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―実験室にいた頃―
大丈夫だよ、ずっと眠ってたんだからね。
[
ケイトも、無理しないようにね。
[モニタを見れば残るのはチアキとソフィアの二人だけ。
最初から、今までずっと仲間が戦って、死ぬのを見てきていたらそれは辛いものだろう。
手を伸ばせばケイトの頭を撫でることはできただろうか]
[
…大丈夫、だと思うから。
[今は只見ているだけで、考えることを辞めてしまっていたから。
今起こっていることを受け止めるのは難しいことではあるが、まずは出来る限り見ておかなければ、と…は思っていた。]
[
ヤニクの感情が伝わってきて、一度ゆっくりと瞳を閉じた。
そして、次に開けば微笑んで]
うん、……死ぬだけでは、
苦しませて、悲しませてしまうだけよね
[あの時、もっと違う方法をやることができたかもしれない。
死ぬことに後悔はなかった。けれど、結果的に
さらに傷つけてしまったから。]
それに……
[傷を流してくれる人がいる。
癒してくれる人もいる。自分もその一人になれるように
言いかけた所で、鳴り響く電子音。
モニカとライジが目覚めるのだろう]
ヤニクさんなら、大丈夫よ
同じ間違いはしない……きっと
[目覚める二人に視線をやりながら、
穏やかな音を響かせた**]
[
コクリと頷き返した。]
おはようモニカ……またね、
[昔の様に微笑んで、ひらり手を振った。
キィの頭をぽんぽんと撫でて、ヤニクと楽しげに
言葉を交わすライジを見た。
色々な事が過ったけれど。]
おはようございます、ライジさん
[向けたのは、一言。
だけどそれは、昔と同じ……柔らかな音で**]
――二人が目覚める前――
死ぬの、楽だからな。
――俺は、すげぇ楽だった。
[志乃には
何も見なくてすんだ、何も苦しまなくてすんだ。
損失の痛みを何一つ味わう事なく、ヤニクは目覚めている。]
……ああ、俺はもう間違えねぇ。
[志乃の穏やかな声には頷いて、視線はカプセルの方へと向けられる――*]
か、わいいとか、言うな!
[相変わらず、はこちらのセリフ。
ライジこそ相変わらず、変わらない。
そう言ってやろうとすると、左腕で引き寄せられ
そろって抱き寄せられて、間近に見えたリッキィはどんな顔をしていたか。
ヤニクは微妙な顔をしてから、小さく笑って眼を閉じた。**]
[大人しく腕に収まってくれる二人に感謝。
生々しい記憶の中で
壊すため殺すために振るい続けた腕が、
誰かを愛しむために使える事に安堵する。
過去は、実際の時間経過の連なりではなく、
記憶で構成される。
例えあれが悪夢だったのだとしても、
俺の中にあの日々の意識が残っている以上
確かにあれは実際に在った過去と呼べる物。
そんな“過去”を経て、
それでも大切なものを抱き締められる。]
[腕を離す前に、
二人それぞれの頭に
もう一度ずつ気まぐれなキスを落として。
志乃へと視線を。]
[柔らかく響く彼女の声は…音は、
悪夢の戦場で聞いていたものより
ずっと美しい。]
おはよう。…志乃。
[彼女は“舞姫”ではない。
でも、ここに居る志乃には確かに
共に戦ったあの美姫の面影はあって。
「志乃って美人だったんだな…」なんて
冗談めかした言葉も添えておく。]
メモを貼った。
うん…。
[
キィにも視線を向けて]
おはよう、志乃…うん、また。
[と実験室から出て行った**]
[説明のほとんどはナユタに任せて、
足りないところがあれば簡潔に補う。
オスカーが混乱しているらしい
モニカを外へと連れて行くのには、
ひらと手を降って返すに止める。]
……もう、いいだろう。
[視線はモニターへと。
たった二人の生き残り。
ふわついたように笑うチアキが
痛々しくて見ていられない。**]
[呟く声(
ミナカタ先生の視線を追って
ようやくモニタの存在を認識する。
狂った茶会の席、
二人きりで“生きる”チアキとソフィア。
彼らの様子を押し黙って見つめる。
見ているうちに
意識が戦場に引き戻され。
彼らを見つめる顔から表情が消えた。
そうだ。
悪夢は、まだ終わっていない。**]
[大人しく抱きしめられてやったのに、離す間際に唇を落とす悪ふざけ
こんにゃろうと顔を真っ赤にして睨みつけても、たぶんライジは堪える様子はないのだろう。
その眼が画面へと向けられると、それまでの穏やかな表情が嘘のように。]
ライジ。
[無表情になった彼
そんな顔をするなとは言いにくく、意識がこちらへ向けば無言でそっぽを向いた。**]
[
一方的に自分の方から作ったものだけど、
できてしまった溝は、少しずつ埋められるだろうか。
添えられた言葉に、一瞬だけ瞳を瞬かせて]
今頃、気付いたんですか?
[悪戯っぽく声を震わせて、冗談を返す。
ヤニクとライジとリッキィ。
彼らが戯れる賑やかな声。
懐かしい、"家族"たちが生きる音。
その音に耳を澄ませていれば、ミナカタの呟き聞え
ライジと同じようにモニターの方へと視線をやった。]
主はいつも、我らの傍に……
[痛ましい姿の"兄"と"妹"
あの子たちの幸せを願って、願って、祈っていた。
もう、悪夢は終わらせてください。
もう……。
祈る様に瞳を失せて、傍らのキィを抱きしめた。
人の温もりとは違う温度を感じながら。
涙を零さないように耐えていた。
もし、目覚めるのなら、笑顔で迎えてあげたいから]
[もちろんヤニクに睨められても、(
目を細めて余裕の笑みを浮かべるだけ。
リッキィにも「かわいいよな?」などと
いたずらに同意を求めたりもした。
志乃の冗談(
同じように柔い笑い声で応える。]
残念ながら。
…気付けて良かった。
[穏やかな空気は、
共に見たモニタの中の悪夢に呑まれ。]
[ヤニクに袖を引かれ。
何を言うでもなく視線を逸らした彼へ
モニタから引き剥がした視線を落として。
半ば無理矢理に作る笑顔で
冗談めいた軽口を吐く。]
なに。…構って欲しいのか?
[あまりに軽い言葉の響きは、
空っぽで、虚しかった。**]
[気付くと悲しい音が漏れそうになる。
近くから、空っぽの音が聞こえてきて。
小さく頭を振る。
悪夢は終わらせなければいけない。
悲しい音も、寂しい音も、もう響かせたくはない。
抱き締めたキィを頭を撫でて]
ねむれ ねむれ 母の胸に
[目覚めることを願いながら、
夢の中では安らかにと、子守唄を口遊む。]
こころよき 歌声に
むすばずや 楽し夢
[その夢が、楽しいものでありますように
寂しさも、苦しさも、消えてしまいますように
自分に今できるのは、祈る事だけ]
しばしの間、歌を口遊んでいた。**
[ライジに抱きしめられれば、少し戸惑いながらも頬を摺り寄せて。
あの時のような痛みは感じなかったし、何よりも苦しそうではないのが安心した。
もう二度と会えないと思っていた人に会える幸せを噛み締めながら、兄の背中に手をまわそうとする。]
……………私は、
[会いたかったけれど、会いたくなかった。
どんな顔をして接すればいいのか分からない、今この状況でも
。
手の動きがぴたりと止まる。すると、髪に何か触れたような感覚。]
ライジ、兄?
[こんな事、された事が無かった。
手は良く繋いでくれていたけれど、一度もされた事のない行動に心底驚いたのか、
兄を呼ぶ声は、少し間抜けに聞こえただろう。]
[ヤニクがライジに抱き寄せられれば、ヤニクを見上げて小さく笑っただろうか。
この二人が自分の目の前に何のしがらみも無く居てくれる、それだけの事なのに酷く嬉しかった。
その嬉しさを伝えるために、片腕を今度こそ兄の背中に回す。
離れる間際の気まぐれ
ヤニクの様子も含めて。]
―廊下―
[周りを見れば、3年前と変わらず、昨日とかわらずの見知った研究所の景色。
手を握られている手元を見て、そしてオスカーを見て]
変だね。
あっちが夢だなんて、変。
[目醒めてみれば実は夢オチでした――というおふざけではなく。
未来へ飛んで一気に今に戻った、まるでタイムりープのよう。
けれど、思い出として残る記憶だ。多くの人を焼き、壊し、仲間を焼いたことは忘れもしない]
オスカー。
[彼の名を呼ぶ]
…、普通の女の子は無理。
[なんのことだろうと思ったかもしれない。
オスカーの表情を見つつ、唐突にそう言った。]
…仲間も、人も沢山焼いたけど、やっぱり焼きたくない。
けれど "また"皆が、オスカーが、死ぬことがあれば―――。
火で守れるなら、使いたいかな。
[ぎゅっと握って小さく呟いた。]
[ライジが離れていけば、小さく目を瞑る。
相変わらずモニターの方は見られなくて、音だけを拾っていた。
――――神に祈るを捧げる声を、静かに黙って聞いて。
なるべく視界に入らないように目をあければ、意地悪な願いを、果たせなかった約束を思い出して。
苦しそうに、息をはいた。*]
[しばらくしてから]
皆とお話したいな。
うん、色々と
[謝りたいのと、それから、いつもと同じように話していきたい。
きっと、まだ戸惑うけれど。
あと多分、ヤニクに話しかけづらい。
生きてるとはいえ、生きていたといえ…。
罪悪感が蝕む**]
[ライジの問いには
褒めろよ。
[憮然とした表情で呟いた言葉は場違いに響く。]
俺様はかっこよかっただろ。
頑張っただろ、だから――
[無茶苦茶な要求を突き付けながら、ライジの顔に浮かぶ作り物の笑みに言葉はだんだんと小さくなって。
最後には手を離して、一歩距離をとる。]
……ライジのせいじゃねぇよ。
あの二人が戻ってきても、そんな顔、するなよ。
メモを貼った。
メモを貼った。
[ヤニクの声や表情に、ゆっくりと瞬きを一度。
揺れる眼差しを隠すように。
頭に過ぎった思考から目を逸らすように。
再び目を開く時には、
先と変わらず、相変わらずな面持ちが戻る。]
褒めてやるから。逃げるなよ。
[離れたヤニクの手を追いかけ、掴み、
おかれた距離を詰めるように一歩踏み込む。
無事に捕まえたら、頭を撫でてやろう。
こうしていると、気は紛れる。
気付きたくない事に気付かずに居られる。
―これで良い。きっと。これで良いんだ。]
メモを貼った。
[手を掴まれ頭を撫でられて
ガキ扱いは嫌いだったけれど、いまでも嫌いだけれど、それでライジがいつもの顔をしてくれるなら。]
……も、もういいだろう! 離せよ!
[段々と恥ずかしくなって、最後は逃げてしまったけれど。
いつもの彼らしい顔を見れれば、安心した。]
[ひとしきり撫でてやったので、
逃げるヤニクは追わずに解放してやる。
そのまま、落ち着いた眼差しで、
再びモニタの中に居る二人を見つめた。
画面の向こうに広がる悪夢。
つい今し方まではあそこに居た。
此処には確かに失くしたはずの幸いがあって
取り戻そうと必死だった“思い出”があって
あの戦場とは違う“未来”があって。
理解はしている。ここが現実なのだと。
ちゃんと、理解はしている。
ただ、心のどこかが乾いている。
ここでの平穏には薄く薄く霞がかかっている。
どうしてか俺はそう感じている。幸せなのに。]
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