122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》
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[悪は嗤う。
男の望む情報を、口割る様子もない。
いっそ、最期の刻を迎えさせてしまおうかと その手に力を込めた時―――……>>384光が、灯った]
それは、“A”の――――……
[見覚えのある光に、男は目を見開いた。]
(388) 2014/05/18(Sun) 01時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/18(Sun) 01時半頃
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それがお前の手に在ると云う事は
………そうか、“A”から奪ったか。 いかにも“悪党”のやりそうな事だ。
[>>400優しく暖かい、愛の光。 それは祝福の光。]
安心しろ、お前を裁いた後
その時計は元の持ち主に還される。 この“正義”の手によってな。
[今、刃は振り下ろされん――――……]
(421) 2014/05/18(Sun) 02時半頃
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――――――ッ……!! 何が、……
[>>405突如、悪に虹の輝きが降り注ぎ、包み
それは悪の持つ象徴を刻んだ武器を 虹色の剣へと変貌させた―――!!]
この輝きは、……まさか虹色の想い≪レインボー・ブレイヴ≫……!
それは、お前が持っていて良い代物ではない。 分かっているのか――――……ッ!!
[噂にしか聞いた事が無い、その結晶体。 それが今目の前にある。]
(423) 2014/05/18(Sun) 02時半頃
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―――――……C、油断するな。
まだ正義≪処刑≫は完了していない。
[男は、悪から距離を取り構える。 男は、その光≪愛≫を知らない。
知らないものは、誰でも怖い。
だが、負けるわけにはいかない。 何故ならば、正義は必ず*勝つからだ*]
(425) 2014/05/18(Sun) 02時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/18(Sun) 02時半頃
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[―――――――――――どくん]
[――――どくん]
[>>490>>491>>492“悪”の言葉が進むにつれ 男の中の理性は告げる
『やめろ』『聞くな』『悪の言う事に耳を傾けるな』
だがしかし、人は開けたくなってしまうものだ。 その贈物≪パンドラプレゼント≫を ……―――中身が絶望だと分かっていても。
鼓動は大きく高鳴り、手に力が篭る。 その真相に辿りつこうとした次の瞬間>>494]
(523) 2014/05/18(Sun) 20時頃
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―――――――― ……ッ……!!
[尻尾まで掴んだ真相は、再び悪の中。 しかし男は既に気付いている。
男の、人形を見る目が先程までのものと違うのは 果たして誰が気付くか知れないが]
……教師ごっこが好きならば 彼の世で≪アイザック≫相手にでもやっていろ。
悪から教えられる道徳など、正義には不要≪いらない≫!!!
[男の身体から、闇が弾ける。 心の蟠りを強引に解き放つかのように、四方八方へと]
(524) 2014/05/18(Sun) 20時頃
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立て、アイブリード・フォード=アイザックU≪セカンド≫
アイザックの――――…… 世界にその名を轟かせた大悪党の≪後継者≫が 心臓を切られた程度で、くたばる訳がないッ!!!!
お前は、お前だけは――――
この手で制裁≪処刑≫してみせる!!!
[――さあ、始めようか、正義と悪の兄弟喧嘩を――]
(526) 2014/05/18(Sun) 20時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/18(Sun) 20時頃
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ぐァぁぁ ぁ ――――……ッ!!!
[>>531悪の言葉は、男の身を切り裂く!! それは実体の刃ではない、だが男にはこれ以上ない凶器。 男の信じる正義が今、壊されようとする最中、男は叫ぶ]
お前に、お前≪悪≫に分かるものか――――……
“悪”の下に生まれ この、闇色に染まる身体を持ち それでも、奴と違う道を進みたかった者の気持ちなど!!!
[だからこそ、“A”や―――― “湖の騎風神”の光に、憧れた。]
(556) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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お前に何が分かる――――アイブリード!!!
[>>532男は再び、激昂し、叫ぶ。]
こいつは痛みを感じる事もなければ 感情を感じる事もない、そう云う人形だ。
だからこそ、アイザックに創られたという 悪の象徴≪シンボル≫が刻まれたこの人形を
正義の為に使う事が、俺の、奴への反抗だった。
[>>548人形が止めても男は止まらない]
(559) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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分かって、………ッ い
[>>550言葉を重ねる人形。 見てしまった、その顔を。
今までどうして気付かなかったのだろう、その顔は ――――……何処か、自分にも似ていて]
……――――― かあさ、
(561) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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――――― よくやってくれたなァァアア My Sweet……
(562) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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[ドゴゥン]
(563) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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[ドゥ グォァ……]
(564) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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[ドゴ ゴ ゴ ォォ ゥ……]
(565) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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[闇の中から、男のものでない声が聞こえたのは一瞬。
次の瞬間、世界の悪という悪を凝縮したような 黒々とした闇――それはまるで、ブラックホール――が
対峙する“悪”に襲いかかった。]
(566) 2014/05/18(Sun) 21時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/18(Sun) 22時半頃
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――――――― ………ッ、 は………
[男の意識は、再び舞い戻る。
それは>>579“悪”の身体が、 自身の放った闇に飲み込まれた後。
全てが“悪”夢であったかのように消え去った。
只一つ残っていた>>581青く輝く光の霧も 男が回収する筈であった銀時計と虹色の想いを連れ 暫くして、何処かへ消え去ってしまったのだが。]
(629) 2014/05/18(Sun) 23時半頃
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………弱い、か………
[>>571男の意識が残っている時に聞こえた最後の言葉。 悪に教えられる事はないと、そう思っていた。
震える左腕を、右手で抑える。]
―――――……確かに、そうかも知れないな。
[父親に囚われて、見るべき明日を見失っていた。
悔しいが、それは認めざるを得ない。 そうして、自身と向き合う。]
(631) 2014/05/18(Sun) 23時半頃
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[だが、父親を赦し、認める気には到底なれない。
例えばの話だ。 人を多く殺した犯罪者が、愛に目覚めた所で これ以上罪を重ねぬと誓った所で、過去の罪は消えない。
犯罪者の残した傷は、ある者にとっては一生消えぬ傷なのだ。
やはり、父親は恨めしい。 だが、しかし―――――……]
(632) 2014/05/18(Sun) 23時半頃
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[>>614男は振り返り、人形に向き直る。
その顔には、困惑した瞳。 今まで見た事のない表情が、其処にはあった。]
――――――……正義、執行完了。
よくやった、C…… いや
[一歩、また一歩と人形に近づき その小柄な身体を見下ろして]
(633) 2014/05/18(Sun) 23時半頃
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今まで、お前の事をCと呼んで来たが それは、俺が個体名を取っただけにすぎない。
だが
――――…… お前の、“呼ばれたい名”は何だ?
馬鹿げた問いだと、受け流してくれても構わない。 感情のないお前に、こんな事を聞くなどと 俺らしくないと一蹴してくれても良い。
(634) 2014/05/18(Sun) 23時半頃
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………そうか、ならば 付いてこい “C”
[>>641薄い蒼色の瞳。 それは男の持つ瞳の色と似ていた。
“気にいっている” 感情持たぬ人形のその一言が沁みた。 だから、呼び方は変えぬままで]
―――――……まだ、俺達の正義はこれからだ。
[翻したコート。 しかし、その背が負う闇の気配は 邪悪な魂を感じさせる程に、*重く*]
(650) 2014/05/19(Mon) 00時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2014/05/19(Mon) 00時頃
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