160 東京村
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[それは、十数年前に降りた、あの駅の名前だった。]
絶対に、帰ってやる…… 絶対に……
[そう言って、スマホを手にとる。
電話も繋がらない今、twitterでしか元の世界と繋がる手段がなかった。]
[すぐに彼の「きさらぎ駅実況」はネット上で話題に上がった。
フォロワーにリアルの知り合いが多かったため本当に連絡がつかないと裏がとれたこともあったが、
合わせて設定されたアイコンが「日本人離れしたハーフらしい顔つき」だったことと、
アイリスのフォロワーであったこと、
過去のツイートから付き合っていたと思われることから、一部では「アイリスの呪い?」などとも囁かれるようになった。
彼のつぶやきはTogetterにまとめられてRTされるが、”バッテリーやばい”の言葉を最後に呟きは途切れている。**]
― きさらぎ駅 ―
[「廻谷なぎさ」の形をした女が、「きさらぎ駅」のホーム内の椅子に独り座り、スマホを操作している。]
[ただ、その顔…口許には、「痣」が無かった。]
[「痣女」の噂を「表層の世界」に残してきた事を示すかのように、「きさらぎ駅にいる廻谷なぎさ」には「痣女」の象徴と言うべき「痣」が無い。]
/*
あ、今日から襲撃できるのがひなこちゃんだけになるよね。
忘れない内に村建て発言を渡しておいた方が良いかしらね。
/*
渡しちゃった…★
だって、ひなこちゃんの描写見たいじゃないですか。
でも時間とか体力の都合でちょっと…!って時には、適当に何かするから、遠慮なく投げ返してくれて良いですからね。この先いつでもね。
早々に襲撃をひなこちゃん一人に任せる事になっちゃってるので、巻き取れるとこは巻き取ります。
/*
あ、渡しちゃった。
そしてミルフィさん以外の可能性を特に考えてなかった。
まあ、その時は日が変わってからまた、ひなこちゃんからその人に渡してくれても問題無いですし。
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[職場で、新宿駅の事故の遅延に巻き込まれたのは俺だけではなかったから、いくらこの会社でもとやかく言われることはなかった。どうせご奉仕でもしないと終わらない量の仕事だ。ほんとのところは始業時間に意味なんてない。会社からすれば、33番という歯車が滞りなく回ってればそれでいいのだ]
「33番、お前、ここサインしとけよ」
[不意に上司に渡された書類に、33番と書いて突き返すと、上司は「ハア?」と怪訝そうな顔を浮かべた]
「ちげえよ、オマエの名前だよ」
[そりゃそうだ。なにしてんだ俺。 ついヘラヘラと笑ってしまうと、上司が人を小バカにでもするように笑う。鏡みたいだ。
改めて書類に、自分の名前をサインしようとして、その手がふと止まった。誰にでもあることだと思う。他人の名前が急に出てこなくなることが、まるでそれと同じような空白が頭のなかに広がっている えと……俺の名前……]
「……お前さ、今日はもう帰れ」
[顔をあげると、見たことのない顔をした上司が、俺を見下ろしていた。ああ、いや、違う、この顔は見たことがある。 確か、突然PCがブルースクリーンになったときも、こんな顔をしていた]
(272) 2015/06/07(Sun) 01時半頃
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―新宿駅・ホーム―
[電車を待ちながらケータイをいじっていると、今朝の事故に関するニュースが目に飛び込んできた。人身事故だけなら、べつにただそれだけのよくある出来事にすぎないはずなのに、俺はその記事から目を離せなくなってしまっていた。 ニュースなのかただの虚構にすぎないのか、まるで判断できないひとつの記事。
今朝の人身事故の被害者は、『口許に大きな痣のある女』と『ハーフらしい男』 飛び込んだところを目撃した証言は幾つもあるのに、肝心の死体は消えてしまっていること。
つい、鏡を取り出していた。 あっちにならいるんじゃないかと、思ってしまっていた。 鏡を線路に向けてみても、俺にはなにも見えない]
(277) 2015/06/07(Sun) 02時頃
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[電車が減速したのを感じてすぐ、駅名のアナウンスが始まった。
電池が切れて使い物にならないスマホをポケットにしまう。
twitterでも「降りるな」と言われていたし、以前の経験からも降りるつもりもなかった。
それとなく、きさらぎ駅を車内から見下ろしてみる。]
………!
[ホームに誰か、いる。ホームに設置された簡素なベンチに、誰かが座っていた。
あれは……]
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[『犯人は痣女』『それと、きっと複数犯』 足元のおぼつかないふわふわした感覚のまま、昨夜のリプライを思い出す。 これも、アイリスのあの画像の続きなのだろうか。 アイリスを失踪させた二人に誰かが復讐した。つい、そんなことを考えてしまって、まさかと思い直す。 なんでもかんでも、くっつけて考え好きだ。 たまたま、アイリスが失踪したと噂が広まり無惨な姿のコラ画像が出回り、 たまたま、犯人は痣女という告発のツイートを見たその翌日に、痣のある女が飛び降りて死体が消失しただけだ。 ……? そんなたまたまがあるか? そもそも、本当に犯人は痣女なのか?]
[震える手を必死に押さえつけて、俺はあのアカウントにリプライを打った。 まさか……]
『共犯と一緒に痣女も消えたかもしれない。本当に痣女は犯人だったのか? お前が消したんじゃないか?』
[痣女が犯人と拡散したのはこの(ケイトさん)のアカウントじゃないか!]
(279) 2015/06/07(Sun) 02時頃
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[気がつくと、自分の足はホームにあった。
ゆっくり、その人影に近づく。走っては逃げてしまう気がしたから。
]
[お互いの顔が視認できるところまで近づく。
その女の顔を、まじまじと見た。]
…………ッ………は〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………
[大きく、吐き出すようなため息をついた。
落胆したような、安堵したような。
膝に手をおいて、前屈するように上半身を屈める。
長い髪が流れて、表情は読み取れない。」
…………あー………
[言いたいことは沢山ある。
言い足りなくてたまらなかったはずなのに、
どれにも優先順位がつけられなくて言葉につまる。]
………何でここにいんの。
[言葉を発すると。
電車は出発してしまった。
振り返らず。顔を上げず。
音だけでそれを見送る。]
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