82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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あぁ、綺麗だな
[>>296共に月を見上げて、同じ言葉を重ねる。 それから、あの栞のことを思い出して、]
なぁ、攻芸……あの栞、持ってるか? あれは、お守り……だったん、だ
ちゃんと、……効いただろ?
[酷く話しにくいから、途切れ途切れで 右側だけで、緩く微笑する。
そして、ギシギシと身体を軋ませながら、なんとか手を重ね]
(336) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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[優しく何かを囁いた。 それから、他愛もない言葉をぽつぽつと交わしていれば、
ふいに、攻芸の音が聞こえなくなる。 声が、脈が、呼吸が、―――…命の音が、
そう感じられた瞬間、意識が薄れて行った。 身体の至る所から、ひび割れる音がする。
攻芸の身体が残ればいいなと願いながら、 そのまま、砕け散った。
月夜の下で、風が舞い上がる。 黒い欠片と白いソケイの花弁が、まるで踊るように**]
(337) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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[二つ提示されて、少し考えて。]
ん……じゃあ、河原、行ってみるか?
[河原の方が、草原より少し遠く。
村の中をゆっくり歩くために。]
― 自宅→ ―
[チアキが去っていった家で。
食卓に乗った料理が
否が応でも日常を思い出させて少し切ない。
昨夜、深く深く眠ったせいか、
まだ眠気も遠く。珍しく。
再び、村を歩いてみようかと。
ドリベルに声をかけてから、外へと。
宛てもなく、ゆったりと散歩を。]
ん、行こうか。
今日は天気がいいから、きっと川の水も気持ち良いだろうね。
[そう言ってから、ふと考えて]
……あぁ。
私達は触れなかったか。
けれど川のせせらぎを聞けるのは、嬉しいね。
[冗談めかし、少し笑う。
歩くペースはゆっくりと、周囲の景色を楽しむように。]
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―空き地→自宅―
[短い距離ながらに、ゆっくりと歩く。 すっかり、このペースが馴染んでしまった。 言葉は少ないが、主の手はしっかりと握りしめたまま。
家について、主が隣に座れば。 絡められた指に目を細めながら、そっとその髪に頬を寄せた。]
(338) 2013/05/18(Sat) 22時半頃
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[チアキの残していってくれたお弁当。
相変わらず手はすり抜けてしまうけれど、
心はいっぱいになったつもり。
誘われて三度外へと。
二人でゆったりと歩く散歩道は穏やかで。
風が少し悲しい気がするのは、
夜を迎えるからかもしれない。]
…風邪を引いたりすることもないですし。
……星を見ながら眠るのも…いいかもしれませんね。
[果てのない星空を眺めながら。
思いついた言葉をそのまま口にする。]
―――――。
[その、散策の途中で。
楽しそうに食事をする一帯を見つけて。
チアキの包帯の範囲が、広がっているのを見る。
…隠しているようだ、と。
胸がざわついた。]
いいね。
でも、外じゃ いろいろ …
… そういう事は、出来ないね。
[してもいいんだけど。と付け加え。
夕暮れ時から夜にかけての時間、
村のあちこちを歩いて回る。
眠るならどこが良いかと思案しながら。]
なに?
[足を止めた弟と同じ方向へ視線を向ければ、空き地での、楽しげな食事の風景があった。]
あぁ、チアキ達───
[楽しそう、と言おうとして、止まる。]
…………。
[どこか、違和感がある。
胸騒ぎがして、握った手の力が強くなる。]
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―川へ向かう道―
[>>223珍しく一人で歩くジェームスの姿。 手稽古の話に興味を持つものの、気分は釣りモードだった。 時間が合えば見物に行きたかったが、 またやるだろうとこの時は思っていた。]
川に行くのだ。
[ピクニックみたいなものも良いなと思った。 瞳に隠された悲しみに、勘違いしたまま。]
(339) 2013/05/18(Sat) 23時頃
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[>>226元気良い声のチアキと攻芸に出会う。 昨日の怪我も痛々しそうだったが、経緯を知らないので 包帯が増えているとは気づかないまま。 >>227ケヴィンのパンを受け取って頷いた。]
ああ、ありがとう。これも最期の味か。
[遺言ごと受け取って、お裾分けを強制的に持たせた。 半笑いの珍しい笑顔付きで。 >>232攻芸からは籠を受け取る。 小声には何度か頷きを返して、小声で返す。]
(340) 2013/05/18(Sat) 23時頃
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[死者が生者に出来ることはなく。
そして仮に、生きていたとしても。
病が発症してしまえば、止めるすべはない。]
……楽しそうだな。
[元気そうに笑うチアキ。
発症していたとしても、していなかったとしても。
彼が、明るく過ごすと決めたなら…。
声は、思っていたより寂しげに響いたけれど。]
パン……食べてくれてる、な。
[泣きたくなる気持ちを耐えて、
強く握る手を、握り返した。]
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[>>306随分酷いことを言われている。 作れと言ったのはトルドヴィンなのに。]
……酷い。
[>>308じっとりと睨んでおくが効果は無いようだ。 お陰で断られてしまった。残念。]
(341) 2013/05/18(Sat) 23時頃
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……… 。
[ぱちり、と二度ほど目を瞬かせて。
しばらく。かなり。沈黙してから。]
……誰も見えないなら…いいんじゃないですか。
[俯きがちに呟いて。
慌てて打ち消すように、別の話題を振る。]
……ところ、で。
…前髪切るとしたら…どうやったら切れると思います?
[鋏に触れないからどうしたものか。]
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[>>229チアキたちと別れてからだろうか、 トレイルにも会うとお裾分けを渡す。 なるべく持ってゆく分は減らしたい魂胆だ。]
釣りも楽しい、釣果を期待してくれ。
[その場で食べるなら少し驚いて心配そうな顔になる。 無防備すぎる、ジェームスと何故別行動なのだ。]
(342) 2013/05/18(Sat) 23時頃
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[沈黙の間は、同じように目を瞬かせながら
ドリベルの顔を見つめていた。]
………… いいんだ 。
[それは良いことを聞いた…とは言わないが
目を細めて唇には笑みを。
小さく呟きを返して、不穏なほどゆっくりと頷いた。]
ホレさんを握った
ケヴィンさんに切ってもらう … とか。
[触れられる刃物を思い浮かべてみれば
その発想にしか行き着かなかったが。
想像してみれば、実にシュールだった。]
あぁ……。
[そういえば、チアキは攻芸ともども、薬を飲んでいないと言っていた。
だからなのか、偶々かは分からないが、もし黒玉病なら、彼もまた、こちらへ来てしまうのだろうか。]
うん、きっと喜んで食べてくれたよ。
ケヴィンのパンは、とても美味しいから。
……。
[泣くのを堪えているらしいことが、握り合った掌から伝わってくる。
だから]
ふたりきりでゆっくり過ごせる時間、あまりないかもしれないね?
[つとめて明るく。
けれどきっと、声は微かに震えていたろう。]
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[>>318呟きが随分弱気で、そんなものは気に入らない。 ぱしんと肩を軽く叩いて気合を入れた。]
するのだ。
[強めの口調で断言する。 覗き見も悪くないが、きっと口を出したくなる。 大人しく釣りに向かうのが良さそうだ。]
(343) 2013/05/18(Sat) 23時頃
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――回想:キリシマとトルドヴィン――
じゃあもらおーっと。
[キリシマからおすそ分けを渡される。>>342
不思議な、というか不気味な臭いがしていたはずだったが おおむねはサクラのチップの香りに誤魔化され。
口に入れた結果は――――19(0..100)x1
1-30 悶絶してその場にしゃがみこんだ 31-60 しかもしばらく動けなかった 61-80 なんとか表情に出さずには済んだ 81-95 普通にいただけた 96-100 美味しくいただけた]
(344) 2013/05/18(Sat) 23時頃
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− 拡大した惨禍 −
[トレイルの顔が見えた時は安堵したが、 その手が主の鍋に手を伸ばしたのを見て思い切り驚愕した]
トレイル様………。
[戦場で、一万歩譲って病に倒れるならともかく。 こんなところでジェームスから仇討ちを求められる可能性を 作りたいとは思わない]
トレイル様…レモン水で宜しければ飲みますか?
[皮の水筒に入った水を差し出してみた後は。 この件は忘れる事にした]
(345) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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うっ……
[水っぽくてぱさぱさしてて、酸っぱい中になにかまったりあって ハーブががしがしと容赦なく噛みしめるほどに香り ――とにかく、壮絶な味だった。]
…………キリシマ、さん、これはあれだよね 未熟な俺へのエール的な、なにか、な、の?
[脳髄までぶちぬけるような衝撃的な味だが、見上げれば心配そうな顔。>>342]
え、えっと……ありがとう。魚、楽しみにしてるね!
[食べ物は食べ物。もらったものはもらったもの。 まだ頭がくらくらして舌がびりびりして胃が抗議の声をあげてるが とりあえずなんとかお礼は言って、二人を見送った。
……味については何も言わないのが、たぶん最善だ。]
(346) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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トレイルは、トルドヴィンに半泣き顔でお礼を言って、レモン水をごくごく飲んだ。
2013/05/18(Sat) 23時半頃
…………。
[俯いて、一度だけ地面を睨みつける。
兄の手を握った手が、震えた。]
………なら、
……今のうちに。ゆっくり……しておこうか。
[明るい声を出してくれる兄が、居てくれたから。
同じように、明るく振舞おうと。
弟子を傍で看取りたい気持ちも、あったけれど…
耐えられない気も、したから。]
……確認しないでください…。
[俯いたままではあったけれど、
耳まで赤いのは夕暮れのおかげでばれなかったと思いたい。]
……ホレーショー…さんに…ですか。
…………よく切れそうです、けど。
…適切な人がきてくれるまで……おあずけですかね。
[ケヴィンの腕は信用してはいるが、
やはり色々怖かった。
綺麗な場所を沢山見つけにいくのなら
少し、視界を広げてみようと思ったのだけれど。
できればなるべく遅い方がいいと、矛盾した呟きを。]
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―素敵なお裾分けを渡されて― [>>340パンを手渡すと、お礼と言わんばかりに 不思議な香りの物体を渡されて、
しかも、珍しい笑顔付き。]
ふぇっ!? ……
[たらりと変な汗が出る。大変失礼な話だが、 さらに追い打ちとばかりにトルドヴィンの言葉が 聞こえて>>306、丁重にお返しした。>>310
酷いと言う声に>>341、少しだけ申し訳ない気分になったが あれを食べたら、弁当ごとひっくり返りそうな予感がした。
そうなっても、 攻芸が受け止めてくれたかもしれないけれど*]
(347) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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―川にゆく前―
[>>344正直済まないと思いながら見ていた。 先ほどのトルドヴィンも凄い反応をしていたから これはきっと、最高傑作だったのだろう。]
あの、おい。 大丈夫か。
[しゃがみ込むトレイルの背をそっと撫で、 心配そうに覗きこむ。]
(348) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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ドリーの目。
こうしてちゃんと見られるのはボクだけ
… っていうのも
ちょっと幸せなんだけど。ね。
[赤い耳を指先でくすぐり、
そのまま目元にかかる前髪を掻きあげて。
正面から双眸を見つめる。
小さな独占欲を込めて、
彼の目元を逆の手の指先で撫でる。]
ダメだよ。もう、誰にも会いたくない。
こっちへは。 誰も来て欲しくない。
[適切な人と言えば誰かと
思わずちょっと想像してしまいそうになるけど。]
トレイルは、何とか手だけ振った。復活には少し時間がかかるようだ。
2013/05/18(Sat) 23時半頃
[大丈夫、腕は確かだ。]
[と、話を聞いていたら斧を素振りしたに違いない。*]
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では釣りで。
[予定についての答えは背中を叩かれた>>343 川への道を推す勢いに頷いて歩き出す。 結局あの鍋の中身はあまり減らなかった。 魔物に掛ければ逃げるんじゃないだろうかと、 やはり酷い事を考える。 主の言葉>>341が聞こえていたとしても 同じ事を考えているだろうが、幸い聞こえてはいなかった]
木漏れ日の中を歩くのは気持ち良いですね。
[森の中は何一つ変わらなかった。 歩くと昨日までの事が全て夢ではないかと思うほど。 目的地まで、変わらぬ日常を思い出させてくれる森の中を ゆっくりと噛み締めるように歩く]
(349) 2013/05/18(Sat) 23時半頃
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