158 Anotherday for "wolves"
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全
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そうだね。 オーレリアが贈り物を誰かに、とは考え難い。
[ドナルドの言葉に同意を示す。]
僕が票を投じたのは、レオナルドさんだ。 集会の後から姿を見てなかったから――…
[そんな理由で投じたのだと明かす。]
(349) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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>>343 いや……あいつ、一応僕より若いからなあ ないとは思いたいんだが
[ぎっくり腰。本当にそんなだったら脱力する。 いや、むしろ死んではいないということで 喜んでいいのだろうか。 小さく浮かび上がる疑念は、今は消去した。
続いた言葉は遺体を並べ埋葬する事を 訝しがるようだった。]
死んでしまえば皆平等さ。 それに、改めて墓穴掘りなおすのも辛いだろう。
――ああ、一人分足りないな。 マーゴットの遺体は…
[墓地を見るが、誰かに運び出された気配はなく]
(350) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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―― 少し前のこと/ドナルドへと ――
[ドナルドの応えを待ちながら、彼の眼差しを追い掛ける。 彼が選んだ言葉は、とても簡潔なものだったけれど。
苦い笑みを向けられたなら、>>291 その言葉に深みがあることを知って。]
……そう。
[ただ、一言。否定も肯定もせずに相槌を打つ。 幼い頃に距離を置いてしまった自身には、 ただ、そう応えることしか出来ないけれど。
彼が旅立った後、 ラディと、彼女と共に居た少年が、 村を後にした方角をあくる日も眺めていた事は私も覚えている。
だから、ベネットが嬉しいと口にしたなら>>293、 その背を押すように、す、と顎を引いて肯定を見せた。**]
(351) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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まだ自宅なら運ぶ必要がある か……? ちょっと行ってくる。
[は、と漏れた息は疲労の色濃く。 彼女を自宅に放置しておいても腐るだけだ。 墓場の面々に断りをいれて、 彼女を運ぶため、 殺された現場を見る為に 一時その場を離れただろう。
再度戻った時には、 首の皮一枚で胴と繋がった彼女をつれて。
――そうして、粛々と埋葬は執り行われる。 視界の端揺れた花々。 キャサリンの墓を一瞬、 眩しげに見て、目をそらした。*]
(352) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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[そんな話をしてる間に宿に着く
>>311 道中、憔悴したサイラスを 労わるクラリッサは怯えるだけでもない様で 少し安堵し、サイラスへは視線を送る
何か彼から問われたなら 自分の知ってる事は伝えてはいただろう
>>314>>324>>345 クラリッサはメアリーへは近づかず グレッグとこちらを見ながら話を切り出すも >>377 グレッグがこちらへ向ける視線は ここ暫くよりも一層強く感じるのは 養父であるおじを亡くしたのと こちらがメアリーを疑っているからか
どちらともいい難く、皮肉にも天秤で釣り合う*]
(353) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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年齢関係ないって、聞いたけど。
[>>350誰だったか、俺と同じぐらいの年で発症した筈だ。 ということは俺も気をつけないとあの家は危険。]
平等、ねえ。いずれ自分も並ぶかと思うと……
マーゴットはまだ家じゃあないか。 そのままにもしておけないが。
[そんな軽口を叩きながらも遺体を埋める。 族長の時だけ、獣が悲しげな声をあげた。 一番懐いていたから、仕方ないだろう。]
(354) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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[続く言葉>>346に「ああ」と声を漏らし]
ドナルドは確かめようと思ったんだね。
[宿屋に行く目的はドナルドとクラリッサの二人にあったと知る。 ひとりじゃ怖くて、と聞けば 「キミにも怖いものがあったんだ」と軽口を言い]
じゃあ確かめよう。 メアリーの話をきこう。 後味悪くならないために。
[そんな言葉を向けて]
(355) 2015/05/17(Sun) 02時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 02時頃
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[マーゴットの到着を待ってから、 また獣が悲壮な声を上げた。理解しているからだ。]
……マーゴ、またな。
[埋葬される少女にはそう声をかけて、 今度はサイラスでも誘って花輪を作ろうかと考えた。 男二人で花畑に行く姿を考えると、 マーゴットにずるいと言われてしまうかもしれないが。]
(356) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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-???-
[人々の怯えきった瞳。 徐々に広がりつつある不穏な空気。
それから逃げるように足を向けた先は、さて何処だったか。**]
(357) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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じゃ、レオの所に行ってくる。 なにかは伝言あるか?
[それから、土を軽く払い落としてから、 肩に手をやっていつもの布がないことに気がつく。 自分が黒くないのは落ち着かないが、 そのままレオナルドの家へ向かうことにした。 猫がついてくるのならそのまま、 話しかけることはないが厭うことも、無い。**]
(358) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2015/05/17(Sun) 02時半頃
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―― 宿屋 ――
[グレッグの姿がみえれば>>335 軽く手を掲げて挨拶を向けるけれど それはクラリッサとの話を邪魔せぬ程度の仕草。
酒場と聞こえると 先日の酒場の賑わいが思い出される。 僅か目を伏せ、小さく零す吐息。]
――……。
[グレッグに案じるようなまなざしを向けて 今は、見守るような立ち位置で。**]
(359) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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― 幕間 ―
[ ――それはまるで眠り姫のように見えた。 ベッドの上で波打つ黒髪。 閉じられた瞼に、長い睫。
それだけに 生気を失い白い頬に、青くなった唇が―― もっといえば、噛み切られたのか何なのか、 皮一枚で繋がる首が。
その死体を一層、グロテスクなものにしていた。]
……マーゴット……。
[呼んでももう、答が返ることはない。] [「せんせい」と呼ばれることもないだろう。]
(360) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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[ 並べられた墓穴を、移ろうように ゆらり、 天の蒼が泳ぐ。
>>343並べるのか、なんて。 語り口がきこえる。
ふれた麻袋。 それが、被害者であれ。 容疑者であれ。 ]
( 区別されるような、ものなのかなあ )
[ 少女は、ぱちり。
やっぱり、『平和がころされるもの』がいても。 殺されるものがいたとして。 死んでわけられるような理由はないとおもったから。]
(361) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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…… ジョーさんは。
自分が死んだときに、 みんな一緒に並べられるのは嫌だったりする?
[>>354軽口をたたく黄金のいろに、 普段冗談でもつけないような敬称に いつもの呼び名を載せた。
それは、疑うでも、訝しむでもなく、 やっぱり、『少女』の純粋な疑問以上ではない。
塊を、ひとつ。またひとつ。 手を土に沈めながら、埋める手伝いをしながら、 蒼が、 じ、っと。見つめる。]
(362) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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[温かな手が、私の手と手を繋いでくれました。>>342 交わされる『言葉』に。 私は小さく小さく頷いてから、手を離します。 冷たかった指先は、いつしか温かくなっていました。
ジョスランさんから届く声には、眉を下げていたのですが。 隠した前髪はその表情を伝えてくれることはなかったでしょう。
それからは黙々と。 ただ、埋葬を手伝って貰いました。 マーゴさんの亡骸も運ばれてきたのなら。 震えながら、それでも決して埋葬を手伝うことはやめず。
こんなに短い間に喪くした、四人もの『ひと』へ そっと、そっと、祈りを捧げました。*]
「どうか、やすらかに───……」
(363) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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[ルーおじさん、と。 アルが呼んでいた彼を埋めようとするときになると それは下がり、 また、影をむいたが。]
[ ぽつり。 ]
[ >>344傍の盛り上がった土くれに、 滴が落ちた。見上げる。 ]
[ その、落とし主をとらえれば。
無垢で、螺子のはずれたところから 純粋の無意識が、ひとつ。
小鳥が囀るよう、 男にしては高めの 女にしては低めの。 半端な声域を持つ、アルトが、 ひとつ (ようやく) 問う。 ]
(364) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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[相も変わらず、犯人が何人いるのかはわからない。
――視界に銀色が映りこんだ気がした。]
これは……?
[――噫、昨日彼女がつけていた銀の薔薇の。 メアリーに貰ったといっていた。 ……何故ここにあるのだろう。 誰かが死んだ彼女に握らせたのだろうか。]
( ……一緒に埋めるべきだろうか…… )
[悩んで、それでも運ぶときに零れてしまうからと 一旦はその薔薇をローブのポケットへと。
そして彼女を連れていく。*]
(365) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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そういえば、きのう。 …… なにか、あった?
――― (片割れたちが、) 何か、してたなら。 謝ろうと、 (謝せようと) おもって。 [ それは、埋葬のとちゅう。
死神の役目を果たす、医師が。 離れたところで、のことだったろうか。 息を吐くように、聞いて。
なんと、かえってきたか。 ]
(366) 2015/05/17(Sun) 02時半頃
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[ すべて、埋めおわると。
立ち並ぶ、よっつの墓標。 すっかり、墓場の気を吸い込んだ黒の外套を、 ( アルは、きっと、嫌がるだろうなあ。 )
動物のよに、すん。と。鼻を鳴らし、 かすかな、笑みを、土くれにむければ。]
[それは。 蝋燭が消えるよに、吹き消えて。 感情のない、空洞のよな風が。 墓標の合間を、くぐり、吹き抜ける。]
( …… ――― 、 )
(367) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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[は、と。 マーゴットさんの遺体が運ばれる間だったでしょうか。>>366 低いような、高いような、半端でいて、聞き心地のいい声が。 私へと尋ねてきました。 きっと投票の時のことでしょう。 だって私は、彼を(彼女を?)みて、逃げ出してしまったのですから。]
っ、……、…。
[ふる、ふる、と。 数度頭を振ったなら、私の唇は動いたでしょう。 側にいたその人しか、見えぬほどの小さな動きで。]
(368) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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[ 片割れとおなじように。 ぽっかり空いた喪失感はあっても、 こうして 姿が消えれば。
焼き付いた姿も、すべて。 虚像のように 悪夢のように、 実体を消して、 『ボク』のように、残らない。]
( …… とっても。 それが、おそろしくて、こわいね。 )
[死んだあと、死者が薄れるのが。 自分が、そうなるのが。] (片割れたちはいきのこっても。 ‟にせもの”も、‟ほんもの”とおなじように。 きっと、いや、すぐに、そうなるんだ。)
(369) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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……本に埋もれて死ぬなよって、伝えといてくれ
[一区切りついたころ、 向かうジョスランにそんな伝言を頼んだ。]
[そしてまた、薔薇の花を見て考える。 少し気になる事がある。 それが終わってから、そっと墓標に添えよう。
誰かがマーゴットのために 握らせたものならすまないと考えながらも、 銀の薔薇は埋められず、 村医者のローブのポケットに入ったまま。]
――祈りを。
[四人が安らかに眠れますようにと、
見上げた空は、どこまでも高く――。*]
(370) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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(皆も。 (あたしも。) 記憶にのこらなくなれば、 それは、やっぱり、『さみしい』。)
[意図せぬ、哀愁を。 星に浮かべ、無言で 時が止まったように、またたきと呼吸だけ。 生きてる証拠とばかり、揺るがして。」
あ、 待って、
――― ボクも、行きたいから。
(371) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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[埋葬が、追悼が終わったなら。 また、投票をしなければならない時が ヒタヒタと迫ってくるのでしょうか**]
(372) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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[>>358彼が行くなら、
土に硬質をつよく踏み、 跳ねだすように、追いかける。
いつものように厭われることがなければ、 最初は気付かないけれど、 『奥』からみていたことの変化に すこうし 驚くよう、途中で目をまるめ。
声にはださないけれど、気紛れかも、 気のせいかもしれないけれど。
ようやく、ボクの (あとは、あたしは消えるだけの存在だけれど) 『個』を持てたようで。
ちょっとだけ、機嫌よさそうにしたかもね。]
(373) 2015/05/17(Sun) 03時頃
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