89 アウトブレイク〜WerewolfSyndrome〜
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ナユタは子守り パティに投票した。
チアキは子守り パティに投票した。
クシャミは子守り パティに投票した。
トレイルは水商売 ローズマリーに投票した。
マドカは子守り パティに投票した。
ローズマリーは営利政府 トレイルに投票した。
露蝶は子守り パティに投票した。
パティは営利政府 トレイルに投票した。
パティは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ナユタ、チアキ、クシャミ、トレイル、マドカ、ローズマリー、露蝶の7名。
―5月8日、早朝―
今日もまた写真入りの張り紙が一枚役場前広場に掲示されている
『住民投票により下記の者を処刑した事を報告する
――パティ・ベル――』
(#0) 2013/08/02(Fri) 00時頃
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─回想・5月6日 夜 マドカの家─ >>5:80(続き) [マドカは、はっと顔をあげる。急いで自分の部屋から筆記用具を取ってくると、5月4日からの兄の容態を書き込む。兄の記述を真似ながら、これまでと同様の情報に、新たに食事・薬をについても記載していった。兄がこのノートを渡してきたのは、きっとこれを望んでいる…。マドカはそう感じた。]
(0) 2013/08/02(Fri) 00時頃
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―回想・5月6日午後1時頃、町役場前―
>>5:58 >>5:59
[確かに、自分は感染して長期が経った人には会ったことが無い。それを思えば、悔しいが彼の言うことを否定出来ず、黙って聞くしかない。 そうして次に聞かれたことには、随分遠くに感じられる過去を思い出し、自分の考えたことを伝える。]
あくまで、コレは自分の考えなのだけれど。 彼はあまり町の人と深く関わりを持っていない旅人だったはずなの。 酒場で働いていた私もあまり噂を聞いたことはなかったわ。 そんな人が、あの最初の1日で多くの票を得るほどに噂は広まった。 だから、周りに流されて彼に投票した人は、きっと多いはずよ。
[後は、あの時のクシャミの様子だろうか。ただ感覚で違和感を感じただけなのでなんとも言えないが。しかし、その後自ら食べられようとしていたあたり、彼女が作為的に何かしていたとしてもおかしくはない気がする。 そんなことを考えているうちに彼が続けた自分の甘さを指摘する言葉に、次第に頭が冷えていくのを感じる。正直、痛かった。しかし、どうしても彼らのすることに自分は賛成することは出来ない。]
(1) 2013/08/02(Fri) 00時半頃
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>>1(続き)
だったら、殺してもいいというの? 感染したとたんに化けもの扱い? 確かに私の言ってることは甘いかもしれないし、理想を夢見すぎてるかもしれないわ。 でも、こうして食べて食べられ殺されて、何が残るの? 生き残っても、もしその時大事な人がいなかったら? 今日は私の友人、明日は?明後日は? ナユタさんの大事な人かもしれないし、その人のまた大事な人かもしれない。 誰も死んでほしくないと思う私は、間違ってる?
[こんなの、ただダダをごねる子供だと言うことは分かっている。彼が言ってることも正しいと考える自分も、片隅にいるのだ。でも、殺して良いなんて思えなくて、そんなことを言うことしか出来なかった。]
(2) 2013/08/02(Fri) 00時半頃
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―回想・5月7日 夜 繁華街近辺―
『──俺は、ここだぜ。パティ・ベル?』
[その声は、脳内だけでなく、耳から直接聞こえた。もう少し。あの角を曲がれば、彼は“いる”
再び足を早める。
しかし、彼のもとへたどり着くことは出来なかった。]
…っ!?何だあんたたち!
[突然目の前に立ちふさがったのは複数の機動隊員たち。感染の疑いがあるとして、自分を拘束するという。]
…何すんだ!…離せっ…!くそっ…!
[感染者だということを隠すつもりは、もはやない。いつかはこうなるだろうと、薄々はわかっていた。だが、こんな時に。タイミングが悪すぎる。必死に抵抗した。しかし、少女の抵抗など鍛えられた機動隊員には、まったく無力。そのまま連行された。]
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―5月8日 早朝 町役場前広場― [耐え難い空腹。目眩が止まらない。 覚束ない足取りで役場の――パティ・ベルの処刑――を確認した。]
……そう……
[達成感は、ない。むしろ、心の何処かで尊敬していた少女の死には、僅かな寂しさと、喪失感があった。……幽霊となった彼女と話せることは、解っていたが。 自分が今日まで生き延びられたのは、ナユタさんのお陰であることは重々承知している。 ……だが。 既に己が理性を手放しそうになっていることも、既に把握していた。]
……ごめん………ナユタさん……………かも………
[空腹に。食欲に。本能に。 身を委ねてしまえば楽になれるということを、感覚として知っていた。 だがそうなってしまった場合に、何が起こるのかは……彼女にも、わからない]
(3) 2013/08/02(Fri) 00時半頃
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―回想:5月7日 夕方16時 街外れの空き地― >>5:70 ……露蝶さんなら、逃げられそう、だよ。 まあそうなったら、あたしもできるだけ抵抗、するから。 [と、無責任に言ってみる。とはいえ、自分も空腹に身を委ねた場合、何がどうなるかは想像がつかない。
そして。露蝶が懺悔を聞いてくれると、言うので。 静かに、静かに、話し始めた。 自分が死ぬ前に。誰かにこの罪と、気持ちを、解って欲しかったから。]
……あたし、ね。 つい3日前に、人を一人、殺した。それと、今も一人、殺そうとしてる。
一人目は……オスカー、って人。 チアキを殺したくなくて……ううん、本当はあたしが生き延びたかっただけかもしれないけど…… あの日、不自然なくらいに、オスカーに票が集まったでしょう? ……彼は「死にたがり」だって、何となく見てわかってた。だから……「彼は感染者だ」……って情報を、何箇所かで流した。 街の人を全員騙して、あたしが……殺し…たんだ。 [殺したようなもんだ、と一瞬言おうとして。そうじゃない、と。自分で殺したのだと。再確認して。話を続ける]
(4) 2013/08/02(Fri) 01時半頃
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―>>4続き― もう一人は……パティ、って人。 彼女のことを、ナユタさんに、「あたしを襲撃した人だ」って……告発、した。 彼女は感染者なのは間違いないけど、実際にあたしを襲撃したのは彼女じゃない。男の人……確か、トレイル。
……ただ、ね。 こっちは、あたしはなんとしても……殺してやる、って思ってる。 彼女はあたしが感染者だっていう情報を流すことに躊躇いがない。彼女はあたしを殺そうとしてる。
彼女は強い子だから……あたしは……彼女なら、あたしを殺して生き延びてくれる、って信じてるんだ。 だから……あたしも、本気で、彼女を殺しに行くの。そうして生き延びるの……また街の人を騙して……うぅ……こうやって言ってると、最低な人だ、あたし…… 感染してようがしてまいが、あんまり、変わらないんだ…… [そこまで言うと。自分のしていることの重さがまた自分にのしかかってきて。少し、涙が溢れだした]
(5) 2013/08/02(Fri) 01時半頃
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―5月7日深夜、チアキ自宅内― >>5:82 ……聞いたから。俺にペンダント届けてくれた子…覚えてる?
クーちゃんと…お兄ちゃんが感染者だって、言ってた。……後…、何だっけ…
[覚悟は出来ていた筈だった。けれど実際に事態がその方向に向かうと、膝の上に置いた両手が小刻みに震える。擦り抜けそうな記憶を必死に手繰り寄せた。隣に視線を移すと、そこに居るナユタに心を苛む痛みが和らぐ]
感染者は直接頭の中で会話出来るんだって…、パティちゃんが聞いたって…だから、彼女が言う事が本当なら、彼女も感染者なんだろうね。
(6) 2013/08/02(Fri) 01時半頃
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―5月8日早朝―
[いつしか、嫌なことや辛いことは、忘れる癖がついていたようだ。
連行された後のことは、よく覚えていない。
こちらの言い分など、聞く場も持たれず、処刑が執行された気がする。
覚えているのはただそれだけだった。
気がついたときには実体を持たない身体となっていた。
ここはどこなのだろう。
ただぼんやりと浮かんでいると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。>>*0
病気にかかると、幽霊とも話ができるのか。
ああ、そう言えば、トレイルを追って走っていた時にも、処刑されたはずのラルフって奴の声が聞こえた気がする。
他にも脳内に響く声がいくつかあったな。
あのうちのいくつかが死者の声だったのだろうか。
そんなことを考えながら、パティは口を開いた。]
>>*0
…気分…?良いと思うのかい?
[弱々しいその声に、なぜか怒りがこみ上げてくる。]
…ズルいよね。あたしのこと、チクったのはあんたじゃないか。
それで望んだ結果じゃないって?
[そう、少し思い出した。
チアキが知らせたのかと思っていたが、自分のことを告発したのは女性だと軍の人間が言っていた。クシャミしか考えられなかった。]
あたしの分まで生きる?うぬぼれも大概にしなよ。
そんなことしたってあたしは生き返らないんだ。
結局は、あんた、自分が死にたくないだけなんだろ?
自分が死ねないのを、あたしのせいにすんなよ!
[叫ぶように、そこまで言って実感する。
やはり自分は、死にたくなかったのだ。
まだ生きていたかったのだ。
死んでも、涙は出てくるのか。いつの間にか泣いていた。]
[泣きながら思う。本当に、自分の人生は何だったのか。
家族とは幼い頃に引き離され、奉公先には都合よく扱われ、その上、訳のわからない病気にかかり、感染拡大を防止するという名目で処刑された。]
本当に…いいことなんて…何も…
[なかった、と言おうとして、ふとローズマリーのことを思い出した。朝食をふるまい、自分を介抱し、病気のことを知っても、殺さないと言ってくれた彼女。]
…そうか…あれが、たった一つの“いいこと”だったんだ…
[だから、自分は、彼女を守りたかったのだ。
ふっ、と自嘲気味に笑う。死んでようやく理解した。
そして、はたと気付く。]
…そうだ、ローズマリー…!
[トレイルは彼女を“食べる”と言っていた。自分はそれを阻止するためにトレイルのもとへ向かっていたはずだ。たどり着けなかったということはつまり…]
トレイル!!
[“彼”の名を呼ぶ。もし、彼女を殺していたら、絶対に許さない。]
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―回想/5月7日夕方16時 街外れの空き地―
そう?ふふ、じゃあ少しは頑張ろうかな?
[緊張の全く無い面貌、緊迫感の無さは言葉にも滲む。 クシャミ>>4を侮るつもりもないが、それでも目の前の少女に対して構える気にもなれずにいた。
とつとつと語り始める彼女の言葉には、ただ黙って耳を傾ける。 最初の投票……其処に感じた違和感が彼女の言葉で氷解していくのを胸の内で感じていた。 そして二つ目の懺悔の際、『彼』の名前を聞けば意図せず僅かに身体が強張った。自らの思考にのめり込みそうになるのを後手に回した手に爪を立てて制する。その事自体に、内心自分でも戸惑いを抱きつつも、彼女の目元に光る雫に困ったように笑って]
(7) 2013/08/02(Fri) 05時頃
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泣かないで、クシャミ。じゃないと私は今直ぐお祈りをして、君の涙を拭きに行かなきゃいけなくなる。
[冗談めかすような調子で宥めようと。別段彼女に近付く事自体には拒否感は無いと言っても良い。ただ、自分が近付く事が彼女に対しての負担になるのなら、出来るなら避けたいと思った。 途切れた言葉に改めて彼女に向き直り、真っ直ぐ彼女を見てから薄く色を乗せた唇を開いた]
……君が抱えた罪の意識、それ自体を私は肯定も否定しない。それは君が抱える人間らしさで優しさ、だから。 ただ、君の中でそれが重荷になるようなら、「其れ」を下ろす事を、私は許すよ。
[特に説法を聞く機会も無かったが為に、彼女に対してどんな言葉をかけるべきかは自分には解らなかった。だから選べ、と。黄昏の空の下、聖職には遠い身で神父の真似事のような事をするのは気が引ける。
彼はこんな自分を見れば笑うだろうかと、彼女を深遠に招いたであろう青年の顔が浮かんで、消えた**]
(8) 2013/08/02(Fri) 05時頃
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ー5月8日明け方、チアキ自宅内ー
[浮上する意識に任せて瞼を持ち上げる、温もりを感じて隣に視線を移した。ナユタの寝入る姿を確認すると、柔らかい笑みを浮かべる。そう言えば半ば強引にベッドに引き込んだんだったと思い返す。微かな寝息を立てるナユタを起こさないように、静かにベッドを抜け出した。机に向かいメモ用紙に「クーちゃんに会ってくるね。直ぐ帰るから。チアキ(その後に描かれた謎の物体は恐らく鍵に付いてるキーホルダーと同じキャラクター)」と書いて鞄を手に取り、封筒の中から青い折鶴を取り出すとメモに添えた。そっとナユタを振り返る]
………行ってきます。
[呟きを落とすと物音を立てない様に部屋から出て扉を閉めた。手早く身支度を整えると鞄を背負い外へと]
(9) 2013/08/02(Fri) 10時頃
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―5月8日 早朝 町役場前広場― >>3 [朝の冷えた空気を裂いて自転車で街中を駆け抜ける。人通りも殆ど無く閑散とした中を自転車の金属音だけが響いていた。先ず何処へ行こうかと考えを巡らせながら通り掛かった広場。見覚えのある猫耳フードの少女に自転車を止める。案外すんなり見付かった事に胸を撫で下ろしながら]
……クーちゃん、おーい、クーちゃんッ!
[自転車をその場に置いて少女に駆け寄る。何時も通りの笑顔で、時折ぴょんっと跳ねて手を振りながら]
(10) 2013/08/02(Fri) 15時頃
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─回想/5月7日 夜 繁華街近辺─
[『その瞬間』は、己の元には訪れなかった。 静かだ。…自身の、少なくともすぐ見える範囲に何者かの影が近づく気配はない。ただ、本当に距離としては近く──しかし『彼女』にとってはこの時、絶望的であっただろう距離の先で、密やかに起こった騒ぎ。放たれた思念とも呼べない微かな気配に触れた脳は、その夜この街に起こった出来事を確かに理解し、この身を茫然と立ち尽くさせていた]
──、…そうかい。…。……そういう、事か、…
[理性の『箍』が、音を立てて僅かに緩む。この、どうしようもない、彼女への…期待とも呼べたかもしれない思いが重石を作らせ、蓋をさせていた乾きが、理性の殻を内側から乱暴に蹴り飛ばした。 なぜ今宵、選ばれたのが彼女であり、己ではなかったのか。人々の、巡る思いを知らぬ自身が理解する事はなかった。理解できたのは、こうして『人』として足掻いて見せた彼女が選ばれたと言う事実。
俯いた両目を、前髪が覆う。骨ばった両手で、髪の上から双眸を覆い、──震えた指先が髪の生え際を、薄く残った傷跡を掻いて]
(11) 2013/08/02(Fri) 16時頃
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……そういう…、…事かよ、……ッ。
[──犬歯が、開いた唇から揺らぎ覗いて、…きつく口唇を噛み締めた。 やがて、両手はだらりと力が抜けたように落とされ、音も無く一歩を踏み込んだ足は、彷徨うように夜の街へと踏み入って行った]
─回想終了─
(12) 2013/08/02(Fri) 16時頃
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―回想・5月7日夜 繁華街近辺―
[誰もいない教会から早朝のうちに投票へ行けばそのまま家へと帰った。いつもの狭い、安心できるはずの自分の部屋なのに、何処か寒々しく感じる。毛布を肩にかけ、ベッドの上で座り込むとそのうちいつの間にか眠っており、目を覚ましたのは日が暮れてからだった。]
少し、店の様子を見に行こうかな。
[何もしないより、きっといい。この暗さならきっと何か落ちていても文字は見えないだろう。扉の前にある号外は見なかったふりをする。そうしていつもの黒い外套を羽織りランプを持てば店に向かった。 いつもの道、いつもの夜、それなのにどこか空気がざわざわとしている。今日は店に泊った方がいいかもしれない。自分にとって嫌な気配が周りを漂っている気がする。
何処かで声が聞こえた。]
(13) 2013/08/02(Fri) 16時半頃
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―回想/5月7日夕方16時 街外れの空き地― >>7 >>8 [泣かないで、と。そしてそれに続く彼の言葉に気付かされ、顔を上げる。 顔を上げた頃にはもう涙は止まっていた。 本当に涙を拭きに来かねなかったので、それは駄目、と再度手を上げて制止した。……少し気が紛れた今なら、まず大丈夫だと解ってはいたのだが、そこはケジメとして。
目の前の「お薬屋さん」の行動は、少なくとも、手慣れた神父のそれとは思えなかった。 それでも、「神父らしい行動」というものをちゃんと考えて、そういう行動をしてくれたのが、嬉しくて、少しだけ滑稽でもあって。
そして露蝶は……「許し」を、くれた。 彼女にとっては、十分、十二分に、有難い言葉だった。]
あたしは……まだ、この罪の意識を、下ろさない。 まだ、持ってなきゃいけないものだから。付き合っていかなきゃいけないから。 ……いつか下ろすことが出来る日まで、持っていようと、思います。 ……ありがとう、ございます。聞いてくれて……許してくれて。
[丁寧に一礼して、露蝶に感謝を告げた。 そうして、露蝶の、不恰好な神父の真似事を思い出して。 ……少しだけ、笑った。ほんの少し、気が楽になった気がした。]
(14) 2013/08/02(Fri) 17時半頃
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─5月8日 未明 薬屋「三元道士」─
[星空を分厚い雲が覆い隠していた。 明けきらぬ、闇夜の中。密やかに、ほんの微かな音を立てて薬屋の扉の隙間に差し込まれた紙片。
「今夜店で 体、あけとけ」
署名すらなく、それだけがごく短く…少し指でも震えたような細い文字の走り書きが記された小さな紙切れの存在に、店の主が気付いたかどうかは定かではない。…『今夜』が、果たして訪れるのかすらも。
もし直ぐに扉を開いたとすれば、夜闇の中へと、扉から背を向け踏み込もうとする姿は見えただろう]
(15) 2013/08/02(Fri) 18時頃
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─5月8日 朝11時頃 繁華街近辺─
[繁華街の、入り口近く。その場所に、再び己は居た。 何をする訳でもなく、石壁に背を預けるように──今ばかりは、少し人目を避けるように街路樹の脇に佇み、夜よりは数も多く行きかう人々の顔をぼんやりと焦点が鈍い目線が追い]
……、
[…確かに己は、探して、いた。様々な人が行きかうその場所で。 こうして──まるで初恋の恋人でも待ち焦がれる愚かな男のように、目が、耳が鼻が、嗅ぎわけ見つけようと探り、しかし目的の『そいつ』が見つからないならばそれで、…それが良いのだと、…安定しない体を、石壁に凭れさせて掠れた細い息をついた。
……俺は、何を、しているのだろうか。
己を尾行する気配は、遠すぎず、近すぎず、今も確かに佇む姿を見つめていた]
(16) 2013/08/02(Fri) 18時頃
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─回想/5月7日 未明 繁華街ビル地下─
>>5:76 [衝立の向こう側で、歩みを止めた気配。目蓋を伏せ、…渇きに、ともすれば揺らぐ息をゆっくりと鼻先から吐き出して、椅子に凭れる。唇を舐め、──まだ、果たされていない「目的」と、恐らくは扉近くまできてこの訪問者の正体も見極めようとしているだろう見張りの存在、そしてこの…今また己には、「なぜこれ程人間らしい」のかと問うてしまいたくなるような言動の少女本人に対する…湧き上がった感情が複雑に絡んで、開いた双眸を歪ませた]
──感染容疑者、トレイル・トイ。…知らねェのか? [僅かな、間の後。投げつけたのはそんな言葉。…言葉の意味が届けば、それは『普通の』人間には十分すぎる脅しにはなっただろうと]
…、実際が、どうあれ。 不用意に近づきゃ、アンタも疑われかねねェ。……。俺はアンタが、『人間』だと思ってんぜ。だから一応、言っといてやる。
疑わしい奴に情けをかけんじゃねェ。「殺す」為の準備もせずに、ほいほい近づくんじゃねェ。 それが、家族でも、友達とか思ってる奴でも、…なぜか恩人なんざ思い込んでる相手であってもだ。
(17) 2013/08/02(Fri) 19時頃
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>>5:76 [彼女が、まだ『仲間』では無い事は──無論、理解できていた。彼女からは匂いが、…脳髄が痺れるようなクソ溜めのにおいが、まだしない。 聞くものの存在を意識し、言葉を選んで、…そのめげぬ、曲がらない行動に閉口した]
─…、 なんなんだ、テメェ。 ……訳、わかんねーぞ。……
…ガキが。…、 迷惑、なんざ。……人間でいられる内に…かけねェで、…いつかけるんだ。──クソガキ。
[彼女が抱えた、…重く、切実な事情や思いを知らぬが故の言葉は、悪態混じりの響き以上に酷いものではあったかもしれないが。声を投げれば、それ以上、もし彼女が──こちらに近づくという選択肢以外で──行動するというなら己から制止はできなかっただろう。衝立ごし、見えぬ少女に向けた双眸が、小さく揺らいで再度伏せられた]
(18) 2013/08/02(Fri) 19時頃
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―5月8日 早朝 町役場前広場― >>10 [異常な空腹と食欲。飢餓による不調。 それら全てに耐えるために、彼女は近場のベンチにて、表情を苦悶に歪ませながら、一人座り込んでいた。 片手はベンチの端を確りと掴む。出来る限り、自分に自由を与えないように。
チアキの来訪は、解っていた。 飢餓は狩猟本能を強化する。それはすなわち、嗅覚や聴覚がより鋭敏になるということでもある。軽快な自転車の音、チアキの匂い。それが自分に近づいてきているのは解っていた。お願いだから、目的地が此処ではないように、私ではないように、と願っていた。
自転車のスピードが落ちる音を聞き、願いが裏切られたのを悟った。]
……来ないで……
[来たら食べてしまうかもしれない。 ……それどころか。 ……彼とナユタが二人の世界を作るというのであれば、彼を襲うことでそれを阻止することも出来ると……識っている、のだ]
……来ちゃ駄目……
[消え入りそうな声で、何度も呟く。お願いだから近付かないで、と]
(19) 2013/08/02(Fri) 19時半頃
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―5月8日の朝、町役場前―
[昨日は声には振り返らず、足早に酒場へと向かった。そうしてたどり着けば鍵を閉め、その扉にもたれて不安な時間を朝日を迎えるまで過ごす。そうして照らし出されたのは昨日の届きモノだった。
張り付けられた顔写真に目を向ければ、そこにいるのは見知った女の子。 あんなに生きたいと願っていた少女がなんで。 もう涙も枯れて絶望しか感じない。今朝、ここに来るまでに恐る恐る目を向けた昨日の号外には彼女を感染者と知らせる文字。昨日、私が恐れずこの紙を見ていたら、行動していれば、何かが変わっただろうか。後悔しか胸に残らない。 パティは最後に何を思い、何を願ったのか。 ミルフィは?ラルフは?もう知る術がないことに、どうにもならない様々な感情が湧きあがる。 こんなにも自分が嫌になったことは初めてだった。
周りに目を向ければ、まだ生きていてほしいものが残っている。だが、誰かを生かそうと動けば誰かを殺してしまうことになるのだろう。
1つ名前を書き、投票箱に入れれば、振り返らずその場を離れた。]
(20) 2013/08/02(Fri) 20時頃
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─5月8日朝11時頃、繁華街近辺─ (>>20続き)
[外にはいたくなかった。誰か知り合いに会えば、またその人に生きてほしいと願い、苛まれるのだろう。逃げるように自宅ではなく、自分の職場の方へと足を向ける。今日はなんだか機動隊の数が多い。不審に思いながら俯き歩いていれば、眼の端に何かをとらえた。]
…トレイルさん?
[思わず小さくつぶやいたそれは己が何度も書き記し、罪悪感を逃れさせていた人物だった。本人を目にすれば思わず視線を落としそうになるが、耐える。感染者だという話だが、こんな明るい時間にこんな所に立っていて大丈夫なのだろうか。しばし迷うが、何かを探しているように目線を動かす様子に近づき、声をかけてみることにした。]
こんなところで、こんな時間に珍しいですね、トレイルさん。
(21) 2013/08/02(Fri) 20時頃
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