人狼議事


145 来る年への道標

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…何時もと変わらない祖父が、暢気に茶を啜っておりました。

喉につっかえた餅は難なく取れ、すっかり調子を取り戻した相手は、「さしない!」なんて声を上げて。
...は、へたり込みながらも、息を吐く。]

おら、ほんとね、ぶったまげたべ…!?

[暫く言い合った後、寝台の端に用意された椅子に腰掛けて。
都会でした仕事の事。帰りの宇宙船で聞いた、未知の星の話。
空から降る雪のように、次から次へと話を積もらすのだった。

――貴方が何時か、何処かの星で。
”ラシーヌ・ポール”という灯籠を見かける事があれば、其れは蒼い彗星《ブルー・フォレスト》の小さな職人が作った物かもしれない。**]



導かれたんずや…クオデイ・オカヨフの理(ことわり)に…


【人】 光彩楽団 アイライト

[演奏がもったいないだなんて言われて、アイライトはまた動揺するばかりでした。アイライトの腕は楽団でも中の上といったところ。
トリンクルの音楽を聞いたことがないからだとは思いましたが、それでも悪い気はしませんでした。 >>13

スッキリしたように見えたのは何か勘違いだったでしょうか。エフの言葉を聞いて(>>14)考えましたが、トリンクルの言葉が浮かぶばかり。]

『彼の地は遥か彼方に在りて道は無し。されど苦痛と年月の上に到達すべし』……そういう"言葉"が/アリマス/
『諦めることを諦めよう』……そんな#意味#です。
ワタシには、そう"見えます"。

[いえ、余計なことを言いました、とアイライトは撤回します。彼の苦悩を理解できるわけがないのだから。
彼の片目の色がそれを物語っている気がします。]

(18) 2015/01/11(Sun) 23時半頃

【人】 光彩楽団 アイライト

[>>15 曲名を聞いてぽかんとする彼の姿を見ても、それを思います。
何か思うところがあるのだろうか、記憶に重なることでもあるのだろうか。『英雄』も『夢』も、アイライトにとっては遠い歴史の出来事で、平穏に生きている身では想像もつかない事柄です。
考えたのは、ああこんな表情もするのだな、ということばかりでした。

>>17 それから不思議なことを訊かれました。]

"神様"が……?

[トリンクルには強い信仰心を持つ宗教がありますし、アイライトもそれなりに信心を持つ人間ではありました。
しかし、彼が言うのがその神様のことかわかりません。
アイライトは少し黙って、真剣に考えてみます。]

(19) 2015/01/11(Sun) 23時半頃

【人】 光彩楽団 アイライト

[そうして考えた後に、故郷のことを告げることにしました。]

……わたし達の"星"は、もうすぐ……
"オワリ"を/迎える/のです。

[衝撃的なその事実は、アイライトにとってもはや受け入れるものとなっていました。きっとこの船のおかげです。
原因は色々とありますが……、と切り替えて続けます。]

星と"とも"に滅びる……という/ヒト/も多くアリマス。
だから……#本当#は次の"コンサート"があるか"ワカリマセン"。

[実際のところ、光彩楽団はこの年末が最後のコンサートになるだろうという話になっていました。]

デモ……だからこそ、"もし"……『もう一度』あなたが
/演奏/を聴けたとしたら……それは"キット"、『神様』が
許してくれた……んだと、"思います"

[真摯に、できるだけ誠実に言葉を選んで、その輝く瞳でまっすぐにエフの顔を見つめながらアイライトはそう告げました。]

(20) 2015/01/12(Mon) 00時頃

光彩楽団 アイライトは、メモを貼った。

2015/01/12(Mon) 00時頃


【人】 地下軌道 エフ

 
[アイライトの故郷の言葉を聞き、
タバコのけむりを、ゆるゆる吐きました。]

 到達、できればいいんですが。

[彼にとっての『彼の地』は遥か彼方に、
とっくに終わりを迎えたはずのものでした。]

 『諦めることを諦める』、そのとおりなんです。

 あなたの音がきっかけで、
 諦めきれることじゃないと思い知らされました。

 いや、勿論、俺が勝手に思ったことに過ぎません。
 

(21) 2015/01/12(Mon) 00時半頃

【人】 地下軌道 エフ

 
 何を失くすことになるのか、
 何を捨てることにするのか、
 突きつけられたようでした。

[だからあの時、歯噛みするほど悔しく、
おそろしくて扉もあけられないほど、
胃の腑が凍えたのです。]

 ひやっとしました。
 ……だから、俺はあなたにお礼を言わないと。
 

(22) 2015/01/12(Mon) 00時半頃

【人】 地下軌道 エフ

 
[エフはアイライトが質問に答えてくれるのを待ちました。
返ってきた返答は、思いもよらぬものでした。
エフは、驚きに、軽く目を見開き、
そのまっすぐな視線を、見つめ返しました。
そういう星があるのは、聞いていました。
けれど、目の当たりにすることは、そうありません。
人の百年に満たない一生などでは、出会い難い事件でした。]
 

(23) 2015/01/12(Mon) 01時半頃

【人】 地下軌道 エフ

 
 ……、……

[あまりにも、大きなことでした。
星とともに滅びると決めた人々の決意が、想いが
一体いかなるものであるのか、
とても想像しきることはできません。
なにせエフがしてきたことは、昔も、昔の真似事を選んだ今も
逃げだすための手伝いばかり。
哀れみの言葉をかけて、どうなる事でもありません。
あんなにも、音楽をきいて、突きつけられた心地がした理由が
わかった気がしました。
あれには、きっと、これから失くす人が奏でたことによる
悲しみが、寂しさが、篭っていたのでしょう。]

 ……あなたは、どうするんですか。

[そう、つい口をついて出ました。
それから、質問を打ち消すように、首をふりました。]
 

(24) 2015/01/12(Mon) 01時半頃

【人】 地下軌道 エフ

 
 じゃあ、

[ぽつんと、言います。]
 

(25) 2015/01/12(Mon) 01時半頃

【人】 地下軌道 エフ

 
 ……いつか。

[『いつかちゃんともう一度演奏を聞きに来て』と
アイライトが言ったことに、頷くことにしたのです。
エフがもつ言葉のなかで、返せる言葉は、これだけでした。
エフの帰りたい場所は、
今現在にも、つながっている場所なのですから。]

 今の、さっきのお誘いへの返事です。

 ……俺の故郷ではじめて宇宙に出た人が
 宇宙には見渡しても神は居なかったと、言ったらしいんです。

 あなたの出す音をきいていたら、
 いや……この船に乗っていたらかな。
 どうにも、そのへんに居るように思えて。
 「いつか」の時には、
 神様はいたぜと、自慢でもしようと思います。
 

(26) 2015/01/12(Mon) 02時頃

【人】 地下軌道 エフ

 
[それから、もう一人のラウンジにいた客へ、視線を向けました。
彼女の行き先を訊ねます。]

 ……俺はブルー・ダイヤモンドで降りるけど
 そっちの人はどこまで?

 なあ。違ったらすまないんだが
 きみ、星の案内ができるって話を、してなかったか。
 ……いや、よく通る声だったから。
 ラウンジに居た時、聞こえちまって。

 もしよければ
 残りの星の案内を頼みたいんだけど。

[終わる星のことでも、星先案内人の故郷のことでも、
構いませんでした。
エフはこの船旅の終わりまで、星の話が聞きたくなったのです。
それが、残りすこしの、時間でも。**]
 

(27) 2015/01/12(Mon) 02時頃

地下軌道 エフは、メモを貼った。

2015/01/12(Mon) 02時頃


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