229 観用少年
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―それから―
[夜は眠り、朝と昼と夜、食事をする。 そんな当たり前の日常も 悲しみにくれていた男にとっては、 酷く懐かしいもののように思えた。
少年の名でもある季節は移り変わり、 少しずつ、寒さは増していく。 窓の外の冷えた空気を尻目に、 男は、少年の手元に、文章に視線を落とした。>>213]
合っているよ。
[不安げな目線に、笑顔で頷いて続きを促す。 たどたどしいながらも、少年の声が、物語を紡いでいく。]
(268) 2017/10/09(Mon) 18時頃
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[識字もままならなかったのは最初だけ。 水を得た魚のように、理解さえしたのなら あとは、何ら困ることはなかったと思う。 今だってそう。
物語がひと段落する。文字をなぞる手が止まる。 そうして、ぽつ、と呟かれた言葉>>214に、 自分も苦笑を浮かべた。]
私もそう思うよ。 夢を追いかけて旅をするなんて、 そう簡単に出来ることじゃない。
[年齢だとか、生活だとか。 この年齢になれば、そういったしがらみが邪魔をする。
それでも、物語の世界であれば。 原稿用紙の中に広がる世界は無限大で、 その中であれば、どんな夢だって描くことが出来る。]
(269) 2017/10/09(Mon) 18時頃
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私は、若くはないからね。 一人で旅に出るなんて、無理な話だ。
[多分、人形である彼にとっても、 この主人公の行動は 真似できるものでもないのだろう。
けれど、全てが無理な話だ、と。 ただ、諦めて、死んだような眼差しを 世界に対して向けてほしくはない。
君にはもっと、自由であってほしい。 そう願うのは、男の勝手な我儘だろうか。]
(270) 2017/10/09(Mon) 18時頃
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……君にはね、この本だけじゃなく、 色々なものを見て、聞いてみてほしいんだ。
それで、君は何を思ったか。 それを私にも教えてくれないかな。 [低い位置に在る頭を撫でる。 それは、かつて、息子にしてやれなかったこと。]
明日は出かけようか。 隣町に動物園があるんだ。動物は見たことあるかな?
[少年の反応はどうだったろう。 男は冷めた緑茶を啜り、小説に視線を落とした。*]
(271) 2017/10/09(Mon) 18時頃
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[オスカーにとって服とはオーダメイドだった。 むしろサイズ毎に大量に売っている時はカルチャーショックを受けたのを覚えている。
好きなようにと言えばじとりと見た。 自主性は無いのか、このオッサンは、という視線だったろう。
良く知りもしないショッピングモールで好きなようにしろと言う難題が降りかかる。 何だか良さそうな衣服屋を見つけたが、そこは高級店だった。
なお、スーツセットは10万である。]
安月給がどれぐらいかわかんねえよ。 じゃあ、オッサンが俺をコーディネートしろよ!
[むしろそうして貰った方が嬉しいのは人形の性か。 腰に手を当てて見上げる。
眉間に皺を寄せてやや不満そうにその店を後にしただろう]
(272) 2017/10/09(Mon) 20時頃
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[次に向かったのは若者ブランドの店だった。 若者向けなだけあり、値段は少々高いが南方の手が出る範囲だろう。
但しオスカーの趣味に合うとは言ってない。]
……ジーンズ、にカットソー? 何だっけ、ラフな格好?
オッサン着て欲しい?
[あくまでも訊ねるオスカーであった]*
(273) 2017/10/09(Mon) 20時頃
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少なくとも、服にほいほいウン十万も出せるほど 金は持ってねーっつの!! 俺がコーディネート?
……服のセンスとかねーぞ。
[見てわかるだろうが、仕事は白衣。 家では大体存分に寛げるようスウェット。 白衣の下も大体黒のVネックかYシャツにジーンズである。
そんな自分が、見目麗しい少年の服を選ぶのは、 正直至難の業であった。
しかしながら、そうしないと彼が何を選ぶのか分からない。 また高級品を求められても困る。
悩みに悩んで、分かったと了承すれば別の店へと移動した]
(274) 2017/10/09(Mon) 20時半頃
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[そこは、おそらく彼くらいの年代か、 もう少し上の年代の若者が服を買う店。
自分には無縁だが、精々買えてもこの程度だと彼を連れてきた。 どんな服がいい?と彼に聞くも、聞き返される]
あー……なに、とかはないんだよな。 お前に似合うのっていったら……何でも似合いそうだな。 もうトレーナーとかジーンズ着とけばいいんじゃね。 あったかいし。
[この男、割と投げやりである]*
(275) 2017/10/09(Mon) 20時半頃
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[ 描かれた通りに読めていると分かれば、 僕は少なからず安堵の息を漏らす。 ── 素直な感想は苦笑で返された。 僕は、ひとでないものであるが故に、 外へひとり、出られないのだけど。 直円さんは直円さんで、また 別の理由があるようだった。 ひとにはひとのしがらみがあるらしい。 ……そういうものなのかも知れない。 ]
(276) 2017/10/09(Mon) 21時頃
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[ ── それでも 紙の中。 描かれた世界は無限大で。 ひとではない僕だろうと、 歳を重ねてしまった直円さんであろうと、 等しく度へ連れて行ってくれる。 だけど、 ── 読み進める本は、増えないらしい。 きっと勿体ないことだ、とは思えど、 無責任に書けば良いと言える立場でもない気がして、 柔く乗せられた掌に 瞳を細めるだけ。 ]
(277) 2017/10/09(Mon) 21時頃
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[ 僕は。 変化の無い日常でも、不満は無かった。 それは別に、僕が死んでいるからとか、 そういう訳じゃあなくて。 "最低限"さえ貰えるのなら、 他は要求しないって、そんな風だ。
だから、── どうぶつえん、の話を聞いて、 意外そうに顔を上げた。 瞳をまぁるくして、ぱちり、珍しそうに。 ]
(278) 2017/10/09(Mon) 21時頃
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── ない。 でも、"動物"は知ってる。 ……龍が、其処に居ないことも。
[ …見たことなんて無かった。 僕にとっての動物はヒトみたいなものだったし。 小説の内容と合わせながら、 すこぅしお行儀悪く、畳の上に転がる。 ── 未だ、月明かりには遠い時間だけど、 眠気には勝てなかった。 何せ、眠ることの多い僕だったから。 ]
(279) 2017/10/09(Mon) 21時頃
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…あなたは何の動物が好き?
[ 夢に落ちる間際、不意に投げた問いは、 ── 返ってきたかどうか* ]
(280) 2017/10/09(Mon) 21時頃
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[目を覚ました途端、忽ち瞳は潤み、大粒の涙が溢れていく。>>236 瞠目し 雫を袖で拭いそびれ、肩口がじわりと湿る感触。着ているシャツが涙濡れにはなったが、泣き噦る子を咎めず、栗色の髪をさらりと撫でた。 彼の泣き濡れた顔を人目に晒し、勘繰られたくはない。暫く部屋で休ませよう、──などとあやす手は止めず考える]
……そろそろ行こう? 此処じゃなくて、部屋でゆっくりしよう。
[彼が落ち着いてきた頃にそう切り出す。抱き着く腕は解かず、そのまま小さな身を抱えて立ち上がる。背を摩りつつ、ゆっくりと元来た道を辿る]
(281) 2017/10/09(Mon) 22時頃
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[その道中は、終始上の空でいた。 茫洋とした瞳で、会話があっても生返事が精々だったろう。
一度目覚め、再び眠った観用少年は 次に視界に映るものに否応なしに愛情を抱く
執事に聞いた言葉が、脳内で反芻される。 理屈ではなく、そういうものなのだろうと漠然と捉えていたが、……あまり腑に落ちていない]
昨日、お前は僕に置いていかれたんだよ。
[唐突に口を開き、淡々とした口調で事実を告げる。ねえ、知ってた? 幼い頭に正しく意図が伝わっていたか、そう確認する。繕った笑みもない、まっさらな表情で腕の中の人形を覗き込む]*
(282) 2017/10/09(Mon) 22時頃
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[>>220 言われて初めて気が付いた。 そんな様子のグロリアは、世話され慣れる…というよりも、元々そういった事自体にあまり興味がないのかも。 特に拘りもなさそうだし。
そんなことを考えながら、 おろした髪を緩く一つに纏めて流しておく。 これなら突っ張らないし邪魔になる事もないだろう。]
グロリア、黒いの好きだねえ。本当に魔女様みたい。
[またの黒衣に小さく笑い交じりの感想を零す。 他の色もきっと似あうと思うのだけれど、 何か拘りでもあるのかな。気になる事は沢山あって、 けれども支度を進めるその手は緩むことなくあっという間。
されるがままの彼女の方が、 今はお人形さんの様に思えて少し可笑しかった。]
(283) 2017/10/09(Mon) 22時半頃
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[>>221 静止の声を聞き終える前に触れた唇、 柔らかな頬はおしろいの不思議な香がする。 鮮やかな青の瞳から目を逸らさずに見つめていると、 その眼差しはやがて少し困ったようなものになる。]
んー?別に平気だよー?
[けろりと返して、けれども次からは言われた通り 朝と夜だけにしておくことにしようと思う。 毎度毎度、落としてしまったら彼女だって大変だものね。
優しく触れる手付きにご機嫌のまま、ハンカチ越しに触れる唇は大して傷んだ様子もない。髪だってさらさらしているし、中古の品としてはかなり綺麗な状態といえるだろう。
>>222 そうして戻った先、芙蓉が楽しそうに 広げる衣装へあからさまな程嫌そうな表情を浮かべて。]
(284) 2017/10/09(Mon) 22時半頃
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オッサン、マジ、貧乏だよな。
[あくまでもオスカーの感覚からしたらだ。 何せ観用少年の”新品”ン十万どころの騒ぎではない。 中古というには新品だった時代があるオスカーからすれば 元の持ち主の植え付けられた感覚を抜け出せない。
そして元の持ち主はオスカーを着飾らせるのが好きだった。 同じことを要求するのはおかしなことだろうか。]
センスが無くてもいいんだよ。 オッサンに見立てて欲しいんだよ。
[人形の心は現持ち主南方になかなか届かない。 オスカーを人形だとわかっているのに矢張り人間の少年扱いする。 渋々ながらも了承した時に、ぱっと華やいだ笑顔を浮かべた。 黙っていれば外見は損なわれていない、美少年だ。
効果は覿面なようだ。]
(285) 2017/10/09(Mon) 22時半頃
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[どんな服が良いか聞かれたら、燕尾服と答えた。 ふざけるな、とかなんとか言われたような気がした。]
何でも似合うのは当然だろ。 誰だと思ってんだよ、俺だぞ。
[そして元の持ち主の嗜好は益々謎が深まるばかりだ。]
トレーナーとかジーンズ。 うーん。
[投げやりな様子も気にせずに真剣に選ぶ。 パーカーも良いかな、などと一つ一つ南方に尋ねた。 返事は、いいんじゃねえのとかやる気がないが気にもしない。]
暖かいもの来たらオッサン喜ぶか?
[珍しく可愛げのあることを言っている 実はオスカー自身が思っているより浮かれているのだった。*]
(286) 2017/10/09(Mon) 22時半頃
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うえー。可愛いからってそういうのはヤダ。
[あくまで自分は男の子です。グロリアの後ろへ 隠れたのなら、芙蓉をじとっと見つめて主張する。 幸いにしてグロリアは味方の様だし、 今後の衣装がずっとあれにならなそうでホッとした。]
グロリアー、どれがいいと思う?
[ずらりと並べられた衣装は圧巻で、 どうやって着るのか知らない服もいくつかある。 折角だから何がお好みだろうかと尋ねてみれば、 鳥の刺繍の入ったチャンパオという服を指される。 見慣れぬ服装ではあるけれど、今よりは動き安そうだ。 何より自分の為に選んで貰える事は嬉しいので、 異論なんてある訳がない。]
(287) 2017/10/09(Mon) 22時半頃
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[込み上げる感情がぽろぽろと溢れて落ちる。 夜のうちに泣き腫らした瞼を押し当てて、濡らしてしまうのも構わず。改めてどれほど嫌だったかを思い知らされた。 けれどやさしく撫であやす手には心地よさを覚え、兄の存在に安堵を抱く。>>281しばらくはしがみついたまま、それも少し経てばいくらか落ち着きを取り戻して。] ……ん。 [こくんと頷き返しつつ、手を離そうとはしない。少しでも離せばまたいなくなってしまうような気がして、解かれなければ自分の足で歩こうとはしなかった。]
(288) 2017/10/09(Mon) 22時半頃
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[今着る服は選んだし、あとは今後の為にもいくつか選ぶ。 乗馬服風の物は着慣れている気がするし、 黒服一式は本当に執事みたいで面白そうだ。 でも何より、Tシャツなんかと一緒にあった スタジャンがとってもクールで気に入った。]
グロリアは慣れてなさそうだものねー。 大丈夫、これからは俺が見てあげる。
[あたふたしている彼女はちょっとかわいい。 彼女の沽券に関わりそうだから、言わないけれど。
幸いな事に家事全般とは言わないけれど、 自分の分と相手の身支度ぐらいはできるだろう。 出来ないことはこれから覚えていけばいいのだし。
爪を気にする様子の彼女に、そう思う。 折角綺麗に整っているのに、自分の為に 切られてしまうのは勿体無いと思ったからだ。]
(289) 2017/10/09(Mon) 22時半頃
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[そのまま足元が浮いたから、甘えてぎゅっと抱きつく。 とくべつに言葉を掛けることもなく、無言の間を廊下に響いた一人分の足音が埋めた。 時折鼻を啜りながら頬を擦り寄せ、彼がちゃんと側にいるのを確かめて。温もりを感じられれば、今はそれで十分だったが。] え? [ぱっと顔を上げ目を向けた。怪訝に眉を潜め、彼を見る。 ……そんなの、聞いてない。 「じゃあね」と告げた言葉は確かに聞こえたけれど、閉じ込めた張本人が、やさしい兄だとは思いもせず。問いかけられて首を振る。なんで、と唇は短く言葉を発する。]
(290) 2017/10/09(Mon) 22時半頃
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[>>225 前の服は大事に仕舞っておいてくれるようで、 何の未練もないと思っていたはずなのに どこかでほっとする自分が居た。 覚えのない形容しがたい感情は少しばかり、気持ち悪い。]
――― あれ、気付いてなかった? 外せるのなら、俺付属じゃなくてバラ売りしてるよ。
[そこでようやく王冠の様子に気付いたご主人様へ、 くすりと笑って返事をする。 いつの間にやら外は暗くなっていたようで、 あと1〜2時間もすれば眠くなるような頃合いか。]
これはねー、大事に育ててくれたのなら そのうち咲くんだよー。綺麗なお花になるの。
[泣いて欲しがる人も居るというのに、 こうして何も知らない彼女の手に渡ったのは幸か不幸か。 寄生植物、なんて言い方は不気味だろうし、 とりあえず良い感じの説明だけしておこうと思う。**]
(291) 2017/10/09(Mon) 22時半頃
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……シメオン、怒った? ぼくが勝手に歩き回って、迷子になったから……? [まだ怒らせているのなら、謝らないと。 そう思って不安げに、心当たりを口にする。 事実を告げられもなお、少しも彼を悪いとは思わないで。どうしてそうしたんだろうかと答えに行き着くことのない考えをぐるぐる巡らせ。] ……ごめんなさい。 [そうして顔色を窺いながら、よくわかってもいないくせ 俯いて、形ばかりの謝罪をもう一度伝える。*]
(292) 2017/10/09(Mon) 22時半頃
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[動物園。 その場に竜はいない。けれど、 不思議な形をした動物は数多くいる。 きっと、貴重な体験が出来るはず。 見たことがないなら尚更。
今の彼の眼差し>>278を見るに、 自分の提案は、そう悪いものでは無さそうだ。 胸をなでおろし、こてりと横たわった 少年の頭を撫でる。]
私は馬が好きだね。
[一度、乗馬などをしてみたいものだ。 独りごちたそれが、夢うつつの彼に聞こえたかは分からない。]
(293) 2017/10/09(Mon) 23時半頃
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[苦笑して、小さな身体を持ち上げる。 寝室へ向かいながら、男は明日の予定を 頭の中で組み立てているのであった。
彼の興味を、様々な世界へ向けるように、と。**]
(294) 2017/10/09(Mon) 23時半頃
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