105 CLUB【_Ground】
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[部屋の前まで来て、 額を冷たい扉に寄せて、目を閉じた。
静かに深呼吸を三回。
顔を上げて、ノックした。]
ティーだよ。
…────チアキ。
[真っ白な雪が、やわらかに降り積もる。]
(@86) 2013/12/22(Sun) 03時頃
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寒いからな、つか降ってんのか。 寒いはずだ。
[珈琲を啜る、熱く感じないのは熱が出始めているからだろうか。 気取られぬように、咳を噛み殺した。]
ああ。
[印刷物、一字一句間違うことなく記憶している情報。 渡して、情報を読み上げていく。 それはどちらの部下もまだ男の元に配属されていない、遠い遠い記憶。 男が製作に始めて携わった、一匹の記録。]
(@87) 2013/12/22(Sun) 03時頃
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先日も言われたよ。老人だと思っていたとか。 確かに酷い声なのは、否めないが。
[苦笑い。 手が触れ合えば、ひんやりとしたなめらかな肌を感じる。 それでも、鋼の義手よりは温かいか。]
あぁ、そうだな。 後日落ち着いたら、あらためて挨拶に伺おう。
[白い着物と、その上に羽織らせた黒いコート。 寒くはないかと気遣いながら店を出ていこうとして。
髪に隠れた顔半面へと伸ばされた手に、反射的に身を竦めた。]
(114) 2013/12/22(Sun) 03時頃
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いや、もう。痛くは、無い…んだ。
[消えぬ傷痕。硝子の目玉。 何より一瞬だけ見せた怯えが言葉よりも雄弁で。
未だ治りきらぬ痛み、それを紛らせるために傍に置く者を欲した。 冷たい鋼の右手も、着衣の下に隠した無数の痕も、遠からず晒す事になるだろう。
ちゃんと話せる時が来たら、その時に打ち明けなくては。]
(115) 2013/12/22(Sun) 03時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2013/12/22(Sun) 03時頃
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[画用紙を指でなぞりながら、ぼんやりとしていたところにかかった声。 暖かくて、優しくて、ふわふわした、お気に入りの毛布。 それよりも、ずっと。 その声が名前を呼ぶ。息が止まる気がした。]
ティー…?
[ぺたぺたと足音を響かせ、研究員用の扉まで近寄る。 ひんやりとした扉の側面に両手をつけると、その向こうにいるであろう姿を見つめた。]
ごめんね、急に呼び出して……。
[何と話し出していいものか分からず、まずは突然の呼び出しを謝ることにした。 不安に尻尾が大きく揺れて、扉を掠る音がする。]
(116) 2013/12/22(Sun) 03時頃
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ヴェスパタインは、シーシャに鋼の手を貸して、リムジンの後部座席に招き入れた。**
2013/12/22(Sun) 03時頃
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TT:9003 【Clarissa】
height/162.7 weight/48.0 type/Holland Lop
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垂れ下がる大きな耳、小さな尻尾の特徴を確認。 寂しがる性質が強いが、主張を苦手とする。 性的欲求は元の個体故に強いが同じく主張を嫌う為、留意する事。 認識した相手にはよく甘える。 詩集、音楽、絵本などを好む。
≪追記≫ 成約済み 立ち会い ― “Frank.F”
(@88) 2013/12/22(Sun) 03時頃
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[扉を隔てた向こうで、はだしの足音が近付いて来る。
それだけで、研究員用の 暖房などない冷えた廊下がほんのりとあたたかくなる。]
あやまらないで。 ちゃあんと、受け渡し(しごと)は終わったから。
オレは、チアキの不安を減らしたくて来たんだよ。
[そんな自分の心中を、 くすりと笑いながら、やわらかい声を発する。]
どうしたの? チアキ。
[ふさふさの尾が扉を掠る音。 なだめるように、指先が扉の表面を撫でた。]
(@89) 2013/12/22(Sun) 03時頃
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[扉に両手で触れていると、少しずつ暖かくなっていく。 向こうの体温が伝わるような気がした。]
そか。 それなら良かった…。
[邪魔をした訳ではないと分かって、安堵の息を吐く。 ティーはこうしていつも、困った時に助けてくれる。 それは最初からずっと、変わらない。]
あのね、ここにいる皆にお別れのメッセージ送ってたんだけど、ティーには直接言いたかったの。 だから来てほしかった。
[ティーは来てくれた。会いに来てくれた。 それが嬉しくて、小さな耳がぴこぴこ揺れる。]
(117) 2013/12/22(Sun) 03時半頃
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ティーはいつも、僕が困った時にすぐ助けてくれる。 僕が毛布を取られて泣きそうになった時も、僕が怖くて叫んじゃった時も、一番に声をかけてくれた。 画用紙や色鉛筆を準備してくれたのもティーだったね。
[とても短くて濃い、数週間だった。 思い出を辿るようにそっと目を閉じ、扉に額を寄せる。 こつん、と軽い音が鳴った。]
(118) 2013/12/22(Sun) 03時半頃
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[インクが描くのは、柔らかな笑みを見せる兎の愛玩動物。 桃色の愛らしいキルティングに身を包む。 その胸元に揺れるのは、銀色。
男の唇が辿る情報は、印刷物と全く同じ。 そして追記された立ち会いの名は、部下には見覚えのないものだろう。 上からはFFと呼ばれている、男の本名。]
どこから、話すかね。
[話す口調は、御伽噺の一つでも語るよう。]
もう、十八年も前になるか。 俺が二十歳になった頃の話だ。
(@90) 2013/12/22(Sun) 03時半頃
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………。
[お腹が、すこし大きな音をたてた。 そういえば、まだごはんを食べていない。 けれど、お腹が空いているのに、食欲が沸かない。
のろのろと四つ足でベッドに向かうと、やけに重く感じる身体を、その上に横たえた。]
あ……。
[そして漸く、端末に残されたメッセージに気が付いた。]
そーか……チアキ、おめでとうだぞ。
[微かな笑みを浮かべ、端末を操作する。]
(119) 2013/12/22(Sun) 03時半頃
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[おわかれ──。]
…──、 うん。
…──、 みんなに、送ってたんだ。 …──、 いいこだねぇ。
[いつもよりも、随分と間があくのは、 一声一声、息を整えているせいだ。
ほんのすこしでも、不安をあたえてはいけないから。 通信機から漏れて来る声に、意識を向けさえして。]
(@91) 2013/12/22(Sun) 03時半頃
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…──、
…──、
…──、 うん。
[チアキの口から語られる数週間の思い出に 頷く。
声は吐息のやわらかさ。
コツンとちいさな音がして、 まるで、額をくっつけ合っているように思えて、 応えるように、コツ、と爪で扉を叩いた。]
(@92) 2013/12/22(Sun) 03時半頃
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ティー、大丈夫……? 元気、ないの……?
[ティーが褒めてくれる。 やっぱりこれでいいんだと、カメラにも映らない位置で瞼を震わせた。 目の前には扉ひとつ、けれどそれは決して開くことはない。 カリ、と爪で引っ掻いてみても、傷すらつかなかった。
少し間のある声に心配そうな声をあげる。 頭の向きを少しずらして、扉に耳も当ててみた。 コツ、と扉を叩くような音が聞こえて、ぴくりと耳が震える。]
(120) 2013/12/22(Sun) 03時半頃
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[まだ拙さの残る文章を送ると、端末を枕元に転がして、窓を見た。 また、雪が降っていたから、きっと寒いのはこのせいだ。]
……フー……
[ヤニのにおいがついた指も、怪我などしていないはずの胸も。]
いたい、んだぞ……
…………。
[ぎゅっと手を握り、身を縮み込ませれば、やがて、啜り泣きが部屋を満たす。
笑顔も、元気も、今は厚い雪雲の陰………**]
(121) 2013/12/22(Sun) 03時半頃
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あのね、僕、最初よりずっと絵が上手くなったよ。 リンゴもね、ただ丸いだけじゃないんだ。 色もね、赤いだけじゃなくて、いろんな色があるの。 それに今日、サミュがこっそりデザートでリンゴの煮たの…あ!
[秘密だって言われたのに、喋ってしまった。 でもフーにだけだったから、ティーになら、喋ってもいいのかな。]
あ、あのね、今のはね、フーに秘密にしてて! サミュが怒られちゃう!
[あわあわとした声色で告げて、一生懸命お願いする。]
(122) 2013/12/22(Sun) 03時半頃
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…──、 いっぱい、練習した? …──、 うん。 よく、観察したね。
[サムの可愛い贈り物を聞いて、くすり。]
……──、 だいじょうぶ、 今のはオレとサムと、チアキだけの秘密。
(@93) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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切欠なんぞ、たいしたこっちゃなくてな。 単純に人と付き合うのが苦手で、頭動かすのは得意だからこの職に就いた。 十八で入って二年働いて、初めて製作に携わる事になって。 つっても、勿論今ほど重役じゃなかったけどな。
[その頃は若く、自分の見えている世界が全てで。 ただ目の前の今日を、明日を、生きていた。]
アイツが生まれた時は、そりゃあ、嬉しくてな。
[忘れるはずがない、柔らかな雪が舞い落ちる夜。 神の祝福を受けて“生まれた”のだと思うほど。]
一番下っ端だった俺が、世話係に就いた。
(@94) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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この“仕事”がどういうモンなのか、全然わかってなかったんだろうな。
[こうして冷酷で在る現在(いま)は、過去のそれ故に。 虎にも、フェネックにも、ティーにも、サミュにも。 他にも、誰にも落とした冷たい雨音。]
俺も、アイツも、すぐに惹かれあった。 “世話”なんぞしてると、そうなっちまうのかもしんねぇ。 若い所員にはよく在る詰まらん話だ。
[最初は警戒していた兎が、徐々に慣れ。 男に甘えるようになり、寂しくなれば呼び、詩を詠い。 男もすぐに足を向け、小さな体を抱き締め、絵本を読み聞かせ。 目隠しを外したい衝動を何度抑えたか。 体を重ねたい欲求を何度慰めたか。]
(@95) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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[チアキが画用紙に描いた絵を、 ティーはまだ見ていない。
一番好きなものをとリクエストした。 希望は希望であって、約束ではないけれど。
そこに描かれているものを、見たくなかった。
もうすぐ、新しい飼い主で埋め尽くされる画用紙を──。]
(@96) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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うん、ありが、と。 ティーはやっぱり、優しい。
[ティーの声にキュ、と鳴き声をあげた。 胸が痛くて、少しだけ、耐えられなくなりそうだったから。 元気かどうかに返事がなくて、心配は消えない。 少しでも元気になるようにと、ぐるぐる考えた。]
ティーにね、絵の道具を準備してもらった日、約束したよね。 絵、描いたから、この部屋に置いておく。 だからぼ……あ、あとで、見てね!
[僕がいなくなったら――その言葉を口にする勇気がなくて、慌ててぼかした。 彼>>@96が何を思っているとも知らず、知らないからこそ、言葉にする。]
(123) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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[若い所員によくあるつまらない話。
鼓膜が拾う過去物語は、 そう、まるで、自分のことのように。]
(@97) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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…──── ァキ
[ちいさな声。
喘ぐような。]
オレは、
オレは、へーき。 元気だよ。
(@98) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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[チアキへの答えというより、 自分に言い聞かす言葉。
白い雪を降らせた声が、真白に凪いだ雪原を穿つ。]
(@99) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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チアキ、 それは、 まちがい。
[額をつけたまま、ふるりと頭を振る。 硝子レンズの端が扉に当たり、カツリと音を立てた。]
やさしーのは、 チアキだよ──…。
[約束。 その言葉に、アイスブルーが揺らぐ。
いやだ。 見たくない。
そんなこと、言えるわけがなくて。]
…──────、 ぅん。 ぜったいに、見るから────…。
(@100) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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――――愛してたよ。
[目を閉じなくても、耳を塞がなくても、すぐそこにまだ残る感触。 部下の小さな声(>>@98)に、重なったのは偶然か。]
揃いのロケットなんて買って、こっそり渡したりしてな。 “いつか”一緒に写真をとって、お互いで持とうなんて 下らん未来を、叶えられると信じてた。
[減俸もペナルティも、研究所を追い出されても構わなかった。 二人で並んでいけるなら、歩んでいけるなら。]
それが“愛”だと信じてた。
[その愛(プロセス)は、かくも脆く。 “いつか”なんて曖昧なもの、いつまで待っても訪れる事はない。]
(@101) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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まあ、愛らしい顔だったから。 アイツに買い手が着くのは遅くなかった。 出荷されてすぐに成約になった、飼い主の顔なんざ覚えてねぇが。
[一度珈琲に視線を落とす。 兎の顔は忘れずとも、飼い主になった男の顔は思い出せない。]
世話係として、立ち会いが決まった。 俺はその場をぶち壊して、奪って逃げようとも思ってた ……その頃は、若かったからな。
[そう、もう二〇年も経ってしまった。 それほどの若さも、眩しさも、真っ直ぐさも、“数週間前(いま)”の男にはなく。]
アイツもものすごく嫌がってた。 でも、それは決定事項で、どうしようもない事だ。 お前なら、わかるだろ?
[赤い羽根の記憶、深層で触れた男とサミュの似た部分。]
(@102) 2013/12/22(Sun) 04時頃
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普段泣くようなヤツじゃねぇのに、泣き喚いて暴れまくって。
[それはともすれば、虎と重なる。]
主張なんてあんましねぇのに。
[それはともすれば、狼と重なる。]
俺もアイツも所員に羽交い絞めにされて。 俺の場合は、見せしめだったんだろうな。 “お前が携わる仕事は、こういうことだ” っつう。
[神聖なあの部屋は、小さな教会(しょけいだい)。 無惨にも、目隠しを外すというただ一つで落ちる刃は いったいこれまでにいくつの想いを刎ね飛ばして来たのだろう。]
(@103) 2013/12/22(Sun) 04時半頃
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ティー…?
[小さな耳は、不安に敏感な心は、その掠れた声をしっかりと拾う。 ねぇ、どうしてそんな、つらそうな声をしているの。 生まれた疑問は、口の中でぐるぐると周る。]
僕が優しいのは、ティーだからだよ。 僕は本当は我が儘で、悪い子なんだ。
[額を当てた扉、とても近いところからからカツリと音がした。 近くにいるのかな。 すり、と少しだけ背伸びをして、額を摺り寄せる。]
うん、約束だよ? 僕の、僕の心の欠片……ほんの少しだけ、ティーに残していくから。
[それは粉雪のように、儚いものかもしれない。 僕、ちょっとだけ頑張ったんだ。 だからねぇ、いつもみたいにすごいねって、頑張ったねって、褒めて欲しい。]
(124) 2013/12/22(Sun) 04時半頃
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[白い蛇を連れて店内に入る元軍人の姿を見れば綻んだ顔が見てとれた]
おめでとう
[小さく呟いた]
(125) 2013/12/22(Sun) 04時半頃
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