191 The wonderful world -7 days of MORI-
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死ぬわけにはいかないの だって、ごーちゃんが…剛が約束守れって言うんだから!
[彼が自分の名前を呼んでくれたのだ ちょっと気恥ずかしかったけれど、聞かれていないだろうから そんな風に気取ってみて、自動販売機を鼬に叩きつければ勝負は決しただろう]
……疲れたぁ
[辺りにはゴミ箱やら三角コーンやら、とにかく悲惨なほど色々散らかっていて、卯月には切り傷もあれば、あちこちに擦り傷も出来ていただろう 致命傷も無い。身体中ズキズキするし、疲れで息も上がっている 顔に不快感を感じて頬をワンピースの袖で拭えば血が付着して。頬でも切ったのだろう、擦った痛みでヒリヒリするけれど]
(335) 2016/06/08(Wed) 19時頃
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勝った、んだよね? ごーちゃんの方は終わったかな
[見えぬ壁の向こう側を心配して、彼の居るだろう方向を向いてみたけれども 信用しているから。来てくれるってわかってるから。今は少しだけ休む事にして、横たわる自動販売機に背中を預けて座り込んだ*]
(336) 2016/06/08(Wed) 19時頃
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[黒髪の子の答えに出来上がるトマトさん>>307。 文脈からして、このひとが「ねる」さんなのだろうと推測しつつ 「ねる」さんからの返事>>309が聞ければ、 僕は口の中だけで「一緒に」と繰り返す。
であるならこっちは「るい」さんか、 そんな当たりをつけて彼が見せてくれる>>324という 本は待てども待てども出てこない。 謝罪>>324はきっと僕に向けてじゃないってことくらいは なんとなしに分かったけれど]
なくしちゃったの?
[僕が問い掛けた一言は、君に届いているのだろうか]
(@76) 2016/06/08(Wed) 19時頃
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ねるの本。 一緒に本を読んだこと。 それで、君たちは、君たちの人生を楽しめたのか。
[問いかけのようでいて、一人で確認するような呟き。 だって、おんなじに見えてちょっと違うんだなって、 声に出してみて違いを再度確認したかったんだ。
本屋にいけばきっと、「ねるの本」は見つかるだろう。 分からないときは死神仲間の誰かに聞けば知っているかもしれないし。
だけれど、一緒に本を読む。 それは途方もなく難しく思えたんだ。 さっきの、家族とキャンプといい、僕には難しく思えたんだ]
(@77) 2016/06/08(Wed) 19時頃
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応えてくれてありがとう。
[幾らか言葉は交わしたかもしれないけれど、そう遅くならないうちに壁は消える。 今回はノイズのおまけはつけないよ。 だってほら、まだ建物の中にノイズが残ってるかもしれないし、ね?]
ミッション達成のための黄金は、屋上。 とはいえ、先客がすでにもう、入ったあとだから もう、ゲットしちゃってるかもしれないね。
[武器を買いに来ただけとは知らない僕は、 先と同じクリアへのヒントを少しだけあげて 君たちが入り口の向こうへ消えるのを見送ろう*]
(@78) 2016/06/08(Wed) 19時頃
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─ミタマ電機─
[ 羽ばたく度に羽同士が擦れて音を奏でる。 トリになってそれも聞きなれたが それに慣れてしまったという事実にまた 何とも虚しさが滲む。]
カラス ミッケタ ミッケタ カラス
[ 上空辺りには見つけてくださいと言わんばかりに 悠々と旋回をしているノイズが一羽。 嘴に咥えている何かが太陽光を反射して チカチカと眩い。]
(337) 2016/06/08(Wed) 19時頃
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ギャア ソレ ヨコセ ヨコセ>>エェェェェェエ<<
[ 発した音をぶつけると翼で身を庇ったような 仕草のカラスはそのまま消し去って 咥えていた黄金の誇りはそのまま落下。]
ヤベ
[ 急降下してキャッチした頃には 上空から、地上にコンニチワ。
眼前にはタイミング悪く、昨日見た赤髪の 「ガラ悪い奴」の姿。
さて、勘のいいヒトはお気づきだろうか。 このトリ、嘴に何かを咥えている状態だと サイキックが一つ、衝撃波は使えないのだ。 動揺を露わにしたまま心の中で激しく相棒の名を叫んだ。]
(338) 2016/06/08(Wed) 19時頃
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[ さて、心中のSOSに応える声はあっただろうか。 その声の前に、怒鳴や小津からの声かけがあれば
一目散に逃げ去る算段だがなんせヒトが多い地上。 思い通りに動けるかはまた別の話*]
(339) 2016/06/08(Wed) 19時半頃
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えへへぇ きつね、 さぁん。
[ノイズ<フォックス>から稲荷寿司を受け取り、足元のキツネとともにくるくる回る。 この一場面だけを切り取れば、他人のことを言えないくらいには平和なものだ。]
しーん?んー。 ちがーう、よぉ。
[答えるか否かの、逡巡>>332 他人事のように、軽い声色は、 否定のお返し以外は、紡がず。]
(@79) 2016/06/08(Wed) 19時半頃
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[壁が消えれば、ノイズ<レイヴン>を守るものは、何もない。 近づいて来たトリ>>337の発する音波>>338 を、妨げるものも、ない。 トリが、地上で赤毛とこんにちはする頃には、 傘持ちの死神は、キツネを連れて去る最中。]
『みてみてー。』 『キツネさーん!』
[愛らしいキツネのパッケージと、ノイズ<フォックス>のツーショットを、グループトークへ。 彼ノ岸公園で回収した狐のポシェットに、端末を戻す。 ノイズ<ウルフ>も連れて、中央エリアへと歩を進める。]*
(@80) 2016/06/08(Wed) 19時半頃
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― 深淵 ―
思い出してはいけない。 思い出してはいけない。
――ただ、生きていてほしい
[呪詛のように奥底で繰り返される意識にただ翻弄されて。 しばらく時間がたった後でまた、男は目覚めるだろう。 そのころには既に2日目のミッションも終えていることだろうか。
次ぎ目が覚めた時、どこにいるのか。目覚めた際、誰かがそばにいるのか。そもそもその世界は、本当に自分が生きている世界なのか。 何一つわからないが、きっと、目覚めさえすればすべてが元通りになっていることだろう]**
(@81) 2016/06/08(Wed) 20時半頃
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……ん、あ!?
[こちらに向かって落下してくる影>>338に、 怒鳴は素っ頓狂な声を出す。 思わず腕を差し出して―――ナイスキャッチ]
危ねえだろ、糞インコ。 [ガンを飛ばしてから。 なに鳥相手にマジになってんだ俺、と悲しくなってくる。 地面にインコを放してやると]
次からは気を付けろよ……って、な!?
[インコが嘴に咥えた輝きに、顔色を変えた]
(340) 2016/06/08(Wed) 20時半頃
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それは。まさか黄金三英雄バッジ……!?
[正式名称をちゃんと覚えていた自分の記憶力に感動した]
こら、そいつを寄越しやがれ! 糞インコ!
[ざり、と靴底をアスファルトに擦り付ければ。 爪先にばちばちと火花が散った。 線をなぞるように革靴でアスファルトに、焔を巻き起こす。 作りだしたのは―――炎の壁。足止めくらいになればいい]
痛い目に遭いたくなかったら。 素直にそいつを渡すんだな。
[ボキボキ、と拳を鳴らしながら。 軽い脅しであって、本気で戦うつもりはなかったが*]
(341) 2016/06/08(Wed) 20時半頃
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おっ、見ーえた。
[会場内からサイキックで様子を伺ってれば、 偶然、あくまでも偶然、視界を飛ばした先にはウサギのお嬢ちゃんの激しい動き。>>334 見えちまったような気がするが他意はねェし興味もねェ。]
相変わらずやるねェ。 尤も、ノイズを倒したところで終わりじゃねェがな。
[イタチのノイズが葬られて、後はもう妨害の意志はない。 会場内に入っていくなら止めやしない。 バッジを1つ渡したとして、さて、あと2つは間に合うかね。
コロシアム内の売店で買った、「マブスラたこやき」をひとつ頬張って、 ほふほふ、口の中を火傷しそうになりながら味わっていようか。*]
(342) 2016/06/08(Wed) 20時半頃
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[――仮説として。 まだ、あたしはこのゲームを"協力型"だと予想した。 それこそ、メールの文面ではまさしくその通りで、 最終日に生き残る数なんて考えてなかったから。>>0:11
採点制。>>0:#3 それを言われて無茶なことを考えるほどあたしは猪突猛進にもいきてない。 まっすぐ盲目的になれるのは「トレイル」のことだけ。
それ以外は。
…それ以外は、――]
(343) 2016/06/08(Wed) 20時半頃
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礼なら後で! あたしたちもすぐ追うわ!
[その駆けだす兎達はいつ去っただろうか。>>289>>291 とかく、そこにいたみんな切羽詰まっていたのでしょう。 一人だけ冷淡に見下ろし、冷静に見極めて。 あたしの防御壁をも飛び越える銀は、――はじめてみたけど、"死神"というよりかはもっと暗躍に特化したパルクールを極めたような動きかたをしていて、とっても面倒。]
させないわよ!
[それでも、あたしの壁に触れれば、 "脚力"は少しばかり削れるのではないかと考えながら、彼が前に行ってはさらにだし、前にいってはさらに出し。 テレパシーでワタルさんには、武器を取り出す腕の方をお願いなんかしたりしながら、極力、あたしたちも"進む"事を優先した。
…の、だけれど。]
(344) 2016/06/08(Wed) 20時半頃
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―― ⇒ヴァニタスコロシアム ――
ま、待ちなさいよぉ…! って。あ れ?
[とにかく誰もかれもが早いのよ!
あたしも少し運動を始めたとはいえ、超人並に早い銀の男はどこかに忽然と消えていて、再び見合うことはその日はなかったの。>>@66
――そこに、新たな敵が放たれていた事も、わからなかた。奇しくも、そこに待ちかまえていた2匹は>>273、蓋手に分かれて"入口"たるそこを開けていたから。
同時刻であれば見つけられたかもしれないけど…雑音のない、人ごみに溢れたコロシアム前では、あたし達はまだ彼らを見つけることができなかった。]
もう大会会場についたのかしら。 …行きましょ、ワタルさん。
[そう結論づけたら走る足先はただ真っ直ぐに。]
(345) 2016/06/08(Wed) 20時半頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2016/06/08(Wed) 21時頃
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―宵越屋・7階―
「ありがとございましたー」
[7階・子供用品売り場。 「夏のドキドキキャンプ日和」特集コーナーにて、 『狂愛!マブスラPassionLove』(>>135)に出てくる美少女達の絵柄の入った携帯用の薬ポーチと、プリントマスク4袋。 『狂熱!マブスラFireFight!』(>>135)のモンスターの入った柄のリュックサックを一つ購入。
お支払いは、魔法のカードこと自分のクレカだ。 まだ止められていなかったのでセーフ。 皆方に自分のカードを預け、会計をしてもらった。]
……なんつーか、すげー柄だけど 子供向け売り場だとこれが精一杯だよな… 薬局の近くを通ることがあったら、ちゃんとしたのを買いたいけど、今は時間が惜しい。 ミッションクリア優先にしなきゃな。
[『狂熱!マブスラFireFight!』リュックを背負い、ふーっとため息。169cm高校三年生は、リュック一つでまるで、 早熟な小学生男子のような佇まいになっていた。]
(346) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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屋上は…こっからなら、 エスカレーターとかより階段のが近いな。少し先にある。 さっさと上がってバッチ回収しよーぜー。
[皆方に向かい、声をかけ、現在位置を途中で入手したフロアマップで確認 8階を越えたらその上がもう屋上だ。 下から、のっしのっしとクマー的なノイズが上がっている事には気づかず、人気のない階段へと向かう事にした。*]
(347) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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―― ⇒大会会場前 ――
[そこに誰かは辿りついていたかしら。 戻ってきたのも、わたしたちが一番だったかもしれないわ。
恐らく、揃うまでにはもう少しだけ時間がかかりそうな気がして、また、あたしたちだけで走りまくるのかと、うーんうーんって、二人で考える。
それを許さないかのように、いつのまにか変なフレーズが書いてあるチラシを抱えて>>123]
『死神マンが助けてくれないよぉぉ…!!』
[なんて。叫ぶものだから。
あたしたちが動けたかっていうと、NO、ね。 無くしものより泣いた子供を放置するほうが世間で酷いって言われるものよ。
多分、ワタルさんも宥めるので精一杯、だと思う。 あの銀の男の止めをしているなら疲れている、とも。]
(348) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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(………あたしが頑張る番)
[過るのは、そんな気持。 昨日、いっぱいいっぱい敵を倒してくれれたワタルさんとはまったく違うことしか思いつかないけど。
そう思って、助けを求める小さな戦士『見習い』に声をかけた。]
……ぼく、だいじょーぶ。 絶対…欠場まではさせないから。 ねえ、大会の参加証とかもってるわよね? …ちょっとだけ貸してくれないかしら。
[優しく説くのは、宥めではなく。集結した一人の"戦士としての手助け"とでもしゃれみましょう。]
(349) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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―― ⇒マブスラ大会ステージ ――
『お待たせェしましたァァ!Jブロック、第1回戦ンン!!『黄金の英雄』はどうやら深紅の妃殿下を連れての参戦!!兄妹揃って熱き世界の平和を救えるカァ!!?』
[その演説を聞いていたワタルさんはどう思っていたかしらね。正直、もうなにを思われても怖くない。色んな意味で。
このマブスラ大会。実は2、3人で1チームでもいいのよ。6枚のバッジデッキを何人かで組んでいいってルールもあるから。対面でやるときは独りであることは変わらない。
めちゃくちゃにスタッフを口説いてやったわ。 バッジをどこかで無くした"弟"の代わりの代役も兼ねて一緒に参加させて欲しいって。
……カラリ、持ってきた四角い缶ケースを取り出して。>>186]
(350) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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さーどっからでもかかってきなさい! 愛に勝る英雄が復活するまでダシにしてやるわ!
[と、のたまりながら、 ちゃっかりイベントに参加している。
ええ、昨日と同じただの時間稼ぎよ?あの子は決勝まで行って"誇り"をとっつかまえてくれればいいもの。 その証拠に、ワタルさんに子供の様子が落ちついたらまた探してもらおうとも思って、思って、何度かテレパシーを飛ばしてみてる。 他に来た人がいたなら、すぐに男の子の方へ向かってもらうように案内する、なんてことも叶うんじゃないかしら。
…あたしが遊びたいわけじゃないのよ、決してね?]*
(351) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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[ 糞インコ。 相棒をそんな風に呼ばれては面白くないと言うもの。 とはいえ、今は自分がその「糞インコ」なのだが。]
[ んだとォ…?]
[ 威勢よくガンを飛ばしてやろうと視線をあげて それ以上のガン飛ばし>>340に心震える。 体温は一気に1度は下がってる、確実に。
機嫌がよかったのか地面に放されて心底安心する 続けて男が言う「黄金三英雄バッジ」 どうやらそういう名称の金ぴからしい。]
(352) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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[ 目の色を変える男に
ダレガ ヤルモンカ!
と口には出さず(咥えたままだったので) 飛び立とうとしたとき。 靴をこすりつける摩擦がそのまま炎を生む。
こいつ、革靴でなんてことを……。
貧乏社畜では考えられないその行動に ヤのつく自由業(憶測)の方はこれだから…。 そう内心毒づきながら、悠長に構えてもいられない 状態にまたも 心震える。]
(353) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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博徒 プリシラは、メモを貼った。
2016/06/08(Wed) 21時頃
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[ず、と突き刺した剣を引き抜けば 血の代わりに雑音が耳を掠め、 その身を明滅させた直後、鼬型ノイズは消滅した。
それはきっと、赤髪の少女がコンテスト会場に行った後の事。
左腕が痛む。 あの死神に殴られたのが原因だろう。 ついでに片手のタイマーを見れば、 時刻は着々と進んでいる。]
……卯月。
[先ほど作った薄い薄い壁も、アスファルトの手も取り崩し 剣も特殊警棒に戻して、彼女を探せば 散らかったコンテスト前の一角、 横たわる自販機の傍に、彼女は背中を預けていて]
(354) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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卯月!
[思わず駆け出した。 もしも大怪我でもしていたらと気が気じゃなかった。 頬に、腿に、腕に、擦り傷をこさえた姿は痛々しいけれど ちゃんと彼女は生きていて――]
よかっ、た……!
[ほっとして、たまらず卯月の前にしゃがみこむと、 その頭を血塗れていない右手で何度も撫でるだろう。 「よかった」と、小さな声でしつこいくらい繰り返して 何度も、撫でるだろう。]
約束、守れたな
[ふ、と浮かんだのは安堵の微笑みだ。]
(355) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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[けれど、すぐに真顔に戻って]
……急に駆け出すから驚いた
[ほんの少し彼女の行動を咎めてしまうのは ほっとした証だと許してほしい。 一分に満たない休憩の後、 俺はこう声をかける。]
早く行こう。 あの子が待っている。 ……俺達は一個しか持っていないしな、バッジ
[バッジは三つあるといっていた。 間に合わなければ――その後の事を考えて背筋に寒気が走る。
叶うならばその頬の血をハンカチで拭い、 その手をとって 会場に連れて行こうとするが、どうだろうか。]
(356) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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[――会場に入った後。]
『お待たせェしましたァァ!Jブロック、第1回戦ンン!!『黄金の英雄』はどうやら深紅の妃殿下を連れての参戦!!兄妹揃って熱き世界の平和を救えるカァ!!?』>>350
[と、いうアナウンスと、実況モニターにうつるあの子、 それから先ほどの、赤髪の姫君の姿を見て、 唖然としたのは、また別の話だ*]
(357) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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[ あたまに ? を浮かべていれば、 泣いている男の子に向かってちいさな女の子>>349が。 身長は己より少しばかり小さい程だけど、 なんと いうか。 小柄だなあと思った。
まさか おなじじょしこーせー だとは 思わず。 男の子に優しく。 ―― たぶん、彼が何を求めているのかを理解した上で、 説く姿>>349に なんとなく 一歩下がって。 ]
あの、…がんばって。 私、この子を見てるから。
[ ひらり と タイマーのある手を振って。 準備万端、ヒーロー然とした彼女が、 熱気溢れるコロシアムに入るのを見送った。
声が届いたかは 定かでは ないけれど* ]
(358) 2016/06/08(Wed) 21時頃
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