人狼議事


29 Sixth Heaven

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[一筋だけ、はらりと涙が落ちる。
 拭いながら、はらりと落ちた帽子を拾い上げた。
 苦しげなその顔を、額を慈しむように撫でて。]

 ――……はい。

[帽子は懐に。
 短く告げられた言葉に、己の手を差し出した。**]


 遅い。

[肯定に返るのは低い声。
 手を掴むよりも先に、脚が伸びた。靴先が右脚を捉える。
 彼が転んでも何も言わず。ただ鼻で笑うと、すぐに笑みを消して。
 無表情のまま、ふたたび手が伸ばされるのを焦れったく待つ。今度はそのままメインルームへと赴く心算で*]


 ――……っっ!!?

[告げられた言葉、その雰囲気。
 差し出された足に、不恰好に転んでしまう。

 鼻で哂う声。
 信じられない、と言うような表情で
 パピヨンの顔を見上げた。]

 ……すみ、ません。

[小さく謝ると、再度手を差し出す。
 ちらりと伺えば、無表情な面持ちで。]

 ――……これ、が。

[今までの彼女とは違う雰囲気に。
 これが「世界」の負の感情を受け入れた結果だろうかと。

 メインルームへの足取りの最中、思った。**]


メモを貼った。


メモを貼った。


メモを貼った。


―メインルーム・大部屋―

[ラルフの言葉を背に受けて、振り返らなかった少女は
背を向けたまま微かに微笑み。
そして、今は別の男の膝の上に座っていた。

耳元で囁かれるとても古い言葉。
鼓膜を震わせ、それは少女の精神を蝕むかのよう。
すべてを捨てる、楽になる、そんな甘い言葉に
それでも小さく首を横に振った。
己の信仰を捨てることに他ならない]

…そん、な。

[小さいけれど、それは確かに拒絶の言葉であった。
やがて、俯いたその表情は見えなくなり]


[どれぐらい時間が経ったのだろう。
新しい人の気配。
息を飲む微かな音に、やはり顔は上げられず
聞こえた声に、そこにいる相手が誰なのかを知る。
きっと、軽蔑をされたことだろうと頭の端で思った。

ムパムピスもまた、神に少なくとも連なりを持っている]


メモを貼った。


―大部屋―

 ……私をすくってくれるのでは?


[拒絶の声に、一度だけ手が止まる]


 嗚呼
 偽りか。

 所詮……

[未だ信仰持つ少女に、零した声は掠れた低い音。
男は口を噤み、それきり。
少女の身を弄び
衝動のままに動くただの器と成り下がる]


― メインルーム:大部屋 ―
[待機室の議論を眺めていたけれど、少年には少し難しくて理解しにくいことが多かった。ただ一つ分かったのは、接続を拒否している人がいる、ということ]

みんな、世界より、自分が大事なのかなぁ……

[自分より世界を選んだ少年の胸中に、複雑な思いが湧いた。だが、それよりも今脳裏を占めるのは]

……おなか、すい、た。

[時間が経てば経つほど強まる食欲。それに加えて胃が軽くなってくれば、食べたい衝動は耐えがたいほどになる。ベルナデットとチャールズが何かをしているらしいのは分かっても、何をしているのか理解はしておらず、時折二人のほうから声が聞こえても、首を傾げるのみだった]


――メインルーム――


[赴いた先、チャールズの声を聞くとつまらなそうに鼻を鳴らした]

 ええ。随分と下劣な声を出すようになって。

[本当は、さほど変わったようには聞こえなかったが。あえて蔑むような、挑発するような言葉を使う。
 ベルナデットの漏らす声には気づくと、あからさまに顔をしかめ]

 生臭い。

[吐き捨てて、手を顔の前で揺らす]


トニーの声が聞こえれば、ちらりと顔をそちらに向けて、それだけ。


―メインルーム―

[男は一切の興奮状態になく
惰性でただ、少女の身を弄ぶのみ]

 ……下劣な声なら私でなく
 今からこの娘が聞かせるだろう

 世の大罪を背負うだけ背負いたいらしい
 生真面目な娘が乱れるさまを
 見物してゆくか?

[パピヨンの声に、男は嗤う。
黒檀色は何処も映さない。
一人乱れる少女のスカートの下
遊ぶ指がわざとらしく水音をたてて]


[パピヨンの姿に気付いて、ぱっと表情を明るくするが、チャールズたちに向けた言葉を聞いて、彼女が「傲慢」の器だったことを思い出す]

パピヨンせんせ……。

[ちらりとこちらを見たきり、何も言わない彼女の名を呟く。こうまで性格が変わってしまうものなのかと、少し悲しい思いで]

……おなか……すいた。

[相変わらず続く独り言。そう呟いて何が変わるわけでもない。空腹が満たされるわけでもない。食べ物を取りに行くか行かないか、少し迷っていた]

……?

[チャールズとベルナデットのほうから聞こえてくる水音に、何をしたらそんな音が出るのだろうと不思議そうな視線を送った]


…チャールズ、様?

[小さく息を吐き出しながらその声に男を見やろうと
青碧は僅かに背後を仰ぐ。
けれどそこにはまるで表情がないように見えた。
パピヨンの侮蔑の言葉に視線は床に向かうけれど]

───っ!

[体がはねる。声は、どうにか抑えたようなもの
自分でも耳を塞ぎたくなるような水音。
引いていく快楽、強くなる痛み。
嫌だと、やめてほしいと、口には出せないまま首を横に振る。
まだ、この場所の音声は向こうと繋がっているのだ]


[視線を落とす。
表情は、背を向ける少女には見えまい。

いくつかの視線が向くのを確認し
男の手は少女の快楽を探り始める]


[チャールズとベルナデットを不思議そうに見つめていたが、ベルナデットの様子に、何か辛いこと――それがどんなことなのか少年には想像がつかない――をしているらしいと気付く。彼らは器と管理者の仲だからと、何も見ていない、何も聞いていないふりをして目を逸らした]


 何故目を逸らす?
 
[トニーに男は声をかける]

 彼女の犠牲でお前達にまで色欲の手が伸びはしない
 感謝すべき相手だろう?

[もっとも、今のところは
だと男は口にしない]


…っ

[ゆるゆると首を横に振った。
男が手を蠢かすたびに、小さく身が跳ねた。
周囲からの視線に上げられない顔は俯いたまま、
それでも男の手に耐え続ける。
どこまで声を殺せているか自信は無いが
それでも、マイクに拾われないよう必死なことだけは確かだった]


 低俗。
 もっとマシな堕ち方をすると思っていたのだけど。

[一蹴した後、ふと目を瞬かせて。
 もう一度トニーの方を向く]

 トニー。
 それなら、あの水音のするものを食べるといいわ。
 お腹が空いているのでしょう?


 色欲がどういうものか
 ……堕胎したとはいえ、子までなした身で
 知らぬわけではないだろうに。

 肥大すればこうなる。
 理解できぬほど知能が足りぬとは思っていないぞ?

[表情の無い男の顔が、寡婦へ向いた]

 嗚呼
 ……貴女も低俗な思考を見せてくれる。

[提案に
くく、とくぐもった笑み]


――……。

[吐き捨てるようなパピヨンの言動も、
 ただ黙って傍で聞いた。

 チャールズとベルナデットの様子には、
 どうしても目を向ける事ができなかったけれど。]

 と、トニー、も…。

[お腹が空いた、と言うトニーに、
 コリーンは食事を用意している際だったのだろうか
 お前たちまで色欲の手が伸びない、と言うチャールズの言葉に、彼までその対象になるのかと僅かに驚いて。]

 食べるもの、なら。
 此方でも用意されてるかと……。

[パピヨンの提案に言葉を挟む。
 チャールズの笑い声が聞こえれば、訝しげに眉を寄せ。
 その場にコリーンの姿見えれば、其方に視線を向けた。]


[チャールズに声をかけられ、びくりとして彼のほうを向いた]

え……だって、お姉さんが見られるの嫌そうだったから……

[二人の様子を直視できず、戸惑ったように視線を彷徨わせる。が、パピヨンに食べるといいと言われて、きょとんとパピヨンを見つめた]

えっ……どこ、どこに食べ物あるの……?

[「水音がするもの」と言われても、パピヨンの言わんとすることが分からず、室内をきょろきょろと見回した]


メモを貼った。


メモを貼った。


 お前も、私から目を逸らすのか
 
[ムパムピスに低い声をかける]

 嘘吐きだな。
 ……矢張り、お前も

[態度は変わらないのではなかったのか
そう責めるような言の葉を、無感情な音でつむいだ]


メモを貼った。


[子供が此方へ視線を向ける。
男は声だけで嗤った]

 嫌と、羞恥は
 似ているようで違う。
 気にすることはない

[室内を見渡す子供に、さらに声をかける]

 食べ物は此処に。
 この布捲って好きなだけ貪ればいい。

[少女のスカートを、あいた片手でひらりと摘みながら]


────ぁ、あ…っ!

[抑えられなかった声が高く零れる。
与えられる感覚を堪えるように背を丸め
それでも逃げることは許されず。
小さく首を横に振り、熱の滲む短い息を繰り返しながら
スカートを摘むチャールズの手を押さえようと
震える手を伸ばしたけれど]


[責めるような言葉に、肩が僅かに揺らぐ。

――ここに来ることを選んだのは、自分だ。
一つ息を吐く。

覚悟を決めたように、チャールズを見た。]

変わり、ませんよ。
変えません。

ただ少し、驚いたのと――……目に毒、で。

[ベルナデットを見ないよう、視線はチャールズに固定して。
できるだけ、以前と似た笑みを顔に乗せた。
少しだけ、ちからないものになってしまったけれど。]

お腹は空いていないですか?
管理者、ですし。何か、探してきましょうか。


[それでも、部屋を移った方がとは言わずに。
問うのは、絡む二人とパピヨンにむけて。

ちらりとモニターに視線むければ、そこにはラルフとフィリップの姿があったろうか。]


[ムパムピスの言葉は聞こえても頭に入っておらず、室内のどこかにあるという「食べ物」を視線で探していたが]

……え……?

[チャールズに声をかけられ、ベルナデットのスカートが摘まれる]

そのお姉さんは……食べ物、なの……?
人間を食べるの……?

[どこをどのようにして食べろというのだろうと、困惑した視線をチャールズたち二人に*向けた*]


メモを貼った。


メモを貼った。


 変わらないのなら、此方へ。
 以前と同じように話をしよう。

[視線を向けたムパムピスに、男は告げる]

 食事はいらない
 私はこれを食べるのに忙しい。

[此処へ来てから食事の類を一切口にしていない。
間近で少女の声が上がれば、一度だけ彼女の耳元で囁いた。
手は止めず、震える彼女の手がスカートに伸びるのを、吐息で嗤う]

 トニー
 この娘は謂わば欲望へ捧げられた贄。
 お前にも食らわせてやっても構わない
 苦い蜜が舐めたいなら此方へ。

[苦い、と聞けば少年は来るかどうか。
どちらにしろ男は構わず少女を蹂躙し続ける。
其れこそ壊れるまで]


[チャールズはベルナデットを「食べている」と言う。少年には言葉通りに食らっているとは思えなかったが、「苦い蜜」という奇妙な響きに興味を惹かれた]

苦い……蜜……?
蜜って普通、甘いんじゃ、ないの。

[不思議に思いながらも、好奇心に負けてチャールズの側へ。コリーンが見ていたら止めるだろうか? 止められたとしたらおとなしく引き下がるだろう。もし味わってみたとしたら、やはり美味しくないと言って普通の食事を*望むだろう*]


メモを貼った。


―メインルーム―

[トニーの呟きには、そうかもしれないと悲しげに笑って。
 おなかすいたという言葉に頷いた]

 じゃあ、私は食事の用意をしてくるわね。
 部屋に戻っていてもいいのよ?

[とはいえ、大部屋に沢山人がいる中で戻るとは思わない。
 そんな中で少女を膝の上にのせた男にちらりと視線をむける。
 トニーの目には毒だとは思うものの、トニーを大部屋から離す理由もないから僅かにため息をつくだけで。
 トニーの返答が個室に戻るか大部屋で食べるか、どちらであったとしても台所で食事の準備をしていた。

 だから接続された後のパピヨンがトニーに余計なことを行ったときにはその場には居らず、訂正することもできなかった]


 ……はい。

[告げられた言葉にはそう返事をしたものの。

 パピヨンが何かを望むのならそちらを優先させただろう。
 あてがわれた部屋に行くのか、それともここに留まるか。

 なんにせよ、残った者たちが居る内は
 自分はこの大部屋に居る心算でいて。

 トニーに向けられる言葉。
 コリーンが止めるのだったり、彼が拒まないなら止める事は無い。ただ、僅かに目を伏せるだけで。

 そうして、ひょこ、と。
 ゆっくりとした足取りて彼に近づいた。]


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