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[薄く目を開けば、そこはどこまでも黒が広がる場所だった。
やがて目が慣れてくれば、そこが最低限の家具のみが置かれただけの部屋という事がわかっただろうか。
見覚えのない部屋なのに何故だろう
この場所にいると、ぬるま湯に浸かっているような心地よさを感じる。
一先ず体を起こそうとするが、すぐに誰かの手によって元の姿勢に戻されてしまう。
まるでなかなか寝床につかない子供を布団に寝かせるように。]
誰か…いるの?
[隣をみれば、そこにはクリーム色をした薄手のカーディガンを羽織った…おそらく女の人がいる。
おそらくと付けたのは彼女の顔が見えなかったから。
その顔を見ようとどれだけ注視しようとも、どうしても顔の部分だけが闇にぼやけてしまうのだ。
それでも、ゆるく結われた長い髪と服装から性別の推測はできた。]
『うん、いるよ …ううん』
[やわらかい女の声。
問いに答えたかと思えばすぐに彼女は首を横に振り]
『ずっと、いたよ』
[慈しむように少年の胸を撫でながら、言い直す]
ずっと……?
[そう言われても彼女に対する心当たりはなかった。
顔が見えていないだけで、もしかしたらどこかで会った事があるのかもしれないが…まだまだ世界の狭い少年にとって年上の知り合いなど限られていて。
(おばさん…よりはずっと若い。神鷺先生よりももう少し…25…いや、20?)
ぼんやりとする頭で思いつく限りの顔と名前を浮かべてみたけれど、そのどれとも合致がしなかった。
そもそもずっといたというのもどういう意味だろうか?
自分はさっきまで…さっきまで…?]
─ 6日目/九想屋付近・目覚めた時のお話 ─
[近くにいた死神。
それを聞けば誰も聞かずとも相手は解る気がした。
自分に希望を見せて足掻かせて、そして
きっと彼にとって一番面白い殺し方に
仕立て上げられたのだろう。
眉根を寄せて拳を握り締めるが、一先ずは
自分たちがW消滅Wしなかった事、そしてその理由を
察することが出来たのだけは有難い。
彼奴一発殴る、とは思いつつも。
その現状への推測も相手に納得して貰えた様で
相棒、と頼もしい声量で返してくれる相手に
わずかに頬に熱を灯しながら、へへ、と照れ笑い。
繋がれた手を確りと握り返しながら
頬だけでなく、確かに胸にも暖かいものが宿る]
[口元を指摘されれば、小さな氷槍を精査し
手の熱で溶かしては取り出したハンカチで
口元を拭って清めて行く。
これ使う?と、氷槍を溶かした水を相手にも
差し出したりもしただろう。
ひんやり、冷たい氷。
緩やかに溶けて、禊の水にもなる]
………ん?え、あー………。
[しかし、相手に問われた言葉に
思わず言い淀んでしまったのは。
その顰め面を見たからもあり、
それが叱られてるような気もしたからでもあり、
少し、言い難い気もしたから]
……あの、死神に。
お前のことを、言ってたから。
お前を生かしたいから、生き返らせたいから
頑張れるって。
[………嗚呼、そうじゃない。首を横に振る]
お前が、俺には眩しくて。
普通に生き返りたいって思える、
普通の男の子のお前が。
途中、呼ぼうか迷ったんだ。
けど、そんな、がらんどうの、上っ面ばかりの
俺を庇って、もしお前が倒れたら
………俺はもう、お前を守れるほどには
動けなくなってたから。
それだけは、見たくなくって、ゴメン。
[ぐ、と瞳を閉ざして頭を下げた。
そうしてから、自分の胸元をぐっと握り込む。
言い澱むように視線をさ迷わせ、伏せて。
そして、はくりと唇を開いて空気をわずかに震わせ。
ごく、と喉を鳴らしてから]
………そ、俺、がらんどうなんだ。
俺のエントリー料。
俺の中で、ずっと隠していた俺の本心。
それの所為で、酷い目に遭ったし
母さんにも産まなきゃよかったって
言われたけど、さ。
[ああ、声よ震えるんじゃない。
涙も勝手に滲まないでほしい。
それでも、胸元を握り締める手を震わせながら
…それでも、視線は相手の靴先に]
エントリー料は、俺の中の本心。
俺の中の、女の子。
………だよ。
[ごめんな。
思わず、小さく謝罪を付け足してしまっていた。
こんな、本当は生き返りたくなかった。
ただ消えたくなかった。
自分より相手を生かしたくなった自分が相棒で
…ごめん、と]*
メモを貼った。
こんなところにいる場合じゃない、いかないと…
[そうだ、さっきまで自分は屋上展望台で鳥型ノイズの襲来を受けていた。
だったらこれは夢の中?早く目覚めなくては…パティさんの身が危ない。
なのに、いくら起きろ起きろと念じてもなかなか意識が夢から覚める気配を感じられない。
だったらまずは体を起こして、それから…と上体を起こした瞬間、今度はさっきまで隣にいた彼女に後ろから抱きこまれてしまう。
そして彼女は耳元に唇を寄せ囁くのだ]
『だめ、いかないで… をひとりにしないで』
[体に入った力が抜けてしまうような、とてもとても甘い声で]
メモを貼った。
[どこへもいかせないというかのように強く…
しかしこちらの体から力が抜けたのを確認すれば優しく抱き直して]
『もういい、もういいの…丈司』
ど…して……
[気のせいだろうか
さらに頭がぼんやりとして、喋る事も億劫に感じてくるのは
あれだけ軽く感じていた体が重くなっていくのは]
ぁ…
『もう傷つかないでいいの… とここで…』
(うごけ…な………)
[この女の人に抱きしめられると抵抗する力を奪われていくようで
瞼を開いている事すらも辛くなってきた時]
メモを貼った。
[―――君。 じょ…く ……
夢から呼び戻そうとする、声が聞こえた]
[その声にこたえようと、もう一度自身を抱きしめる腕から逃れようと試みるもやはり体に力は入らない]
『いや!いってはだめ…』
…はなし…て…
『ここなら、ここなら守れるから… が、丈司を守るから…』
…め……
『外にいって…は…?』
…守ってもらうだけじゃ、だめなんだ…
[体が動かないのなら能力<サイキック>を使うしかない]
だから、ばいばい…
[彼女の待つ世界へ戻る為、縋る女の生命を赤い花へとかえただろう]
―回想/姉と弟と赤い花―
[姉弟が二人で暮らすようになってから数年がたっただろうか。
弟の病も回復傾向を見せてきた頃、買い物から戻った姉はとても上機嫌な様子で、それを不思議に思った弟は声をかけてみた。
「あ、わかる?実は今日とても良い物を見つけたんだ!」
ほら!と目の前に出されたのは赤い何かの花を模したチャーム。
何だっけ…サルスベリ?と聞けばおしいけど違うなぁ、と苦笑を返され。
「サルビアの花だよ。珍しいでしょ?」
と、サルビアを模したそれの唇花をじゃらりと揺らす。]
[バラとかひまわりとか桜とか、女性に好まれそうな花やそれを模したチャームなんて物ははいくらでもあるのに。
何でサルビアなの?と問いかければ姉はイタズラっ子な笑みで答えた。
「サルビアは家族の花なんだ。だからおねえちゃんはこれがよかったの」
サルビアが家族の花…?
そんな話は特に聞いた事もなかったけれど
家族という言葉に惹かれたというのはとても姉らしく思え、弟もそうなんだ、と笑って返した。
…サルビアの花言葉が『家族愛』である事を知ったのはそれからもうしばらく後の話。
先に天国へいってしまった両親を含め姉は家族を大事に思っていたのだと、火葬場へ向かう車に揺られながら。]
― 少し前 ―
[ 殺してくれた死神との別れ際。
飛びかかりそうなのを抑えただけ、
私は褒められて良いと思った。 ]
……あのね。
[ 静かに、静かに 呟く。 ]
救おう、じゃ ない。
助けてやろう、とか そういうのでもない。
私はそんな大きいことを
言っているつもりじゃないし、
偉そうなこと言える人生、送ってないし
"二人揃って生きてなければ"
生き返る権利は貰えないんでしょう。
シーシャのパートナーは、私。
パートナーとして、ルールは守る。
それだけのこと。
[ そうね、そこに私情が入ったのは、
完全に私が馬鹿だったってお話。
( この辺りはまだ
人間らしかったのかもしれない。 )
── でもさ、じゃあ
言うと更にブレーキきかなくなるだろうから、
口にはしないけれどさ、 ]
[ 十七年殺され続けた環境から、
消えてしまいたいと願う相手に
お前は生きろ、やり直せる、
きっと戻れる、未来はある というのは、
それだって独りよがりと言う気がしたけれど
それは、違うのかな。 ]
[家族の花が の幻影をころしたと知らぬまま
大切な人を守る為に、少年の意識は深い水の底から浮上する。
意識の戻った少年が、心配そうにこちらを見るパートナーに気づけばまずはこう言っただろうか。
ただいま、と。*]
[ …多分、相容れない、って言うんでしょう。
客観的に見ればあなたの言い分が正しいと、
自己評価が"血縁という第三者によって"
底辺になってしまった私は思います。
たとえば、目の前の死神が
誰でも良いから愛されたかったとして、
逆に私は誰に嫌われても良いから、
世界でたったひとりに愛されたかった。
どちらでも間違いじゃあ、ないんだと思う。
だけど私は、この死神の考えに、
みっともなく噛みついて、否定する以外に術がない。
きっと、なんてつけなくても、私は餓鬼なんです。
父親に見てほしくて喧嘩を始めた、馬鹿野郎。 ]
メモを貼った。
── "オニーサン"も。
独りよがりに誰かを殺して諭すの止めなよ。
[ まったく反対な嫌味を投げて、
タオルが飛んだのを終わりに、
私たちはおさらば、となる。
生憎私は、
名前に込められた祈りとは無縁だったので、
去る死神の名前を呼ばずに* ]
─ …… This is NOT the end ─
(思えば、幼い頃から。
なにかと持て囃されるような事もなく、
僅かな人間とばかり、友好を築いてきた。
触れる暖かい手の温度など、無縁のところに居た。)
[
ばら、と散らばった黒髪を掬い上げるように、
優しく撫ぜる手の影は最初誰ぞと分からずに
黒靄に塗り潰されていた。
薄らと開く瞼の隙間から入り込んでくる視界の中
首と手の傷みを感じ乍らも───…。
水椀から零れ落ちる雫の如く、何度目かの髪糸が
首筋にふれた時、──はく、と、唇を開こうとして、
漸く、事切れた筈の声が戻った。]
(先ず、浮かんだのはひとりだった。
けれども、あの高嶺の華たる兄の手が
伸びることはないだろう、と消えていった。
次に、浮かんだのはひとりだった。
けれども、あの友人がこういうふうに
僕に触れてくれるようにないことは知って居た。
………”三度目”、)
……… ─── 榴斗?
[ きみの名を呼んで、呼んでから、
夢十夜のたぐいかと思ったのだ。 ]
(……死んでも夢ってのは見るのか。
──、臆、どっちにしたって死んでたが。)
……… 今度こそ、
死んだんじゃなかったかね、僕は。
[地よりも柔く、枕にしたものを知らぬ儘、
”望み通り”にその背に翼があったかは望め無い。
手折られたはずの華は首から下を撫でれば、
浅くなった刀傷があるばかりのようすに
───浅い息を吐いた。]
(記憶を失った僕には、
これが漸く一度目の死を経た感覚だったとは言え
だからこそ、遅れた、狐につままれた心地にもなって。
幻想小説かなにかのように、思っちまうのだ。)
……… でも、きみが生きてんなら好かった。
(───臆、でも、……死ねなかったんだなァ。)
[ふ、と、笑ってから。
見上げたきみのすがたに、
きみの重石になっているのに気づいては
慌てたように髪をはら、と跳ねさせて───……。
「……悪い」と乱した髪を掻きながら、
ゆるうく辺りを、──三度目の「せかい」を見渡した。]*
メモを貼った。
[ ……父さん 知ってますか、今日は私の誕生日。 ]
[ ── 何時かの、死にかけた雨の日。
ぼんやりしていた視界が、
突然明るくなったのは、車が傍まで来たからだった。
一瞬だけ顔を上げて、
── 警察じゃあ ないな って安堵と、
── やっぱりあの人、探しに来ない、って、落胆。
ない交ぜになった心は締め上げられて、
確かにあの日は、痛みを感じていた。
もう存在すら忘れた私の、なにか。 ]
[ 言うなれば小学生の子供によくある話で、
( 私は高校生だったわけですが。 )
私が悪い子へ突き進もうとしたのも、
…こうすれば、ここまですれば
あの血も涙もない自己保身に走る父親に、
見て貰えると思ったからだ。
たとえそれが叱りの声であっても、
確かに私が貴方の娘だと感じられれば、
私はそれでよかった。
私はあの人の愛が貰えれば、それだけで。
…積み重なっていく不安も、落胆も、
こんな夜になってしまえば大きくなる以外になく。 ]
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