 2019/06/07(Fri) 10時頃
|
|
[人は見かけによらない。
轟木颯太は険しい顔が常であるけれど、 明確な悪意を持って 接された記憶は無かったように思う。
だから、紫苑の方も彼を避ける道理はないし、 彼の縄張りらしい校舎裏は 逢瀬の定番だったのもあって、 顔を合わせる機会も多かった気がする。]
(825) 2019/06/07(Fri) 10時頃
|
|
―― 教室 ――
[しんと静まり返った教室内に、 灰谷の声>>795はいやに大きく響いた。 だから、俺も自分のスマホ画面に目を落とす]
……あ。俺もだ、圏外。 大雪のせいかもしれないな。
[自分のその台詞に、言いようもない不安を覚えた。 大雪で携帯電話が圏外。 本当にそのようなことがあるのだろうか。
それでも、高本悟という男が 無様に不安を顔に出すのは、 どうにも俺のプライドが許さなかったので]
(826) 2019/06/07(Fri) 10時頃
|
|
ま、そのうちなおるだろう。
[わざと楽観的なことを言って、 窓の外の雪景色に視線を移した]**
(827) 2019/06/07(Fri) 10時頃
|
R団 タカモトは、メモを貼った。
2019/06/07(Fri) 10時頃
|
[決して見せつけたい訳じゃない。 それだけは重ねて言っておこう。
だって、告白ならまだしも、 振られる場面まで お見せするような趣味はない。
なんで女子って、始まりも終わりも 校舎裏に呼び出すんだろう。 「怖い」「重い」の常套句を 吐き捨てられる度に紫苑は首を傾げた。
大切に、君の望むとおりに振舞ったというのに。
女の子という生き物は難解だ。 少なくとも、紫苑にとっては。**]
(828) 2019/06/07(Fri) 10時頃
|
|
──現在:3年7組──
[ その異変にはじめに気付いたのは、 灰谷彩華>>795だった。僕は顔を上げる。
それを受けて、高本悟が同じように、 スマートフォンを確認する>>826のを、 僕はどこか他人事のように見ていて、
彼のものも圏外である。と聞いたときに、 ようやく、確認のために自分のものを取り出した。
あまり頻繁には鳴らない、スマートフォン。 しょっちゅうどこかに忘れてきてしまうけど、 今日は幸いにも鞄に潜んでいて、よかった。]
(829) 2019/06/07(Fri) 10時半頃
|
|
[ ところが不幸にも、液晶の右上には、 圏外の文字が映し出されている。]
……僕のもだ。いつからだろう。 これじゃあ、休校だったとしても、 その連絡も受けられなかったのかも。
[ 家を出る前は圏外じゃなかった気もするけど、 結局そのときも通知は0件で、 ちらっと見るだけだったので定かじゃない。
教室にいる二人なら知っているだろうか。 少なくとも、連絡を取る相手は僕より多そうだ。]
(830) 2019/06/07(Fri) 10時半頃
|
|
[ …………あまりに静かだ。
教室の中にいる人数が増えないのもあるけれど、 校舎自体に、人の気配が薄い気がする。
不安は、あまり覚えなかった。 静かなのは、嫌いじゃないから。
ただ、おかしいな。という疑問は芽生える。 楽観的に雪景色を楽しむ高本悟>>827みたいに、 職員室に行った人を待てばいいのかもしれない。 予定通り、参考書を広げて自習に励んだって。
それでも僕は立ち上がって、 机の上にココア缶を残したまんま、 教室の出入り口のほうへと歩き出した。]
(831) 2019/06/07(Fri) 10時半頃
|
|
……少し様子を見てくる。 よそのクラスとか……部室のほうなら、 誰かいるかもしれないから。 ……始業時間までには戻ります。
[ 何かあったって、連絡手段はないので、 戻る時間を告げて、その場を立ち去る。
この摩訶不思議な状況を、 現実に引き戻してくれるような、 新たな登場人物との出会いを求めて。*]
(832) 2019/06/07(Fri) 10時半頃
|
|
──回想:役割分担の後>>796──
いきなり人の顔で実践するのも、 どうかと思ったから……
[ 私はまだである。という言葉>>796に、 込められているのが何だったのか。
驚きか、批判か、はたまた何もなかった? はかりかねたので、僕はただ理由を告げた。
いつだって僕は、受け入れる側で、 姉の指先が器用に施すものを、 じいっと、受け入れるだけのものだったので、
実際、自分の手で、自分の顔に、 線を引いたり色をのせるのは、初めてだった。]
(833) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
[ 似合いそう。という言葉>>797に僕は苦笑する。]
……嘘だ。ああ、いや。 お化け屋敷には、いいかもしれないけど。 それに、お化け屋敷用のメイクだし、ね。
[ 僕の顔の輪郭は明らかに男のものであるし、 別に、骨格が華奢というわけでもない。
その事実は、無視できないくらいに、 メイクの仕上がりとちぐはぐで、 アンバランスで、やや不安になるような、 そういう印象を人に与えることを、知っている。
なので──似合う。という言葉は、 適当じゃないように思えた。僕にとっては。 肌を汚し、凹凸を作り、赤色を滲ませる。 そういうものであれば、また話は別だけど。]
(834) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
[ ……とはいえ、別に僕は、 似合いたいわけでも、似合いたくないわけでも、 どちらでもなく、どうでもよかったので、 素直に否定をする必要もなかったのかもしれない。
化粧っ気のない、醜くもない、 そのクラスメートは当日、何をするのか。
……どうだっけ。受付や宣伝の役割もあれば、 お化け役だって、灰谷彩華が呼びかけていた。
その役割が何であろうと、 お化け屋敷をつくる、構成する一員である。
ということを、僕は返答に困って、 黙りこくっている間にも考えていて、]
(835) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
[ おかしなことを言ったか>>798と問う彼女に、 僕はゆっくりと首を横に振ってから尋ね返す。]
七月さんは、しないの。当日、メイク。
灰谷さんは、上手だと思うし、 自分たちでする人もいるみたい。 グロテスクなのは嫌と、要望もあったので、 怖すぎないものも、用意する、と思う。
[ 轟木颯太は快くお願いを聞いてくれたけど、 ナース服が着たい女子生徒たちがみんな、 あれを喜んで受け入れるはずなどないのだ。
なので、ハロウィンモチーフの付けまつ毛とか、 人魚の鱗みたいにぎらぎらしたアイシャドウとか、 深い紫色のリップカラーとか、そういうたぐいを。 提供すればいいかな。と思っていたので。]
(836) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
似合うものが、あると思うよ。七月さんに。
[ 他意はなく、誰にだってあるのだ。 その人間が、よほど醜くなければ。 その土台が、手の付けようがないものでなければ。*]
(837) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
姉の指先を追うように、
(838) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
──回想:文化祭準備──
[ メイクをしてみた。試してみた。 お化け屋敷に相応しいものを見極めるために。
姉が何を思い、何と言うか分からないから、 教室の隅で。美術室の隅で。 時折、思いついたものを試した。
僕が、自分の場所だと感じて、 落ち着けるのは、そういう場所だった。
鏡を立てて、それを覗き込み、 姉が、どういう手順で僕の肌に触れ、 さまざまなものを足していったのかを思い出す。]
(839) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
……静かに。口を開かないで。 と姉は言って、慎重な手つきで瞼を押し上げた。 目の際を埋め、薄い瞼に何かを塗り広げる。
(840) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
[ 蜘蛛の巣を象った付けまつ毛を装着して、 目尻からアイライナーで更に加えるのはどうだろう。
アイホール全体に青や紫や、強い発色の、 偏光ラメの入ったシャドウを塗り広げたり、 水たまりに浮いたガソリン、みたいな、 奇妙な輝き方をするリップグロスを使うだけでも、 非日常の演出は、充分にできるように思う。
……非日常。 他人の顔でも、自分の顔でも、 街には溶け込めない。そういうものにするのは、 なんだか少し、爽快でもあるように思う。
不自然なくらいに血の気のない額に、 広く、罅割れを描き込んでいく。]
(841) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
姉の指先がかすかに震え、 仕上がりに満足したように息を吐くまで、 僕はまっすぐに前を向き、静かに呼吸だけをする。
(842) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
[ 受付をする人の手元が、 当たり前のように健康な肌と、 薄ピンク色の爪を晒しているのは、 きっと雰囲気が台無しだから、 腕や手の甲だって傷で飾りたい。 爪だって、色をつけるほうが絶対にいい。 手袋をするんでもいいと思うけど……どうだろう。
どうだろう。僕は熱心に考えていた。 部活の後輩が無遠慮に「 こわっ 」と呟いたのは、 恐らく、仕上がりというより、僕の存在についてで、 僕は無頓着なので気にせず、次の道具を手に取った。*]
(843) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
何がおかしいのかは分からないけど、 僕がおかしいのは知ってる。この世において。
(844) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
美醜に左右される人生があることも、 自分の性別に則った振る舞いが求められることも、 家族というくくりが重視されることも、 到底、本当に大切なことには思えないし。
(845) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
社会のせいにするのは簡単で、 一見、物分かりがよく見えるのかもしれないけど。
(846) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
でも、この社会で折り合いをつけるしか。 この世に迎合するしか。ないんだよ、高本くん。 *
(847) 2019/06/07(Fri) 12時半頃
|
|
―― 回想 / 文化祭準備 ――
[委員長とは名ばかりで、 正直なところは何でも屋だ。
あっちで手が足りないと言えば手伝いに行く、 予算や機材の面で教師と折衝をする。
時には副委員長の葉子や、 あるいは役職持ちの宮古や田所と 行動を共にすることもあっただろう]
……受付の人にもメイクを、って?
[京輔にそう提案されたとき>>843は、 少し、ほんの少しだけ目を丸くして]
(848) 2019/06/07(Fri) 13時頃
|
|
いいんじゃないのか。 予算が掛かることでもなし。
[そう彼の背を押しただろう。
メイク係に自ら手を挙げたこと、しかり。 京輔にしては積極的に意見を提案するさまに、 年相応の“学生らしさ”を感じた。
誰だって、はしゃいでいるのだろう。 文化祭に向けて]
(849) 2019/06/07(Fri) 13時頃
|
|
実験台にしていいよ、俺の手。 当日、受付も手伝うことになりそうだし。
[お化け役にしても、受付係にしても。 当日、欠員が出た時の予備要員。それが俺だ。
級友たちの中には、吹奏楽部や演劇部など クラスの出し物にかかり切りになれない者も多くいる。 そういった人たちをカバーできるように、 ある程度フリーで動ける立場をもらっていた]
(850) 2019/06/07(Fri) 13時頃
|
|
はーい。 受付係は手にメイクをすることになりました! 俺の他に京輔の実験台になりたい人ー。
[なんておどけて、教室中を見渡した。 きっと京輔にメイクをしてもらおうと手を差し出す 俺もまた、年相応にはしゃいでいたんだと思う]
(851) 2019/06/07(Fri) 13時頃
|
|
学生生活最後の、文化祭だった。
級友たちはきっと、大学の学祭だとか そんな楽しい学生イベントが 卒業後のこの先も待っているのだろう。
俺にとっては最後なんだ。本当に、最後。**
(852) 2019/06/07(Fri) 13時頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
35
36
37
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る