人狼議事


246 とある結社の手記:9

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[ハア? と、向こうが先に目を丸くした。
状況がわかっていないと思われたのかもしれなかった。自分だって、襲われるかもしれないということに、こっちが気づいていないと思われたのかもしれなかった。
彼女は、蓮っ葉に小さく噴き出して]


『……今はおなか一杯だから、見逃してあげる』


[それが、これまで。──好きだった、初恋だった彼女の笑顔とまるきり同じで、喉から声が出なくなった。]


[── なんで。とか、どうして。とか、
そういうことを何も言えないまま。


じゃあね。と短い別れの言葉ひとつで
彼女は、村の方に戻っていった。]


[死んだ友人との間に何があったのか、
詳しくは知らない。

ただ、小さい村だったから、
その事件は大きく騒ぎになって。


でも、野犬のしわざだろうと。

最終的にはそういうことでカタがついた。]



[あんなに、(こんなに)腹を暴かれて
食い散らかされていたのに。]

[助けを求めるような顔で、濁った眼をさらしていたのに。
犯人は捕まらないまま──誰も彼もが、
だんだん彼のことを口にださなくなった。]


[それでも、]


[人狼だとかなんだとか、そんな不確かな話で、
村がざわついている間。
通報は、──誰にも、しなかった。]


[彼女を、大切に思っていた。
 そのせいだったかもしれない。]


[それとも、
 あの涙を見てしまったせいか。]


[答えは出ていない。ただ、少し。
少しだけ、──彼女については。
人狼として抱えるものに触れてしまったのが
きっと、それがだめだったんだろう。]


[彼女は気まぐれなのか、黙っているなら構わないと思ったのか、自分のことを襲うことはないまま、時間だけが過ぎていった。

村の人間には、深くかかわらないようになった。

表面だけ、愛想をよくして。
深いところには、なるべく触れない。

そういう生き方になった。


───そうしてたまに、人がいなくなったと

そんな噂話を聞くようになった。


そうして17になるころには、幼馴染だったうちの片割れのひとりも、いつの間にか村から消えていた。]


[多分、──たぶん。彼女は、今でも。
 少しばかり泣いたりもしながら、


──人を、食べて生きてるんだろう。]


[宿屋の主人に、人間じゃない残念だといわれても、曖昧に、笑うしかできなかったのは。


人殺しを見逃した自分だって。
他人の死を許容したって意味では、


人殺しの、同罪だと思ってたからだ。]





[──まともじゃないんだ。はじめから。]

 


[人間は嘘を吐く。大事な人を庇う。

他の誰がどこか死んでたって、
そんなのは見てみないふりができる。]
 

     [ ぐゥ と、喉が鳴った。]


[だから、イヴォンの行動にも、
 ──自分が真っ先に気づいたんだろう。]


    ぅ ぇ

            ぶ  ァ  …ッ

[せりあがる気持ち悪さに、半開きの口が震える。そのまま口は『中身』を吐き戻した。丸めた背中が痙攣する。]


[いたい]

       [苦しい]

 [もう楽になりたい]
 


[──許して]

 
[許して、助けて、殺さないで!]


[ああ! だけど、だけどだけどだけど!]


[この痛みは、苦しみは!]


[オレが今まで、
 見ないふりをしてきたものだ!]


 




[許して? 助けて? 殺さないで?]


[そんなの、何十回、何百回。

これまでに食われてきた人間が、
そんな思いを抱かなかったなんて。


そんなことはありえない話だ。]


[ああ。だって、だって。]


[だって、こんなに

 熱いのにさむくて

   苦しいのに息が吸えなくて


目の前が真っ暗で脳髄が、黒に押しつぶされる。

寂しく寂しくて──


黒い沼の落ちるみたいに、怖いのに。]



[──こんな こんな。


          こんなことは。]





[──── 許せるわけが、ないじゃないか**]

 


メモを貼った。


メモを貼った。


【人】 愛人 スージー

― 昨日の話、 ―
[ユージンがまだ生きていて、一緒に話していて、
睨んだり逸らしたり。
なんとなく、少しだけ日常みたいな少しのやり取り。俺もだと言い出すノアの言葉(>>4:412)にも、ノアさんまで。と半目だったが。張り合うようなその声色に、少しだけ…くすり。と、呆れ混じりだけども、笑みを浮かべられたのだった。

ありがとうと言われると、また複雑な気もちなんだけど。
だって私は、友人を疑ってしまった。友人を疑っている。
友人を信じたくて、友人を疑うしかなくて。
信じると信じないの狭間、境界線、線をなぞれないでいる。

今度は笑えないまま、静かにゆるく、首を振った。
小さな呟きが耳に入る。]

 きっとそれは… 皆だわ。

[誰かを疑いたくてこの場に居る人なんて、きっといない。それでも疑わざるを得ない今が続いていく。窓に嵌った格子を見て、]

 牢獄ね、本当に。

[眉を寄せて、目を伏せた。 その後は、体調が大丈夫かくらいは聞いただろう。でもたぶん、そんなに長話は、しなかった。*]

(147) 2018/08/01(Wed) 08時頃

【人】 愛人 スージー

― ユージンの部屋で、 ―

[疲れたようなラルフの様子(>>23)に、その時は気付けなかったけど。自分の事で、感情で、いっぱいだったけど。押し殺すような、息の音が聞こえた。
隣(>>24)を見ると、頷くのが見えて、音こそ聞こえなかったけど、ぽたりと落ちていくものが見えて。……目を伏せると、またぼたりと涙が押し出された。

深呼吸。

お礼を言って、明るい顔が返ってこなかった(>>25)のが今は逆に安心する。満面の笑みで言われたら、それこそ楽しんでやってるのかと疑ってしまっただろうから。
ああ、また。疑う事を考えている。

静かに、深呼吸。

もう一度、うん。と頷いた。]

(148) 2018/08/01(Wed) 08時頃

【人】 愛人 スージー

[ラルフは声が出ないんだったら、
感情くらい素直に出さないと大変よ。
とか、
お礼は遠慮するものじゃないでしょ。
とか。
彼はお客さん、というよりは取引先とか友人のイメージの方が強いから、そこまですました態度はとらない。客で来た時はそりゃあそういう態度もとったが。

―――自分が好きにやるために、素直にはならなきゃね。

なんて、言った事もあったかもしれない。
ラルフが時折皆と飲んでいる時の姿を思い出した。楽しそうで。でもあの空間はもうないのか、と思うとまた視線を落としそうになる。

疲労の色はまだあっただろうか。だとしたら、ぽんっ。と背中を叩いて。ひらりと手を振って、その時はその場を去った。*]

(149) 2018/08/01(Wed) 08時半頃

【人】 愛人 スージー

― 朝、ロビー ―

[あの後顔を洗って、それからどうしようかと思考が深く沈んだ。今日は誰が連れていかれるのか、怖さしかない。

戻ってくると、ロイエの姿(>>2)が見えた。
声をかけられると、]

 私、そんなにひどい顔してた?

[と、眉を寄せる。でも、冷たい水を貰うとありがとう。と呟いた。一口飲むと、その冷たさが喉から奥、胃に入るまでを確かに感じてしまって。ごくん。
泣いたからか、体温が少し上がっている事を自覚した。このままじゃ、また頭に血がのぼってしまいそうだったから、それを冷やすためにも。大人しく水を飲みながら、今日は誰が。結社員のくる時間帯は迫っている。それまでは、動き回っているロイエの姿を、何となく、目で追っていた。]

(152) 2018/08/01(Wed) 09時半頃

【人】 愛人 スージー

― 朝、処刑連行時 ―

[結社員が票数を確認する姿、その後、大声(>>0)が聞こえて、びくっと身体を揺らす。必死に食い下がるピスティオや、ベッキー(>>21)の姿。それを見守るようないくらかの面々が見えた。

息を飲む。ピスティオの声が、ベッキーの声が、耳に心に突き刺さった。]


 お、…

[イヴォンさんが、連れていかれる。それ自体を止める事は、多分もう無理だ。いやだ、いやだ、いやだいやだいやだ。ピスティオやベッキーの声を聞いていると、そんな気持ちばっかりが浮いてくる。いやだいやだいやだ。友人たちのそんな悲痛な声を、こうやって聴き続けなければならない。でも、彼らに何を言えるというんだろう。
イヴォンさんの正体がなんであったって、これは。―――… これは。彼女の横顔を見ていた。連れていかれる彼女の様子を。ピスティオの顔を。姿を。口元が戦慄く。緩く…息を吐いた。]

(153) 2018/08/01(Wed) 09時半頃

【人】 愛人 スージー

[そうして、その後。リンダの様子(>>36>>37)が変わった。]

 リンダ!?

[ロイエが駆け寄る(>>63)様子が見えたけど、自分も傍に行く。だけど何もできないまま、傍にしゃがみ込んでいるだけだったけど。]


 ……、…

[そうして、近くで。彼女(>>38)がイヴォンを人間だと言うのを聞いた。胸の底が冷えていくような心地だ。そんなの、…。口元を、引き結ぶ。
それでも倒れた友人も、このまま死んでしまうんじゃないかと思うと視線は心配気なそれになるのだが。]

(162) 2018/08/01(Wed) 10時頃

【人】 愛人 スージー

[周りに会話が飛び交っていく。
パティとモンドの様子、守護者だという言葉に、瞬いて、でも、それよりも、名乗るのは待ってほしかったというノアの言葉(>>71)に、眉を寄せた。]

 なんで?

 だってモンドさんは人狼かもしれないって疑われてたのに、なんでもっと隠しておいたほうが、なんていえるの?
 こっちには解んないのよ、モンドさんが、なんなのか。
 
 それを証明できるみたいな事言っておいて… 言っておいて、…疑われたまんまで、そのままって、なんで。

[最初にぽんと出たのは、昨日、ベッキーに対して疑念を抱いた時のような、言葉で。

ベッキーは人間だという、ノアの言葉(>>76)を素直に信じられない心地になる。視線がこちらにきた時、表情は硬かった。人間だっていってほしかった。友人が友人を人狼だという言葉は聞きたくなかった。だから、本来なら安堵したっていいはずの言葉だったのに。

ノアの占いについては元々半信半疑だったし、何よりピスティオが、モンドが。ノア自身が悪いわけではない部分で、どうしても信じたいものが違ってしまっていた。それに、ノア自身の言葉が加わってしまうと、だめだ。 自分の思考が固まっていく。]

(163) 2018/08/01(Wed) 10時頃

【人】 愛人 スージー

[昨日話した方がマシだった(>>52)、そう聞くと、]

 そうよ。なんで昨日、話さなかったの?
 ねえ、なんで今日にしたの?

 昨日で良かったじゃない、なんで…

[狼と同数になったら、全員死ぬ。(>>89)
追いうちのような言葉が、どうしても、耳に残った。]

 全員、死ぬかもしれない?
 なあにそれ、なに? なによそれ。

 それをモンドさんは知ってたのに、
 昨日言っても良かったことを…今日まで引き延ばして… なんで?

 だめだ、ごめん、信じられない。
 マリオかワンダさんが霊能者かもしれないって言うなら、マリオかワンダさんが守護者でもおかしくないじゃない。モンドさんが言ってるのってそういう事でしょ?(>>68)
 

(164) 2018/08/01(Wed) 10時頃

【人】 愛人 スージー


 だめだ、だめだ、だめ。ごめん。
 信じられない。そうよ、信じられないわよ。

 だって、その事だって、…皆が 死ぬ、って。事だって、今ラルフに聞かれなかったら…言わなかったんじゃないの?だって言うつもりがあるなら、もっと早くいってるはずじゃない!

[やだ、やだやだ。ピスティオの声が、蘇る。
やっぱりモンドさんが人狼なんだと思ってしまう、でもだったら?だったら、ノアさんが偽物で、…イヴォンさんも、ピスティオも、人間だと言うのなら。]


 ノアさんが、ユージンさんを…?

[想像して、視線が、俯いた。手で顔を覆う。思考が止まってしまう。それ以上は、と思ってしまう。]

(165) 2018/08/01(Wed) 10時頃

【人】 愛人 スージー

[息を吐く。落ち着かなくてはならないのは解ってる。
固まりかけている思考を払うように軽く頭をふったけど、この思考はとれそうになかった。]

 …ロイエ? あなた、

[自分が霊能者だと言う彼女の言葉(>>82>>83)に、ハッとする。]

 あの時言った、嘘って。このこと?(>>2:440)

 まって、まって。
 …まって、…、…。それって。

[そのまま流されてしまって、リンダからの言及も無く、すっかり忘れてしまっていたけど。どこかでずっと引っかかってたのだ。あの嘘と言う言葉の意味を。

ああ、だとしたら。だとしたらリンダは?
本物か、偽物か。偽物なら?人間、人狼、狂人、ああ。
でも、どちらにしても、どちらか一人は本物だって信じたい。頭がまた、こんがらがってきて、額に当てた手を、緩く握りしめて、リンダの反応に視線を送る。]

(166) 2018/08/01(Wed) 10時半頃

【人】 愛人 スージー


 だって。……だって。
 まくしたてたくもなるでしょ。

 こっちだって、いっぱいいっぱいなのよ。

[疲れた様子に今気づく。彼の表情は昨日と全然違って、自信なんてどこかに行ってしまったようだった。何となく、口元を結んだ。]

 説得力…、

[(>>167)確かに昨日言われたからと言って信じられたか訊かれると微妙だ。返す言葉はない。]

 誰かを守ってから、死にたかった?
 今日誰かを守って、
 それが自分が守護者だっていう証拠になるって思ったの?

 もし、もし仮に…、仮によ。
 モンドさんが本物の守護者だったとして…、
 そうしたら、人狼はモンドさんを襲ってた、
 ってしたなら。

(175) 2018/08/01(Wed) 11時半頃

【人】 愛人 スージー


 そうしたら、ユージンさん、
 護れてたんじゃないの?

[(>>168)彼は死ななかったんじゃないか、そう言う意味で。]


 結局モンドさんは、自分が死にたくなかったのよ。

[でも、そうだとしたら。その気持ちは解る。だけど、やっぱり彼が人狼で、襲われる事がないと解っていて、投票も回避した、時間稼ぎだと思う気持ちの方が強い。気持ちはでも、先ほどよりは少し迷う。]

 でも…能力を使って誰かを守りたかったっていうなら、
 ピスティオも同じでしょ。
 イヴォンさんを、人間だって証明できてたら。
 彼女が連れていかれる事だって、きっとなかった。

[でもそれは、他の人達が止めようとした。どうして?と思う。
ノアさんとピスティオと、二人で占えばきっと解る事だったのに。最初はそうするって言ってたのに。結果論で、彼女が人間だと解ったから、今はこう思えるのかもしれない。それは解ってる。]

(176) 2018/08/01(Wed) 11時半頃

【人】 愛人 スージー


 そこじゃない!(>>170)
 そこじゃないわよ、人数の話。

 勿論はやく見つかるに越したことないわ。
 その為にこうやって話してる。

 でも、今はもう10人しかないのよ。
 狼は3人、でしょ?
 このまま毎日誰かが襲われていくのなら、
 明日には8人。その次には、6人。

 リンダを信じるとしたら…もう時間すらないんじゃないの?
 ロイエを信じるなら、別だけど。

 だってそうでしょ。
 占い師が3人…今は2人、霊能者が2人。
 うそつきが3人いて、たぶん、その中にも人狼が、
 まじってるんでしょ?
 

(180) 2018/08/01(Wed) 11時半頃

【人】 愛人 スージー

[ノアさんの、リンダの、ロイエの、名前を書くのを先延ばしにしたい。先延ばしにしたくて、]

 彼らが、本物かもしれないから、
 名前を書かないなんて、もう言ってられないじゃない。

 だって、リンダかロイエが、人狼で、
 ノアさんも、人狼だったなら。

[これは個人的な感情だ。だから、全部彼に。親しい人たちではなく、モンドさんにぶつけている所もある。違うと解ったら名前を書かなくてはならない事だってわかってる。
でも、]

 私は、
 … だって、リンダとロイエと約束があって。

 どっちかが、人狼だってわかったなら、そりゃあ。
 そりゃあ、名前を書くわよ、書けるけど、でも、

 ……半信半疑で、書けるほど、

[声が絞り出される。視線が俯いた。口元が、引き結ばれる。]

(183) 2018/08/01(Wed) 11時半頃

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