人狼議事


255 【ヤンストP村】private eye+Violine

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[部屋の中は簡素だった。
 簡易なコンロと幾つかの料理道具。
 ベッドが一台。
 ベッドの脇にはサイドテーブル。
 サイドテーブルの上には彼の部屋にあった花が一輪。
 見える範囲である物はそれだけ。
 窓すらこの部屋にはなかった。

 私は彼の足に鎖を付けた。
 鎖の端はベッドの脚へと繋がっている。
 逃げられないように。
 二人きりでいる為に必要な繋がり。
 大事なそれがじゃらり、と音を立てた*]


メモを貼った。


メモを貼った。


[ああ―― この人は
 『忘れてしまった』だけなんだ。

 あたしがずっと覚えていた、
 あたしがずっと知っていた、
 家族から得た、無償の愛を。

 きっと、かつては知っていた。
 かつては、与えられていた。

 だから、こんなにも。
 何かを求めるように、あたしを抱きしめる。
 その様子は、愛を求める子供のよう]


      ―――― うん。


[名を呼ばれれば、あたしは相槌を打つ。
 優しく、そーさんの頭を撫でながら]



  そーさん。風邪、ひいちゃいますよ。

[暫くそうしていた後。
 あたしは、そーさんに言葉を投げる。

 頭上からはシャワーが流れているけれど、
 それでも、ずっとこのままでは
 風邪を引くこと間違いなしだ。

 それに、この体勢のままでは、
 あたしの精神衛生上もよろしくない。

 だからもう出ましょう、って、
 問いかけて]


[あたしが怯えていた、身の回りの異変。
 それはきっと、そーさんがやったこと。

 あたしをここに連れてきたことも、
 無理やり、行為に至ったことも。
 許せるなんて、言えないけれど。

 そーさんをひとりにしてしまうことも、
 今の彼を見たあたしには、できなくて。


 ―― 仕方ないから、少しだけ。


 彼に付き合ってあげてもいいかなって、思ったのは。
 まんまと絆されてるだけって言われたら、
 それまでなのだけど*]


メモを貼った。


[ノッカは自分の頭を撫でてくれる。
 その手つきは優しくて、
 その身を抱きしめる手にも力が入る。

 触れれば触れるほどにその匂いも、
 肌ざわりも、柔らかさも、拍動すら感じられる。
 ノッカという存在が確かに此処に居るのだと教えてくれる。

 でも――]


 ……ノッカは、どこにも、いきませんか?

[自分は風邪をひく程柔ではない。
 だけれどノッカは違うだろう。
 温まっていてもその内に風邪をひくことになる。

 それでも、手放しがたいのは――]


[ここに連れてきて、
 無理やり自分のモノにして、
  それでもまだ求め続けている]


 ……あと、おさまりが、もう――

[精神衛生上よろしくないものは、
 とても名状しがたい状態で二人の間に挟まっていた]


 うん、でも出ましょうか
 ノッカが風邪をひくと困りますしね。

[抱きしめていた手を片方離す。
 壁に取り付けているコックを締めれば上から降り注いでいた湯は止まり、
 ぽたり、ぽたりと水滴が身体から落ちていく。

 その手を今度は反対へと伸ばせば少しばかり湿ったタオルを指にひっかけて引き寄せて、
 ノッカの頭にそれを乗せると髪の水滴を取り始めた*]


─公園─

[瞼を閉じて、顔は天を仰いでいた。

 夕闇の迫る音だろうか。
 周囲の気配は遠くなっていき、
 取り巻く噂も遠くへ去っていく感覚。

 考えることが、数多にあった。
 大学を出た身だ。
 秀でてはいないが悪くもなかった頭は、
 日常を脅かす犯人像を少しずつ形にしていく。

 火事、扉は開いていた。
 それはつまり俺を殺す気はなかったと仮定する。

 実際のところ部屋が焼けた以上は証拠もなく、
 ”そうだった気がする”という、
 薄弱にも程がある根拠からの推測だったが]


[だが、本当に殺す気がなかったなら、
 あの人形の意味することは、示唆、脅迫、或いは?

 ”マーゴ”の監視ではなく”子供”への監視なら。
 手紙が、子供を世話する大人宛てじゃなく、
 意図して、自分だけに宛てたとするなら。 
 あの日の体調不良は偶然だとして、
 狙い定めたかのような火事のタイミングは?

 収束していく結論はまだ形を成さないが、
 恐ろしいことに間違いないと思う一つの確信があった。

 つまり、これは、
 孤児院をよく知り、自分に近く、
 子供たちの近くにもいて、孤児院の構造も知る──

 知り合いの行いなんじゃないか、と]



[しかし思考はそこまでで途切れた。
 確信であっても信じたくはなく、
 仮にそうだとして、今の自分にはどうにも出来ない。
 
 せめてもう他に手が伸びないことを祈るだけだ。
 暴きたいという執着は案外と重かったが、
 そこに目を背ける弱さもまた内包してしまっている]



 ―― 仕方ないから。
 暫くは、一緒にいてあげます。

[どこか弱弱しく感じる問いには、
 少し偉そうに。
 理不尽な目に遭ったんだから、
 それくらいはゆるしてほしい。

 でも、今は傍に居てもいいって。

 それは、伝えておこうかなって、
 思ったから。

 抱きしめられながら、こっそり微笑む]


【人】 ビール配り フローラ

 だったら、私は
 …私は兄さんの妹で居ていいの?


[おずっと切り出したのは
私自身のこと。兄が自分のしたことを悔いないと
いうのは真逆、私はずっと、悔やんで>>9
兄の妹でいれる事を危ぶんでた]

(16) 2018/12/10(Mon) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ



 ……え。わからない?
 何が


[理屈じゃない。>>10
妹として兄が受け入れてくれた事が、嬉しい。
ただ喜ぶからこそ、兄の疑問は分からず首をかしげ。
兄とわかり合えたことを喜ぶ、

妹であった。恨みきれなかった。と
それは真実、兄を恨みきれず]

(17) 2018/12/10(Mon) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ



 ……ほんと、なんてね
 嬉しい、最後の時間以外もずっと
 一緒に過ごしたかったけど。


[――仮面の家族ではなく
ちゃんとした妹と兄で、過ごせる日々。
昔に戻ったようで手を優しく叩いた。子どもの頃のまま
あの頃のまま、兄を慕えたらどんなによかったか。
妹であることを主張していいのなら。

兄が私を嫌っていないのなら]


  …ごめん、このままで


[震える手の理由はいえない]

(18) 2018/12/10(Mon) 22時頃


   ……………… あたし、ねむいです。

[続く言葉には、しばしの沈黙。

 微笑んでいた口を再びへの字に戻して、
 NOの意を告げる。
 あたしがそう言うのを、
 そーさんもわかってたんだと思う。

 シャワーは止められて、
 次に頭から降ってきたのは一枚のタオル。
 さっきよりも嫌だと思わないのは、
 そーさんの、心の一面を垣間見たから。

 だからあたしは甘んじて、
 身体を拭かれることにした*]



  ……イルマ

[車椅子を引く姿に双眸を細めた。
 優しく響く声は有り難くはあったが、
 今、寄りかかってしまえば、自分は弱くなる。

 それは秘めた感情の全てを吐き出してしまうだろう。

 理不尽さを理解した上で招集を受けない彼女を妬み、
 それ以上に、彼女が選ばれなくて良かったなんて。
 招集前に未練を顕にするなど、不誠実に過ぎる。

 それに捻った足が治らなかったら……など、
 病院では冗談で流して誤魔化した怯えは消しきれず、
 きっと、みっともなく晒してしまう気がして。

 何より、未だ結び付かない犯人像。
 その危険が彼女に何時降りかかるか分からないほうが、
 正直、不安で堪らない]


 
  イルマ……?


[頬に伸びる手に僅かに身を引く。
 けれど彼女から忍び寄るような不穏の影は、
 逃れようにも身体を縛ったかのようで動けない。

 すり寄る頬は恐らく硬かっただろう。
 強張ったような、驚いたような、
 どこか納得したような、それを諌めるような。
 複雑な表情でイルマの言葉を聞く。


【人】 ビール配り フローラ



  そうだけど
 せっかく兄さんが選んでくれたから。

  ちゃんと見えるようにきたかったんだよ


[我儘な、というより
甘えん坊の妹として。少し唇を尖らせれば、
兄に引き寄せられる手にびっくりした。びっくり。
兄さんってちょっと焦って

でも、それから擽ったいような
困ったような、笑みとともにありがとうと告げ
密やかに現れた男を睨みつけた]

(19) 2018/12/10(Mon) 22時頃


  な、にを


[何を言っているのか理解ができない。
 いや、理解している。
 しているからこそ身体が動かないでいた。

 その意味を正確に、己の感性 で理解した。
 つまり、その柔らかな声音に孕んだ 狂気 とは。

 まるで血のようにべったりと頬に張り付く、
 甘やかな彼女の体温と、感情は──]


【人】 ビール配り フローラ


 ………そうだね。

[――、ぼそりと呟く声に
私は小さく頷いた。

そう、だね。って嘘をついた。
連れられる先は、街はずれの小さな家だ。
それは私たちの家によく似て、でも、違う形の家。
此処は、お仕事で使っていたものなんですが

―――『旦那さまがまた会いにきますが、
          それまでは、ご自由に』*]

(20) 2018/12/10(Mon) 22時頃

【人】 ビール配り フローラ



[良い人のように。
オズワルドという男は、黒い車から
二人をおろし告げた。ただし、街にはでないこと。
かくまえるとはいえ、自警団に見つかればどうしようもない
そう言い残せば、必要なものがあれば電話を。

と、食材や日用品はあることも知らせ
――――離れていった**]

(21) 2018/12/10(Mon) 22時頃

[背がベンチの背凭れに触れた。

 後から思えばあれは逃れようとしたのだと思う。
 だが己の手は彼女を突き飛ばしたりはしなかった。

 足は利かないが手は無事で、傍らに杖だってあった。
 イルマに介護で鍛えた力があっても、
 毎日の配達で鍛えた体力バカの男に叶うはずもない。

 だが、それでも突き放すことはできないまま。

 囁きが落ちて抱き寄せられて、
 鼻先に柔らかな丘陵の感触が布越しに伝わり、瞠る。

 ああ、女の子だよな。
 なんて関係ないことを過ったのは、
 寧ろ、余裕が無いからだろう。

 食べるってなにを言っているんだ、と、
 深く考えるのを拒否したからかもしれない]



[だって彼女の手料理は昔から美味かったから]
 



[沸いた体調不良の意味。
 珈琲も栄養剤も悪くは無かったのかなんて、
 そんなコト考えてしまえば、きっと。

 胸元に顔を埋めたまま首へ突き刺さる刺激に、
 僅かに柔らかみに顔を押し付けたのだけが抗いで。

 意識は滑るように泥濘に沈む。
 その先をどうしたのか知る術などなく、
 夢の一片すら見ることのできない深い眠りへ]


─隠れ家?─

[曖昧な感覚の中、息を吸う。
  ──喉を引き裂くような痛み。

 慌てて吐き出す。
  ──そっと吐いたおかげで痛みは和らいだ。

 皮肉にもその痛みが覚醒を促し、瞼を開ける。
 どこだろう、と過るのは、不安からだった。

 その不安が間違いだったのを知るのは、
 足を繋ぐ重みに捻った足首の痛みを思い出し、
 それから繋がれた事実を知ってから。

 無論のこと、その凶行を行った主のことも、
 どうしてこうなったかを思い出せば不安は散る]


ビール配り フローラは、メモを貼った。

2018/12/10(Mon) 22時頃



  ……イルマ


[掠れた声で名を呼んでベッドから上身だけを起こした。
 意識のない相手は体重以上に重く感じるはずで、
 これをイルマの細腕で為したなら相当疲れただろうと、
 状況に釣り合わない心配もじわりと響く声音。

 まさか協力者がいるなどとは思いつきもしない]
 



  イルマ


[もう一度、今度は静かでしっかりとした声で呼ぶ。

 喉が痛い。足も薬が切れたかまた痛み出した。
 腕の擦り傷はその痛みと混ざって、
 気にならない程度の苦痛だったが眉だけは寄せる。

 呼ぶ声音は日常より穏やかだった。
 憐れだな、と、自嘲の響きを押し隠しているが、
 その片鱗を知るには瞳を覗き込まねば無理だろう。
 あるは一挙一動、常から己を監視し続けたなら別だが。
 
 目に見えるものだけが真実とは限らない。
 それを忘れるくらいには彼女を信頼していたのだと、
 今更ながら知ったことには、そんな自嘲しかない]*


メモを貼った。


[タオルで髪をぽんぽんと叩いて湿り気をある程度取っている間、
 自分の唇はタコになっていた。
 先ほどから眠たそうにしてはいたけれど、
 この収まりのつかないモノで一晩居ることになると思うと億劫であった。

 ただ、タオルを取ればそこにはいつもの自分を見せていて、
 身体を拭くに任せてくれるのだからと楽しみながら身体を拭いていった。
 お股は特に優しく丁寧に。
 タオルの感触が擽ったいかもしれないけれど――]


[掠れた声が名前を呼ぶ。
 私はゆるりと振り向いて。
 その姿を確認すれば微笑んだ。

 もう一度名前を呼ばれて側に寄る。
 表情が少し強張っているように見えた。
 この状況のせいなのか。
 それとも怪我が痛むせいなのか。

 彼が内心でどう考えているなんて。
 そんな事分からない。
 分かっていればこんな事しているわけがない。]


[私はただ彼を愛しているだけ。
 私はただ彼と離れたくないだけ。
 私はただ彼に食べられたい。
 私は彼と一つになりたい。
 ずっとずっと一緒にいられるように。
 父と母がそうしたように。
 私は兄のようにはらない。]


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