219 The wonderful world -7days of SAIGAWARA
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[ きっかり数秒でも、離れる余裕はあるわけで。
壁を取り去った向こう、空へ上がった死神を睨んだ。
翼を広げる死神へ両手を翳せば、
鎖の音が じゃら、と 響く。
── 暢気に質問している間に
その腹立たしい翼をもいでやると思うも。
それが直ぐできなかったのは、きっと、
目の前の死神の表情が、問いかける様子が、
"まるで何かが抜け落ちた"みたいに、
見えたから だ。 ]
[ …その、間。
答えるシーシャの、声は拾っていた。
── 当社比、驚いていた そりゃあ。
多分 見ている私の瞳はまぁるくなっていた。
ああ、でも、── ]
[ ── だからこそ、
きっとこの先、幸か不幸か生きのびたとして。
私の、きっと人生で初めて選ぶことのできる結末は、
止めないで欲しい。
"傷つくところを見たくない"、なら
"だからこそ" だ。
こういう時、なにも盗られていなければ、
心が痛むのでしょうか、わかりません。 ]
[ よぅく 知っているのは
私を一番傷つけるのはあの世界だってこと。 ]
── ……!
[ …多分 ぼんやりしていた所為だ。
一瞬のうち、気がつけば目の前には水の柱が、
── 違う、鮫が、いて。
伸ばしていた手は咄嗟に引っ込められた。
…あれに巻き込まれたくはない、から。 ]
……… オニーサン どうするの、
[ 様子を窺う。
だらり、蛇を垂らして、
あの死神に 何時でも噛付けるように* ]
─ ─
[人はみんな寂しがりだ。
だから、みんな他の誰かと寄り添おうとする。
寄り添っているうちに、変に期待したり、
怒ったり泣いたり、傷つけたり。
期待に応えようとして頑張りすぎて
心が折れてしまったりする。
人は、一人ぼっちでは生きていけない。
時にはそんな事を忘れて一人で歩いている気になって
気付いたら取り残されて慌てることもあるだろう。
でも、それでも。
心に信頼できる誰かがいれば。
その人は一人ではなくて、その心の誰かと
いつまでも共に生きて行けるのだと思う。
たとえ距離が二人を隔てても、
生と死が二人を分かつた後も]
「……………っ?!桐生!!」
[ああ、俺は馬鹿だったなあ。
助けを呼ばなくたって、あんな必死な声出して
自分を呼んでくれる人がいたのに。
こんな空っぽな自分でも、一緒にバカやって
協力しあって笑いあえる奴がいたのに。
心配してくれる奴がいたのに]
『ニキ、』
[あの時本当に嬉しかった。
迎えに来てくれたことが、泣きそうなくらいに。
きっとあのまま死ななかったら、
大粒の涙をこぼして嬉し泣きしていただろう]
『ニキ、ありがとう、きてくれて』
[その言葉は風にかき消えてしまったけれど]*
―回想―
「だったら、強くなるの」
[辺りを赤く染める落日。
河川敷通りに揺れる影法師。
おぶられた状態だったのでその言葉を告げる彼女の顔を見る事はできなかったが、その声は厳しく、だけどどこか優しいものだった。
…ぼくが男だから?と聞けば彼女は「ちがうよ」と答え]
「男の子とか女の子とか、関係ないの。人間にはいつか…いつか、大切な人を守らないといけない時がくるから」
[そう続けたのだ。]
……挑発が下手。
[ 睨んで。
鮫が食らいつこうと登るのを見て、だけど。
── こいつ なんなの、って 思うほど、
怯む様子が見られない。
私はぎょっとする様子を隠しもせず、
鉄パイプ、── が振われた先、
見えない何かが鮫を阻むのを
把握した瞬間、 ]
[ ── 片方の蛇の頭を、地面に叩き付けた。
鎖はたわませず、棒のように真っ直ぐ伸ばす。
あの背中に向け、真っ直ぐ に。
叩き付けた勢いと、
無限の鎖 伸縮自在故の荒技だ。
私に翼はないけれど、
みっともなく跳ねることはきっと出来る から、 ]
[ 水しぶきの中、
蛇の頭を軸に、私自身を射出して。 ]
[ ── きっと、
あっという間に男の背にたどり着いた。
……上手くいっても行かずとも、
私自身も重力に逆らえなくなるその一瞬で、
死神は 振り向いただろうか。
…目は 合っただろうか。
合ったなら きっと。
お嬢様のように 少女の様に、
たおやかに笑む私が、いたよ。 ]
[ 言った瞬間。
空中で死神の胴へ両の蛇を絡ませ、
その勢いのまま、地面へ振り下ろそうと** ]
それはどうも!
[
サイキックを発動させながら、
宙を舞う死神を睨み付け続ける。
上昇する水の鮫は、黒の影を呑もうとするも、
振り下ろされる鉄パイプの先から、動けない ]
( あまり、長期戦にはしたくないわね ……! )
[ 生み出す水の量が多い程、
操る水の量が多い程、疲弊する。
だけど、省エネなんてしてられない ]
させないわ!
[ 鮫の頭が、見えない力でひしゃげる。
しかし、更にサイキックを使い、
下から上に押し上げる水の力を上げる。
―――― おそらく、長くは持たないけど、
それで問題ない。
あの死神の注意を逸らすことが出来れば、
あとは、]
[ 信じては いた。
確かに、それは間違いなく。
だけど“ ソレ ”は予想していない ]
ウソでしょ!?
[ リョウが、空を飛んだ。
正確に言えば、
鎖を使って身体を持ち上げた、だけど。
死神のがら空きの背中目掛けて接近し、
その両袖から覗くのは、二匹の蛇 ]
[ 鮫と、死神と、女の子が 空舞う光景を
地上からただ見上げるしか術がない ]
リョウ …… !
[ リョウへ攻撃が行かないよう、
水の鮫の上昇は止めぬまま。
( 彼女が齎す一手次第では、
水鮫の形を変える心積もりで )]**
[ 赤眼の蛇が死神の胴を捕える。
それはいい。それはいいのだけれど ]
ッ 、リョウ!
[ 死神の腕がリョウを掴んだ。
そのまま彼女を抱きかかえて、諸共、落下する。
マズい、と、水の鮫の形を崩し、
別の手を打とうとした、けれど、
背中から地に落ちたのは ―― 死神の方だった。
嫌な音が、響き、呻き声が、上がる ]
リョウ、大丈夫!?
[ 落下地点へと駆け寄り、様子を見遣る。
リョウに大事が無さそうな事には安堵して、
それから、死神の方へと視線を移した。
( 不可解だと、
そう言わんばかりの目を向けて )]**
ー 九想屋近辺/行動開始時のお話 ー
[目覚めたばかりの時は軽いパニック状態で冷静じゃなかったオレも
目覚めてから暫く時間が経っていた今は流石に落ち着いていた。
で、桐生と表通りまで出たんだけど
そこで前に聞いた以上に気味の悪い……いや
もはや気持ち悪いの領域に入るような事を口にする人達に気付いた。]
ここまで来ると変わった趣味……じゃ済まないもんな
危ない宗教団体にでも入ってのか、って感じだし
[眉間に皺を寄せてる桐生の横で
オレは珍しく難しい顔をしてそんな事言っていた。
実際、何かが流行するとどんどんそれが広まっていくものだけど
これは流石にそういう次元じゃないというか。
オレ?オレは流行とか関係なく、好きなものは好きってタイプだから。
なんて事を考えてたら、拳が差し出されててな。
『行くか、相棒』とか言ってくれちゃうから]
……そうだな、相棒!
[こつり、というにはちょっと強めだったけど
ニカッと笑って、桐生の拳にオレの拳を合わる。
大した事じゃないのに、すげぇ気分が良くなってた。]
ー 九想屋前 ー
[と、いう訳で
一先ず路地裏から出てここまで来たのはいいのだが。]
…………なぁ、桐生
あそこの死神、こっち見てるよな?
[いつもより小声で、桐生にだけ聞こえるように。
まだ少し距離はあるが、前方にいる死神がオレ達の姿を見付けるなりジッとこちらを見ている事に気付いたから
オレの気のせいかどうかの確認も兼ねて桐生に報告。
だって、オレ達を見るその死神の目。
獲物を見定める肉食動物みたいな目をしていたから
無視出来なかったというか。]
………どうする?
[オレ達が今どういう状況にいるのかは一応聞いてたし
死ぬ前に殴り損ねたあの死神みたいに、また殺しに来る奴だって他にもいるかもしれない。
だから、もし仕掛けて来たら
ササッと逃げるか、応戦して撃退するか
……殺られる前に、殺るか
話し合い?あの目からして応じて気がしない。
とにかく、何があってもいいように
桐生の左腕を掴んですぐ回避出来るよう構えて。
死神から目を離さず、あちらの出方を伺う事に。**]
─ 九想屋前 ─
『……そうだな、見てんな。
話の通りなら、俺たちは例外。
死神にとって不本意な、目障りだろうな』
[今この状態では、自分たちが賞金首になっているとは
まだ想像もしていないこと。
前方の死神を視認すればテレパシーで答える。
テレパシーを使ったのは、その情報を
自分たちが得ているのかどうか
他の死神は把握していないだろう為。
どうする?との問いかけに応えようとしたが]
W聞けぇ!!このヨクトグラムども!!!W
[にぃ、と三日月を浮かべた、黒のタトゥーめいた
翼を持つ死神が放った言葉に
「よ、よくと………????」
と目が点になって固まった。
そんな自分を前に、カラカラと笑う死神は
だいぶ若い。恐らくは自分と同じくらいか。
厨二病を拗らせたのだろうか……と思いながらも
気を取り直して前方の相手に注視する]
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