131 SACRED JUSTICE ―闇の正義と光の祝福―
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フラウティア王の所持品?
ええ、聞いた事あるわ。 確か……旧王城にあるそうよ。
場所は――ね。
[転移魔法を使う前に。 目の前の彼に旧王城の場所を示し。]
(228) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[真っ直ぐに自分を見つめるまなざし>>216を見つめ、ふっと口元を綻ばせた。 昔のような笑みと言葉に小さく頷き]
……そうね。
―――貴女の願いも夢も叶える為に、私も頑張るわ。 それが今の私の夢。
私の命もどうせ長くはない。それなら、デメテルと共に散りましょう。
[それはあまりにも純粋で。 大きな爆弾を抱え込んだ誓い。黒に染まった子供の、真っ白なほどにひたすらな。]
(229) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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…行きましょう。
世界を壊すんじゃない。正すのよ、あるべきところまで。
[デメテルの手を握り、真っ直ぐに見つめてそう言った]
(230) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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―幕間・過去の記憶― [それは騎士団に入る事が決まった前日だった。]
明日…?陛下の謁見室に? 俺、何かまずいことしたっけ、父さん?
[明日の朝、謁見室に顔を出すようにと、陛下に指示されたと父に伝えられた。]
『何を言っているんだ。 明日はお前の誕生日、そしてお前がフラウティア王国騎士団に入団する日でもある。 陛下は次期クロード家の当主、つまり次期騎士団長となるお前に誕生日兼入団プレゼントを用意してくれているそうだ。 それが何かは秘密だが…騎士団員としてありがたく頂戴してこい。』
[首を傾げる。プレゼント…一体それがなんなのかは分からない。 だが、いずれにせよ、入団式もあることを考えればいずれにせよ謁見室にいく必要はある。 ただ、それが他の騎士団員よりも少し早いというだけで…。]
わかったよ、父さん。 陛下がわざわざ俺にプレゼントだっていうんだ。 ありがたく頂戴して、この国のために働くさ。
(231) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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シーパル……。
[共に散る。 その言葉>>229には眉を下げるけれど、先に決断した少女は、止める言葉を持たなかった。 手を握り、真っ直ぐに向けられた決意>>230へ。ただ、頷く]
(232) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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。
[血で染まった唇が無意識に動いて何かを呼ぶ。 応える様に誰かに声を掛けられた気がして、眠りそうな 意識を無理に引き摺り起して目を開いた]
…………。
[薬の副作用と流れた血のせいで暗い視界の中で浮かぶ 白い天使>>209 ───いや]
(233) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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……シ……パル。
[同じ姿だが見間違える筈は無かった。 やっと逢えた初めて逢えた子の名前を呼ぶ。
渡されたものが何かを判別出来るほどの感覚は無く。
ただ我が子の声に微かに頷きを繰り返し、 彼女が立ち去るまで何とか意識を保つのがやっとだった]
(234) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[しかし、その約束は果たされることは無かった…。 その日の夜、フラウティアは戦火にまみれ、一夜にして王国は滅びの道を辿った。 陛下から受け取るはずだったプレゼントとやらは、結局貰うことなく。]
父さん!俺も騎士団員なんだ!一緒に戦う!!
『バカを言うな!お前はまだ騎士団員ではない! それでも騎士としての役目を全うしたいというのなら…。』
[父が指差したのは小さな子ども達や、身体を震わせる一般人達。 王国の騎士としての、国民を守れ、暗にそう告げるようではあった。 だが、本音は違うのだろう。 自分の子どもを死なせたくない父親が、体のいい逃がす理由を作ったに過ぎないんだ。]
『これを持っていけ。未来を…頼んだぞ。』
[父から、後に父の形見となってしまう銃剣ブラックボルトを受け取ったのはその時だった。 そうして結局、自分に出来ることは、僅かに残った子ども達を護るために戦いながら、逃亡することが精一杯だった。]
―幕間・了―
(235) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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/*
エピ楽しみですね。
今回囁いている人たち多いですから。
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― 最期の舞台《ラストステージ》 ―
[そうして二人、辿り着いた舞台で。 少女は裾をつまみ、無人の観客席へ一礼すると、その場でくるりと回りながら唱えた]
黒衣の預言書《ドレスコード》、モードチェンジ――正典進行《カノンコード》
[少女の言葉に応じ、黒衣《ドレス》がその形態を変える。 引き摺る程のロングドレスから、裾と袖の短いワンピースへ。 それは親友の纏う服とも、どこか似た意匠だった]
(236) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[減った分の布地は紙へ変じる。 ただし今までのようなバラバラの紙片ではなく――横に長く連なった蛇腹折として]
変奏《トランスミューズ》!
[そして紙に記された古代文字もまた、形を変える]
[五線譜に並ぶ音符として]
(237) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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預言書の内容を楽譜に変換したの。
題して――協奏曲最終楽章、希望の正典《カノン・スペランツァ》。
[ぱたん。蛇腹折を両手に挟み閉じると、それをシーパルへ向けて差し出す]
共に――
……いえ。
(238) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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一緒に演奏《うた》おう、シーパル!
[微笑みながら、親友を誘う。 この身に血が流れていたなら、きっと頬が紅潮していたことだろう]
(239) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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―現在・賢者の塔クラウディアの私室前― [過去の記憶が一瞬に過って思い出す。 あの時は分からなかったが、今なら何と無くわかる。 その前にも、陛下の命令で自分の魔力質や魔力量、手の形などを真剣に見ている人がいた。]
旧王城……分かった。 それならまずはそこに行ってみるとしよう…。
心配せずとも…お前の騎士に相応しい力を取り戻して来る…。 きっと取り戻せるはずだ…。
[探すべきは銃剣。 他の誰でもない。世界で唯一人、たった一つ。 もう二度と手に入ることはないであろう最後の銃剣。
銘は何というのだろうか? どんな力があるのだろうか? どれだけ効率良く使いこなすことが出来るのだろうか?
今はただ、その勘が正しいと信じるだけで…。]
(240) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[心残りが消える。 我が子を見る事が出来た。名を呼べた。 我が子を親友と呼んでくれた少女は再会出来ただろう。
国を憂う必要さえ無くなった]
(241) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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― 旧王城 内部 ―
[随分と王城が破壊されていた。まさか既に邪教徒は侵入していたか>>42 然し既に戦闘の気配はない。既に逃げられた後か]
……あなた達は、王城の警備兵ですか。 武器を降ろしてください。 僕は枢機卿クラウディア・リーズ・エリサ様の命を受けし者。
この十字架はクラウディア様の加護の象徴です。
[新たな敵かと、残された旧王城の兵はアマトにも武器を向ける。 然しアマトが白金の十字架を見せる。それだけで兵達は確かに、あっさりと武器を下ろした]
(242) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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邪魔之民とかどんな会話してるのかさっぱり想像出来ないから見るの楽しみだな。
地上は既についていけてないのでまったり観戦モード
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────……ぷつり
[身体の回復よりも早く、 張り詰めていた糸が切れる音が聴こえた気がした]
(243) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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[彼ら兵士は、遠巻きにひとりの男を囲っていた。 暗殺者だろうか。闇に生きる影者の姿の様子だが、邪教徒と云う訳では、無い様子だ]
……これは……回復術式を施した後はありますが。
随分と損傷が深い。 この王城で何があったのですか?
ご安心ください、僕はクラウディア様の命を受けた者です。
[意識も絶え絶え、その身体は赤く濡れている。そんな暗殺者の男に、アマトは意識を確かめる様に声を掛けた>>234。 これは、随分と傷が深いが、まだ間に合う?生きるも死ぬも彼の気力次第の様に見受けられた。
彼を覗く少年の表情は、光さえ消えていれど、記憶に重なるものがあろう]
(244) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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― 大聖堂 ―
……ひどいものね。
[激闘の爪痕を残した場所。 いずれは再建する事になるのだろうが。
次から次へとやってくる闇の攻撃。 そして、光側の反撃。 すっかり、荒れ果ててしまった大聖堂の入り口で一人呟いていた。そういえば、ラディエル聖下はまだ戦っているのだろうかとそんな事を考えながら大聖堂の中を歩んでいく。]
(245) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/08/23(Sat) 22時半頃
/*
今日はヒロさんとデメカリュ組ですかね。
私はどこの会話もさっぱり想像できないので、楽しみですよ。
読むのが多くて普段より大変そうですが。
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[然し、彼の表情を見て気付く。 嗚呼、もう彼は。
既に身体を苛む傷の痛みは熱く激しいだろう。 それを乗り越えるにも、彼は。 まるで何か大きな事をを成し遂げた後の様な満足そうな表情で。
…いっそ。このまま逝かせるべきか?]
(246) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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(玉座の上っ!!
[謁見の間を目指す……。 声は出さずに出来る限りの隠匿をかけながら]
(247) 2014/08/23(Sat) 22時半頃
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/*
あ、アマトさんは私の分まで生き残ってください。
一度フラグを折られたら生き残る法則が働きもするはずなので。
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ありがとう……愛している……フェリシア……シーパル…
[何処へ飛んで逝こうとも、これだけは離すまいと 煙管でも暗器でもなく、黒い羽根だけを握りしめて]
(248) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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――あら、こんな所に不審者が。
[白衣を着た見た事も無い男の姿>>91 いつでも『王の錫』を取り出せる準備は構えつつ。
光の翼を展開して彼に語りかける。]
こんなところで、いったい何をしているのかしら。 混乱に乗じて、大聖堂でまだ何かするつもりなの?
[周囲の壁や柱の一部にはヒビが入り。 かつての面影もあまり残っていないが。
それでも、それなりに思いいれはあったのだ。]
(249) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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―旧王城前― [人の気配が多い…。 アマトと異なり自分がクラウディアの騎士である事を証明する物はない。 であれば、中を探索する方法は…]
皆殺しにして強行突破……と、銃剣があればそうするんだが…。 今回はその銃剣を探しに来たわけだしな…。 それに、戦闘をする必要性は全く無い。 ただの探し物だ…よって、選択肢は……
[そう呟いて、魔力を貯めた左手を掲げて小さく唱える。]
ブラックカーテン。
[存在、気配、そういった物を完全に消し去る魔法。 暗殺者の自分にとっては最も重要な魔法だ。 今回はこれで十分だ。]
(250) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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― 最期の舞台《ラストステージ》 ―
[無人の舞台。そこが二人の最期の場所だ。 黒い翼を大きく広げる。ポケットから取り出した指輪を宙へ差し出すと、どこからともなく現れた黒い羽根たちがそれを包み込んで再び影へ沈む。
親友の衣装は変わり>>236、布が変じた紙>>237を少しだけ見つめて]
――私の母。貴女は逃げなかった。
[翼をもがれ迫害されても、彼女は最後まで愛することを止めず。]
――私の父。貴方は母を愛し抜いた。
[腕を組む。まるで祈りのように]
(251) 2014/08/23(Sat) 23時頃
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