191 The wonderful world -7 days of MORI-
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[そんな決心をしたとき、ちょうど、ミッションは聞こえてきただろうか。
その内容を理解するために静聴してから]
ふぅん。
じゃ、お前を生き返らせるのも、
そして、あいつをぶっ殺すのもお手の物ってやつか。
[完全に、うちの子になにしてくれたのさ、保護者モード発動中だった。]
……はい。落ち着いて。
予想はついてたけど、落ち着こう。
それに……
[自分の話を聞いて不機嫌になる皆方。
予想はできていたので、今度はぱんぱんと暴れ馬を宥めるように背中を叩く。]
[ある意味、絶妙のタイミングで虚ろなる存在が知覚できた。
新たなるミッションについて…携帯が、地上に居た頃おなじみの指令を下す。]
輝にい!ミッションだ!
なんか、敗者復活戦みたいなの、あるみたいだぜ。
マジかよ。
[内容にはすかさず反応。
受けるかどうか?
もちろん、受けるに決まっていると表情が語っていた。
そして、物騒な顔になった皆方の肩のツボをぎゅっと押す。]
それは、一旦置いておこう?
……最終日とかに…もし、可視化される点数がわかって。
輝にいのが足りないとわかったりしたら。
俺だって、選んだかもしれない。
選ばなかったとは言い切れない…から。
[そのまま、ぐにぐにと肩を揉んだ。]
ま、こんぽーざ、とか興味ないけどよ。
お前生き帰らせて、
アイツが一番嫌がることをしてやる。
[ふっふっふ、と邪悪な笑みとオーラを浮かべる。
甥っ子可愛い叔父さんを舐めるなよ。と。]
まぁ、俺も向こうも生き返ったら、デコピンくらいはしてやるけどな。
はあ?
何を置いておくっていうのさ。
もちろん、殺す。
ん…輝にいの気持ちはよくわかった。
それはそれで有難いけど。
生き返ってからやっちまったら、それ犯罪だから。
[肩をぽんぽんぽんぽん]
ところで、コンポーザーってどこにいるんだろう。
[あからさまに話題をすりかえた。]
犯罪ぃ?
それ、今更じゃねぇか?
[コンポーザーの話題になると、さすがみその場所を探すが
正直、心の中はあきらかに凶悪なものが渦巻いていた。]
|
― 怒鳴と別れた後 ―
……30分過ぎちゃった
[未だ集合場所に行けていない卯月は、取り敢えず今の現状を報告すべきかと 何があったのか、怒鳴との約束を守りながら伝える事にした]
えーっと、おばーちゃんに会って 息子のタカシを探してて 人助けしよう!って思ってるの! うん、これで良いかな!
[何度もなんて連絡するか考えて、それから景山にテレパシーを飛ばす事だろう**]
(110) 2016/06/13(Mon) 22時半頃
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ええ。
モリ区の中ならば全てを自由自在にできる権利、です。
もちろん、デコピンも、殺すことも。
思うままに。
[ぼやけた影は、聞こえてきた声にそう応える。
こういった被害者感情も、良き要素へと転じてくれれば、それでいい。
人は殺せばそれで終わり、口封じ。
――などと考えているRGの人間は、こうして復讐の憂き目に遭うわけです。]
[僕の気配は“夜羽 仙寿”のものに似ていたかもしれませんが、
この空間では僕はただのコンポーザーという、高みにある存在。
僕の姿を正しく認識できる者は、限られるでしょう。
興味深そうに彼らの声を聞きながら、
やがて、ミタマ電機の方面へ姿を眩まします。
追ってきてください、とでも言わんばかりに。*]
今更は今更だけど、こう…人を呪わば穴二つって言うしさ。
その……
うわっ。
[+30 ピンポイントで聞こえてくる影の声。
皆方の背後に隠れて顔を出す。]
……今の、が。
その…コンポーザーってやつ?
なんか、声が響いてきたけど…
[気配を探るが、正確な位置はわからない。
皆方に、わかるかどうか尋ねるように目を合わせた。]
別に穴におちよーと、ドブにはまろーとかまわねーよ。
洗えばいい話だ。
[物騒の顔のまま、コンポーザーたるものの話が聴こえてくれば、
耳を傾けることは傾けるけれど]
コンポーザーになれば、
このモリ区は操り放題ってわけが。
はーん。悪くないねぇ。
[表面的にはそういいつつ、 視線は、その孫娘、そして、圭一へ。*]
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……!? ごーちゃん、それって……!!!
[携帯を取り出すと怒鳴に早速報告するように 多分、この情報を持っているのは自分だけだから。なんとしても 集合場所の901前で携帯を手早く打って、メール文を作れば怒鳴に送信する]
『美術館の前にタカシさんが居るって! 息子さんかはわからないけど、おばーちゃんに伝えてあげて!
PS. ノイズ沢山出してるらしいよ。ちょっと危ないかも』
[それを送信終えれば、今度は景山に返答しなくては。と 久しぶりに仕事をした感じがあって、大忙しだった*]
(126) 2016/06/13(Mon) 23時頃
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……………。
最初から、わかってドブにはまる必要なんてない。
[話を聞きながら、皆方の服の裾を掴んで俯く。
声のトーンはやや固く、泣きそうにも見える表情。]
ふぅん。
それは、お前がコンポーザーになるっていうことかぁ?
俺がなったら絶対殺すからな?
[裾捕まえれて引っ張られた。
言葉は念を押すように]
………。コンポーザーとか、そんなのどうでもいい。
俺は輝にいを生き返らせたい。
でも……犯罪者にはしたくない。
それだけなのに、なんでわかんないんだよ…。
[多分この流れは良くない。理性ではわかっている。
わかっていても、言葉が上手く制御できない。
だから、裾をしっかり握ったままで。
自分の考えを伝えるしかなかった。]
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ごーちゃん、こっちこっち!!
[ぴょんぴょんと小さな身体を主張するようにジャンプをして 兎の耳のようなツインテールが跳ねる事だろう]
あのね、ごーちゃん さっきも言ったけど美術館の人、ノイズ出してて おばーちゃんと関係あると思うの
[けれど、何か腑に落ちないように それは自分が持つ感情にも似たような、言葉]
(146) 2016/06/13(Mon) 23時半頃
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……おばーちゃんから、息子に愛? ねぇ、ごーちゃん
[嗚呼、多分自分が普通の少女だったのならば こんな質問、しやしないのだろう。しないはずなのに、純粋無垢に彼へ質問を向けた]
…親って、子に愛を届けるの?
[愛の形は人それぞれ、なんて言われてしまえばそれまでなのに 愛の形を知らないから。本当にミッションに関係あるのか、必要な事なのかわからなかった*]
(147) 2016/06/13(Mon) 23時半頃
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………まずは、コンポーザー、探さないといけねーだろ。
車、手に入れようか。
[視線を伏せたまま。
皆方にそう申し出た。]
わかるか。
あのなぁ、俺の心配をする必要はないの。
犯罪者にしたくない?
残念ながら、犯罪者になってなくても地獄に落ちてる気しかしないさ。
つーか、俺が同じ目にあっても、まぁ、お前はそれでもアイツとなかよししていくってことか?
おめでたいな。
─とある春の話─
[春はあけぼの。ようよう白くなりゆく
オフィスはすこしあかりて、あおいだちたるモニターの
しずかにかたまりたる。]
[丸まりきった猫背に乾いた笑いを浮かべて、朝を迎える。
納期まで時間がないっていうのに、何止まってくれちゃってんの…。
マジ、神は俺になんの恨みがあってこんな試練を…。]
[しかも、大家に呼ばれてるんだった。
飯くれるのはありがたいけど、こちとら
四六時中仕事してるんだっつーの。]
お前の韓流ドラマのことでいつもいつも
呼びつけんじゃねーよ!
[思わず心の声が出てしまったが用事はそれではなかった。]
[あれよあれよという間に、でっけートリを押し付けられてしまって俺は途方に暮れた…──がとりあえず持って帰った仕事をすることにした。現実逃避を決め込むことにしたのだ。]
[段々と俺は学ぶ。
反応をしても、しても。
こいつの欲求は終わることはない。]
[それなりに世話をしてやってはいたけど
(自分では話半分な自覚なんてない)
こいつは満足するどころか飽きることなく
求めてくる。全く、人の時間は無限だと思っているのか。]
[春の終わりに終わりのない構って病に
俺の短い堪忍袋の緒が切れた。]
─とある夏の話─
[夏は夜。月のころはさらなり、やみもなほ
ブルーライトの多く飛びちがひたる。
また、ただ一つ二つなど、ずっとうち光りて行くもむなし。
バグなど出るもむなし。]
[どっかのアプリのパクリみてーな企画が通って
適当にこなす傍ら、社長が昼間の空調を浮かそう
と言うから夜仕事することになった。]
[それなりに暇だから、と始めたフィリップの言葉覚え。
うまく行けば小遣い稼げるかなーと思えば
普段よりは愛想よく笑いかけてやる。
そうすると、馬鹿のひとつ覚えみたいに言葉を喋るもんだから
俺は端末のレンズを向ける。]
[ヒトの真似事するインコを見ると
言わされてる感満載の彼にわずかばかりの憐憫を。
他の大多数は下心だ。
なんたって、言わせてるのは他でもない、この俺。
そんなことを賢しく察したのか
いつしかフィリップはレンズの前で物言わぬ置物と化した。]
[夏の終わりにわずかばかりの憐憫の残りがそっくりそのまま怒りに変わった。]
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