171 獣[せんせい]と少女
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― 去年 ―
[ ハムと、夜用の酒をひとつミィに抱えてもらって 帰る頃にはユージンとブローリンの作る夕餉の匂いと すっかり乾いた洗濯物。
ふよりふよりと風に繰られて畳まれるソレを 爛々と見る瞳の数は幾つあったか。
留守にしていたミィの分のタルトタタンはあったかな。
夜の酒の席に姿を見せた獣は何匹だったか。 翌日の屋根の上での朝ごはん、 大部屋でのミィの話にわくわく、眠れなくなって ねぼうした子はいなかった?
どれもこれも、まるで昨日のことのようなのに 目の前で揺れるのは あの日と違う、真白の髪。*]
(23) 2015/10/08(Thu) 01時頃
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[その日は、美味しいタルトタタンをご馳走になって。 あまりに美味しかったものだから。 目を輝かせて、クラリッサに作り方を教えてくれと頼む間も、口の中にタルトタタンを頬張って。]
美味いなあ。これ。 また作ってくれよ
[こんな美味しいタルトタタンを食べられるなら 林檎を盗るのは少し控えようと…そう心に決めた。]
[夜は、取ってきた野菜で、スープを作って。 朝手伝えなかった分。 食事の準備から、片付けまで。 最後まで厨房の番を。
そして、後片付けを済ませた後。 >>18オズウェルを交えて酒盛りをするという話を獣の誰かから聞けば、前に街で手に入れたっきり飲み時を伺っていた、秘蔵の果実酒を持って行って参加した。]
(24) 2015/10/08(Thu) 01時頃
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(…そういえば。)
[>>18エフの角がないのが、 同じように角を持つ自分には、気になって。 ちょっとやそっと、触ったぐらいじゃ角が折れるわけがない。 不思議そうな視線を彼の額に向けたのは僅かな間。
この飲み会で聞くのも野暮だと思って 気づかれないよう、直ぐ目を逸らし。 オズワルドがいない間の話や、彼の話。 色々な話を聞いて…夜は、あっという間に更けていった。]*
(25) 2015/10/08(Thu) 01時頃
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―いちねんまえ・眠れない夜―
[みんなが寝てしまったあと、 わたしはこっそり、部屋を抜け出した。 ポケットから取り出したコインが、 月の光を浴びて、きらりと光る。
先生は大丈夫って言ってくれたけど、 やっぱり、不安だった。
ほんとうは、おねえちゃんに、 お金の話も聞きたかったのだけれど。 不安を抱えているって、 みんなに知られたくなかったから。]
…… お外は、素敵なところ、なのかな。
[キラキラした世界が広がってるって思っていた。 でも、今はどうだろう。 不安ばかりが、わたしの胸の中にある。]
(26) 2015/10/08(Thu) 01時頃
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わたしのお星さま、どれだっけ。 まだ、みえないのかしら?
[考えたらもっと不安になってしまうって わかっていたから、わたしは空を見上げたの。
夜空にキラキラ光るお星さま。 その中にわたしと同じ名前のお星さまがあるって、 ブローリン先生に教わった>>0:474
そのお星さまを探してみたけれど、 ううん、どれだかわからない。
何回先生に教えてもらっても、 みっつが並ぶからすきの星を、 ひとりで見つけることはできなくって。]
(27) 2015/10/08(Thu) 01時半頃
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[次の日のおやつの時間。>>12
ヒナコのお皿の上の焼きたてさくさくクッキーがいつのまにか増えていて、 それとは反対に、クリスマスのお皿の上からはクッキーがごっそり減っているのが、 ちらっと見えてしまったから、 思わず「どーしちゃったの」って訊きたくなったけれど。
昨日のヒナコみたいにないしょにしたかったのかなー、とピンと来たものですから、 ないしょも分け合おうって思って、 その時はこっそりまなざしだけで、「ありがとう」を告げました。
数日経って、ヒナコもくまさんの本を読み終わった後。
本の感想を語りあってる最中に、 ないしょにしてた「ありがとう」が、 ついつい口から飛び出てしまい、慌ててごまかしたのは、また別のおはなし*]
(28) 2015/10/08(Thu) 01時半頃
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Twinkle, twinkle, little star♪
How I wonder what you are♪
[わたしのお星さまは、 今度また、先生に教えてもらおう。 お星さまを探すのは諦めて、 不安を紛らわすように、静かに歌ったわ。]
[その後は、どうしたのだったっけ。
窓際で歌うわたしに気付いて、 部屋に戻してくれた子が、先生が、居たかもしれない。 とても眠くて、あまり、覚えてないのだけど**]
(29) 2015/10/08(Thu) 01時半頃
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― 再訪の少し前 ―
「おまもり」作るんでしょう?
[ がっこうの裾野の街よりも、もっと小さな近郊の村。 原石になりそうな塊を6つ 宿のまるい木の机の上に、コロコロと並べた。
”とくべつ”>>0:548なのは、石に刻んだ細かな紋様。 選んだ少女を表すような花を ひとつひとつ ただひとりのために選んで、刻む。
白くなりゆく肌の上で、いまも変わらない瑠璃の碧は 石の上で見事な青薔薇を咲かせ続けている。]
丸くするだけなら、きっとミィでも出来ますよ。 ……どうしますか?
[ いままで、彼女がこの「力」を使ったことはない。 伺うように躰を向け、是ならば膝の上に座るようにと*]
(30) 2015/10/08(Thu) 01時半頃
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― 一年前のあの日のこと ―
[そうか、あれはわたしの力じゃなくて先生の力。>>8 ちょっとだけがっかりしたけど。 羽をいっぱいに広げて飛ぶ山雀を見れば そんな気持ちもすぐに空の彼方へ吹っ飛んでしまう。]
うん、また今度ね! 約束だよ。
[笑うエフ先生の目の前に、小指をたてた右手を出す。 昔怒られた時にブローリン先生から教えてもらった、 約束の仕方。ゆびきりげんまん。>>0:480
先生を見上げて笑う澄んだ蒼は、 真昼の空まであとちょっと。]
(31) 2015/10/08(Thu) 01時半頃
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[しばらく裾野の街を眺めてから物見小屋から出れば、 風が運んできた甘いタルトタタンの香りに>>0:536 まなびやへ駆けて行く。 お茶会には間に合っただろうか。
夜はおねえちゃんに外の話をいっぱい聞いて。>>0:383 ミツボシのきれいってはしゃぐ声に、>>13 笑顔で大きく頷いた。
そんなわたしは、おとなになることも。 ちからを使ったしっぺ返しも、理解できてなくて。
ただ幸せで楽しい時間を、 大好きなみんなと過ごせるがっこうでの最後の一年を 喜んでいたんだ。]**
(32) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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―今朝:がっこうの屋根の上―
[好物の雷の実はあそこにしかなっていないのに。 自分が産まれ、育った場所なのに。
「食事」を取らない時期も 1000年以上も、 頑なに、故郷に 戻ろうとしない理由は。 いきものを、殺して喰わない、理由は。]
………
[そもそも…自分を待ってくれている者や 自分の知る風景がほとんどないような場所を… 故郷と、呼ぶことができるのだろうか。と。]
(33) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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…
[がっこうに居る時はすっかり自分の寝床になった屋根の上で、明るくなっていく空を眺めて 今年がどんな年かを 想う。]
いざこの年を迎えると 喰うことより、貸すことのほうが不安だなんて どうかしてるよなあ、まったく…
[自分は…このがっこうで。 「弱く」振る舞えているだろうか。
あの頃のような。 怖い、と思ったらすぐ手を出す、 乱暴さがなくなっているならいいのだが
それが…何百年もの間。 ずっと、ずっと。 不安で、堪らなかった。]
(34) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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[屋根をふわりと飛び降りて。 地面に足をつければ、足元に電気が走り。]
……… っ!?
[しまったと思った時には遅く。 周囲を閃光のような光が走り、音が鳴って。
普段は絶対こんなことはないのに 変なことを考えるからだ、と後悔しても遅く。
ごまかすように軽く地面をけっては、 誰かに見られてやしないかと、挙動不審に、周囲を見回した。]**
(35) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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−一年前の、追憶−
………ヴェラは…、
[書庫で、いつもの書き物をしていた、私は。 近くのテーブルにいた、ヴェラに。>>0:535
尋ねようとして、口を、閉ざす。
(私の顔を、覚えているか…?)
聞いて、どうしようと、言うのだろう…。 だが、名前を呼んだ以上、このままという、わけにもいかず…。
どうする、べきかと。 悩んでいる、うちに。
ふと、漂ったあまい、匂い。 砂糖と、林檎の。甘い匂いを、連れて。 書庫の扉を開いたのは、三人のうちの誰、だったか。]
(36) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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…そう、か。 クリスマスの、作ったものなら。 行かない訳にも、いかない、だろう。
[タルトタタンができたから、と。 誘われて、ゆっくりと席を、立つ。 食べると、自分が空腹であることを、思い出すから。 普段はあまり、食べないように、していたのだが…。
ペンと、紙を、棚に、しまい。 ヴェラに、どうするかと尋ねて。
尋ねられなければ。 さきほど、名前を呼んだことなど。 気のせいにして、しまおうと…。]
(37) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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[夜は、結局…。 エフの部屋に、何人の獣が、集まったのか。 流石に、少し、部屋が狭く、感じられた。]
………私の、出した酒では。 酔えないと…思うんだが…
[オズウェルに言われて、羊の頭骨を、傾ける。 エフが、いつも飲み過ぎるからだと。 言われれば、納得して。]
あまり、一度には出せない、が…。
[初めは、軽い林檎酒を。 次に、赤い葡萄酒。ウィスキー。 瓶が空に、成るたび。記憶を紡ぐように、新しい酒を、用意して。 何杯かは、エフ以外の口にも、入ったかもしれない…。]
(38) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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[オズウェルから聞く、外の話しは。 ここ何百年か。 学校に留まっていた自分には、色々と新鮮で。
充実した夜を過ごした。 その次の日は、珍しく。 朝から二日酔いに、頭を痛めていないエフが、見られたはずだ。*]
(39) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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―鐘楼―
[早朝。 まだ暗いうちに、こっそりベッドを抜け出して。 星明かりを頼りに、がっこうの中を歩いてゆく。 目指すのは、敷地内でどこよりも空に近い場所。
灯も持たず、闇の中を手探りで 上へ上へと螺旋を描き、祈りの堂の塔を上る。
10の月の、はじまりの、 その最初の光を目にするために。
辿り着いた鐘楼の、窓の傍に静かに立って、 爽やかな秋の風を受けながら、地平を見つめる。]
(40) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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[山際が、薄紫に色付いて。
あぁ。今年も、また。 10番目の月が来た。
去年と変わらない時間に、 去年と同じような朝焼け。 ……けれど今年は、少し違う。
みんなと過ごす、最後の日々。 がっこうを出るまで――残された時間は、あと僅か。]
(41) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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[完全に陽が顔を出すまで、 この場所で過ごしてきた10年に想いを馳せた。
一緒に成長してきた少女達のこと。 多くを教えてくれた先生達のこと。
瞳を閉じれば、みんなの顔が脳裏に過って たくさん、たくさんの想い出が溢れてくる。]
(42) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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[けれど、 突然鳴り響いた大きな音に驚き、物思いから覚めて。>>35 ようやく目を開け、いつものように鐘を鳴らし始めた。
今日は、特別に13回。 10年間共にあった先生と少女、一人一人のために。]
―――……おはよう。
[一年前のようには、叫ばずに。 呟くように小さく、けれど決意の色を乗せ、 “はじまり”の言葉を口にしよう。
……今日という日が始まれば、もう。 いつ、誰が旅立って行くか、わからないから。]**
(43) 2015/10/08(Thu) 02時頃
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町娘 小鈴は、メモを貼った。
2015/10/08(Thu) 02時頃
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─一年前のこと─
[皆で食べるごちそう>>21 全員の顔がこうして並ぶのはきっともうちょうど1年後まで。
匂いにつられて歩いていればクラリッサお手製のタルトタタン。 少し減っていたようだから先に食べていた者>>20もいたのかもしれない。
何にせよ残っていたことは幸運だったので頂戴して。]
確かに美味いな。こりゃたくさん林檎を手に入れるべきか。
[ユージンとは真逆のこと>>24を口に出して、ちらりと視線を。 あのやり取り>>0:282を忘れた訳ではなかったし、ベソをかいてないか気になったから>>0:480
でも目立った傷口は見当たらなかったし、]
ごちそう様。
[合格点だとばかりに親指と人さし指で円形を作った。]*
(44) 2015/10/08(Thu) 02時半頃
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[夜はユージンのお手製スープ。 なら自分は刻んだ野菜をたっぷり入れたチキンライスを卵で巻いた物を。
酒盛りの話>>18には便乗するように着いて行っては、暫く耳を傾けていたのだけど、羊の頭骨>>38 いつか視界に入れた顔には程遠いそれ。
……昔、夜中に部屋を飛び出している少女>>15がいたことは知っている。 随分とモスキュートが手を焼いていることも。
あの2人の間に何があったのか。 詳しくはこの目にしていないから、分からないのだけど。]
じゃあ、お先に。
[酒を呷りながらも頃合いになれば外の空気を吸うと残して自分は立ち去った。 一度、その光景を焼き付けるように一瞥しながら。]*
(45) 2015/10/08(Thu) 02時半頃
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― 9歳の思い出・おねえちゃんと ―
[約束した通り、夜はミッシェルとひたすらいっしょにいました。 みんなもいっしょでした。
ミッシェルがしてくれた「おそとのおはなし」を、>>0:383 夢中になって聞いて、まだ見ぬ外に思いを馳せたり。
命の終わりに向かっていることが、 “おとなになる”と言い表されたのを耳にして、 なぜかわけもなく胸がきゅんと――せつなくなったりしました。
一週間だけにしないで、ずっとここにいて。
そう言いたくなるのを我慢して、 かわりにぎゅーっと抱きついたりもしました。 朝に再会した時より、強く]
(46) 2015/10/08(Thu) 02時半頃
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[なぜ、“わたしたち”は、ここでずっと、 素敵な日々を繰り返すだけではいられないのでしょうか。
それがあるべき姿だとはわかっていても、 外にはもっと素敵なものがたくさんあるのだと、 惹かれずにはいられなくても。 9歳のヒナコはやがてそのことについで深く考えるようになり、 それでも時は無情に過ぎゆき――、
昼間にひとつと半分の月が浮かぶ、 10番目の月がまた、やってきたのです**]
(47) 2015/10/08(Thu) 02時半頃
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[酔いが冷めた頃にはもうすっかり静寂が辺りを包んでいたように思えた。
いつもと同じ暗闇。 廊下を照らすランプの火。 ふと床を眺めた。 そこに水滴の跡はない。 なかった、けれど。]
………声?
[微かに聞こえた音>>29が、あの時の声>>0:368と似ているように思えたのだ。
時々廊下を照らすランプは、暗闇を照らすには心細い。 歩を動かしながら向かう。 そこは昔自分がいた窓に近い場所で、窓からだと星を探すには一番見晴らしの良い場所であり、]
ミツボシ。
[誰かを見つけるにも適した場所だった。]
(48) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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またねむれないのか。
[無意識に潜めた声に彼女からの返答はあっただろうか。 ただ、もし硬貨>>26が彼女の手にあったのなら薄っすら唇を引き結んだだろうが。]
………When the blazing sun is gone, When he nothing shines upon,
[二番の歌詞。 口遊むのは何となく懐かしさを思い出したからかもしれない。 まだちいさいけれど、成長した体へと腕を伸そうと思ったのだが、
畑の一件。黒ずんだトマトを思い出せば引き攣る親指。 沈黙。眉を寄せて息を吐く。 昔のように抱こうとして、………やめた。]
(49) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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[かといって眠そうに見えるものだから>>29 代わりに横抱きに抱えれば、]
Then you show your little light, Twinkle, twinkle, all the night. [一度、振り返る。 窓際から覗く空で何を探していたか気になったから。 だがいつまでもここにいては体を冷やしてしまうかもしれないから。 微かに伝わる体温をそのままに、彼女がいたであろう部屋へと。
伸びた手足には知らぬふりをして。]*
(50) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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[一年後、そのことにも一瞬だけ、蓋をして。]**
(51) 2015/10/08(Thu) 03時頃
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―いちねんまえ巨大書庫―
[書庫に入ってすぐの本棚からひょこっと首を出し、かくれるように奥へいざ進もうとしているところに。 背中にかかる声>>0:495に振り向いて]
モスキュートせんせい。 相変わらずかくれんぼがじょうずなの。 声をかけられるまで気づかなかったの。
[驚くというよりも、悔しさにほっぺたをふくらませて、むう、と羊の頭を見上げる。今回こそ自分から見つけて驚かそうともくろんで動いていたのに、できなかったことに残念そうに]
(52) 2015/10/08(Thu) 06時頃
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