158 Anotherday for "wolves"
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―回想 「おじさん」 ―
[その昔、誰かに問われたことがある。 何故ドナルドは「おじさん」で 年の近いサイラスやベネットは名だけ呼ぶのか、と。
大きな理由があるでもなく、少女は少し考えてから]
顔がおじさんっぽいから…
[といたずらした時のように首をすくめながら歯を見せて笑った。]
(348) 2015/05/10(Sun) 22時頃
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[見慣れているとはいえ誰かの着替えを じろじろ見る趣味もないので>>334 古傷に火傷痕を一瞬見れば、しれっと視線をそらした]
ほう。 まるでアレルギーじゃないかい。
[少し可笑しそうに笑った。]
マ、祈る為の十字、磔刑の像なんざ 確かに馬鹿馬鹿しい事この上ないが――……
[神は患者を救ってはくれないから 十字よりもアスクレピオスの杖の方が好きだなあ、 とぼんやり思った。]
(349) 2015/05/10(Sun) 22時頃
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[ドナルドは少女が物心ついたときには すでに眼帯をしていた。
もともと顔が怖いのに、くわえてあの眼帯である。 クラリッサが彼を怖がっているのは知っているが それも当然だろう、と少女は納得してしまう。
少女自身も彼の見た目には恐怖してしまうときがある。 だがそんな彼が掛ける声は 気遣いのもので。 決して彼が怖いだけの人間ではないんだなと幼心に感じ取る。
とはいえ自分以外に話しかける声色や態度などを 怖いと思うことは多々あるのだが。]
(350) 2015/05/10(Sun) 22時頃
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[不器用なたたまれかたをした酒臭い衣服。 外に視線を転じれば、そろそろ集会の時間が近い。
蒼穹仰ぎ、息を吸い込んで吐けど、どこか心が重いのは 何も、好きでは無い教会に態々出向かねばならないから という理由だけでは無いだろう。
人狼が人を殺したという噂が村を駆け巡っている。 それが真であれ偽であれ、今日までの 平和に罅を入れるものには変わりない。]
――……やれやれ。面倒だ。
こんな天気のいい日にゃあ ……クリストファーの茶でもゆっくり飲んで寝たい
[割と自堕落な台詞を吐いては 溜息をついて、 人間の紅茶屋の藪睨みの顔を思い出しながら ててっ、と前のめりに横に並んだアルを一瞥する。]
(351) 2015/05/10(Sun) 22時頃
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行くか。
[彼が大丈夫そうなのを確認すれば、視線を前に戻して 住居に鍵をかけ、
誰にも会うことがなければ、真っ直ぐ教会へ―― 黒銀の毛持ちたる族長に呼ばれた場所へ向かうだろう*]
(352) 2015/05/10(Sun) 22時頃
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― 幕間・02-2/黒狗の話 U ―
…… へ。
[血の気が、薄れる。
黄色が混ざったヒトの肌は、 すこしずつ 色を喪ってく最中。 鮮やかなようで、何重にも重なるセカイ。
その中、燃え尽きる寸、一層耀く 破軍星の輝きに怯えることなく 嘲る琥珀は、何よりも新鮮で。
そのうえ、ねえさんとふたり。 見た夜天振りに。
――― 綺麗に。見えた。 ]
(353) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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ありがとう。
[これが「お護り」であるとドナルドから聞くことはあっただろうか。 今は亡き父親の友人からの贈り物に、自然と控えめな笑みが零れた。 華奢な鎖に指を通し、手から提げてみれば室内の灯を受けて繊細な光りを纏うそれは美しかった。]
きれい。とても。
(@19) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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……言ったな。 知らない、ぞ。 どーなっても。
…… 、 ……
[忠告してやったのに。] [医者の癖に、命知らずめ。]
[ぐるぐる、ぐるぐる。
星雲のように 渦巻くあたまは、さながら走馬燈。 『普通の人間なら』とうに死んでる怪我だ。
弱々しく吐く言葉は、 傍から聞いただけだと 犬の遠吠えのようだが、雲泥の差がある。 弱々しさの中に、『確かな力』があった。]
(354) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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ありがとうございますと、伝えておいてね。
[嬉しそうな笑みを浮かべ、長い髪を肩へと纏めるとそのお守りは女の身体に身につけられた。]
(@20) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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―宿屋―
そっか。
[>>341猫もかな。そう考えながら肯定の頷きを返すラディスラヴァに相槌を返す。 その後の集会場への誘いには肯定の返事は返って来たけど 差し出した手は取られずに宙ぶらりんに伸ばされたままになった。
特に何も考えずに差し出した手だったけれども やはり汗ばんだ男の手はいやだっただろうか。 昔だったら有無を言わさず彼女の手を引いていただろうけど 拒まれて尚手を取ることは今はもうできなかった。]
……、…、うん。
[何か誤魔化そうとして口を動かしかけたが何も思い浮かばず、それを更に誤魔化そうとして苦笑を浮かべると、 小さく頷き宙ぶらりんの手を引っ込める。]
行こう。
(355) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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じゃあね、オーレリア。
[オーレリアに別れの挨拶を投げてから、 そういえば彼女の首元に今まで見たことのない アクセサリがついていることに気付く。]
…あれ、その首の銀細工…。 買ったの?…うん、似合ってるよ。
[前から持っているものなら失礼な言葉になるだろうな。 そんな風に思いながら、宿屋をラディスラヴァと後にした。]
(356) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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[扉の方へと目を向ける。 窓から見える人影もなく待ち人が来る気配はない。 否、既にその前まで来ていたと知らぬだけ。]
花を活けてから集会場に向かうよ。 キミは如何する?
[クラリッサの意向を尋ね、 一度はカウンターへと置いた花に手を伸ばす。]
(357) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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─ 花屋を手伝う女性とある薬屋の話 ─
[育った場所を追われたサイラスを、この村で拾ってくれた薬屋の男、名をダン・ラウシェンバーグという。 若い頃から厳つい顔立ちであったが、寡黙な愛妻家であった男は今は亡き愛妻の誕生日のたびに、村の端で営業している花屋に通っていた。
常に薬の匂いを纏わせる寡黙な男。 それは花屋を手伝う女性──当時は少女だった──には、ひどく不可思議な光景に映っただろう]
『俺は薬屋なんだよ、嬢ちゃん。だから、ちいとばかし妙な匂いがするんだ。
何か必要な薬があったら、うちに来な。ちっさい家の薬屋って村の誰かに訊けば、すぐに教えてもらえっから。 いつも綺麗な花を用意してくれているお礼。 いい子でお手伝いしている子へのご褒美な。 困ったことがあれば、ほんの少しだけ値引きしてやらぁ』
(358) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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ラディも、いらっしゃい。
[親しい彼女にも笑みを見せるが、厚い前髪の下、此方から彼女の眉が下っていた事はわからなかったが、同じように僅かに眉は下がって。]
…これから、行くの?
[途切れたままになっていた言葉を、ようやく続けただろう。 途中、ラディへと向けていた視線を、意味あり気にドナルドの方へと向ける。 彼へと向けたのは、ラディに対する憂慮。]
(@21) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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[しかし、 襤褸の身で、 生き残れるとは思わなかったから。 吐き捨て 冥府に逃げるつもりだった、が。
手当されて、間一髪生き延びた時ゃ。 ――― 夢か 悪夢か。
ぼう。 暫く腑抜けたように、 死にそうな体よりも更に死体のように 抜け殻となっていた。 (また
『ひとりだけ』
生き残ったのか) ]
(359) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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―診療所→宿屋―
[家に戻る途中、先程ぶりの再会に思わず「げ」と小さく声が出る>>316]
おっさんじゃないよ、おじさんって呼んでるもん。
[だから礼儀正しいと言わんばかりに胸を反らせて]
ねえねえ 「はねっかえり」ってどういう意味? それにドナルドおじさん暇なの? それともわたしと けっこんしたいの?
[問いかけが多いのは好奇心故か。]
(360) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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[なんてほんの少しだけ笑って、家業を手伝う少女の頭を撫でる愛嬌くらいはある、そんな寡黙な男がサイラスの養父である。
クラリッサが養父の薬屋の常連となる理由は、そんな少し遠い日の約束から。
父が不在の日は当然サイラスが応対するので、ベネットから文字を教えてもらっていることを聞けるくらいには、クラリッサとは親しく言葉を交わすようになっていた。*]
(361) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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─道中─
…入れ違いになるかもしれないけどさ、 診療所寄らせてもらうね。
[そう断りを入れて、ラディスラヴァより 一歩前を先導する形で診療所へと歩いていく。 少し歩調を緩めれば並んで歩くこともできるのだけれど 幼い頃からの癖だからか、この位置が一番落ちつく気がした。]
…あの子は、探さなくても平気?
[猫のことだ。 ぽつぽつと、語りかける言葉が控えめになるのは 差し伸べた手を取られなかったことも少し関係していて。
いつから、手は繋がなくなったのだっけ。 いつからだろう、ラディスラヴァの手を無理に引いて 歩く必要がなくなってしまってからだ。 ついて回る背中がこの村から一度いなくなってしまった時から。]
(362) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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[ぼんやり考え事をしながら歩いていたら肩を叩かれて。 気付かぬうちに早足になってしまっていただろうかと、 足を止めてラディスラヴァの方へと振り返った。]
…ラーラ、どうかした?
[訊ねると男の汗ばんだ手のひらの上を細い指先がついと動く。 くすぐったいような気持ちになりながらも 後で読み返すことのできない文字だから逃してしまわぬよう 小首を傾げてその指先が綴る"声"を拾っていって]
――――………、
[ぽかんと目を丸くしてラディスラヴァの顔を見つめた後、 小さく、肩を震わせて笑いはじめる。 内緒話への笑いを堪えるように密やかに。 診療所に辿りつくまで、楽しそうに笑い続けていた。*]
(363) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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[ ( そう頭に過ったことばを。 )
(覚えているのは
『ワタシ』―― アルカイドじゃない)
(『アタシ』―― 『アル』だけ。) ]
[手当されても。 頼んでもないから、礼は言わなかった。 ただ 一月程断ったころ、おもむろに 『ここに置いてくれ』 と。
帰る家も無い。働こうにも、戦しか知らぬ。 けれど。 頑なに戻ることを由としなかった。 幸いなことに、今迄の金だけはあったから。
そう、不躾ながらも 唐突に『アルカイド』を差し置いて。 ――― アタシが、 言った。 ]
(364) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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[他の、内の二人は驚いていたが。] [知ったこっちゃ、なかったさ。*]
(365) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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[いつも落ち着いた、みなから親しまれる兄のような人。 初めてベネットを見た時の印象は、彼と実際に話すようになってからも然程、変わらないものだった。 一人娘である自身には兄妹は居らず、だからこそ弟妹の多い彼と話してみたかったのかもしれない。 ただ、その想いは彼に色々なものを教わる内に、少しだけ形を変えたけれど。 たくさんの弟妹が居る彼からすれば、妹が一人増えたようなものかもしれない。
そう自身に言い聞かせる。 そのことを少し寂しく思ってしまうのは何故だろう。 答えは見つからない侭で、そんな察しの悪さから、彼の僅かな機微にも気づけない。>>326
ただ、思いもよらない感謝の言葉には、ぱっと顔を上げた。 嬉しさに思いつく言葉は見つからなかったけれど、微笑みを見ればそれは確かなものだと分かって。 ふわりと、笑みを返すだけで精一杯だった。]
(366) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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薬屋 サイラスは、メモを貼った。
2015/05/10(Sun) 22時半頃
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いやぁ…はは、お茶でもどうかと思ったのだけれどね。 『本』も大切だが、それ以上に『君』に怪我をされたら心臓が止まってしまいそうだ。
[いくら本を愛しているとはいえ、少女よりも優先すべき物では無い事は確か。 初めて彼女が遊びに来たときの事を思い出しながら、頬をかいて苦笑い。 ……書籍で出来ていた脆い階段を上る体、ぐらりと揺れる脆い階段。 あの時も随分と冷や汗をかいたものだ。>>341 しつこいくらいに怪我は無かったかどうか、確かめていたかもしれない。]
あぁ、僕の方は相変わらずだよ。書いて埋れて浮き上がっての繰り返しだ。
[敬称つきとはいえ、自分を愛称で呼んでくれる人間は数少ない。 友人の息子である彼はその中の一人で、思わず気が抜けたように目じりを下げる。]
(367) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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彼の父との交流の始まりは何だっただろうか。 今となっては些細な事で詳細は掘り起こす事はできないが、発端は「人」が作り上げる薬と彼の人柄だったかもしれない。 自分と交友関係を築けるなんて、全く変わった男だ。>>344
その友人の息子も訪ねてきてくれたのだ。本来なら少女と青年へと持て成すのが筋、なのだが。 窓を外から覗きこまなくても見えるかもしれない紙の海。 まだ足の踏み場があるほうだが、そのうち床一面が白と本の塔で埋め尽くされるであろう事は簡単に想像がつくだろう。
誤魔化すかのように咳を一つ。話を少女の方へと戻す。]
(368) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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………あぁ、そんなものもかかっていたねぇ。
[自身の顎を包み込み、出掛かった溜息を飲み込む。 青年と少女が、男がすっかり忘れていた事を察するのは容易い事だろう。
脳裏に浮かぶは黒銀の色。レオナルドはあの色が好きではない。…口には出さないが。 さて、忘れていた外に出なればいけない用事。 呼び出しに応じるためには、ある程度身嗜みを整えなくてはいけないわけで。]
君達も用事はそれかい?それとも、診療所にでも寄るのかい?
[前者でも後者でも、話の区切りがつきそうならば出かける用意をしはじめようか。]
(369) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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[わたしには 忘れずに来いって言うくせに 自分もこんな時間まで集会所に行かずに うろうろしてるドナルドおじさんは わたしのことを とやかく言えないと思う。
それにわたし 本を持ってきたいから 早く帰りたいのになあ。 早く読み終わってマーゴとサイラスに教えてあげなきゃ いけないのに。]
[正直な気持ちは態度に現れる。 落ち着かないように そわそわ うろうろ。 どうかしたのかと問われたら思ったそのままを 伝えるだろう。]
(370) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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[あっ、そうだ さっきのサイラスのこと>>215>>216 を聞いてみよう。 ドナルドおじさんはきっとおじさんだから そういうのも 詳しいに 違いない。]
ねえねえ。おじさんはモテる? 好きな人いる?
[要領を得ない質問は数だけが増えていく。]
(371) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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[そうこうしているうちに、グレッグも宿へとやってきただろうか。 おかえりなさい、と声をかけ、視線が向うのは彼の手元。 特に意味のあるものではなく、ただ仕事をしている様を見ていただけであったが、名前を呼ばれ、その視線は彼と結ばれた。]
ありがとう。
[彼の動きには、別段怪しいものを感じることは無く、ただ単に届けられたジャムの瓶とそれを持つ彼の手をみていた。 丁寧に爪の切られた手を。]
(@22) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
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あぁ…、どっちなんだろう。
[グレッグの疑問 >>283 に緩く首を傾げながら、重みのある瓶を手に取った。]
実は私、このジャムは食べたことがないの。 食べてみたら、教えてあげるね。
[瓶の中の薄桃と黄色を眺めると、ごとりとそれはカウンターへと置かれた。]
(@23) 2015/05/10(Sun) 23時頃
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― 道中にて ―
[村医者は少しばかり悩んでいた。
口を開けば揶揄と皮肉が飛び出す偏屈とはいえ、だ。 集会には行かなければならないが 配達を頼んだ関係上、行き違ってしまうと すまないとは考えていたから。
診療所から出て、少しした頃合だろうか。
楽しそうな笑い声が聞こえて いつも配達を頼んでいる彼>>363や ラディスラヴァの姿が見えたなら きっと、「やあ」と挨拶をしただろうが どうだっただろう。*]
(372) 2015/05/10(Sun) 23時頃
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