278 冷たい校舎村8
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CC レイは、メモを貼った。
2020/06/19(Fri) 00時頃
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わかる、わかる。 なっちゃん、こんなに美人になるの!?って、 自分で鏡見てびっくりしてたよね。
[ ちかちゃんについて、思うこと。>>442 あたしよりずうっと、せいかちゃんの方が詳しくて。 帰ったらお話し聞けると良いな、も、 頭の中で追加しよう。
……あたしは裏方なので、 ポニーテイルと暗記しきった台詞しかまねできません。 あとあがるから駄目です。オフレコです。 ]
(461) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[ 隣に添えた、あたしのメッセージ。 せいかちゃんの気持ちも 一緒にあればいいと、思う。>>445 ]
(462) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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えー、そうかな?そうだといいね。 脚本は逆にあたしが 喜多仲君に食いついたとこもあるから、 ……でも 逆によかったのかな?
[ 笑うのは、下手じゃない。嬉しいのも、ほんとう。 でも、苦笑はちょっとびっくりする。
ちょっとだけ目を丸くして、 ]
(463) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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あ、……そっかあ、それは、ごめんね。 でも、あたし……、ううん。
ありがとう、せいかちゃん。
[ 少し苦くても、それが生きているあかしだと、 ただの白紙はそう思ってしまうけど、しまいこんだ。
楽しかった思い出を、振り返られて、 良かったなって、そう思うだけで、 きっと赦される、はず。 ]
(464) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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──現在・もうひとつの体育館─
あ、しおりちゃん
[ 声が聞こえて、入口の方を向いた。>>440 ちょっと頬、蒸気してるのかなあ、って。 お風呂上りっぽいしおりちゃんを見る。
ふり、と軽く手を振って、 よいしょっと椅子から立ち上がった。 ]
(465) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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これ、どうおもう?
[ 床一面に広がった、青い色。 べたべた、って上靴の跡を残しながら、 彼女の元へ近づいていく。* ]
(466) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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「 でもそれだって与えられてるだけなんだよね。 」 「 やっぱりこの舞台 つまらないね。 」
(467) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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いつも聞いているつまらない女の声がする。 観客席から あたし が あたし を 見て、
(468) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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…… だから あたし は 幻覚も幻聴もないはずなんだけどな。
(469) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[ ……走る脳内を隠すのは、 慣れたものではあったから、 暫く、せいかちゃんに、にこにこしてたら、 ……あたしのお腹がちぃさく鳴った! ]
(470) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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あ。
[ しまった!恥ずかしそうにまた笑う。 かわいい彼女(クレープ)あげてきちゃったよ。
もしもし辰美君、お味はいかがでしたか。 あたしあれ、何口もしないと食べ切れませんが、 やっぱり男の子って あっという間に食べ切れるものなんですか。 ちょっとそういうのあこがれます。おおくち。
思わず通信しちゃったかもしれない。 片手にクレープではないので、 ふざけてはいません。おっけー。 ]
(471) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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……せいかちゃん、ごはんたべる?
[ まだ食べてないといいな、なんて、 あたしはお腹をおさえるように撫でた。 なおあたしは買い弁だったりなんだったり勢です。
食べたら、6階、行ってみようかな。 ……というのは、ただの好奇心。 ]**
(472) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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— 回想:嘘を真実に —
[あのね、嘘を吐く時に罪悪感を覚えたことは一度も無いんだ。 それによって発生しためんどくさい出来事については別だけど。
空気を吐くのと一緒で、気付かないんだ。 わたしの言葉が赤い色で染まっていること。 目に見えたらもっと良かったのに。]
(473) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[まったく、恋愛絡みってめんどくさい。 文化祭の時に咄嗟に吐いた嘘から、いろいろ広がってさ。 それで懲りるようなら良かったんだろうな。
でも何度考えても、悪いのはわたしだけじゃないよねって思うから。 自分を正当化するために嘘は重ね塗りされ続ける。]
(474) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[>>2:498後輩くんからの質問を耳にして、 若菜ちゃんを狙う彼の、下心に溢れた笑みをはぐらかす。]
若菜ちゃん、付き合ってる人はいないはずだよ。
「本当ッスか! じゃあ、今度の土曜に思い切って告白してみよっかな……!」
うん。頑張ってね。応援してる。
(475) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[嘘だよ。
守らなきゃ。 この後輩くんから、わたしたちの居場所を守らなきゃ。
頭は小賢しく回る。 若菜ちゃんを守るためなら、わたしはなんでもするよ。]
(476) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[嘘が真実になる瞬間を知っている。
嘘を真実にする方法も知っている。]
(477) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[次の土曜日、無断で拝借した後輩くんの写真に、 わたしの作ったCGと、他の写真を上手く合成して、 真実に見える嘘——捏造写真を作り上げる。
後輩くんが複数の女の子とデートしているように見える写真。 三股、いや四股くらいかな。 本人は身に覚えが無いはずのデート風景。
それをSNS経由で、捨てアカウントから一気に拡散させる。 主に生徒たちのコミュニティを中心に、きちんと広まるように。]
(478) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[数日経って。 狙い通り、後輩くんは噂の主役に躍り出たらしい。
それの対応に追われて大変そう。 告白は上手くいったのかな。
いくわけないよね。 いってたら、更に地獄だもんね。 諦めよっか。 おとなしく、可愛い後輩に戻って欲しいな。]
(479) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[罪悪感なんて無かったよ。
だって、悪いのはわたしたちの世界を壊そうとした彼のほうだもの。]
(480) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[そうだよね、若菜ちゃん。 わたし、間違ってないよね。
「まったくしょうがないなー」って、 いつもみたいに、笑ってよ。
笑って欲しかったんだよ。*]
(481) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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―― 現在:教室 ――
夏美ちゃんのテンションが爆上がりしすぎて 舞台でやりすぎないか心配だったけど、 本番はちゃんとできててよかったよ。
[ 何事も全力すぎて、 小道具を投げていた夏美を思い出して、 少し笑ってしまった。
実のところ誠香も、 脚本は読み込んでいたのだけれど、 藪をつついて蛇を出すのはごめんなので、 表面上気のない素振りをしていたので、 そのことは内緒である ]
(482) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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喜多仲も、まなっちに助けられてたと思うよ。 ほら、ファンが付いたらやる気出すタイプじゃん。 めっちゃ軽いノリで引き受けてたけど、 最終的には辰美に演技指導するくらいになってたし。
[ 表情筋動かすのが苦手なのに、 よく役者やろうと思ったなあ……と 密かに思っていたのもやっぱり内緒だ ]
(483) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[ 謝られてしまって、むしろ少しわたわたした>>464 ]
いや、謝らなくていいよ! むしろ怒っていいくらいだって。 そんな不純な動機でがんばってたのかー! って責めてくれていいんだよ?
不純なりに本気で頑張ったので 許してくださいって言うから!
[ わたわたと弁解して、 それでもごめんなさいとは言わない。 わたわたしていたので、 でも、と濁されたことに、引っかかったりはしなかった ]
(484) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[ ……わたわたしていたら、小さな音が!>>470 思わず静止して、でも大丈夫。笑わない ]
食べる。
[ 神妙な顔で頷いた。 ちなみに食べるのは昨日持ってきたお弁当です。 大丈夫、ここは現実ではないし、 スマートフォンを確認したら、 日付は昨日と変わってなかったので、 きっとセーフでしょう。 ……その割に、おなかはすくんですけどね!* ]
(485) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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[>>465心乃ちゃんが立ち上がる。 よかった。後ろ姿だとマネキンかもってちょっと思っちゃったから。]
これ? ……青いね。
[>>466床に撒き散らされたべたべたのインク。 さて、これはなんでしょうね。 踏むのを避けようとしても無理でした。
記憶に引っかかるものが、少しはあるような気がする。 ……思い出せない。]
(486) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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青は……冷たい色だなって。 あ、でもどうなんだろう。 全てを包み込んでくれるような海とか空の色。かも。
[青色についての感想を求められていたわけではないのでは。 ごめんね、それくらいしかコメントしようがなくて。]
心乃ちゃんは何見てたの?
……あ、シチューおいしかった。 ごちそうさま。 昨日は眠くて言いそびれてたよね。
[そういえば伝えてなかったっけ、って、 話題が取っ散らかったのは許して欲しい。*]
(487) 2020/06/19(Fri) 00時半頃
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――現在/購買――
[いつになくまっすぐにその声が届いて、 いつになくまっすぐにその手が伸びてきて
そのくせ、顔はこっちを向いていなかった。]
(488) 2020/06/19(Fri) 01時頃
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……、わかったよ
[泣いてんの。 そう言いかけて口を噤んだ。
喜多仲には簡単に聞けたのにね。目元赤いって。
そんな姿の礼一郎は随分久しぶりだし ひょっとすると見た事がなかったかもしれない。 だから辰美は一瞬ぐっと言葉を飲み込んだ。>>427 ……口を開けばつられてしまうような気がした。]
(489) 2020/06/19(Fri) 01時頃
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[絆創膏の箱。礼一郎の手。自分の手。 随分大きさが変わったよな、と思う。
思いながらも問いを零したら ひくりと礼一郎が動きを止めた。>>428
礼一郎の声がかすれて震える。>>429 あいにくと辰美も笑えなかった。 ただ、礼一郎と目を合わせて その口角が笑うみたいに震えるのを見ていた。
全然笑えてないな。ちょっと笑えるよ。 …………まあ、お前が見てる俺の顔、笑ってないけど。]
(490) 2020/06/19(Fri) 01時頃
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