45 哀染桜 〜届かなかったこの想い〜
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[もう、輪郭とうっすらとした影ぐらいしか、僕の手は残っていない。 もともと消えていたようなものだから、進みは早いのかもしれない。 傷跡も、もう向こう側を透かしはじめた。]
あさこちゃん……
[それでも、手はしっかりと頬に触れた。 温度の低いらしい僕の手は、あたたかい水に濡れるその頬をとても可愛い、と感じる。 あの時のエリアスみたいに、ちゃんと温度を感じるのに。 僕の存在はどんどん希薄になっていく。]
ごめんね。
[どうせこうして消えてしまうなら、連れていけたらよかったのに、と思うのと。 残るのなら、僕らに出来なかったように傷を超えてほしい、と彼女の意に反することを思ってしまうことを。 許してほしい、と思うわけではないけれど、それでもごめん、と幽かな親指で雫を拭った。]
(33) 2012/03/17(Sat) 00時頃
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もう、魂があっても、なくても。
俺は、ここにいたい……
[彼女の隣。互いにすれ違う魂のいろ。
触れた指先から、ひらりと零れる薄紅桜]
君の隣に、いたい。
[伝えることも、気付くこともできなかった青年。
青白い光は、また、足りないものを補うようにざわめいて]
――――……、
[気付けば、言葉を発する事すら出来なくなっていた。
聞こえてくる旋律に意識を委ね、そのまま―――**]
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