人狼議事


212 冷たい校舎村(突)

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【人】 保安技師 ナユタ


[ おまえらを模したマネキンを見ても、

 帰れた。 じゃなくて、
 いなくなってしまう。 と、思ってしまったのだ。

 この場所が怖いとか、気味が悪いとか、
 おかしい場所だから脱出しなければ とか、

 そんなことよりも、現実を思うと、
 いき苦しい。

 なあ、みんな、なんでいなくなんの。

 帰りたい と、思わないな。
 だけど、ひとり も、苦手なんだよ。

 誰かさんの言うとおり。*]
 

(71) 2017/03/16(Thu) 19時半頃

[ほっぺたふにっふにされるのは痛くはなかった。
最初は冷たい指先にびっくりしたけど、時間が経つにつれ慣れたというか、
いい具合にわたしの温度がうつってきたみたいで気にならなくなったというか]

気にしないで。

[指を離して謝るささらちゃんに、笑い返した後。
みんなを指して大丈夫、と言われれば俯いてしまう。

ただいまとおかえりを言い合って、笑い合う。
ささらちゃんとはそれができたけど―――、]


[薄情と思われるかもしれないけれど、
今この時真っ先に思い浮かぶのは、
ちよちゃんの言葉、だとか、繋いだ手にぎゅっと力がこもる感触だとか、
勝手にいなくなって慌てているかもしれない姿だとか。こっちはただの想像だけど。

泣いている姿は想像できなかった。
むしろわたしにしたみたいに誰かを励ます姿の方がしっくりくる。

そういう、しっかりしたところに、向こうでもずいぶん助けられてきた。

……ああ、元気でやってるかな。
そして無事に帰れるのかな]




………そう、だね、きっと大丈夫だよね。


[ようやっと顔をあげてほんのり笑う。
今わたしにできるのは、信じることだけ。

行こう、って言って手を差し伸べた時、
ポケットの中でスマートフォンが震えた。
ちょっとごめん、って言い置いて、ポケットから出したスマートフォンの画面をタップする。
つばさちゃんからメールが来ていた]

……つばさちゃん、夜用の出入り口のところで待ってるって。
はやく顔を見せてあげよう。

[告げて、改めてささらちゃんの手をとって、
病院に向かうことにする*]


メモを貼った。


【人】 保安技師 ナユタ

 ── 現在:2階 教室 ──

[ パネルから剥がしたポスターの四隅を、
 椅子を台にして、順に、黒板に止めているとき だった。

 おうい>>96

 閉ざした扉の向こうから、
 聞こえた声に、俺は、
 ポスターを持った姿勢のまま、入り口に視線を移す。

 聞き慣れた声。]
 

(104) 2017/03/16(Thu) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 咄嗟に、言葉を返そうとする。けど、
 一度開いた口は、はく と、
 無意味に空気だけを吐いて、閉じる。

 不機嫌そうな声で、「 なんだよ 」とごまかすことも、
 「 元賀だよ 」って、フツウに、告げることも、

 そのどちらも、できそうになく、

 つーか、口を開くと、声よりも先に、
 涙とか、言っ身のない呻きとか、
 そういうものがこぼれていきそうで、

 俺は、無言のまま、
 目を丸くしている理一>>96の反応を伺うように、
 まっすぐに 視線を向けた。*]
 

(105) 2017/03/16(Thu) 22時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── うん、 元賀

[ 息を吸い込んで、吐くみたいに、ゆっくり。

 呼吸のついで みたいに、言い切って、
 それから、小さな声で付け足した。「 たぶん 」。

 たぶん なんて言ったって、
 俺はこれが元賀だ って、微塵も疑っていない。けど。

 理一の眸に浮かぶのは、
 戸惑い のような色>>106で、
 それを見て、俺は。]
 

(109) 2017/03/16(Thu) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ



[  ……そうだよな って、思うし。 ]

 

(110) 2017/03/16(Thu) 23時頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 視線はうつろって、俺のほうへ。>>107
 俺はうつむく。

 うつむいたら、なんかこぼれてきそうだから、
 やっぱり、上向き経由で、前を向いて。

 向けた視線の先で、理一は笑った。>>108

 それって、気遣いかな と、俺は思う。
 やっぱり、隠せないよなあ とも、思う。

 うん。泣きそう。情けないことに。]
 

(111) 2017/03/16(Thu) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ それでも、また深呼吸に混ぜ込む みたいに、
 言葉と息を一緒くたに吐いて、首を横に振る。]

 ……いい

 俺がはじめたことだから、
 ちゃんと、俺が終わらせなきゃいけない気がするし

 ……でも、暇なら手伝え おまえ上な

[ できるだけ手短に、言葉を切り上げたって、
 ぐずぐずとした声になるのは、避けられないし。

 俺はそう言ったきり、また黒板に向き直って、
 下唇をかみしめる。ぺたぺた テープを貼り付けてく。]
 

(112) 2017/03/16(Thu) 23時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 ── 理一も さ、無理してない ?

[ 手を貸してくれたか、どうかはさておき。

 視線は黒板に向けて、手を動かしながら、
 何気なく聞き返せたなら、大成功。*]
 

(113) 2017/03/16(Thu) 23時半頃

[つばさ氏は夜間の出入り口のところで待っているらしい。
莉緒ちゃんからそれを聞いて、足を進める。
少し暖まった手で、ふたり揃って向かえば不安もきっと紛れる。
……紛れてくれたらいいなあって、思う。]


— 病院 —

[夜間入り口は、と探していたら、
こちらに向かって手を振るつばさ氏の姿が見えた。]

連絡ありがと。
どう? 橘くんは助かりそう?

[今の状況を、つばさ氏は教えてくれる。
現在手術中で、助かるかどうかは五分五分といったところらしい。
病院の人が言うには、生死を分つのは患者の気力と体力次第、と。

わたしたちにできるのはやっぱり、待つことだけ。

ロビーに入ったすぐのところ、雨風を避けられるくらいの場所で、
他に来るであろうクラスメートを待ちながら、静かにじっとしているしか。*]


メモを貼った。


[二人揃って病院へと向かう道すがら。
ささらちゃんと話せたことでわたしには、
ちょっとばかり他のことを考える余裕ができていた。

ホストが誰だったのか分かったけれど、
あの校舎(せかい)の仕組み、みたいなものについては謎はまだ多い。

つばさちゃんに似たマネキンは何だったんだろう。
つばさちゃん本人は無事に帰れていたわけだけど、
あれのおかげで無事を確認するまで色々心臓に悪かったのは事実]

……結局、帰ったひとの代わりだったのかな、あのマネキンは。

[たぶん、きっと、そう。
だとすればわたしだいぶ無残な姿だよ……とは、
口に出せないまま小さくため息をついた]


[そうこうしているうちに病院の建物が見えてきた。
夜間出入り口側に回る。
つばさちゃんの姿が見えたら大きく手を振った。
そうして彼女の口から現状を聞く]


……そっかあ。

[手術中で。
助かるかどうかは五分五分で。
あとは患者さん次第だって。
言われたわたしは粛々と頷くことしかできない]


[ロビーの、まだ出入り口に近い辺りから、
手術室のある方角に、祈るような眼差しを送っていると、]

……あれ?

[病院の奥からこっちへ、
出入り口から入ってきたわたし達非入院患者とは、
逆の方からロビーに向かってくる人影を見つけた。
そっと人影に近付いていく]

こんな時間にどうし……、

[お見舞いにしては遅すぎる、というか、
電動車椅子に乗って入院着を身に着けてるからむしろ患者の可能性が高い。
ともあれ気になって声をかけたんだけど、
相手がクラスメイトだと気付いて途中から驚くような声をあげた]


あれ……上須賀くん? 上須賀くんだよね!?


[ばっさりと切られた髪。
身体のあちこちにつけられたパッド。
車椅子で移動する姿。
教室で見る姿ともあの校舎で見た姿とも違う。

入院してる、と皆方先生からちらっと聞いてたのを思い出す。
だけど、これは見たところちょっとした入院って感じじゃない。

帰ってきたのを喜ぶのも忘れて、
しばらく驚いた顔で見つめるばかり**]


【人】 保安技師 ナユタ


 無理してるように、見えない あんまし

[ テープが皺にならないように、
 端からおさえて、丁寧に貼り付ける。

 降ってきた声>>131、やっぱり、
 いつも通り じみていて、

 ちょっとしたおふざけ みたいな声音に、
 今度はもう少し、平気 に喋れていた はず。

 最後の眸、白い眼差し に、
 また、蓋をしながら。ぺたり。]
 

(133) 2017/03/17(Fri) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


 でも、気ぃ遣ってくれたんだなって

 ……思ったから、

 ひとのことばっか気にして、
 自分のこと、気づけてないんだったら、
 …………嫌じゃん

[ きっちり、ポスターを引っ張って、
 ぴんと伸ばして、テープを止めたら、出来上がり。

 おっしゃ って、完成形には、
 ちょっと、満足げに声を上げて、
 カラフルな部屋に、マネキン を見て、
 ちょっと、さみしい ような、気はしたけど。]
 

(134) 2017/03/17(Fri) 01時半頃

メモを貼った。


【人】 保安技師 ナユタ



[  …………あ。 さみしい か。これ。  ]

 

(135) 2017/03/17(Fri) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


[ 振り返って、笑う。笑って言おうと、した。
 さっき、理一がしてたみたいに。

 ……多分眉は下がり気味だったけど。]

 サンキュー、満足 した

[ そう、これは自己満足。

 別に、そうしてくれって言われたわけでもないし、
 おまえの選択なんて、もう聞けねえじゃん、元賀。

 たいせつに、ぬいぐるみを抱えたマネキン、
 どかすとか、動かす気にも、なんなくて、

 とりあえず、これでいいか って、
 思いながら、礼を言うついでに、
 一応、笑えた ついでに、こぼす。]
 

(136) 2017/03/17(Fri) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ



 ……なんで、みんな、いなくなっちゃうんだろう なー *

 

(137) 2017/03/17(Fri) 01時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 たとえば、

 ある日、となりに座っていた友人に、
 「 身内とカンケイしちゃって 」とか、

          不意に、言われたとして。

##
 

(138) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 俺はきっと、目に見えて動揺して、
 目は泳いで、うまく相槌打てなくて、
 「 おう 」とか、「 そっか 」とか、
 そういう返事をしていいのかさえ、迷って、

##
 

(139) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 …… やっぱり、そんな簡単に、スマートに、
 想像もしなかったような ひみつ 、処理できねえと思うし。

##
 

(140) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 ひみつがなんだ! おまえはおまえだろ って、
 あっさりと言ってのけたり、笑い飛ばすのも、
 大変だったな って、涙ながらに、手を取るのも、

 どちらも、自分には、過剰な気がして、
 きっと、少しは びびってしまう 自分に、
 そんな権利はない ような、気がして、

 「 そこに驚きがあったからといって、
   おまえのことを嫌いになったわけじゃない 」という、

 そんな簡単なことさえも、言えなくなるのかもしれない。

##
 

(141) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 なんかさ、別に、それって、

 その 誰か が、変わったわけじゃなくて、
 その 誰か の本質が、変わるわけでもなくて、

 ……今まで、接してきた、その 誰か そのものが、
 友人 たる、その 誰か 自身が、まさに、そのひとが、
 そういうひみつや、なにもかも の上に、成り立ってたって、

 それだけの話 のはず なんだよ なあ……
 なんにも変わらないはず なんだよ、ほんとうは。

##
 

(142) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 ”あたりまえ” の感覚に、縛られて生きている。


 もしも だけどさ、おまえの希望的観測が、叶って、
 隣りにいた クラスメートが、「 おれもだよ 」とか、
 同じ境遇を、なにかを、共有できたとして、

 どこかに、ひとりでも、いたとして。
 あるいは、思ったより、たくさん、いたとして。

 ……本当に、救われんのかなあ。

##
 

(143) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##
 俺の家さ、
 サラリーマンの父さんと、パートタイマーの母さんがいて、
 口うるせえ父方のじーちゃんも一緒に住んでて、
 母方の実家もこのへんで、
 ひとりっこだけど、いとこがいっぱいいて、

 お金に困ったこともねーし、いじめられたこともなけりゃ、
 成績とか進路で悩んだことも、そんなになくて、

 抱えてるものも、20人にひとり。
 探せば、いくらでも共有できる相手はいるだろうし、
 そういうコミュニティだって、あるし、
 ネット開けば、きっと語り尽くされてる。そんな悩みだ。

 すげー フツウ だろ。だけど、
 だけど、死にたい。んだって。 笑える ?
##
 

(144) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

【人】 保安技師 ナユタ


##

 ふつうの家族なんだ。ふつうの親戚なんだ。
 なのに、なんで俺だけ。  ってさ。

 俺は、家族とか、友達とか、
 大事な 誰か たちと、これから先、ずっと、
 当たり前 の感覚を共有できないことが、悲しい。

 どこかにひとりでも、
 100人でも、3.5億人でも、
 どんなに理解者がいたって、意味なんてないんだ。
 
 だけど、多分、それって、どうしようもないんだよな。

 どうしようもないから、死にたいんだけど。

##
 

(145) 2017/03/17(Fri) 02時半頃

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