人狼議事


122 光と闇の双極夢幻《twin-mirage》

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【人】 双生児 ホリー

――はい、オーケー!

[ついでに――とばかり]

――……魔法式展開≪ファンクション・オープン≫
光学干渉、視覚欺瞞――幻想業火≪ミラージュ・フレア≫!

[偽りの焔壁が、一瞬、周囲の視線を塞ぐ。
害はないが、一斉に悲鳴が上がる。その間に、脱出は済むだろうか]

(146) 2014/05/15(Thu) 19時頃

【人】 双生児 ホリー

――……え!?

[壁から表に飛び出したところで――、その姿を認めて]

ごめん、ベネット――先に行ってて。

[失踪するケルベロスの背、鞍の上から飛び降りた]

(148) 2014/05/15(Thu) 19時半頃

【人】 双生児 ホリー

――……とうさん!!

[問答無用の銃撃に、声は悲鳴染みて]

一体、なんのつもりなの――なんのために!!

[その問いは。この襲撃についてであり。
あの逃走劇から世界断絶までの一連の行動についてでもあった]

(153) 2014/05/15(Thu) 19時半頃

【人】 双生児 ホリー

……へ?

[返ってきた言葉は――予想の斜め上。
場にそぐわない、いつもどおりのような言葉で]

晩御飯って……とうさん、何を言って。

[ひくりと、口許が引き攣る]

――帰る、って……帰れないじゃない!!
概念鎖≪ゲートニクス≫を断ったのは、とうさんでしょ!?

[動揺と混乱と怒りを綯い交ぜに、叫んで]

(160) 2014/05/15(Thu) 19時半頃

【人】 双生児 ホリー

お引越し……!?

[いやいや待ってと、頭を抱えそうになる。
きっと、先ほどまでのベネットはこんな気持ちだったんだろう]

ええ、そうよ――悪いに決まってるでしょう!

――とうさんは準備万端計画どおりなのかもしれないけど!!

私は、現地通貨や食料の用意もないし! 装備だって、ほとんどないのよ!!
ベネットが協力してくれなかったら、今日、空腹抱えて公園で野宿なのよ!?

[些かズレた方向の怒りを、ぶっつけて。ぜぇはぁ、息を整え]

(179) 2014/05/15(Thu) 20時半頃

【人】 双生児 ホリー

――とうさん。
この世界で、いま何が起きてるの?

太陽永久回帰≪ビッグバン・リヴァース≫って……、
恒星の消失なんて、少なくともB級以上の危機じゃないの?
人類世界が危険なら、救うのが私たち統制局員の仕事でしょ?

[真っ向から、視線を合わせて]

――宿命の少女≪ヒロイックエターナル≫って、誰のこと?
準因子≪コクーン≫とか、究極因子≪エターナル・エンブリオ≫って?

[父が隠そうとしても、娘はその一端に触れている]

――誤魔化さないで答えてよ。私、もう子供じゃない。

(180) 2014/05/15(Thu) 20時半頃

【人】 双生児 ホリー

――……そう、第一支部の管轄。そうなの。

[ならば、あの男は――第一支部の要員か。
あの男がターゲットと呼んだのは――つまり、それがベネット。

いやいや、違う――そんなはずがない。だって、あの男は――、]

とうさん――知らないだろうから、教えてあげる。あいつはね。

――"私"のことを、宿命の少女≪ヒロイックエターナル≫と呼んだのよ?

[明らかな、嘘。誤魔化しは、もうたくさんだ]

(196) 2014/05/15(Thu) 21時半頃

【人】 双生児 ホリー

――もういいわ、とうさん。

[きっと、私の知らない事情が、あるのだろうけれど。
とうさんが、私を思ってくれているのは間違いないだろうけれど]

教えてくれる気がないのなら――知りたいことは、自分で知る。

幾ら、とうさんにだって――、
――私の知らないところで、私の運命を決められたくなんてない!

(197) 2014/05/15(Thu) 21時半頃

【人】 双生児 ホリー

――次空門開放≪ゲート・オープン≫!
接続確立≪リンク≫――接触≪エンゲージ≫!!

[自分の魔力だけで展開する、魔法式ではなく。
この次空に存在する何らかの力を利用するための次空門開放――つまりは全力態勢]

――選んで、とうさん。
今度こそ本当のことを話すか、退くか。
それとも――初めての親子喧嘩をするかよ。

(198) 2014/05/15(Thu) 21時半頃

【人】 双生児 ホリー

ああ、そう――後悔しないでね、とうさん。

[次空門≪ゲート≫はこの星の海、そのもっとも深い海溝の底に開く]

――海神の槌≪ネプチューン・ハンマー≫!

[超高圧の放水は、それだけでも凄まじい暴力となる。魔力を載せて、衝撃を倍化すれば尚更に]

(215) 2014/05/15(Thu) 22時半頃

【人】 双生児 ホリー

[とはいえ――次空門≪ゲート≫を用いるにしては、穏当な攻撃といえた。

なんといっても、街中である。
激昂しているとはいえ、さすがに、周囲一帯を更地にしかねない攻撃は避けている。

――それに、なんのかのといって、父を殺すつもりはないのだった。

無意識のうちに、戦いではなく喧嘩といったのが、それを如実に表している]

(220) 2014/05/15(Thu) 22時半頃

【人】 双生児 ホリー

―幕間:十年前(>>111)―

[――その頃には、少女は人の言葉を幾らか思い出していたし、
少なくとも、幽閉されていた小部屋で保護された当初の、骨と皮と髪だけの幽鬼のような状態は脱していた。
少女が転移に耐えられるようになったと判断して、"父"が闇巫女に、出立を伝えにいった場でのことだった]

……おばさん、だぁれ……?

[――"父"に連れられた少女は、かつて闇巫女をそう呼んだ。
その呼び方に、もしかしたら"父"は蒼褪めていたかもしれないが。
闇巫女は怒ることなく――内心はどうか知らないけど――少女に"お守り"をくれた。
少女に同化したその護符の存在を、ホリー・ウェーズリーは憶えていない。
この世界での記憶――覚醒に繋がる可能性のあるすべては、父によって封じられていたので]

(234) 2014/05/15(Thu) 23時頃

【人】 双生児 ホリー

―現在―

[――その封印は、しかし。徐々に、綻びかけていた。

その護符――瑠璃神聖十字架≪ラピスラズリ・セイント・クルス≫は。

かつての主人の視線(>>162,>>201)を感じて、共鳴していたので]

(235) 2014/05/15(Thu) 23時頃

【人】 双生児 ホリー

――……っ!

[父の姿は、そこにはない――どこだ?
飛行兵装で空に――それとも、転移した?]

魔法式展開≪ファンクション・オープン≫
空間圧縮、自動展開準備――護りの微風≪インヴィジブルウォール≫

[奇襲を警戒して、防御術式を展開する。
意識的な防御よりも弱いが、どこから来るのか判らない以上、致し方ない]

(255) 2014/05/15(Thu) 23時頃

【人】 双生児 ホリー

――……あうっ!?

[死角からの衝撃。
自動展開した防壁が初弾を食い止めるものの、所詮は風。
封入された捕縛魔法に縛られ、防壁が喰われていく]

魔法式展か――っ!?

[眩い閃光に、詠唱が途絶える。
咄嗟に眼前にかざした腕に、捕縛弾の着弾――片腕の動きが縛られ、だらりと下がる]

こ、の――!!

[だが、父が好む実体弾ではない。
対象の拘束を目的とした魔法弾――であれば、まだ対処は難しくない]

(308) 2014/05/16(Fri) 00時半頃

【人】 双生児 ホリー

――接続変更≪リンク・リライト≫! 再接触≪エンゲージ≫!!

[突き出した指環の先、地面に魔方陣が輝く――その門が繋がる先は]

――好きなだけ、捕らえなさい!!

[魔方陣から現れたのは――大量の鳩。
眠りを邪魔され、唐突に空中に放り出された鳩たちが抗議の叫びを上げながら、一斉に羽ばたいて。
捕縛の魔法弾によって捕らえられた鳩たちが、次々と地面に落ちていく]

(310) 2014/05/16(Fri) 00時半頃

【人】 双生児 ホリー

――……本命!?

[弾幕の途絶えたあと――強烈な魔力。
いまのは時間稼ぎというわけで――問題は、何がくるのか。
着弾して発動するまで、なんの術式か判らないのが、いやらしいところだ。

考える時間は一刹那――どうする、何がベストの対応だ?]

(311) 2014/05/16(Fri) 00時半頃

【人】 双生児 ホリー

――くっ……、……緊急転移≪ゲートスルー≫!!

[喧嘩を売っておいて逃げるのも情けないが――相手が相手だ。
自分が入隊する以前までのD.E.A.T.H最年少入隊記録保持者で――、
そして、史上最速でD.E.A.T.Hの隊長となった、統制局では伝説の男なのだから。
死神たちのなかで、蒼馬を駆る騎士≪ペイル・ライダー≫とまで称された父が練った本命。
そんなもの、咄嗟に編む防御術式程度では防ぎ切れまいと、逃走を選んだ。

もっとも――次元門≪ゲート≫を超えて追う、時空追尾薬莢≪ホーミングバレッド≫の前では無意味ではあったけども]

(318) 2014/05/16(Fri) 01時頃

【人】 双生児 ホリー

[リンクを再設定していなかったため、直前の接続先に転移する。

――つまるところが、鳩の群れがいた場所である]

――……はっ、危なかった……!

[いや、まだ危ない。
それ自体に転移能力を持たせた魔法弾が、時空を超えて、辿り付く]

しまっ――……!!

[永久の水晶≪コキュートスプリズン≫――最上位の幽閉術式が、瞬く間に煌く檻を展開する。
ホリー・ウェーズリーの能力であれば、或いは、抵抗も可能だったかもしれないが――]

(325) 2014/05/16(Fri) 01時半頃

【人】 双生児 ホリー

――い、やぁぁぁぁぁ!!!!!

[太陽が失われているがゆえに、周囲は暗く。
闇、そして、閉所――揃ったふたつは、暗い記憶≪トラウマ≫で。

かくて、ホリー・ウェーズリーはあっさりと意識を手放した]

(326) 2014/05/16(Fri) 01時半頃

【人】 双生児 ホリー

―とある少女の過去―

[――ホリー・ウェーズリーという姓名。
それは、ウィリアム・ウェーズリーが、死んだ姉の子と称して養子にした際に与えた名である。

彼女の元の名は――、
――フォール=イーリス・フォン・リヒテンブルクといった。

無論、その名にあるイーリスとは、楽園へ導く虹かける女神の尊名。
"女神を墜とす"と名付けられた子は、涜神のためにだけ生み落とされた。
邪教に傾倒する少女の両親は、滅びを願うに我が子を用いたのだ。

そして――その願いは、女神の怒りによって叶えられた]

(330) 2014/05/16(Fri) 01時半頃

【人】 双生児 ホリー

[――赤子は災厄の因子≪カラミティ・エンブリオ≫となり、成長に従い、その片鱗を示す。

自らの命が危険に晒されるに至り、両親は少女を忌み子と呼んで、封じ込めた。

貴族の体面が、子殺しをさせなかったのか。
或いは、殺した場合に"何か"が起こるかもと怖れたのか。

城の地下室、その石壁の更に奥に設けた光の届かぬ密室。
日に一度、小さな穴から水とパンだけが投じられる暗黒。
成長に異常をきたし、言葉さえ忘れながら、死ぬことだけはなく。

――そうして、少女を抹消しにきた"父"が現れるまでの五年を、少女は闇のなかで生き続けた]

(331) 2014/05/16(Fri) 01時半頃

【人】 双生児 ホリー

[――永遠の闇。ほとんど身動きもできない密閉空間。

その壁が崩され、眩い光が差したとき――少女は、憎悪と恐怖と闇と冷たい石壁以外のものが世界に存在することを、知った]

『……ほる、いー……』

[――そうして、名を問われ。
記憶の彼方から掘り起こした名を、舌足らずに答えたとき。

忌み名は払われて、少女はホリーとなった]

(332) 2014/05/16(Fri) 01時半頃

【人】 双生児 ホリー

[――閉ざされた闇に迸った、忌み子の記憶に。

女神が怒りを思い出したのか――はたまた、忌み子の力か。

暗い夜空に、滅びに至る闇色の虹≪セブン・カウント≫が描かれた]

(346) 2014/05/16(Fri) 02時頃

双生児 ホリーは、メモを貼った。

2014/05/16(Fri) 02時頃


【人】 双生児 ホリー

[――父の手によって、術式が解除されたあと。

ホリー・ウェーズリーの身体は、ゆっくりと地面に倒れ込む。

泣きじゃくったあとの顔は、まるで姿相応の子供のように**]

(347) 2014/05/16(Fri) 02時頃

双生児 ホリーは、メモを貼った。

2014/05/16(Fri) 02時頃


【人】 双生児 ホリー

――……ぅ、……、

[――くらい。暗いなかで眠るのは、いつ以来だろう。

明かりを点けていないと眠れなくて。
明かりのないときは、とうさんと一緒じゃないと、眠れなかった。

だから、きっと、このあったかいのはとうさんなんだろう]

(391) 2014/05/16(Fri) 20時頃

【人】 双生児 ホリー

[――そうして、夜が明けて。
父の温もりが去って戻ったとき、娘は目を醒ましていた]

……、……?

[うすぼんやりと、瞼を開けて。父の様子を見遣る。

なにかの通信――局への報告?
違う、そんなはずない。じゃあ、誰と?

――わからない、わからない。
とうさんが何をしたいのか、いま何が起こっているのか――]

――……相手は誰、とうさん。

[ベッドに身を預けたまま。静かな声で、訊ねた]

(392) 2014/05/16(Fri) 20時半頃

双生児 ホリーは、メモを貼った。

2014/05/16(Fri) 21時頃


【人】 双生児 ホリー

――……おはよう、とうさん。

[こんな状況でも、反射的に朝の言葉を返して]

……古い友人、ね――もしかして、あのおばさんのこと?

[無意識のうちに、過去にみた光景(>>234)を口の端に乗せて]

……とうさんが謝ることじゃないわ。

判断を誤ったのは、私だもの。
あれが攻撃術式だったら、怖さを感じる贅沢なんてなしに、私は死んでた。

[それは厳然たる事実だろう]

(404) 2014/05/16(Fri) 21時半頃

【人】 双生児 ホリー

――……とうさん、あのね……、

[お詫び、なんていうのに。眉を顰めて、呆れた溜息]

……ご機嫌とりってわけ?
でも、まあ、いいわ……その手に乗ってあげる。

――これ以上、とうさんが選んでくれたドレスを汚したくないし、ね。

[示された着替えを抱え、バスルームへと]

(405) 2014/05/16(Fri) 21時半頃

【人】 双生児 ホリー

――……、

[脱いだパーティドレスは大切に畳んで、籠に入れて。

そうして、一糸纏わぬ姿でバスルームに入る。
湿気と温度が残る空間。先に父が遣ったのだろう。シャワーのコックをひねる]

これじゃ……ほんとに、ただ引っ越したみたいじゃない。

[ザァ――と。勢いよく注ぐ、熱い湯を。
壁に手をついて、頭から浴びながら。吐き捨てるように、呟いた]

(406) 2014/05/16(Fri) 21時半頃

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