15 ラメトリー〜人間という機械が止まる時
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
[ 殺すことしかできなかった。
奪うことでしか、救えなかった。]
[ だから ]
[ 与えられる存在は、尊くて 綺麗で ――… ]
[ 形にならない思考がひとつ 沈んだ ]
[ 泉を護る大樹は、
いまはただ静か **]
―――……約束、
[ 沈んでゆく 思考 ]
[ 最期に 聞いた 言葉 は]
[ ころなさいで ]
[ しなないで ]
いきている……、
しんでいない……、
[呪縛のような その 言葉は]
[部屋のひとつ。
少女は自分によく似た少女の傍を少し離れる。
冷たく起きぬ少女に触れてくれるアリーシャに触れる。]
アリーシャ。
そっちは私じゃないわ。
ねぇ。
ねぇ。
[触れるのに、きっと気付いてはもらえないのだろう。]
ソフィア、ソフィアっ!
寝ているのは、私にそっくりなこの子。
私は起きているわっ。
[金の髪を揺らしてソフィアへと駆け寄るけれど。
さて、その躯に触れた感覚は伝わるのだろうか。
傍で共に眠っていたネコミミトカゲは起きない少女から離れ、何もあるはずがない――いまの少女が立つ足元をついて歩いた。]
ねぇ。
ねぇ。
私はそっちじゃないわ。
[服の裾を引く、引く。]
[泉に佇む竜の少女へ、
梢はさわりと優しくざわめいて]
[そして]
[波打つ影からわかたれた
不可視の人影は、ひたり、動き始めた]
[木陰は変わらず優しい音を奏で続けている]
[ネコミミトカゲは撫でるソフィアを金の瞳で見る。
そのすぐ傍に視線を移して、交互に見る。]
ソフィア?
私が傍にいるの。
私は起きているわ。
ねぇ、ねぇったら。
[何度も何度も服を引く。
やがて翠の瞳は潤んで。
けれどもソフィアに声が届くことはないのだろう。
大樹と共にあるラルフにはその声が届いたろうか。
泣き出してしまいそうな、声が。]
――……泣かないで ヨナ
[ その声は 彼女だけに届く声 ]
だいじょうぶ、
おれはそこに、いない だけ……
[影より別たれた影は、
ゆるゆると古城内を移動する。
誰の目にも存在しない
誰の耳にも聞こえない
ソレはそれを望んだ
彼女の為だけにある、モノ だから]
|
…ヨナ、……ヨナ…?
[覗き込んではならなかった、異形《シィラ》の深淵。少女に秘められた真実。 耐え切れず砕け散る瞳に、声にならぬ悲鳴を上げる。 ぴしぴしと急激に変性の進む身体。]
ヨナ、まさかきみが、
(173) 2010/07/22(Thu) 22時半頃
|
―ヨナの塒―
[それはベッドの足元に、腰掛けていた]
……ヨナ
[柔らかな声音で呼びかける、
彼女が何か言葉を発しようとすれば、
そっと口唇に指をたてて、静寂のサインを一つ。]
……ヨナ、大丈夫。
何も心配いらないよ。
[どこかで響く異形の声を、
掻き消す様に優しい声で、それはきっと彼女の望む言葉を紡ぐ]
|
[それは、世界の秘密。滅びの真実
シィラの瞳のその奥に、隠されていた禁忌。
人の身では耐え切れぬその濁流に、なす術なく呑み込まれる。]
(175) 2010/07/22(Thu) 22時半頃
|
ベネットは、ヨーランダとシィラの背負う、口にするのも恐れ多い何かの断片を垣間見た。
2010/07/22(Thu) 22時半頃
|
[あちこちの亀裂から、こぼれ落ち逃げて行く異形の雛たち。 最後に生き延びたものの姿を知るのは、おそらく<<ヨーランダ>>だけだろう。]
(193) 2010/07/22(Thu) 23時頃
|
|
…ねぇ、チャールズ… 手帳と、ペンを…
[僅かに残った喉から、微かな懇願。]
続きを書いて、ほしいんだ。 …あなたが書けなくなる日がきたら、
その時は、書ける誰かに……
(196) 2010/07/22(Thu) 23時半頃
|
|
ずっとずっと、この手帳が、 世界を記録し続けて 世界の終わりを書けるといい
ぼくが、世界から居なくなっても
(201) 2010/07/22(Thu) 23時半頃
|
[ヨナを見つめる気配は、そこにある。
柔らかな眼差しで少女を見下ろしている。
ただ、彼女の望む言葉を、
彼女だけに届く言葉を発する為に]
[声音は響く、優しげに。
ただ、彼女の耳だけに――]
穢いなんて、そんなこと、あるはずない。
ヨナは綺麗だよ。
だって、君の中には 泉が見えるもの。
[語尾に柔らかな笑みが混ざる
気配はヨナに触れようとそうっと腕を伸ばして]
|
[もう、言葉すら失ってしまったけれど、 それでも、願いが叶うと知って
満足そうに少し笑った。]
(222) 2010/07/23(Fri) 00時頃
|
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2010/07/23(Fri) 00時頃
ボク みたい?
ねぇ、どうして気付いてくれないの?
どうして?
[そうして、ただ受け入れられない現実を見る。
撫でられたネコミミトカゲは不思議そうな顔を見せる。
見えない少女の傍らで。]
そう。
私が視えないのね。
ソフィアも、アリーシャも。
[泣き出しそうに潤んだ瞳。]
[眠る少女の躯に咲いた花は色を段々と褪せさせていった。
涙が毀れ落ちる直前。]
アリーシャ…。
[微笑むアリーシャと、瞳が合った。
そんな気が、した。]
アリーシャ。
私の初めてのお友達。
一番に大好きよ。
私の精霊さん。
[たった一粒零した涙。
けれど、少女は笑顔であった。
それは幸せそうな、安らかな。]
[ 約束という呪いが影を動かす ]
[ 気配の手は冷たかっただろうか、温かだっただろうか ]
[ それは彼女の望む通りに ]
[そして]
[ 背後から伸びたその両腕は、
薄い肩を交差して、ヨナの両目を覆い隠そうとする ]
――……泣かないで、ヨナ
私が視えていなくてもいいの。
ソフィアも大好きよ。
私のお友達、大事なお友達。
みんな、みんな、大好き。
[やっぱり花《ポーチュラカ》の微笑みを携えて。]
視えてなくてもいいの。
慣れているもの。
誰にも見られず、相手にされず。
そうやって生きて来たのだから。
[淡く淡く、胸元の花が褪せていく。
淡く淡く、胸から落ちた記憶が戻っていく。]
[ ふりかえれば、
影は彼女が望むように、そこにあるだろう ]
[ そして ]
ヨナ、俺は死んでいないよ……
君がそう言わなければ、死なない。
――……だから、泣かないで
俺は死んでいない。
[ 声音は 囁き 再びその腕を伸ばす ]
驚かせること、好きだったわ。
怒られるなら、怒られたかった。
お話したかった。
遊びたかった。
手を繋いで欲しかった。
だいすきって
抱きしめて欲しかった。
呪われた、この躯がいけなかったの。
[触れるのは自分の冷たい躯。
動かず冷たい、呪われた躯。]
[その影は微笑むヨナに、優しげに微笑む。
伸ばした両腕は彼女を包み込むように抱きしめて]
[ 視界を、世界を閉ざす ]
――…うん、泣かなくていいんだよ。
あんまり泣いたら、涸れてしまう。
もう大丈夫だから。
ずっと傍にいるから。
ヨナ、辛いことは全部忘れてしまえばいい。
嫌なことがあったら俺に教えて、君を護るから……
[ その左腕の影は一度刃の形をなして、
けれど、決して彼女だけは傷つけない ]
[ ヨナの望むように、
その影は振舞うだろう ]
1
2
3
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る