246 とある結社の手記:9
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
[普通の人間なら。
誰だって思うことだ。
お前を殺すと名指されたら、恐ろしく思うに決まってる。]
[ぇぼ。とくぐもった音がした。流れ出していく血の量が増える。ぐじゅぐじゅにされた腹から覗く赤い塊からも、ぼた ぼた。と固形物を含んだ粘度のあるものが落ちていく。]
[ああ、でも。こんなに死ぬのが苦しいなら。
──オレだって、誰かに。 たすけてほしかった。]
[ 『また機会があるよ。
じゃぁさあ、
次はラルフから誘ってほしいなー』 ]
[そんな機会は、もうこない。二度と。]
[暗がりに取り残された男の全身は、まるで赤い泥を塗りたくったように固形ぶつ交じりの汚い湿り方をしていて
いつも飄々と笑っていた口は、
薄く、半開きになったまま、
声を発するでもなく、血と呻きを垂れ流している。]
[ ああ。でもそれも、天罰なんだろうか。
ワンダを殺したことの。イヴォンを殺したことの。]
[── 知らないところで、他人が死んでも。
そんなことは知らないと、
人狼を見逃したことの。]
[この村に来る前の話だ。
人狼の襲撃現場に、居合わせたことがある。、
採集に行った森の中で、その死体は、腹をえぐられながらも
──濁った眼で、こちらに首だけを向けていた。
まだ生きていたのか、助けを求めようとしたのか。
喘ぐようにぱくぱくと唇だけが動いた。
死体の上に馬乗りになっている影に気がついたのは、
そのあとのことだったのを、イヤにはっきり覚えている。]
[死体と、殺した人間。 ───どちらも。
どちらも、知り合いだった。]
[ 『今日はやめるって言ってたのに、どうして来たの』 ]
[真っ赤な口をしたまま、あんまりいつもどおりみたいに話しかけられて、頭が混乱したのを覚えている。
その時も、声が出せなかった。]
[足がはりついてしまって動けないまま、
またがっていた方が、
口元にはりついていたそれを飲み下すのが見えた。
襲撃者が、淡い栗色の髪を払う。
髪をまとめるスカーフが少し揺れる。
現実感がなかった。
遅れて、殺されるかもしれない。と、思った。
…
それで、ぞっとしたのを覚えている。]
[ただ、でも。
結論として、そうはならなかった。]
[ならな、かった。]
[頬を真っ赤に染めている血に、
一滴ぶんだけ。
血を洗い流したように筋が見えた。]
…逃げなよ
『逃げなよ』
[はじめて出せた声は、
相手のそれと被った。]
[ハア? と、向こうが先に目を丸くした。
状況がわかっていないと思われたのかもしれなかった。自分だって、襲われるかもしれないということに、こっちが気づいていないと思われたのかもしれなかった。
彼女は、蓮っ葉に小さく噴き出して]
『……今はおなか一杯だから、見逃してあげる』
[それが、これまで。──好きだった、初恋だった彼女の笑顔とまるきり同じで、喉から声が出なくなった。]
[── なんで。とか、どうして。とか、
そういうことを何も言えないまま。
じゃあね。と短い別れの言葉ひとつで
彼女は、村の方に戻っていった。]
[死んだ友人との間に何があったのか、
詳しくは知らない。
ただ、小さい村だったから、
その事件は大きく騒ぎになって。
でも、野犬のしわざだろうと。
最終的にはそういうことでカタがついた。]
[あんなに、(こんなに)腹を暴かれて
食い散らかされていたのに。]
[助けを求めるような顔で、濁った眼をさらしていたのに。
犯人は捕まらないまま──誰も彼もが、
だんだん彼のことを口にださなくなった。]
[それでも、]
[人狼だとかなんだとか、そんな不確かな話で、
村がざわついている間。
通報は、──誰にも、しなかった。]
[彼女を、大切に思っていた。
そのせいだったかもしれない。]
[それとも、
あの涙を見てしまったせいか。]
[答えは出ていない。ただ、少し。
少しだけ、──彼女については。
人狼として抱えるものに触れてしまったのが
きっと、それがだめだったんだろう。]
[彼女は気まぐれなのか、黙っているなら構わないと思ったのか、自分のことを襲うことはないまま、時間だけが過ぎていった。
村の人間には、深くかかわらないようになった。
表面だけ、愛想をよくして。
深いところには、なるべく触れない。
そういう生き方になった。
───そうしてたまに、人がいなくなったと
そんな噂話を聞くようになった。
そうして17になるころには、幼馴染だったうちの片割れのひとりも、いつの間にか村から消えていた。]
[多分、──たぶん。彼女は、今でも。
少しばかり泣いたりもしながら、
──人を、食べて生きてるんだろう。]
[宿屋の主人に、人間じゃない残念だといわれても、曖昧に、笑うしかできなかったのは。
人殺しを見逃した自分だって。
他人の死を許容したって意味では、
人殺しの、同罪だと思ってたからだ。]
[人間は嘘を吐く。大事な人を庇う。
他の誰がどこか死んでたって、
そんなのは見てみないふりができる。]
[ ぐゥ と、喉が鳴った。]
[だから、イヴォンの行動にも、
──自分が真っ先に気づいたんだろう。]
ぅ ぇ
ぶ ァ …ッ
[せりあがる気持ち悪さに、半開きの口が震える。そのまま口は『中身』を吐き戻した。丸めた背中が痙攣する。]
[いたい]
[苦しい]
[もう楽になりたい]
[──許して]
[許して、助けて、殺さないで!]
[ああ! だけど、だけどだけどだけど!]
[この痛みは、苦しみは!]
[オレが今まで、
見ないふりをしてきたものだ!]
[許して? 助けて? 殺さないで?]
[そんなの、何十回、何百回。
これまでに食われてきた人間が、
そんな思いを抱かなかったなんて。
そんなことはありえない話だ。]
[ああ。だって、だって。]
[だって、こんなに
熱いのにさむくて
苦しいのに息が吸えなくて
目の前が真っ暗で脳髄が、黒に押しつぶされる。
寂しく寂しくて──
黒い沼の落ちるみたいに、怖いのに。]
|
[ロイエの話が真実ならば、リンダの意思を尊重する余り、リンダを今まで嘘つきにさせてしまっていたという事だ。「ワンダが人狼」という情報すら隠して。その結果、ロイエとリンダ、どちらへの信頼も崩れかけている。
ロイエの話が嘘ならば、リンダを庇うふりをして彼女の信用を落としている、という事になるのだろうか?あんなに信頼しあっているように見えた、二人が。ロイエの正体が人狼側なら、その行動は理解できる。然しロイエが人間なのに更なる身代わりの為に嘘をついていたら…泥沼だ。]
………、
[>>193ロイエの話を聞いたリンダは、ロイエも自分が嘘つきだと言うのかと怯える反応だった。それは、ロイエの話す「善意で霊能者の身代わりをしていたリンダ」とはかけ離れていると感じた。]
(205) 2018/08/01(Wed) 13時頃
|
|
『俺は、最初の処刑候補に名乗り出た時、 同じく占い師の代わりに食べられたいと言う リンダさんは考え方が近いと思いました。 今は、その考えを改めましたが。
ロイエさんの方が、嘘をついていると思う。』
[>>193>>194虚ろに震え、怯えるリンダはこのメモを見てくれるだろうか。見てくれなくとも、自分の考えを示すように中央のテーブルにそのメモを置くだろう。]
(206) 2018/08/01(Wed) 13時頃
|
|
[ルパートとパティが、モンドとスージーが語気を強めて言い争う。気持ちがバラバラになっていくのを感じている。
それぞれの話を聞き留めながら、己を人間だと保証するというノアに、メモを手渡す。]
『ノアさんが本物の占い師なら、 占いで直接人狼が見つかっていなくても、 リンダさんが本物の霊能者と信じる場合。 消去法でルパートさん、ロイエさん、スージーの3人が人狼 という事になると思うんです。
狂人ピスティオがあえて仲間割れをしているなら、モンドさん。 ロイエさんが本物の霊能者なら、ワンダさんとリンダさんも 人狼の可能性があります。
ノアさんは、リンダさんとロイエさん、モンドさん。誰を信じますか?』
[手渡す表情は、とても不安げだった。**]
(208) 2018/08/01(Wed) 13時頃
|
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 13時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 13時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 13時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 14時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2018/08/01(Wed) 21時頃
|
[モンドとスージーのやり取りを、じっと聞いていた。 ピスティオを信じるか、モンドを信じるか。
どちらの行動理由も、その人の立場を思えば自分は理解できるように思えた。イヴォンが居なくなった事で、人が変わったような様子のピスティオが気がかりであるが…先ずは消沈している様子のモンドにメモを見せる。]
(238) 2018/08/01(Wed) 21時半頃
|
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る