240 光と闇の夢幻神楽
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木花咲耶姫――
なるほど、面白いわ。
[神弓を構え。
それが導いたように。 《八尺瓊》も妃奈子へと引き寄せられる。
周囲に渦巻く焔は、今ならば並みの相手を苦も無く葬れる威力だろうと。]
(23) 2018/05/16(Wed) 07時半頃
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その心配は大丈夫よ。
《盂蘭盆》が完成しても私は私でいられる。 ま、正確にはもう一歩先へ進むのかもしれないわね。
そこの沙耶――木花咲耶姫のように。
[人の身で神器を振るう。 巫女とはそもそも、神の座に接続するようなものだ。
だが、目の前の彼女は。 自分とは違い、神の座そのものと同一存在になろうともしているように見えていた。]
(24) 2018/05/16(Wed) 07時半頃
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ま、だからと言って。 勝てないって訳じゃないんだけどね。
[そう。 まだ今ならば。
今ならば――何も問題は無い**]
(25) 2018/05/16(Wed) 07時半頃
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/*
>>比奈子メモ
やー、ご都合主義なぁ……
エピローグで蘇生してもらうのも悪かァねえが。
おれら多分《葛城》離れて転生し直した方が
幸せになれるんじゃねェか……?w
/* ところで《叢雲》の半分どこ行った
だ、誰かおれから回収した……?大丈夫……?
まァ、いざとなったら瞬間移動も完全修復も
お手の物だよなァ、神器だもの(
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素敵ね。
[《神剣》の輝き。
それはまさに――]
私が勝ったならば。 貴方には一緒に来てもらおうかしら。
[《神剣》を元に戻す事も考えたが。 それよりも、左右それぞれに《神剣》を持って控えてもらうなど。
非常に絵的にも良いだろうと。 そう思いながら、彼女は笑う。]
(28) 2018/05/16(Wed) 20時頃
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――っ
[刹那に間合いを詰めてくる相手。 咲き乱れる月の華を回避しきれず。
と見えただろうか。]
(32) 2018/05/16(Wed) 22時頃
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残念残念。貴女が切ったのは鏡の欠片。
《神弓・八咫鏡》 攻撃だけでなく、回避も出来るなんて。 便利な《神器》でしょう?
[《八咫鏡》が創り出した鏡像による現身。 それは月の華によって打ち砕かれただろうが。
間合いを取るには十分で。]
(33) 2018/05/16(Wed) 22時頃
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――さあ、これが躱せるかしら?
[闇の矢……と見せて八咫烏。 伝承にその姿を見せる3本足の烏。
放った力は八咫烏の姿を取って。 目の前の相手へと襲い掛かる。
それは沙耶だけでなく、他の面々へも。]
(34) 2018/05/16(Wed) 22時頃
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/* 待っwwwwwwwww
主水wwwwwwwwwwwwwwww素手で掴むのかよwwwwwwwwwwwwwwwwww
すげェ、すげェ、なんだこの沙耶のシリアスと主水のギャグのコントラストォォォォ……!!!wwwwwwwww
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……へえ。
[烏を掴んでは投げ掴んでは投げ。 いや、当たればダメージを与えるのだから。
それはまあ、投げる事も出来なくはないのだろうけれど。 規格外の男に笑いながら。]
流石ね。 かつて、《穢夷》を割っただけの事はある。
迷いはもう晴れたのかしら。
(39) 2018/05/16(Wed) 22時半頃
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ま、これも切るか。
式神も切ったのだから。 烏も切れるのは道理よねえ。
[余裕の笑みを崩さないまま。 ならば、どうするか。
幸いな事に、八咫烏によって十分な間合いは取れていた。]
(40) 2018/05/16(Wed) 22時半頃
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《八咫鏡》――目覚めなさいな
[それに呼応するかのように。 光が《神弓》へと集まっていく。
太陽から降り注ぐ力。 その力を集めると。 純粋な力として真正面から沙耶へと向けて。]
さて、どこまで切れるのか。 見せて貰おうじゃないの。
[無垢の領域に達するのならば。 この一撃も切って見せるがいいと。]
(41) 2018/05/16(Wed) 22時半頃
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/* ザンギは唐揚げよ!!!!!!!
笑ったけどwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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――ふ。
[光の奔流に目の前の相手は飲みこまれていった。 無垢に至ると言っていたのにと思いながらも。
残った面々、特に《神剣》を回収するかと。 そう思った刹那だった。]
そう、まだ私と戦おうとするんだ。 櫻子。
[それは夢か現か。 境界線を観るのならば。
普段からそうしている妃奈子も十分に出来るのだったが。]
(54) 2018/05/17(Thu) 06時半頃
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「――巫女姫様ァ」
ええ、分かっているわ。 ありがとうね。
私にこれを届けてくれて。
[《神刀・叢雲》 その半身が今――妃奈子のもとにやって来ていた。]
(55) 2018/05/17(Thu) 06時半頃
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へえ。 ……貴女、ここまでは来たのね。
[咲き乱れる桜。 差し込む月光。
それは巫女姫と呼ばれた自分と同様に。 この大地……いや、この世界に干渉する力。]
ならば、私も見せてあげようかしら。
(56) 2018/05/17(Thu) 06時半頃
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[そして――祝詞が始まる。]
(57) 2018/05/17(Thu) 06時半頃
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穢夷の地に神留坐す
伊邪那美の命以て
禍事罪穢を 受け入れ給ひ 包み給ふと 申す事の由を
天津神 地津神 八百万神等共に
この地を黄泉比良坂へ変えんと 畏み畏みも白す
(58) 2018/05/17(Thu) 06時半頃
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《盂蘭盆》は間もなく始まるわ。
この戦いの終局を持って、ね。
[開こうとしている黄泉比良坂。 完全に開けば妃奈子の勝ちは決まったような物だろうと。
尤も、色々と見落としている事に。 妃奈子はまだ気がついていないが。]
(59) 2018/05/17(Thu) 06時半頃
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黒い風が哭いてる――
[黄泉比良坂から吹き込んでくるもの。 それがこの大地に吹き荒れていた黒い風の正体だった。]
(60) 2018/05/17(Thu) 07時頃
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/*
うおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーー!!
《叢雲》のもう半分きたァァァァァ!!
さっすが巫女姫様ァ!!有り難きお心遣いっ!!
この梅子っ!たとえこの身朽ちようとも
巫女姫様をお慕い申しておりますぜェッ!!
/* もんどがぼんどにwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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ま、それでも。 お礼は言っとくわ。
ありがとうね。
[そう言って微笑んだ表情に邪気は無く。]
(64) 2018/05/17(Thu) 19時半頃
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/* 外来語がうんたらとかそんなのが全部すっ飛ぶような何かが来たwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
――――……沙耶?
[霧散しかけ、漂う意識の片隅。
友の声が、聴こえた気がした。]
――――何を言うの。
貴女は、骨の髄まで剣客なんだから。
悪いのは、私よ。
[友に比べて、己と言えば。
半ば、《姉》の目を此方に留めておく為に、剣の道を歩んでいたような物だ。
目的こそあれど、其れは結局、《姉》の為に振るっていた剣なのだから。]
――――…………真っ直ぐ、ねぇ。
誰が為でも無く、只無心に、自分の為に剣を振るう貴女こそ。
――――…………私には、眩しかったのに。
[結局の所、互いに、互いが持ち合わせぬ剣閃に惹かれたのだろう。
だからこそ、《友》と成れた間柄なのだろう。
何処か遠く、他人事めいて反芻して。]
――――散らばこそ。
げに美しく、咲き誇る。
人の終わりや、さくやの定命(さだめ)――――
[ 短く儚く、人は生きる。それは正しく、花の如く。]
…………うん。
行ってらっしゃい、沙耶。
[あの花のひとひらに、己の力を移せれば良いのに、と。
詮無き願いを苦い笑みに含めて、友の勇姿を瞼に。意識を閉じた*]
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ま、そこだけは同感ね。
[黒い風に立ち向かうは清浄なる風。 ああ、どこか遠くから。
音が聞こえる。 そんな気がしていた。]
(66) 2018/05/17(Thu) 21時半頃
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――っ
[余裕を見て、回避する。 そんな戦闘スタイルだったせいか。
幻の月を回避する事は叶わず。 右腕で斬撃を受け止めつつ。]
まだ、足りないわね。 早く無垢に至らないと。
私には勝てないわ。
[そう言って笑うと。 いつの間にか、《神刀・叢雲》が近くまで来ていて。]
(69) 2018/05/17(Thu) 21時半頃
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