76 ─いつか、薔薇の木の下で。
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― シャワー室 ―
[シャワーのコックを捻って、降り注ぐ熱い湯を浴びる。 寮内を歩き回っていた所為で身体にまとわりついた薔薇の香りも、少しは落ちるだろうか。
結局一人で行かせた先輩は大丈夫だろうか。姿を確認できなかったシリィはどうしているだろう。
けれど、髪を洗おうと目を閉じて思い出すのは]
―おれは、何も見てない…っ。
[反射的に壁に手をつく。 そして頭に刻み込まれた記憶を誤魔化すように、首を振った。びりびりと痺れる手を抱き込むようにして。
記憶に蓋を出来るつもりでいたが、まだ時間が足りていなかった。 しゃがみ込んで膝を抱え込み、湯を浴びる。 シャワーの水音は堪えきれなかった嗚咽を掻き消してくれるだろう。]
(24) 2013/03/28(Thu) 11時半頃
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サイラスは、重なる二つの影は今はさて、どこにあるだろう*
2013/03/28(Thu) 11時半頃
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……。
[どれだけ湯を浴びていただろうか。
髪を機械的に洗い、泡を流せばコックを捻り。 濡れた身体をタオルで拭けば、くらりと頭が揺れてその場に座り込む。]
…湯あたりかな…。
[身体がまた熱を帯びた気がする。 ―果たして、本当に湯あたりなのかは分からないが。
少し落ち着けば、湯冷めしてしまわないよう、新しい下着の上に持ってきた紺色の格子模様のシャツと黒いスラックスを身に着け。 今まで着ていた服とタオルは取り敢えず纏めて抱えた。
そのままゆらりゆらりと緩慢に足を動かして自室へと向かう。]
(25) 2013/03/28(Thu) 12時頃
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[もし廊下にオスカーの姿があったなら、駆け寄って彼の肩を叩きながら声を掛けただろう。
力なく笑顔を浮かべ、部屋に戻って水でも飲んだ方がいいとそう言って…、自分はそのまま自室へと入っていった。 ―部屋まで送り届ける余裕は、多分なかった。]
(26) 2013/03/28(Thu) 12時頃
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― 自室 ―
[洗濯物は籠に放り込んで、ぼんやりとしたまま奥へと進めば身体を寝台に投げ出した。]
…ん…。
[部屋に着けば、安堵と共にどっと疲れが押し寄せていた。 寝台の上で身じろぎするのも億劫で。
身体に灯った熱はシャワーを浴び過ぎた所為にして。 今は只眠ろうと…目を*閉じた。*]
(27) 2013/03/28(Thu) 12時頃
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[ふらふらと辿る。 すぐ戻ると言った記憶は、どこか遠い場所に。
夢なら。 これが夢なら。 目覚めなければ戻れない。
戻らないと。 目覚めないと。 夜が明けないと。
喚く理性が邪魔だ。 こんなものなど無くなってしまえばいいと思う。 それでもどうにもならない。 突き動かされる衝動のまま、辿り、辿り]
(28) 2013/03/28(Thu) 12時頃
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―中庭―
…。 夢を、撒いたのは…
[夜風が柔らかく髪と頬を撫でる。
宵闇に浮かび上がる薔薇の樹。 これが中心なのかと。 ぼんやりと、悟った。
満月に照らされたそれを。
ただ、美しいと思った*]
(29) 2013/03/28(Thu) 12時頃
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夢を、撒いたのは…誰だろうね。
[薔薇の香りは音もなくその場にあった。 気配も感じさせずにエアスの背後に。 伸ばす手、そっとエリアスの肩を抱く]
誰だと思う?先輩。 薔薇の花?薔薇の香り? それとも……魅せられた人、かもね。 [背中から抱き込んだまま、その髪に口づけを]
ずっと…この髪、好きだった。やっと触れた。
(30) 2013/03/28(Thu) 12時半頃
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先輩。好きだよ。
[蒼薔薇は臆面もなくその言葉を口にする。 するり。指でその髪を梳きながら*]
…好きだよ、先輩。
(31) 2013/03/28(Thu) 12時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/03/28(Thu) 13時頃
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[サイラスの言葉は耳に入っていても、頷けたかはわからない。顔をあげたのは暫くして、薔薇の香りが薄れ、ノックスの足音を耳にしてから]
あ ……うん 大丈夫 シルヴァに、会ってから
[ありがとう、と頷いた。 ノックスの笑みに力がないことには気づいても、いつもの笑みにすることは、出来ないから。 ありがとう、と頷いて、見送ることしか出来なかった]
(32) 2013/03/28(Thu) 13時頃
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[深く、息を吐いた。開いた扉の向こうには、盛りをすぎ首を垂れた、落ちかけた薔薇の香りがした]
シルヴァ……
[横たわる彼は最後に見た姿とはかけ離れていて、常よりもずっと憔悴しきっていた。 思わず胸に手をあて、息をしているか確かめる]
よか、った 生きてる
[良かった。 ――――本当に?]
(33) 2013/03/28(Thu) 13時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/03/28(Thu) 19時頃
薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2013/03/28(Thu) 19時頃
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サイラス…
[背後に立つ気配の名を呼ぶ。 後輩の名前。後輩であるはずの人物。
誰だと思わず問いかけてしまいそうになったのは、濃い薔薇の香りのせいだ。 そうに決まっている]
…好き、なんて。 どうして…そんな言葉、
[うろたえようとして。 身体が動かない。 今になって重なる疲労と共に、空気の甘さがのしかかってくる。 呆然と撫でられるがまま、浅い息をひとつはいた]
(34) 2013/03/28(Thu) 19時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2013/03/28(Thu) 19時頃
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言ったら、いけないンですか? 好きだから、好きって。
[髪に頬をすりよせながら抱き寄せる 薔薇の空気はひどく甘い]
薔薇が夢を撒いたとしたら、どうするつもり?
(35) 2013/03/28(Thu) 19時半頃
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いけなくはない、けれど。 俺を、好きなのか?
[あいつではなくて、と。 言外に示すことに逃げてしまう。
擦り寄せられる頬が柔らかくて。 人のぬくもりに、ひどい飢えを感じる。
任せてしまえよ。 割れた理性の隙間から、甘い囁きが滲み出す。
小さく首を横に振った]
…わからない。どうした方がいいのか、わからない。 でも…まずい、だろ。 サイモン、酷い顔で眠ったまま、だったし――
[酷い顔で。ひどく幸せそうな顔で。 本当は、羨ましいと。そう思っていて]
(36) 2013/03/28(Thu) 19時半頃
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俺は先輩が好きですよ?だから、こうしてる。
[自分を満たしてくれるものは皆、好き。 吐息に薔薇が香った]
サイモン?あぁ…彼、眠ったと思いますけど… どんな顔、してたんだろう?俺、見てないから。 でも…辛くはなかったんじゃ。ないかなぁ…。
[薔薇がもたらすのは愉悦、望めば辛さはきっと、ない そして、どうすれば、と零すエリアスに、嘲笑に似た笑いを向ける]
どうしたらいいか?簡単じゃないですか。 皆、眠ればいいんだよ。サイモンみたいに。
(37) 2013/03/28(Thu) 19時半頃
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[ヤニクを想うのはサイラスで。 薔薇にとって、そんな思慕は関係ないもの。 けれど欲に、色に。抗う人間が。 とても愛おしいと想う薔薇の花 また、彼の首筋にそっと唇を触れさせて]
先輩は、薔薇をどうしたい? どうにかしないといけないというより 先輩はどうしたい?
…薔薇を、どうにかしてくれる?
(38) 2013/03/28(Thu) 19時半頃
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[甘い空気が。どこから香っているのか、わからなくなってくる。 目の前の薔薇の樹なのか、 それとも背後の後輩なのか。 歪み霞み始める視界。持っていかれたらもう戻れないのかもしれない]
サイラス。 これは、夢なのか。 皆で眠ったら、俺たちは目覚めるのか? 目覚めて、朝を迎えることが、できるのか…?
[日常に縋りつこうと、思考が断末魔の悲鳴を上げ始める。 甘い夢に飢える本能に抗おうと、うすっぺらな言葉を吐き出している。 声音に力はなく、ただ虚ろに]
どうにか、なるのか。 どうにかすることが、できるのか?
[首筋に触れる唇の感覚が心地よい。 うっとりとした色が、声音に混じった]
(39) 2013/03/28(Thu) 20時頃
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寒い……。
寒い……。
寒いよ、先輩……ロシェ、サイラス……。
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さぁ…夢だと思えば夢だろうし。 違うと想うなら、きっと違う。
眠りたい?先輩。 薔薇は…先輩達を傷つけたりしないよ。 薔薇を咲かさせてくれたら、きっと。
[後からまわしていた腕、体をこちらに向かせるように抱き寄せて。 いとおしげに額に、頬にキスを寄せる。 抵抗のない様子は香りのせいだろうか]
先輩をくれたら、咲けるかもしれない
(40) 2013/03/28(Thu) 20時半頃
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咲く… そうか。まだ、咲いてないんだな…
[視界が動く。目の前に在るのは後輩の顔。 蒼い瞳に惹きこまれて。 寄せられた唇に、喉が心地よく鳴る。 気がついたら、垂れていた筈の両腕は後輩の背に回っていた]
サイラス。 薔薇は、お前なのか…?
[夢に侵された吐息は、そんな問いかけを形作る。 今更過ぎる言葉だったのかもしれないけれど]
(41) 2013/03/28(Thu) 20時半頃
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サイラス?…あぁ……。今、眠ってるよ。 正確には彼は薔薇じゃない。体を借りてるだけ サイモンも…ブレンダも。眠って夢を見てる。
[自分の胸を指差して。ここにサイラスは眠っている。 最愛の人を抱いてしまったから。 もう1人の薔薇が予言した通り、壊れたように眠ってしまった。
背に回された手が暖かくて、薔薇も吐息を一つ。 その唇を重ねようと]
咲きたい。それだけ。 咲かせてくれるなら精気が欲しい。 …先輩が欲しいよ。
(42) 2013/03/28(Thu) 21時頃
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好き、好きです…… 愛し、て、います……!
[深く深くまぐわって交わって。 身体の奥に彼の熱を受け入れて。 それはあまりにも甘美で、脳は蕩け。 甘い夢の中へ何処までも落ちて行く。 その結果、薔薇が彼を完全に支配してしまったとも知らず]
[幸せな夢から覚めた後。 部屋には一人。 最愛の姿は無く。 そして、微かに宿す、薔薇の香り]
(43) 2013/03/28(Thu) 21時頃
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ん……
[気だるげに重い身体を起こす。 まだ情事の痕は色濃く残り、甘い香りに混じり性の匂いが部屋を支配していた。 だけど、足りない。いない。彼の姿が無い]
……どこ? どこに……
[怖い。 彼と離れるのが、酷く恐ろしい。 それは間もなく訪れる渇望の一端か。 とても空虚で、足りなくて、埋めたくて]
どこ……
[衣服を身につけるのもそこそこに。 肌の痕も隠しきれぬ乱れた姿で廊下へと]
(44) 2013/03/28(Thu) 21時頃
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ああ、…なるほど。 そういうこと、だったのか…
[胸を指差し彼は眠ったと語る其れを。薔薇を見て。 こぼした言葉は、安堵の欠片。 不安の根本に解が与えられたことと。 残るなけなしの理性を繋ぎとめていた罪悪感が、消えていくこと]
わかった。 くれてやるよ。こんな髪と身体で良ければ、いくらでも。
[軽く唇を重ねて、蒼い瞳の薔薇の髪を撫でる。 自己に陶酔しきっていたとしても、それで、良いじゃないかと。 だが。 気にかかることが、あるとすれば]
…此処で、良いのか? 見られたら…『お前』は、見られたとしてもいいのか? ヤニクは、まだ起きてるんだろう。
(45) 2013/03/28(Thu) 21時頃
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― 夢の中 ―
[―ノックス。
聞こえてきたのは鈴を転がすような従姉の声。
優しく、賢い3つ年上の彼女が従姉である事が誇らしくて…恐らく、憧憬のようなものを抱いていた。
けれど中学生になれば、照れくさくて避けるようになった。そんな自分を彼女は笑って許してくれて。 ―ある日、彼女と一緒に両親への贈り物を買いに行く途中。
脇見をしていた車に轢かれそうになり、彼女は自分を庇って…杖をつかないと歩けなくない身体になってしまった。
―彼女は自分の事を責めなかったけれど、罪の意識がそれで消える筈もなく。]
(46) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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くれてやる?随分、投げやりなことで。 先輩は自分が嫌い?俺はこんなに好きなのに。
[見た目と裏腹の部分を持つエリアス。 薔薇が花弁の下に棘を持つように。 サイラス自身も先輩として好いていたことは 薔薇にはどうでもいいことだが。
軽く重ねられた唇、顎を捉えて深みを求め 撫ぜられる感触にチェシャ猫のように笑った]
いいよ、ここでも。誰かがくるのが怖い?
[寧ろ見られて欲と嫉妬を感じさせて欲しい。 それが薔薇にとっては甘露のようなのだから]
(47) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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[礼拝堂の窓から射し込む月光は、ステンドグラスの色硝子に彩られて薔薇模様の影を落とす。
緋毛氈の上に横たわる姿は、まるでサバトの後のよう。 銀の髪と黒い服を乱されて。
白い肌に散る痕。白い肌に落ちる影模様。 苦悶に掻きむしったような傷が心臓の上に。 蔦のように絡みつくのは、魂捕らえた呪縛か。
目を閉じたまま、唇は淡く笑む。]
(48) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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[自分の所為で姉さんの足が悪くなったのに。
選べたかもしれない選択が、消えたかもしれないのに。
ちゃんとしなきゃ。
しっかりしなくちゃ。
それからは、努めて優等生を演じるようになった。 ―全ては彼女の怪我を意味のないものにしたくなかったから。
家族は最初は驚いていたけれど、許容して…褒めてくれた。 けれど褒められる事を求めていない心はどんどんと冷めていって。 寮のあるこの学校を進学先に希望し、入学した。
家族や彼女の目を気にしなくて良い生活は、新鮮で刺激があって。 同室の寮生の真似をして酒を口にしてみたり、くだらない話をしたり、…そういった事を甘受している自分に嫌気がさした事もあった。
けれど段々とそんな感覚も麻痺していって。 ―あぁ、だからなのだろうか。]
(49) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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[ごめんなさい。 ごめんなさい。
ちゃんとするから。
―これ以上、誰も傷つけない。
悲しませないようにするから。
だから どうか …。]
(50) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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― 自室 ―
[目を覚ました時には、一筋涙が零れていただろうか。それを手でごしごしと擦りながら]
…姉さん。
[夢の中の彼女は昔と変わらない笑顔で微笑んでいた。 嬉しかったけれど、願望が見せた都合のいい幻影だと何処か冷めている自分もいた。]
どんなに苦しくても…。 俺は皆を守るから。
[今の状況はわけも分からず、恐怖もあるけれど。 友人や先輩がサイモンのように覚めない眠りについてしまうのは嫌だ。 ―シリィが既に眠りについている事は知る筈もなく。
この意思だけはしっかりと持っていようと決めた。
けれど薔薇の香りの誘惑がある中、その一点が崩れてしまえば、もう立っていられないかもしれない。]
(51) 2013/03/28(Thu) 21時半頃
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