82 【薔薇村企画】 Contagio ―共鳴―
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[一度目の死は、痛くて辛くて、悲しかった。 二度目の死は、向こう側に待ってくれている人がいるから、痛いけれども悲しくも怖くもない。
やっと……という思いが強かった。]
……春の朝 露に匂う 花よりなお美しく
秋の宵 空に澄む 月よりなおさやけし───…♪
[そっと、いつか聞いた歌を低い声で口ずさむ。 下手だったけれど、構わない。 聞く者はいないし、雨音が誤魔化してくれるから。]
(294) mikanseijin 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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− 穏やかな夜 −
[自分の事は何でも知りたい>>289とは 相変わらず変な主だと思うが、 見つめる目は呆れでは無く、笑っていた]
では私も我が君の話を……。 帳面に纏めて読ませていただきますか?
[要は自伝を書いて読ませろ、と言っているのだ。 読唇術を覚えたり、板に書くのもいいが。 主の全てを持っている気がして、強請ってみた。
主の自伝に付いては攻防が続くだろうが、 自分の話は戦場で主を見つけた時の話も加えて。
もう慣れてしまった主の腕の中、 狭い寝台に身を寄せ合って夢物語の様に語る。 そしていつしか眠りに落ちて。 幸せな夢を見て、日常へと戻るのだった**]
(295) pannda 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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我が 愛し……
……
[次は、何だったか。 歌詞が思い出せない。
―――でも、もうすぐ聞きにいけるから、いいか。
そんな思考が過ぎって。]
――――…
[その場に残るのは、折れた剣と雨の音のみ**]
(296) mikanseijin 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
motimoti 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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―復活の後―
[また泣かせてしまったけれど、 約束を果たすために戻ったのだから今日ばかりは許して欲しい。 何度か頬に唇を押し当てて、その体温に やっと帰還の実感が湧いた。]
そんなに若くなっているのか? 自分では調節出来なくてな。
……変、か?
[もしやとんでもない姿になってしまったのか、 身長に違和感が無いからこどもでは無さそうだが、と 見える範囲で確認する。]
(297) meiji 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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[もう一度唇を寄せてからトルドヴィンを腕から開放すると、 順番にすっかり成長した弟子たちにも抱きつく。]
ああ、楽しみだな。 強くなったんだろ?
[自分も1つだけ皆を驚かせる物がある、 過去の被害者達にそれを見せる為に、明日は腕を振るおう。
誘われるまま、歩は懐かしいあの家への路*]
(298) meiji 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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―穏やかな夜―
私の話? …………ええ?
[本にまとめるとなると、酷い羞恥を伴うのだが、 それ込みでの話だろうかと、 眠気が何処かに逃げた顔でトルドヴィンを見つめた。 知られたくない部分は黙っていれば良いと思うのだけど とそれから暫く頭を悩ませる事になる。
結果、誰にも見せないときつく言ってから、 後日出来上がったものを見せることになった。]
(299) meiji 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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全てを知っていて良いのは、トルドヴィンだけだからな。
[その中には戦場でトルドヴィンを見かけた時のこと、 ライマーとして憧れていたことは多めに残しておいた。
狭いベッドの中で二人寄り添っている、 ただそれだけの幸せを抱きしめて眠りに落ちた。 目覚めたらまたいつも通りの日常が、始まる**]
(300) meiji 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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─ 17年目の或る日 ─
[天の国の時間の流れは曖昧で、もうだいぶ、長く留まっているようでもあり、つい先日からのようでもあり。
行く魂、来る魂。 一体、いくつ出会ったろう。 けれど、待っているのはひとりだけ。
───その日は、何かの”予感”があった。]
………。 もう少し、ゆっくりしてきても良かったのに。
[そう呟くが、表情は、おそらく誰の目にも分かるほど穏やかで、幸せそうなものだったろう。]
(301) nordwolf 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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───♪
夏の夕暮れ 青葉わたる 風よりなおかぐわしく
冬の日に 降り積もる 雪よりなお清けし
[歌を口ずさみながら、ゆっくりと、人の世と霊界、空との狭間へ歩いてゆく。]
我が 愛しき───……
恋人
(302) nordwolf 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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……ケヴィン……
[そして、ゆっくりと歩み寄り───>>-1575]
(303) nordwolf 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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―17年後 >>-1574>>-1575―
………。
[ゆっくりと歩み寄ってくる、その姿。 最後に別れた時から、何も変わっていない。]
…………、
[会いたかったその姿に、感極まって声も出なくて。 ただ、唇を重ねて、抱きしめた。]
………兄さん。待っててくれて、ありがとう。
[夢じゃない、幻でもない。嬉しくて、笑って、泣く。]
……なあ。 ……また、歌を、たくさん聞かせてくれな?
[*離れていた時間を、これから埋めよう*]
(304) mikanseijin 2013/05/21(Tue) 23時半頃
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心意六合拳 攻芸は、メモを貼った。
motimoti 2013/05/22(Wed) 00時頃
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―幾年月の後―
[武器として生きることがなくなれば、自然と、その刃は毀れていった。 決して主にはそれを気取らせることはないようにと、努めて平静を装いながら。
いや、主のことだから、気付いているのかもしれない。 どちらにせよ、死ぬ時は彼と共にと心に決めていたのだ。
出会った頃。 自分は武器としても、またその心もどちらも尖り。 主の手の中で、その鋭さを誇っていたものだ。
だが、主が戦場に出なくなってからは、全てが変わっていった。 心穏やかな暮らしの中。 その心が安まるのと同時に、少しずつ、刃もその鋭さを失っていった。]
(305) Hund 2013/05/22(Wed) 00時頃
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[戦う為に、ラーマとして戻ったのだ。 戦う心を失った男が、ラーマとしての刃を欠けさせていったのは、致し方ないことだったのかもしれない。
だが、それを主に気取らせる訳にはいかない。 自分が先に逝けば、主を悲しませることになる。 ただその一心で、日常を続けていた。
――なればこそ。
主がその生命を全うしたならば。 毀れた刃はその任を終えたかのように、やがて、静かにその後を追った。
眠る主の元に、まるで寄り添うかのように――…。**]
(306) Hund 2013/05/22(Wed) 00時頃
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ホレーショーは、ケヴィン、愛してるよ───……これからも、ずっと……
nordwolf 2013/05/22(Wed) 00時頃
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