14 学校であった怖い話 1夜目
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…おい、落ち着けアディソン。俺はそこまで言ってない。
[明らかに機嫌が悪いパティを前に、静かにそう言い放つ。 しかし、いかにも自分は冷静であるかのような台詞を口にしながらも、こちらも表情は固い。 理屈でねじ伏せられれば良いのだが、生憎とラルフは一度火が点くと突っ走るタイプであった]
俺は、お前がさもエイムズを信じるのが全員の前提みたいな言い方をするから―― って、ちょっと待てそこの。君も落ち着け。
[一息に反論を叩き込もうとした矢先、ホリーの言葉>>144が聞こえて。 性格故か、飛んできた火の粉を避けるとか我慢するという発想自体が無いらしく、思わず口を挟んだ]
(160) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
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お、おい!ちょっと待て!!
[一人教室を出て行くパティを引きとめようと慌てて出口に向かうも、扉は目と鼻の先で閉ざされる。大きな音が室内に響いた]
――…。
[ここまで反射的に動いたものの、追いかけるべきか否か迷うように立ち尽くす。 果たして自分が行ったところで彼女が大人しく戻ってくるものだろうか。 そして何より、自分の目の届かない場所であの狐狗裡と妹を一緒に居させることに抵抗があった。 それは確かに兄として妹を心配する気持ちもあったけれど、ノックスに話しかけるメアリーにあの廊下での姿を重ねたこともあり]
くっ…
[結局、外へは出ずに部屋の中央付近に戻る]
(161) 2010/07/23(Fri) 23時半頃
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ラルフは、ホリーの剣幕に少しびびっている模様。
2010/07/24(Sat) 00時半頃
……おばさん
[涙が頬を伝って、そのまま蒸発するように消えた
...は顔を上げて、自分と同じように肉を持たず
ただ浮かびあがるだけの存在となった
マリアンヌを見つめた]
う、ううう、うああぁっ
やだよ、一人はやだったよおっ
[肩の力を抜き脱力して、子供のように泣いた。
マリアンヌが許せば、かつて柔らかく
温かかっただろうまるい体に、抱きつくようにして
すがりつくだろう。今のうちに泣いておきな、
とやさしくかけられた言葉に、甘える子供だった。
慟哭がしゃくりまじりのすすり泣きに代わり、
やがて震える肩も落ち着くのだろう]
たくさんの人が、来たらか…
私、わたしセシルみたいに、なりたくない
セシルは かわいそうだよね?
わたしはかわいそうって 思われたくない…
つらいからなにしてもいいって なりたくない
生きてた時の 気持ちを捨てたくはないよ
[背後ではパティとホリーが、喧々諤々の言い争いを
繰り広げていた。コックリさんだと告白した
ノックスの独白は毒白となって、
皆の耳に流れ追い立てているのだろう]
でもね?
でもね… 「ここにもたくさんの人が来たら」って…
そう思うと もっと来ればいいのに
みんな 来ればいいのに って思っちゃうんだ
それってダメだよね?
鬼みたいだよね
病気がいやで、し、死にたい気持ちもちょっと…
あったかもしれないくらいなのに わたし
おばさん…わたしたちは1人じゃないよね?
おばさんが いるよね
[すがりつくようにに、腫れた目で見上げ、
やがて生きている者たちの狂騒に目を向けた…]
[時が流れる。場も動く…
しばらくしてふと思い立ったように、
生存者たちに歩み寄った。
立ち上がったノックスの周りを歩きながら、
顔を覗き込んでみる。反応はない、のか?]
…つぎは この人
こっち 来るみたいだね
この人の話じゃ 心霊の世界も新入りは
いじめられるみたいだね
うまくやっていけるかな ちょっと心配だけど
………
[言葉に情感はこもっていなかった。
無表情に、ノックスの頬をつついて指がそのま
突き通るに任せて遊んでいた]
もう一人 誰かやってくるのかな
この人が言ってた「区切り」の話が ほんとなら
それが ホリーや …オスカーじゃ
なかったらいいな
[短い時間ではあるが、心根を通わせたような
気になれた彼らが生きて帰れたとしたら、
そのこと自身で自分も代償を得られる気がした
包丁を持ったオスカーの手、激しい怒りを
顕にしたホリーの表情をフォーカスしながら
祈るように手を組んだ]
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[緊迫した空気の中、ラルフは狐狗狸を見たままじっと何も言わなかった。 調査先への立候補を募られても>>169、何も言えず。 刃のない刀を握ってじっと立ち尽くす姿は、どこか居心地悪そうだった]
――区切り。
[その言葉に、床に落としたままの携帯電話を見る。 この部屋の中の誰かか。あるいは、パティがたったひとりで…]
(190) 2010/07/24(Sat) 02時半頃
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[ホリーを占うと告げたオスカーを見て、それからホリーに視線を移す。 妹を守るために力を行使すると告げた彼の覚悟がどれほどのものか。人の心の機微を察するのが下手な自分にはわからない]
…メアリー、こっちにこい。お前は見るな。
[ただ、兄と妹という構図に自分達の姿を重ねて。己はどうだ、と自問する。 メアリーが側に寄れば、落とした携帯電話を拾い上げて再びオスカー達に視線を戻すだろう。 彼女が拒めば、せめてその視線を遮るような位置に立って]
悪いな、エイムズ。俺は残るよ。
(197) 2010/07/24(Sat) 02時半頃
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ああ、……気をつけろよ。
[教官室を後にするテッドに、動かないままそう告げる。
メアリーにハンカチを差し出すオスカーを前に、ラルフは何も言わなかった。 ちらりと見えた彼の表情から何か感じるものがあったのか、じっと狐狗狸の方向だけを見て]
(207) 2010/07/24(Sat) 03時頃
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[何もない空間に、背中から倒れた。
と思ったら、柔らかいクッションのように
...の体を抱きとめた。
霊体としての在り様に、慣れてきた]
オスカー、君は生き延びるんだよ
がんばれ…!
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[その瞬間を、妹には見せないように最大限の努力をして。 最終的にそれが叶ったかはわからないが、とにかく見せないようにつとめながら自分はそれを見ていた。
どこか非現実的で、夢のようにすら思える光景。 笑う狐を見送って静かに目を閉じる]
(211) 2010/07/24(Sat) 03時頃
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