人狼議事


266 冷たい校舎村7

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―― 帰る前の話 ――

マジで? あたしったらすごいじゃん。

[どうもタイミングばっちりだったらしい。
イロハの中にヒーローに憧れる思いはないが、
ついつい、嬉しそうな顔をしてしまう一幕もあったが]

  あー……、そっか。

[教室へと引き連れていくことはできなかった。
七月の口ぶりからして、高本だけが先に教室に戻ったことには、
やっぱり、何らかの理由があったみたいだ]




なん、で、そんなこというのさ。
あたしがこうやって来ちゃうのも、こうやってここにいるのも、
これが……最後ってわけじゃ、ない、じゃん。だから……


[帰らないと、ってイロハは心のどこかで思っているにしても、
別にそれは今すぐでもちょっと先でもなくったっていい、
そう思っていた。
たとえば、の話になるけど、
この世界をつくったのが七月で、みんなを引き留めたがっているというなら。
彼女が望むならずっといてもいいくらいだったし]




  ………… なーに、ヨーコちゃん。

 


[イロハは殊更穏やかな口調で七月に呼びかけた。
結局なんでもない、と返ってきてしまったけれど。

ただ、高本に会いたくない、というのがこの場に残る理由なら、
いくらか間を置けば頭も冷えるだろう]


…………うん。わかった。


[そう思って、こくこく頷いて多目的室を後にして、そうして]


なんか、うまくいかないモンだよねぇ……


[このまま、教室に戻る気にはなれなかった。
戻って、高本をはじめとした面々に、
ヨーコのちゃんのことは心配ないよ、って報告して、毛布で寝る?

……誰かの悲鳴とともにマネキンが現れる。
そういうことがこの先も、ないと限らないわけで。
少しの思案の末、イロハは多目的室のわりと近くに寝場所を取ることにした。
そりゃまあ何もないのが一番だけれど。
保健室から残ってた毛布をこっそりこっそり、拝借して、
廊下、は寒いから……美術室にしよう、と決めた]


[音を立てずに扉を開ける。
油っぽい臭いの中、いくつもの四角い板がイーゼルに立てかけられてそこにある。

 ――そっか、ここも、か。

ここにも文化祭の時間がとまったまま留まっている。

探索して回れば、美術部である蛭野や養の展示物も見られたかもしれないが、
イロハは見回ることより寝ることを優先していた。
入り口付近が一番スペースありそうだったから、
毛布を敷いて、そこで眠った]




[イロハだって、思いもしていなかった。

あれが、さいごになってしまうだなんて]

 


メモを貼った。


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[男3人がかりでも、そのマネキンは案外重い。
だから、宇井野>>198と聞いて
紫苑は納得したように頷いた。
昨日見かけた顔ぶれの中で
当てはまりそうなのは彼ぐらいだ。

昨日の繭のような、目立った汚れは見当たらない。
でも、生きていないということは
嫌でもわかる。つまり、――]

(224) 2019/06/12(Wed) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ


 死ねば、現実に戻れるってこと?
 それは…………嫌、だなぁ。

[戻りたくない。死にたくない。
どちらの意味も込めて、紫苑は首を横に振る。>>199

あぁ、でも。
相原のように、突然何かが
噛み付いて来ることもあるのだろうか。
そうなったら、どうしようもないよなぁ。

そんなことを思う紫苑は、
高本の方を見れないでいる。]

(225) 2019/06/12(Wed) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[紫苑は何も聞いていない。
委員長の懺悔>>213も、
自分は関係ないなぁって内心で思う。

だというのに、何故だろう。
自分が責められているような気がして
そそくさと紫苑は歩幅を広げた。]

(226) 2019/06/12(Wed) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[少し後の話。
体育館で任務を達成した紫苑は、力なく微笑む。
多分、青白い顔をしていた。]

 お願い、なんだけど。

[委員長に好かれていないのは
空気が読めないとは言え、何となく分かる。

なので、必然的に、養の袖を引いて
彼にだけ囁く形になったと思う。]

(227) 2019/06/12(Wed) 22時半頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

 
 ……なんてね、冗談。本気にしないで。

[そう、ただの冗談だ。
しばらく帰りたいとは思わない。思えない。
もう少しくらい、考える時間が欲しかった。

なので、紫苑はそれ以上は何も言わず、
思案するような面持ちでマネキンを眺めたのち、
ふら、と体育館を後にする。**]

(228) 2019/06/12(Wed) 23時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2019/06/12(Wed) 23時頃


[灰谷彩華はあの校舎(せかい)のどこにもいない。
――と、言うのは、間違いないらしい。

盛大に階段落ちした状態で残るのとどっちがよかったんだろう、
なんて、ことは、……考えない。
のろのろとソファーから身を起こす。とたん、額に鋭い痛みが走って顔をしかめた]

  ……、ん、何……?

[触ってもよくわからなかったので、
洗面所の鏡の前に立って、前髪をかきあげる。
額にはたんこぶができていて、見るからに赤く腫れていた]


…………。


[一瞬心当たりのなさに呆然としたイロハだったが、
心当たりに思い至ればそれはそれで呆然となった]


まさか、……帰る前に頭ぶつけたから……?


[精神世界のしくみはやはりよくわからない。
とはいえ痛いのは確かなので、家にある救急箱で応急手当をした。
消毒液をしみこませたガーゼを傷口にテープで止める。
前髪をいつも通りおろせば多少は隠れるが、
それでも明るいところでは見えてしまうだろう]


[手当てを終えてリビングに戻ってくれば、
何気なく部屋着のポケットの中のスマホを取り出す。
何分か前の、通知。
トークアプリの方に新しい通知が来ていたようだ]

アイちゃん……!

[何、ていったらいいんだろう。「おかえりなさい」?
そうやって返信の第一声を考えていたイロハだったが、
送られていたメッセージの内容を見て小さく息を呑んだ]




え、  うそ、なんで……


[養が病院に運ばれたって。血まみれだったって。

思わずイロハはつけっぱなしのテレビを見たが、
ニュースはとっくに終わっていた。

だからとりあえずテレビを消して、スマホをいくらか操作して、
それから相原にメッセージを送った]




  『わかった。あたしも行く』
  『それとメール来てた?』


               『きてなかったよ』

 


[……察しはいいと思ってたよアイちゃん。

というのはさておき、そう。
はじまりの時間に、3年7組の教室にいた面々に関初入れずに送られていた、
遺書じみたメール。

それが、今手にしているイロハのスマホには届いてなかった。
相原のところにもきてなかった。
だから―――だから、
      つまりは送信できなかったのでしょうか。

考える、それはじたばたして動けないことに他ならない。
だから、自分の部屋からコートとマフラーを引っ張り出して、
ふつうに、家を出た。
母宛てのメッセージは何も残してはいなかったが、
……まあ、別にいいさ、必要以上に怒られたって**]


メモを貼った。


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[そんなに親しい訳じゃない。
紫苑は彼に興味があるわけじゃないし、
きっとそれは彼>>240だって同じはず。そう思う。

だから、安心して頼める。

紫苑が普段聴いている音にだって
彼は興味はないだろうし、
何より、これはただの冗談だ。
本気になんてしないで欲しい。

委員長の方をちらと見る。
彼は猫の頭を撫でていた。>>247]

(298) 2019/06/13(Thu) 08時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[紫苑は、はるちゃんのことしか考えていない。
脳の中を可視化出来るなら、
7割くらいは彼女のことで埋まっているだろう。

けれど、ねぇ、
それって誰のためなんだろう?

恋は盲目というけれど、
一度だって、目の前の彼女を
見ようとしたことがあったかな。

あぁ、嫌だな。
紫苑は考えるのをやめる。

我らが委員長のように優しくも賢くもないので、
悩む脳味噌だって
持ち合わせていないのだ。>>0:146]

(299) 2019/06/13(Thu) 08時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[体育館を後にして、紫苑は階段を上る。

目的地があるわけじゃない。
強いて言うなら、1人になりたかった。
ただ、それだけ。**]

(300) 2019/06/13(Thu) 08時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2019/06/13(Thu) 08時頃


【人】 超心理学会 ヒイラギ

[ひとりになれる場所。
それを探して階段を上った先には、
先客がいた>>187ので、
紫苑はおや、と立ち止まる。

眠っているらしい。
いつも気を張っている彼女の寝顔は
案外子供っぽく見えて、可愛いなと紫苑は思った。
勿論、他意はない。]

(332) 2019/06/13(Thu) 20時頃

【人】 超心理学会 ヒイラギ

[あんまりよく眠れる場所には見えないけれど、
窓の外には青空が広がっているし
案外、悪くは無さそうだ。

少なくとも、たぷたぷ言うお経は聞こえないし、
隣人の話し声も、啜り泣きも聞こえない。
月2万5千円の家より快適かもしれないね。

紫苑は着ていた制服の上着を
眠っている田所の肩にかけて、踵を返す。
内心で、お邪魔しました、と呟いて
階下へと歩き出した。*]

(333) 2019/06/13(Thu) 20時頃

超心理学会 ヒイラギは、メモを貼った。

2019/06/13(Thu) 20時頃



  
     それは たしかにしあわせでした

 




    てんとうむしのお世話をして
    おともだちと笑いあった時間

    なんてことない賭け事をして
    勝った負けたと言い合う日常

    自分たちの持つ物を活用して
    一つの形に仕上がった文化祭


    楽しかった 本当に
    心の底から笑うことが出来て
    それは確かな しあわせ で

 




    ただ 欲張りなだけなんだ

 




    たった一つの嘘が忍び込む
    嘘はやたらと存在を主張して
    楽しさの傍らに立っている

    光があれば影が生まれるみたいに
    それは しあわせと隣り合っていた

 



    
    しあわせだよ って
    語り掛けるようなゆるい顔
    ふわふわの可愛さは
    嘘なんてないしあわせを
    伝えてくれたことでしょうか


    ────そんなこと 知る由もない


 



        [ 夜の中に 白が融けた ]
 


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