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【人】 墓守 ヨーランダ[飛蝗鼠が肩に乗って、それから、またフィルを向く。 (24) 2010/07/23(Fri) 11時頃 |
―生命の泉―
[ ぽちゃり ]
[割れる] [割れる]
[水面に映る姿は、割れる]
[溢れでる清らかな源、生命の泉]
[異形の大樹は、泉に与えられ生かされ、泉を護り生かす]
[それは命を繋ぐ水]
[ ここにあることが彼の願いの証 ]
[触れることができなくても、
想いを伝える言葉がなくても、
抱きしめる腕がなくても、
傍にいられなくても]
[けれど、
そこに生じた矛盾《バグ》、相反するもう一つの想い]
[ ―――銃声が響き、水面を揺らした ]
[彼の影は――亡霊は、
ただヨナの傍らに寄り添っている。**]
メモを貼った。
【人】 墓守 ヨーランダ[泣かないで、とラルフは慰めてくれる。] (32) 2010/07/23(Fri) 13時頃 |
【人】 墓守 ヨーランダ
(35) 2010/07/23(Fri) 13時頃 |
[亡霊は うん、見えるよ と頷いて、
泣かないで と囁きながら、その涙を慰める。
何かの言葉に、はじめてヨナ以外の者
―――フィルへと目を向けかけたけれど、
それは銃声に妨げられた。
ヨナが足を向ける先、影は常に彼女と共に**]
[紅の中から翡翠色が拾い上げられるのを、見る]
……持って行ってくれるの、かな?
[小さく呟く。
お揃いの翡翠色は、今となっては彼女と彼女が存在していた唯一の名残り。
紅の羽は、いずれ、とけて消えうせるはずだから]
『ボク』のいた証が残るなら……ソフィを生かしてあげられた事になるから。
……それで、いいんだけど……。
[元々、願いはひとつだけ。
ただ、『うしなわれぬこと』。
生きたい、と願っていた『妹』が]
─追憶─
[その異形がいつからいたのかは覚えていなかった。
気がついた時、少女の背には翼があって。
それでも、両親も幼友達も妹も、少女を生かそうとしてくれた。
小さな隠れ里。
そこでは、平穏に時間が流れていた。
けれど、その平穏さは、仮初。
異形は、周囲に大きく害を為す事はなかったけれど。
数年に一度、少女の大切なものを『糧』として喰らっていた。
最初は父。次は母。それから、幼友達。
最後に残ったのは、妹。
けれど、妹は、異形が害するより先に、病に倒れた]
[最後に残った大切なもの。
心の拠り所の喪失は、狂気を招く。
狂った少女は、異形の囁くまま、妹を喰らった。
食べてひとつになればいいよ、という、コエのままに。
血肉、記憶も。
そこにあったもの、全てを。
そして、残滓のような思念を。
「いきたい」という願いを。
知って。
ひとつになっても、否、ひとつになったことで。
その存在に触れられなくなった事が、狂気を加速して]
[その中から、選び取ったのは、喪失の否定。
本来の自分は、行方知れずとして。
自分が、妹として生きる、という選択肢。
消えたのは『姉』で、『妹』は生きている。
そうして、異形が次の『糧』を求めるまで──即ち、寿命が訪れるまで。
見つかるはずもない、『姉』という『探し物』をしながら、世界を彷徨い続けて、そして──]
……でも、最後の最後で、私に戻っちゃった。
けれど、ここにいたのが『ソフィア』だった、て。
そう、覚えていてもらえるなら、ソフィの事はどこかに残るよね。
[訪れた最後の瞬間、その直前に、本来の自分を取り戻してしまった、と。
ほんの少し、苦笑した、時]
……っ!?
[ふわふわとした意識は、響いた銃声によって、現の世界へと向けられる**]
[手帳の中に残された、そのページを読む者は居るだろうか?]
「僕の命はもうすぐ尽きるから、許されるなら支えの必要な人のために生きたいんです。
傍にいてくれた大切な人は、僕が居なくても大丈夫な、強い人だと思うから…─」
【人】 墓守 ヨーランダ― シィラが撃たれた場所 ― (39) 2010/07/23(Fri) 15時頃 |
【人】 墓守 ヨーランダ
(41) 2010/07/23(Fri) 15時頃 |
【人】 墓守 ヨーランダギィィイイイイ!!!! (42) 2010/07/23(Fri) 15時頃 |
【人】 墓守 ヨーランダ[シィラはヨナの身体に触手を巻きつけると、 (43) 2010/07/23(Fri) 15時頃 |
【人】 墓守 ヨーランダ[その姿を追いかけるものがあれば、見えるだろう。 (44) 2010/07/23(Fri) 15時頃 |
メモを貼った。
[砕け散った身体は、塵となって溶けて、
心臓はヨナの手首の腕時計に。
記憶は、書き連ねた手帳の中に。
そして思いは、
誰かが求めることがあるならば、
彼らの思い描く小さく優しく、そして儚い姿をとって、
そっと寄り添うことでしょう。]
メモを貼った。
【人】 墓守 ヨーランダ― 見張り塔 ― (62) 2010/07/23(Fri) 16時半頃 |
ヨナの髪の毛に紛れてチィチィいってる。**
―生命の泉―
[ 銃声 ]
[ 悲鳴 ]
[ 不協和音 ]
――……ヨナ、
ヨナ だめだ フィル、止めて
[水面を通して見つめた世界、
異形に駆け寄り縋る少女、止められない。
介入出来るはずもなく進行していく全て]
[ 大樹の枝葉はさわさわと震えたけれど ]
[ 生ある者には音は届かない ]
[チャールズの、懺悔の言葉]
[ ――殺すときには、
いつだって殺される覚悟を持っている。
穏やかな表情の意味は、そんな気もして ]
[神様のことはよく知らない。
けれどその姿は、
人の子の全ての罪を背負った人によく似てた。]
[ 人は何かの命を奪わずには、生きていけなくて ]
[ 赦すのは、かみさま だと言っていた。
かみさまは、それを赦してくれなかったのだろうか ]
[マーゴの元へと歩いている間に、
響く銃声。
蘇る記憶。
異形を"支配"しようとした、
とある学者の成れの果て。]
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