人狼議事


212 冷たい校舎村(突)

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視点:


[さすがに気になったのか母はリビングから出てきていた。
気をつけてね、と言われた]

大丈夫。
学校よりは遠いけど走っていけばすぐだよ。
無事……だって分かったらちゃんと戻ってくるから。

[わたしはちゃんと気付いている。
あお姉と喧嘩をしてから、わたしを見る母の眼差しに、
申し訳ないと思う色合いも含まれているって。

安心させるためなら家にいた方がいいんだろう。
だけどやっぱりじっとしていられない]

……いってきます。

[そうして、飛び出す。冷たい風が吹く冬の夜の中に**]


メモを貼った。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― 教室→シャワールーム ―

そうか。
このささやき声、癇に障るから
止まるといいんだけどな。

表に出て目の前でしゃべれよって気分になる。

[3階へ行くという理一>>203に見送られ
教室を後にして
シャワールームに向かう。

足元を、床を、踏んでいる感触が薄くて
ふわふわと浮いているようで。
学校に着いたときはまだましだったのに
どんどん、感覚が遠くなっていっている気がした。

腰元のチェーンのとげを握る。
痕がつくくらい強く。
まだ痛覚が残っていることを確認するために]

(250) 2017/03/15(Wed) 11時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― シャワールーム ―

[ゆっくり、気を張って歩き続けて、
到着したときには軽く息が上がっていた。

シャワーを浴びる。
お湯が熱いのか、冷たいのか。
そもそも、自分の体に当たっているのかも
よくわからない]

もう、だめなんだろうな。

[手を伸ばして壁面のタイルに触れる。
冷たいはずなのに、何の温度も感触も伝わってこない]

(251) 2017/03/15(Wed) 11時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[みんなに気づかれないようにしないといけない。
特に、昴には。

そう考えて、以前病院で会った時の
入間の言葉>>236を思い出す。

確かに知らせておいて
覚悟を決められるようにしておいたほうが
いいのかもしれない。

それでも]

……でもな、俺は昔から
あいつが泣くのが苦手なんだ。

[呟きとため息はシャワーの音にかき消された*]

(252) 2017/03/15(Wed) 11時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[シャワーを終えて、コックを閉める。
しまった感触がわからないのでかなりきつめに。

ジャージにパーカー。
腰のベルトは引き抜いて
腕にぐるぐると巻いていつでも棘が握れるよう。
……寒そうに見えなければいいが。

髪は濡れているか乾いたのかもよくわからないので
ざっとドライヤーを当ててあとは手ぐしで。
念のため、バスタオルを肩にかけて。

足が地に着かないような。
踏み抜いているような心もとない感触に
棘を握る力を強くして、廊下を歩き出す]

(254) 2017/03/15(Wed) 15時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[昴はどこでパンケーキを作っているのだろう。
食堂なのか、家庭科室か。
それとも、調理器具を持ち込んでいたであろうほかのクラスか。

歩いていると、ふとかぎなれた甘い匂い。
その漂ってくる方へ足を進めて。
鼻に集中したためかタイルの継ぎ目でつんのめる。
――転びはしないが、力をこめたせいで
棘を握っていた手にはうっすらと赤い痣ができて。
つまさきでとんとんと、わかりもしない床の感触確かめて
顔を上げれば家庭科室から顔を出した幼馴染が見えた>>253]

はよ。

[見られていないだろうか、様子を伺いつつも
片手挙げていつもと変わらない挨拶をして。
少しゆっくり目に近づいていった*]

(255) 2017/03/15(Wed) 15時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2017/03/15(Wed) 15時半頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

理一に起こされた。
こんな状況なんだから好きなだけ寝ててもいいじゃねーか、なぁ?

[むすっとしながら文句を言う]

つまずいただけだろ。
心配するな。

[見られていたかと内心あせりつつ、棘の球体を強く握る]

俺が出てくるとき理一しか教室にいなかったぞ。
理一は放送室見に行くっつってた。
ほかのやつらどこいったんだ?

(258) 2017/03/15(Wed) 17時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[髪を拭かれるのに合わせて少し身をかがめつつ]

ほっときゃそのうち乾くだろ。
……ふぇっくし。

[くしゃみをして鼻をすする]

いや、風邪じゃないからな?

[いつもどおり手を引かれて
触られているのを目で確認して、
歩調を合わせて。
家庭科室の中に入って健士郎を見かければ、うす、と軽く挨拶をした*]

(259) 2017/03/15(Wed) 17時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― 家庭科室 ―

強烈だったな…。

[思い出して引っ張られた方の腕をさする。
そういえば思い切りたたいてしまったが
理一は大丈夫だったんだろうかなんて、
いまさらながらに思ったが
きっと大丈夫だろうと結論付ける。

あのような起こし方をされてよかったかもしれない。
ただゆすられるだけでは
気づけずに寝ていたかもしれず、
疑いをもたれたかもしれないから]

深刻そう、か…。

[もしかしたら、またマネキンが。
誰かにしか見えないマネキンのようなものがまた。
そう考えたが口には出さずに]

(280) 2017/03/15(Wed) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

お前が伸ばした方がいいって言ったんだよな。

[伸びたと感心したようにいわれ>>265
鼻をすすりながら思い出す]

戦隊モノのヒーローが長髪で、
それでだったと思うけど。
んで伸ばし始めたら切るのが億劫になった。
結果、伸びた。

[きっかけになったヒーローの髪の長さなど
すでに超えるほど伸びた髪を
邪魔そうにかき上げた]

(281) 2017/03/15(Wed) 22時頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[家庭科室の中に入れば
焼き上がったパンケーキのいいにおいが充満している]

へぇ……
これ、健士郎がやったのか?
すげーな、きれいにできてんな。
売りもんみて―じゃねーか。
昴にも見習わせたいくらいだ。

[仕上げを担当したらしい健士郎が
何やら緊張した様子でいる>>279のを横目に
感心した声を出す]

やっぱ料理は見た目も大事だよな。
健士郎、こういうの向いてんじゃないか?

(282) 2017/03/15(Wed) 22時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2017/03/15(Wed) 22時頃


メモを貼った。


― 回想/諍いの話 ―

………あお姉、ただいま。

[文化祭の片付けも無事に終わって間もない日のこと。
いつも通りに閉じられた扉ごしに声をかけた。
返事はなくって、ただ微かにすすり泣く声が聞こえるだけ。

また泣いている。
今思えばそっとしておけばよかったのかもしれないけど、
あの時のわたしはやたらと気が立っていた。
文化祭が楽しくて、名残惜しかった気分を、
一気に台無しにされたような気分になっていた。

だからノックをした後あお姉の部屋に足を踏み入れた。
前に置いていった文化祭のパンフレットが、
打ち捨てられたみたいに転がっているのがやたらと目についた]


……文化祭、来てくれなかったね。

[すすり泣く声は止まない。
わたしは言葉に詰まってしまう。

わたしの記憶の中のあお姉は、
わたしが泣いたりわがままを言ったりしていても、
辛抱強く励ましの言葉をかけてくれたり――
あるいはわたしの願いを叶えてくれたりもしたけれど、
変わってしまったあお姉を前に、わたしは何もできないでいる]


[それ以上は何も言わずに部屋から出ようとした時、]


 「……楽しかった?」


[不意に問われ、目を丸くしたのも束の間、
「楽しかったかって聞いてんのよ」と、
駄目押しみたいに言われたから、素直に答えた]


  楽しかったよ。


[「何か文句あるの?」って後に続きそうな、
そんな口調になってしまった。

そうしたら急にあお姉が顔を上げてこっちを見てきた。
カーテンも閉め切った薄暗い部屋の中で、
あお姉の二つの目が鋭く光っている。

これ以上ここにいちゃいけない気がして、
わたしは逃げるように立ち去った。
その間、背中にはずっとあお姉の視線が突き刺さっている気がして。
自分の部屋の中でわたしはただ、
間違えたって思いと理不尽さがないまぜになった気持ちを抱えるしかなかった。

――盛大に喧嘩するちょうど前の日の話*]


— 病院へ —

[冷える路上。
時々、空を見上げながら歩く。
夢の中のあの世界、雪に埋もれる通学路を思い出していた。]

そういえば、
結局作れないね、かまくら。

[あの豪雪が現実のものではない今、それは叶わないわけで。
ちょっぴりがっかりしてしまう。]


[……クラスメートの危機に、思うのはそんなことばかり。

薄情なのかな。
ごめんね、わたしはこんな経験ないから。
“あなた”にまつわる記憶は、あの校舎の中での出来事と、
そしてやっぱり、あの文化祭のことばかり。

あんなに笑顔が絶えなかった彼が、どうして命を絶とうとしたのか。
それを知っても、いいのだろうか。
知れるのだろうか。

誰かと話せば、何か分かることがあるのかな。
……今まで踏み込もうとしなかった線を、踏み越えれば?

文化祭の記憶を穿り出して、
クリームとチョコソースにまみれたパンケーキの味を思い出しながら、
足取りをやや早める。*]


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[星形にクリームが飾られたものを選んで、
みんなが来る前にうまいとほめつつ食べ始める。

ほかに人がきたなら、
何か状況を教えてもらえただろうか。

食べ終わったところで、
あくびを一つ]

どっかで寝てくる。

[そういって、家庭科室を出ていった*]

(341) 2017/03/15(Wed) 23時半頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2017/03/15(Wed) 23時半頃


― 現在/病院までの道のり ―

[さて、慌てて飛び出してきちゃったのはいいけど、
これはつばさちゃんにも連絡を入れておいた方がいいだろうか。
もう病院に来てるとしたら電源を切ってしまっているかもしれないけれど。

そもそもつばさちゃん、いつ帰ってきたんだろう。
わたしの感覚では、最後につばさちゃんの姿を見てから、
もう、半日以上も経ってしまってるんだけど]


『今病院に向かってる』


[道の端に寄って、そんな、簡素に過ぎるメールを一応送る]


[夜の風は冷たいけれど、雪は積もってない。
だからいつものローファーを履いてたって、
滑って転ぶこともない。

一夜明けても外は雪だったあの校舎とは大違いで。

ちよちゃんとのやりとりを思い出す。
誰がホストかわかったところで、わたしにできることなんて、
こうやって走って病院に駆けつけるくらいしかないよ。


あの校舎にいるりーくんになら、声は届くんだろうか]


[しばらく走ってると、
前方に、見覚えのある人影が見えた気がした。
スピードダウン。早歩きくらいの速度でその人影に近付いて、
横顔を視界に入れることができれば声をかけた]


ささらちゃん――― えっと、
よく寝られた?

[夜中の挨拶としては不自然に思えるけど仕方がない。
ささらちゃん、わたしより早起きだったんだし*]


メモを貼った。


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

― 3階空き教室 ―

[床を踏む感覚が遠い。

俺は今、ちゃんと歩けているか。
あぁ、普通に歩くってどうやってたっけ。

棘を手のひらで転がし、かすかな痛みに
まだ感覚がなくなっていないことを確認しながら、
人目につかないところを探して歩く。

ふと、文化祭のときにサボっていた空き教室が目に入った。
ここでいいかと扉を開ける。

……無数の目が、見えた]

(346) 2017/03/15(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

見張ってる…? いや、観察してるのか。

[黒板に書かれていると気づいて、
パーカーの袖で消そうとするが
何度拭いても、軋むほど力を入れても消えない。

諦めて、そのまま、
パーカーのフードかぶって机にうつぶせになる。

そして、軽いうたたねの気持ちで目を閉じた]

(347) 2017/03/15(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[――風が通った気がして目を開ける。
見れば、窓が開いている。
入ってきた時はしまっていた気がしたが、気のせいか。
それとも他の誰かが来たのだろうか。
でも、ふぶいてると分かっていて、誰が窓を開ける?

きっと今この部屋は寒いのだろう。
だが、その感覚も今の自分にはわからない。

誰かが来たときのために閉めておいたほうがいいだろうと
近づいて、窓に手をかける。

ずるり、手がすべる。

つかめていないことが、目に入るまでの数秒。

ぐらりと視界が回る]

(349) 2017/03/15(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[――失敗した。
奈落に 落ちる。
よぎるのは、幼馴染の泣き顔。


――また、泣くんだろうな。


それが、最後の――]

(350) 2017/03/15(Wed) 23時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

[――チャイムの音が鳴る。
3階、空き教室の開けられた窓に
ジャージを着たマネキンがもたれかかっている。
全身の表面はぐずぐずにとけ、
髪は五分刈りほどに短い。

片手のひらに腕に巻いたチェーンの
棘のついた球体を握り
もう片手は、窓枠をつかみ損ねたように
中途半端に伸ばされていた**]

(351) 2017/03/16(Thu) 00時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2017/03/16(Thu) 00時頃


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