人狼議事


268 オリュース・ロマンスは顔が良い

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 マーケットの時だけ、なんですか……。

店の前に飾れば、きっと、みんな見に来るだろうに。
 そう思ったけど。
 彼の話に、ゆっくり耳を傾ければ。
 なんだかそれが、まるで、自分に会いに来てくれてる、と言っているかのようで。
 けど、お酒のせいで自惚れが強くなっただけなんじゃないかって。
 まだ底に、少しビールが残ったままの瓶を、両手指でしきりに弄ぶ**]


そう。
……扱いにくくて、ごめんなさい。

[サガラさんの子だったんですね、を肯定して、扱いにくいに謝罪した。
 青い自分の至らなさ。恥ずかしいところだが、認めるほかない。]

だけど、動いてるのを見ただけで君がその子を気に入ってくれているのがよくわかった。
本当に、そんなはずないのに、生きてるみたいで――


この子は生まれ変わったんだなって、思いました。
そんなふうに活かしてあげられる君の手が羨ましくなるくらい。

――専属になってくれて、ありがとう。

[ああ、自分の言っていることに、憧れと思慕が混ざりすぎてはいないだろうか。
 なるべく、なるべく普通のままでいようと思うのに、ふたりきりになった時間で少しでも多くのことを伝えようとすると、感情がすべり出てしまう。
 欲しがりと抑えたがり、矛盾する心がぶつかり合って、境目をぼかしていく。]


[誤魔化すように、灯りを吊った。
 手を動かしていれば紛れるし、冷静さが戻ってくる。]

ふふ。

[並んだ灯りに感嘆の声上がれば、つい嬉しくて笑みが浮かんだ。]


うん。
正直安全の確認もしてないから、売るわけにもいかないし。
昼より、夜に見るほうが綺麗だからね。

[マーケットの夜だけを惜しまれるのに、少し笑って理由を語った。
 風に時々揺らぐ灯りは、木々の葉に隠れて空が狭い遊歩道でも、星あかりめいて煌々と光る。]

本当は、夕暮れから宵の口に変わる頃くらいが一番綺麗なんだ。
夕陽で一度火の色が溶けるみたいに見えなくなって、それからこのキャンドルの灯りだけ、夜の中に取り残されて、照らしてくれる。

[なんて夢見るように語りつつ、反対に苦笑に眉を下げ。]


だけどちょうど、君たちの公演がはじまるころなんだよね。

[マジックアワー、なんて言うと聞いたことがある。
 橙色と藍色の混ざり合う、魔法のような時間。
 魔法が解けると夜がはじまり、灯りは主張し、人形たちは命を得たように動き出す。]

…………で、一番見せたいものは、これだけじゃなくって。

[言った。もう戻らない。
 箱に触れる手に、意を決して力を込めた。
 端が少し凹む感覚。ゆっくりと、力を抜く。]


[箱の中には、吊るしてあるのと同じようなキャンドルホルダー。
 左右に星座の意匠、正面には羽根の透かし彫り。
 ほとんどがいつものような乳白色だが、羽根の箇所だけ暗い色になっている。

 キャンドルを入れて灯せば、炎が透けて羽根だけが深紅に染まった。]

――――Purpurn。
深い赤、という意味でしょう。

[この一言で、この灯りが彼のために作られたものだということ、伝わるだろうか。]


[キャンドルはちょうどベンチの正面、僕らの真ん中になるように吊り下げた。
 透ける赤を見上げる。
 こんな告白じみたこと、隣に目を合わせて言える気がしない。]

これで、差し上げますと言えたら格好いいんだけど。
さっきも言ったように、人に渡せるものじゃあないんだ。

これはマーケットの夜だけ、つけるもので。
だから、その。

[緊張と照れで顔はすっかり赤くなっている。
 酔いと透ける灯りのせいだと言い張って、あとは詰まりかける言葉だけどうにかしようと、一度深呼吸。]


次も、こうして会えないかな。

…………な、なーんて……
いや、迷惑ですかね、すみません……

[言ってから、言ってしまってから急に理性が帰ってきた。
 いや気持ち悪いし迷惑じゃないか、なんだその来週も来年も、毎年会おう、みたいなやつ。
 これがどちらか女性ならロマンチックな告白、って奴になるだろうし、灯りなんか口実にしないでも連絡先を交換していつでも会って、ってなるのに。
 自分があんまり不器用すぎて、嫌になる。
 嫌気に任せて、一息に残りのビールを飲み干した。]


…………ごめんやっぱり忘れて…………

[半分ほどを一気して、くら、と一瞬目が回る。
 それに任せて、膝に顔埋めるように突っ伏した**]


─道中─

 気紛れで餌やってたら
 気が付いたら増えてたっつーか な…

[やけに寄ってくる猫たちへ、餌を適当にバラ撒きながら歩く。
魚の入ったビニール袋は早い段階で空っぽになったというのに、猫の挨拶は続く。

話し相手になるような友達なんて特にいないし。
勝手に引っ付いて勝手に離れる猫との適当な関係が、居心地良かった。
…その結果がコレだ。]


─マーケット中心部─

 なー? 結構難しいだろ?

[同じ結果のヒイラギに、決してオレの腕が悪いわけじゃないと主張してみる。
付き合うように遊んでくれるヒイラギは優しい。

缶ビールを片手に歩きながら、ちらりと隣の様子を伺う。
…気になる相手と一緒にマーケットを回る──という夢見たいな事態に舞い上がってしまい、なんだか変にテンションが上がってしまっている自覚は、一応ある。
普段なら子供の遊びだと断じてやろうとも思わない射的や輪投げが、今は妙に楽しく感じてしまうのはそのせいだ。

呆れられていないといい──。
不安をゴクゴクと、ビールで喉の奥に流し込んだ。]

 … ン?

[名を呼ばれ、視線を再び彼の上へ。]


─舶来市─

 織物…?

[ヒイラギに案内されたのは、金持ちでないと馴染みがなさそうな布製品が並ぶ店。刺繍や織り方が凝っているそれらには、機械製ではなく職人の手作りの品だとの手書きの説明が添えられていた。

意外な趣味だな──…という感想に被さるようにして、突然語られた昔話に。]

 ……… へエ…

[なんだか神妙な心地になって耳を傾けた。
語る彼から、目が離せなかった。]


[一通り聞き終えてから店頭のショールに指を這わせる。
滑らかで肌触りが良くて…ずっと触っていたくて…

つぅーー と布の端まできて。

指が離れる。



指先に残る感触が、切ない。]



 あ、 あア、 そうなのか。
 じいさんがまだいるンなら…

[せっかく運んでくれた明るい話題だが、ああそうだった国に戻るのだ彼は…という事実を突きつけられてしまい、なんだか微妙な表情になる。]

 ……・・・


 オレは、

[気になったものを問われ、視線をゆると市場に流す。
しばらく間を置いて、]


 ……アレ、かな

[店頭に括りつけられた赤い風船を指差す。
舶来市特有のものでもなんでもない、ありふれた市販の風船だ。]



 小さい頃によ 風船をもらったンだ。親から。

 嬉しくて舞い上がったオレは風船の紐から手を離しちまって…
 空を高く、たかく飛んでいきやがるんだ。
 だからオレは慌てて追いかけてさ。

 その背後で突然悲鳴が聞こえた。
 急ブレーキを踏んだタイヤが石畳を擦る耳障りな音も。

 振り返って見りゃ────
 大惨事さ。
 余所見運転していた車に巻き込まれて
 親が血ィ流してブッ倒れてた。

[もうすっかり風化した記憶だった。
語る言葉は淡々と乾いて。]



 あとで顔も知らねェヤツに言われたよ。
 『風船のおかげであなただけ助かったのね』ッて。

 …どーーーうだかな。

[あの日に独り残され生きる方が、
シアワセだったのか。どうか。]

 気紛れな風船は空高く消えちまった。
 それっきり。そんなオハナシ。



[ヒイラギに向き直って、少し苦笑してみせた。]

 アンタの話を聞いたら思い出しちまった。
 すっかり忘れてたのによ。
 


─朝方─

[気が付けば空が白み始めていた。
流星を店仕舞いした空は、朝の装いに着替えて新しい週を始めようと伸びをしている。

名を呼ばれる。
立ち止まる。
こんなことを、今宵何度繰り返したか。]


 オレの方こそ…

 ヒイラギと一緒に回れて
 楽しかった。
 



 あーーーー そういやァ そうだな…

[言われて気づいた。
確かに、全然星を見上げなかった。
地上で輝く隣ばかりに目を奪われていたから。]

 来週…

[また一緒に会おうと。
誘われて、…彼も同じ気持ちでいてくれたのかと、嬉しくて。心の奥が震える。]

 いーぜ。
 …オレも、また行きたいって思ってた。

[定職についていない自分にとって、時間などあってないようなものだ。
相手の懸念には気づかない侭。]



 じゃア 来週の同じ時間に
 また。

[次の約束をして別れる───
そのことが今は嬉しかった。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


─幕間・3週目の平日─

[路面電車の停留所の傍で、いつものように観光客を物色しながら。]

 なァんか 気がノらねえな……

[人差し指でとんとん、と。
ポケットに突っ込んだ指先を遊ばせる。

他人様の金を非合法にいただくことに、今まで罪悪感を抱いたことはなかった。
間抜けな方が悪い。
金は天下の回りもの。
不幸は油断してるヤツに忍び寄るもんだと。

かつては…働いてみたこともあったのだ。これでも一応。
ただいつも続かなくて…一度手をつけたスリが性にあったし実入りも良かった。生業にしたきっかけなんて些細なものだ。]


[それなのに。]

 ……………くそッ

[ヒイラギの顔が脳裏にちらつく。
真っ当に生きている青年の隣に、汚れた自分が居ることが、ひどく罪深いことのように思えて。]



 あーーーー…     あちィ。

[結局なにをするでもなく。
白壁に反射して強さを増した照りつける日差しの眩しさを理由にして、その場を退散した。**]


[ニャア、と猫の声に屋根を見上げる。
目が合えば尻尾を振る猫に、くつりと喉を震わせたのは思い出し笑い。]

 ……ほんとに、猫がおおい街だな。
 今日の道案内は君かい。

[ぽつりと呟いて。
ドアが開くのをその場で待つこと、少し。]


[思いの外早く開いたドアに、目を丸くして。
一拍遅れて気づいたらしい彼の動揺が滲んだ目の動きに、それだけ待っててくれたのだとわかれば、嬉しくならない訳がない。]

 これから頂くご馳走のお礼、ってことで。
 
[ワインの紙袋と一緒に、帽子とジャケットも預けて。
鞄を置けば、どこか懐かしさを覚える室内をぐるりと見回した。
コンパクトさを求める現代と違い、ずっしりと大きく年季が入った家具達。
今も現役で使われてることと、彼がちゃんと手入れをしているのだろう。そのどれも埃をかぶっていることはなく。
目元を緩ませながら。]

 相変わらず、なんだか落ち着く感じがするね。
 この家にくると。

[前に修理に来た時も、そんな感想を溢したかもしれない。
まるで主のように、この家を見守り続けてきただろう古時計に目を細めていたけれど。

食欲をそそる匂いに、一日を終えた腹は正直だ。]



 すまないね。
 俺の腹はご馳走を前にすると堪え性がないみたいだ。

[微かに笑われた気配に、気恥ずかしげに口元を歪めながら言い訳を。
促されるまま、台所へ向かう彼の背を追い。示された大きな椅子のひとつに腰掛けた。
並べられていく料理と、トースター。]

 ふむ。俺もトースターを新調したら、
 うまく焼けるようになるかな。

[自宅にあるのは、近所の人から今度新調するからいらなくなると聞いて譲り受けた、旧式の小さめのオーブン型に簡易タイマーがついただけのもの。
料理に凝る気もないので買い替える必要性は薄く、きっかけでもなければ壊れるまで使い続ける気がする。]


[台所でよく動き回る彼を眺めるのは、楽しい。
手伝うべきか考えたが、台所の勝手もわからない者が下手に動くと邪魔をしそうだと、今は大人しく。]

 すごいな、これ全部用意したのか……
 そういえば今日は仕事は休みなのかい。

[これだけ準備するのにどれくらい時間がかかるのか、想像して。
彩りの良いサラダと、チーズに目を輝かせた。どうやら好みを把握されているらしい。
さすが編集者というべきか、よく気が付くと感心しながら左手袋を外せばワインの入ったグラスの片方を取ろうか。

グラスを合わせて乾杯をすれば、赤ワインを一口。]

 ……改めて言われると照れるね。

[嬉しいと告げる彼へ、顔を綻ばせ。俺も、と言いかけた口は繰り返される言葉で、そのまま閉じた。
微かに流れる緊張は、彼のものか。自分のものか。]


[逸らされることはなく。
まっすぐ見つめてくる、眼鏡の奥の瞳の向く先は。]


 ……右手、気になるかい。


[先週も見られていたことは、わかっていた。
以前から、時折視線が向けられた気がしたこともあったし。やっぱり気づかれているのだろう。

お客様の時計を汚さないために、とか。ファッションとか。
稀に気づく者がいても大概はそう言って躱してきたけど。
おそらく、彼は誤魔化されてくれないんだろう。

知りたい、と。
表情より何より、声色と視線が語っていて。
覚悟を決めるよう、はぁ、と小さく息を吐き出した。]




 食事時に、気持ちのいい話じゃないと思うけど……
 いいかな?


[彼の反応を伺いながら。
グラスを置けば、久しく人前で外すことのなかった白手袋に手を掛ける。
現れた手の甲には薄ら赤味が残る、刃物の傷痕。]



 この街にくる少し前に、襲われてね。
 恨まれて……といっても、厳密には俺じゃないんだけど。
 俺の親、仕事の関係上それなりに恨みとか買ってて
 それのとばっちりみたいな。

 被害が俺だけだったらまだマシだったんだけどさ。
 その時の同僚にも嫌がらせがあったりしてね、
 迷惑をかけてしまったんだ。

[それ以来、居心地が悪くなり。これ以上迷惑をかけたくないのもあって、独立した。
それからは傷痕の理由を話さなくていいよう、手袋で覆い。それが目立たないよう服装も合わせて。]

 知ったら迷惑をかけるかもしれないしね。
 だから……取材も断ったし。
 本当は、これも黙ってるつもりだったんだけど…──
 


メモを貼った。


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