15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
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……でも、最後の最後で、私に戻っちゃった。
けれど、ここにいたのが『ソフィア』だった、て。
そう、覚えていてもらえるなら、ソフィの事はどこかに残るよね。
[訪れた最後の瞬間、その直前に、本来の自分を取り戻してしまった、と。
ほんの少し、苦笑した、時]
……っ!?
[ふわふわとした意識は、響いた銃声によって、現の世界へと向けられる**]
[手帳の中に残された、そのページを読む者は居るだろうか?]
「僕の命はもうすぐ尽きるから、許されるなら支えの必要な人のために生きたいんです。
傍にいてくれた大切な人は、僕が居なくても大丈夫な、強い人だと思うから…─」
[砕け散った身体は、塵となって溶けて、
心臓はヨナの手首の腕時計に。
記憶は、書き連ねた手帳の中に。
そして思いは、
誰かが求めることがあるならば、
彼らの思い描く小さく優しく、そして儚い姿をとって、
そっと寄り添うことでしょう。]
―生命の泉―
[ 銃声 ]
[ 悲鳴 ]
[ 不協和音 ]
――……ヨナ、
ヨナ だめだ フィル、止めて
[水面を通して見つめた世界、
異形に駆け寄り縋る少女、止められない。
介入出来るはずもなく進行していく全て]
[ 大樹の枝葉はさわさわと震えたけれど ]
[ 生ある者には音は届かない ]
[チャールズの、懺悔の言葉]
[ ――殺すときには、
いつだって殺される覚悟を持っている。
穏やかな表情の意味は、そんな気もして ]
[神様のことはよく知らない。
けれどその姿は、
人の子の全ての罪を背負った人によく似てた。]
[ 人は何かの命を奪わずには、生きていけなくて ]
[ 赦すのは、かみさま だと言っていた。
かみさまは、それを赦してくれなかったのだろうか ]
[マーゴの元へと歩いている間に、
響く銃声。
蘇る記憶。
異形を"支配"しようとした、
とある学者の成れの果て。]
[ 竜の少女に苦痛の色が見える、
シィラの狂ったような あの悲鳴のせいか ]
ホリー……
[名を呟く、その名は人としてのものなのか
あるいは異形としてもものなのか、知らない。
けれど、自分が言葉を交わした少女は、
その自我は、確かにホリーという名だったから]
[ そして ]
―見張り塔―
[ 亡霊は既にそこにいる ]
[ 連れ去られる彼女を亡霊は追って、
けれど それは 肉を持たないまやかし ]
[ 倒れ伏すヨナを
なす術もなく 見下ろして 暗がりに佇むだけ]
[両親が死んで、きょうだい二人ぼっち。
優しい言葉で自分たちを拾ってくれたのは、
変わった風体の男だった]
『どこぞの町の研究所では、異形を戦の道具にしようとしているそうだよ。
果たしてそう上手くいくものかねえ』
[それはまだ、人々が本気で世界の終焉に怯えていなかった頃。
異形はいつか消え、また元の生活ができると、まだ、多くの人が思っていた頃]
『私はね、異形と共に生きるための研究をしているんだ。
こいつは――生き物に寄生するタイプの異形だ。
そして、主食は、同じ異形だ』
『今、あちこちで輸送路が止まって食糧危機だのなんだの騒がれているだろう?
――こいつを身体に住まわせてしまえば、食うものには困らないさ。はっはっは』
[難しいことを言う男だった。
しかしまだ幼かった自分たちは、男に促されるがままに、その異形を体内に入れてしまって]
[地獄を見た]
[思い出しても、思い出したくない]
[だから、妹の手を引いて、その男の元から逃げた]
[途中ではぐれ、自分は連れ戻された。
妹の行方は、そのまま知れず。
更なる実験と研究のせいで、妹の記憶すら失ってしまった]
[ああ、もう。こんな身体では生きられない]
[だから、一緒に死のう]
[最後に花畑をもう一度見てから。
その中で眠るように死のう]
――マルガリータ…。
リタ……。
…怒ってます、ね?
[異形なのか、妹なのか、もうわからないものが胃を、腸を、膵臓を、肝臓を、肺を、肉を、血を、身体の全てを内側から喰らう]
………… かはっ…
[一滴の血も逃さない、そんな執念と共に]
[血を吐くことすら許されず]
[それでも、……それでもマーゴの声のほうに向かうのは]
[何故なのだろう]
[手は、取れたかもしれない。
取れなかったかもしれない。
わからない。それは、マーゴも死んだ今となっては、誰にもわからぬこと。
しかし、いずれにせよ。
異形は己の宿主を完全に喰らい尽くすと、
そのまま自らの足を食べ手を食べ頭を食べて、
セシルという人間の痕跡ごと、*消えてなくなる*]
遺品くらいはどこかに転がっているかもしれないが、それだけ*。
―見張り塔―
――……いるよ、
ヨナ、ここにいる。
[ 亡霊は歩み寄り、傍らに膝をつく
湛えたそれは、彼女の望む表情に見えただろう。
指先に手を伸ばす]
―泉・異形の大樹―
――……、あなたも。
[幹にガストンの手が触れれば、
梢は応えるようにさわさわと揺れる、生ぬるい風の仕業]
[答え無き大樹に語りかける彼は、
この異形をも仲間のように、みなしているのだろうか。
かつて言葉無き獣を相棒と呼んだ様に。
生きる力の強さが眩しく、水面が揺れる]
―見張りの塔―
[ヨナの問い掛け、亡霊は彼女の望む言葉を紡ごうとして]
――……シィラは、
まだ、生きている。と思う。
[“天使”は、彼女を敵から護るために、
ここまで避難したつもりだったのだろうか。
打ち込まれた銃弾は数発、
無理をして飛んだそれはもう長くは持たないだろうか。]
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[耳を劈く叫びに、思わず両耳を押さえ、しゃがみこむ
風圧とともに、近くを巨体が通り過ぎていった。目をあけ、振り返る。暖かい血液の道の先は、城の外。塔の方角。空中で消えた]
[ゆっくりと立ち上がる。まだ耳の奥がきんきんとして、真っ直ぐ歩けなかったが、中庭の方へ。血に足を取られないよう、目を凝らす]
……しんだ?
[気づけば、城の中はだいぶ、静かになっていた気がして、思わず呟く。それでもいくつか、人の動く姿が見えた]
(@1) 2010/07/23(Fri) 19時半頃
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―見張りの塔―
[亡霊は小さく頷いて、
けれど起きようと震えるその身体を制した。
――世界の意味を問う、言葉]
……うん、そうだね。
人が赦されなくても、生きていける存在がある。
それに、もしかしたら、
――まだ存在が赦されるヒトも、いるかもしれない。
ヒトとして、正しい形ではなくても……
[ 震える身体を、肩を撫でる
赤く染まった少女の姿、亡霊の手は赤くはならない]
水なら、あるよ。
――……君の眸の中に、
[ 亡霊は、その青を覗く
闇の世界でも、彼女が望めば、それは きっと]
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[ふらふらと中庭へと。奇数なら→{3}途中で血に足を取られ、転ぶ。奇数なら→{2}着替えも血の道に]
(@2) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[ふらふらと、中庭へと歩いていくが、血の跡に足を取られ、転んだ]
……つぅ。
[ひりひりとする頬を押さえる。外套も血まみれだろうか。
なんとか干してあった服の所に辿り着く。さっと身につけると、蝕まれ、ぼろぼろとなった外套を再び羽織った
そして泉へと歩いていく]
(@3) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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ああ。……生きてたんだ。
[ガストンと、ホリーの姿も見えれば、そう声をかけ
泉の傍らへと座ると、息を吐く]
(@4) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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[あぁ、それは…終わる世界の黄昏の色。
穢れていても、
いや、穢れてすらも、
むしろ、穢れているからこそ、
こんなにも、美しいのか。]
──世界《ヨナ》は、キレイだよ。
[淀みも濁りも穢れも全部、総て含めて、
世界は、こんなにも愛しい──
|
……?
[ガストンに声をかけようとしたが、何か呟く様子に、やめる。突然石を叩きつける様子に、一歩後ずさった
壊れたんだな。そう思って、僅かにその後姿を一瞥すると、立ち去った]
(@5) 2010/07/23(Fri) 20時頃
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―見張り塔―
[聞き覚えのある声、小さく。
そう、世界は歪んでいるけれど――]
うん、泉は君の中に――……
そして、君が与えてくれた水は、皆の中に。
―――…ヨナ、
[その乾いた口唇を潤す水は、
けれどもう死んでしまった亡霊の中には なくて。
―――小さく微笑返しながら、
その唇に触れる その血を拭うことは出来なくても]
[噴き出したあか、響く叫び。
既に傍観者たる少女にできるのは、ただ、見ているだけ]
……ああ。
[衝撃を受ける器を失した身に、その音が刺さる事はなく。
そこに紛れた幾つもの呟きも、拾う事はできて]
……さびしい、ね。
[間を置いて、零れたのは、こんな呟き]
[小さなキツネリスは記憶のままに、その手へそっと擦り寄って、
最期の時が訪れるまで、傍に…*]
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