…あら、いつの間にか寝てしまっていたのね。

[…は、目を覚まして体を起こす。眼は赤く腫れていた。]

今何時かしら…こんな所にいると時間も判らないわ。
何か判りそうなものは…

[…は、牢屋内を見渡す。

【こちら側も天窓しかないのかしら。】]

/*

◆▼が一緒になってる気がしたけど、一度重ねて▼にZを入れた後に、もう一度重ねて今度は◆にZを入れたのね…。
それだと、記号を一杯使ったのはただ惑わす為だけ…なのかしら。
*/

こっちには何も無いのね、天窓くらい付けてくれてもいいのに…。

[隣にはあった天窓も無い事を確認して、1人ぼやく。]

最初は酷かった鉄の臭いも、余り感じなくなってきたわね…。
もう慣れちゃったのかしら…それとも私の鼻がおかしくなったのかしら。

[と、そこで小さくお腹の方から音が鳴る。]

………こんな時でもお腹は空いちゃうのね。
でも、届けてくれる人なんてきっといないわね、ふふ…。
私、これからどうなるのかな…。

[そこへ足音が聞こえて、階段の方を向くと錠が入ってくるのが見える。]

…あら、こんな所に一体何の用かしら？
上はただ見てただけよ、気分の方は最悪だわ。牢屋の中で、しかも隣にはあれがあるんですもの…。

[あれと言った、首が無い死体がある場所に目を向けながら。
そして改めて錠の方を見て―牢屋の前におにぎりと紅茶を置くのを見て。]

………もしかして、私に差し入れ？
皆に疑われた私にだなんて…優しいって自称していたのは本当だったのかしら、ふふふ。

差し入れがおにぎりと食パンなのはどうかと思うけれど…ま、いただくわ。

[と、トレーを取ろうとした時に涙が頬を伝う。]

あ…こ、これは違うんだからね！
べ、別に何も…も、もう、こっち見たら絶対に許さないんだから！

[…は、おにぎりを持って後ろを向き、錠に顔を見られない様にしながら食べ始めた。]

/*
13はKって。やっぱりそっち系の解き方ね。それなら2x3はBxC？

ちがうかな。

メアリーたん、さっきのは忘れてくださいまし。
*/

/*
アルファベットだと、Kって11番目なのよね、逆だと16番目。
じゃあKで13が何かって考えてたけど、今の所トランプのキングくらいしか浮かばないわ、ふふ。
*/

/*あれ？…ってほんとだー！トランプね、なるほど。
それなら◆はダイヤ？んん？
ギネスたんが作った暗号を、錠たんが作ったものだと思ってたから錠メタで暗号解こうとしてた←
作る人が変わると方向性もすごく変わるのねーﾌﾑﾌﾑ。
*/

[…は、おにぎりを食べ終えて、食パンを食べながらどこか遠く―3Fの辺りを眺めているようだ。]

/*ローズマリーの花ｗｗ地味ｗｗ

もっと別の場所は無かったのかしらね、本当に。
全くよ、あんな手に引っかかるなんて…信じられないわ。

[錠に背を向けたままぼやく。]

確かにそうだけど…まさかあなたがこんな所に来てくれるなんて思ってなかったわ。
でも………あ、ありがとう。///

[最後の方は小さくて相手に聞こえたかどうかは判らない。
と、そこへ「もうしばらく、ここに居てくれ」と声がかけられて。]

…え、もうしばらくって…どういう事なの？

[驚いて振り返りながら、錠に尋ねる。]

―恐らく錠が去った数時間後の話―

[錠が去り、牢屋内で再び1人となる。
そこへ再び、聞き覚えのあるアナウンスが聞こえてくる。]

…あら、この音は…。
どうやらまた誰か殺されたのね。
これで皆も、私が無実だと判ってくれたのかしら…。

………だったら、誰か出しなさいよ、ここから！

[…は、少しいらっとしながら誰もいない地下牢で叫んだ。]

メモを貼った。

メモを貼った。

迎えが来るまでって…で、でも、私こんな状況なのよ？
皆がここから出してくれる訳が………あら、今あなた…。

[錠の口調に違和感を感じながらも、続く言葉を聞いてその違和感を深く考える事は出来なかった。]

あの人…奇想天外な事をするって…何を言っているの？
錠、一体あなたは何を知ってるの…？

[…は、不安になりながらも尋ねずにはいられなかった。]

/*
謎ー！
トランプはKだけ…トランプが2行目だけだと思って、KQJA（キング〜ジャック＋エース）とか、KINGとか入れてみたけど、まだ判らないのよね…。
*/

/*
あ、なるほど、2問目解けたけど…何で！？
*/

/*
えーーー！すごい！
暗号どゆことですか？？

/*
ヴェスたんの星座で2問目が解けただけね、ふふ。

まあ、2問目全然見てなかったけど…。
*/