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[文化祭を模した校舎はきれいだった。
本来は存在しない4階、そこは薄暗く物寂しかった。
どっちがほんとうか、じゃなくて、
どっちもほんとう、なのだろう。
綺麗じゃないものだって抱えてるのがひとであるからして]
[院内に向けて歩を進める足音は二人分。
ロビー状の待合室であっても暖房はきいていて、
もはや白い息を吐き出すこともない。
これこれこういう事情でして……と、
カウンターのお姉さんに話す役はとりあえずイロハがやることにした]
……おかしくない、かもね。
[一足先に待合室の長椅子に腰をおろすと宇井野の言葉に頷いた。
――雪、どれくらい残ってたっけ。
道中全然気を配ってなかったし、それに、
今朝見たニュースがどんなものだったかなんて、
養の世界での出来事よりも曖昧になっていた]
……それよかさぁ、宇井野くん。
あたし達がここにいるということは、
向こうには今頃、あたし達のマネキンが残ってたりして。
アイちゃん、みたいに?
[ちょっとは無残な姿になったかなあ、と、他人事じみて思う。
相原みたく、さながら殺人事件の現場を作り出してしまったこと、
きっと、誰かに言われたって、そんなには気にしないのだ*]
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[通話を終えた紫苑は、新着を告げていた
メッセージアプリを開く。
相原からのメッセージが一件。
夢は夢じゃなかったらしい。
あの空間のホストが誰かを理解して、
ふと思い出したのは、いつかの会話だった。]
[“いる”じゃなくて、“いた”らしい、
「生まれたら最初に出会う人。」
紫苑の耳ははっきりとそれを捉えていて、
けれど、聞き返すことはしなかった。
だって、俺たち、そんなに親しい訳じゃない。
けれど、もし踏み込んでいたら、
彼が思い切る事はなかったのだろうか?
問うても紫苑には分からない。]
[出来ることはせいぜい、
彼の選択の結果を見守ることくらいだろう。
相原のメッセージに、
養が搬送された病院が書いてあった。
家を出る前に、少しだけパソコンを触ってから、
簡単に荷物を纏めて、コートを羽織る。
イヤホンの代わりに、伊達眼鏡を着けた。
泣いて腫れた目を誤魔化すためだ。
一歩踏み出した外の景色は、
雪景色などではなく、夜の紺に染まっていた。**]
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【人】 剪毛工 レナータ
(208) 2019/06/15(Sat) 16時半頃 |
或いは、精神的に不安定な人なら、
養以外にも当てはまるんだろうけど。
[ 其処は流石に、見えない処だ。
他に生死の狭間にいる者がいるって、
そんな連絡がない今は
あれは養の世界だって、
それを前提に話を進めるのがわかりやすい。 ]
[ 灰谷が、受付に話を通す間
宇井野は一方後ろに立っていた。
話し上手だ、って、いつも思う。
視線をちらと、外の方にやったら、
地面はうすぼんやりと明るくて。
積もったまんまの雪が、
朝の記憶と矛盾してくれないから、
どこから境界を越えたのかもわからない。 ]
[ マネキン
そうだ、マネキン。って。
あの校舎を思い浮かべて、ぞわりとした。
マフラー越しに、喉に触れる。
この首を、絞めて。
確かに死んでいく感覚。 ]
マネキンを運ばせてるんだろうな。
相原のは、えらい姿になってたが。
[ 声色は別段、変わりなく。
いつも通りなのだけども。 ]
[ あの、汚れた包帯を、
ちぎれそうなほどに引っ張って。
ほんとは、誰かを助けるための道具が、
喉に深く食い込んでいったんだ。
一瞬、呼吸を忘れてしまったように、
息が、止まった。
すぐに吸って、吐いて。異常なし。 ]
死んだん、だな。あっちの世界で。
……死んだら、戻ってくるんなら。
養も、そう、なのか。
[ 灰谷は存外、平気そうだ。
宇井野の顔も、いつもどおりの形で、
少し眉が下がっているだけなのだが。 *]
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【人】 剪毛工 レナータ──回想:相談事── (211) 2019/06/15(Sat) 18時頃 |
【人】 剪毛工 レナータ
(212) 2019/06/15(Sat) 18時頃 |
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[見えない可能性。
いちいち追っていてもキリがない。
誰かと誰かの世界がまじりあうこともあるんだろうか、って、
そこはちょっとだけ興味深かったけれど。
「クラスメイトが病院に運ばれたって聞いて」――とイロハは受付のお姉さんに話した。
緊急事態だったけれどしどろもどろにならないですんだ。
「たぶんあたし達を入れて全部で10人くらい来ると思います」とも言ったけれど、
いつになるかはイロハにもわからない。
――他のみんなにも、来たりしているのだろうか。
帰る順番が]
[いろいろ、気になることはあるけれど。
目下の話題はマネキンについて、だ。
運ぶのたいへんそうだよね、宇井野くんのマネキン。
[応じるイロハの声もいつも通り、だ。
いつも通りに見上げていても、しかし、
宇井野に一瞬生じた異常には気付けていなかった。
きっと、イロハもイロハで別のことを考えていたせい]
[思いを馳せる。
回る視界だとか、内側から変な音がして足がつかいものにならなくなったとわかってしまったこととか、
そもそもどうして階段のてっぺんから飛ぼうと思ったか、という、
幾度思い返しても変わらないだろうひとつのアンサー]
………、それは、そうなのかも、としか、言いようがない、けど。
[あちらで死んだら戻ってくるのか。
呟く宇井野の顔はおおむねいつも通りだけれど、
精神世界のこと、あんまりひとごとじみて話してなかったことを思うと、
どこかしら憂いているのかもしれない]
あのね。
あたしも死んだんだと思うよ。
……死んでもいいや、って気持ちで落ちたんだ。階段から。
それで帰ったんだから、養くんが、……ちゃんと、
帰るつもりであっちで死ぬことを選んだのなら、
それは……ちゃんと、喜んであげた方がいいと、思うよ。
[もちろん、穏便に帰る方法があればそれに越したことはないのだけれど]
………宇井野くんは死ぬの怖かった?
あたしは、……ちょっとね。
[どうなんだろう。
あちらで死ぬことに何の意味があったんだろう。
思いつつ問いかけるイロハの表情は、静かに落ち着きを保っていた*]
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[ あの教室にいた全員が、
この病院に揃う時は来るのだろうか。
失踪事件、大抵は皆戻ってくるらしいけども。
校舎のあった世界の生まれた意味、とか。
待合までのほんのわずかな時間の間に、
考えてしまったりもするのだ。
気になることが混ざり合う中で、
なんとなく、自分のマネキンをイメージする。 ]
……だろうなぁ。
わりとインドア揃いだったし。
[ 一人で運ぶのはまず無理だろうな、とか。
冗談めかそうとして、声が上手く弾んでくれない。 ]
[ 長椅子に腰は下ろさずに、
近くの壁に背を預ける。
エナメルは、どさりと床の上。
確定事項は限りなく0で、
あの場所についてわかることなんて
殆どないのが現実だ。
ああかもしれない、こうかもしれない。
そればかりが飛び交うことになるのだろう。
座る灰谷を見下ろした。
つけっぱなしのマフラーに顎が埋まる。 ]
気づいたら死んでた、みたいな。
なんか、そんな感覚だ。
だから、怖さもあんまり。
[ 嵌らない苦しさをだましたかった。
たったのそれだけの話だ。 ]
死んだら、どうなる、とか。
考えなかったか。
[ 宇井野は、考えなかった。
口許のマフラーに指をかけて、
ぐい、と。少しだけ、下ろして。
真っ白くて、どこか薄暗い天井を仰いだ。 ]
死ぬ、って。
本当は二度と、ないことだ。
死をどう解釈するかってのは人次第で、
そこをとやかく言うべくもないが。
そりゃあ、あっちで死んで、
こっちで元気に出来るなら良いんだが。
死ぬって感覚だけは、
なんとなく残っていくんだろうから。
[ マフラーから出した口許は、
曖昧な笑みの形を取る。
どんな顔をすれば良いかわからない。そんな形。 ]
素直に喜ぶことは、難しいな。俺は。
[ 喜んであげたら、って、言った。
そんな灰谷は? って
問うように、視線を流す。
感情の名前から目をそらし続けて来たから、
こういう時だって 自分の心すらわからない。 *]
[今までの交際経験の中で
彼女を寝盗られたことは無かった。
多分、幸せだったんだなと紫苑は思う。
はるちゃんに対して怒りは湧かなかった。
寂しいけど、仕方ない。
とはいえ、紫苑は聖人ではない。
全てを飲み込むなんて出来るはずもなかった。]
[病院に向かう前、
悪夢のような雑音に紫苑は手を加える。
女の音声は誰だか分からないように加工して、
男の声はそのままに、音声データを書き出した。
少し時間はかかりそうだけど、
きっと、帰った時には終わっているだろう。
捨て垢で掲示板にでも貼り付けてやろっかな。
紫苑はひとり、夜の道を歩きながら微笑む。
案外、自分は性格が良くないらしい。]
―病院―
[雪が残った道を歩いて、
紫苑は目的の場所に辿り着く。
見えた姿は、あの校舎でも見かけた面子
目が合った紫苑は、ひらと手を振った。]
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