120 もうひとつの冷たい校舎村【R15】
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トニーに4人が投票した。
ソフィアに1人が投票した。
トニーは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヒューが無残な姿で発見された。
――キーンコーンカーンコーン
[午後8時50分。規則正しくチャイムは鳴る。多くの仲間が消えてしまった。そうだろう。
もう、気付いただろう?ここは、君の世界。君の作り出した場所。
君の世界は脆く、去ると決めた人間を引き止めることはできない。]
[さあ、選択の時が来た。
悩みはない、けれど誰もいない世界にひとり留まるか、
痛みや苦しみ、悲しさと、そして仲間の待つ現実世界に帰るか。
君は選択しなければならない。充分に悩み、決断すると良い。]
(#0) 2014/05/06(Tue) 00時頃
[敷屋と入れ違うように、ばたばたと慌てた様子で現れたのは、鹿島だった
珍しい表情をしているな、なんてぼんやり考えつつたしなめる]
小鳥遊は、手術中。
ココ病院だから。あんまり騒がないで。
[人差し指を自分の口に当てつつ、告げた]
武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2014/05/06(Tue) 00時頃
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[小さく礼を言って、葵から離れ立ち上がる。そういえば都筑の姿が見当たらない。きっと、彼もまた元の世界に帰ってしまったのだろうか。分からなかった。
ところで、この世界のホストは誰なんだろう。いつからかそれを考える余裕すらなくなってた。やまない雨。消えて行くみんな。取り残される、自分。]
『真実を知りたいなら、体育館に行きなさい』
[そう言った、私の影。窓に映る自分。怖い。体育館にはなにが待ち受けているのだろう。真相は、なんなんだろう。
怖いけれど、ここに残っている私には、それを知ることができる。 確かめなきゃ。この世界の創造主を、悲しみに震えるその正体を──]
(0) 2014/05/06(Tue) 00時半頃
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…葵ちゃん。 私、今から体育館に行く。
…確かめたいことが、あるの。
[隣にいた彼女に話しかける。今この世界に誰がいて誰がいないのかなんて分からない。勿論ホストの正体だって。だからこそ確かめたい。そしてその、苦しみを理解したい。おこがましいかもしれないけれど。
葵は一緒に来るだろうか。一緒に行くといえば2人で向かったし、いないようなら1人で向かっただろう。]
(1) 2014/05/06(Tue) 00時半頃
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……スー。
[へにゃり。駆け寄る姿に、条件反射のように笑む。
こっち、と示そうとして、その声の勢いにたじろいだ。
簡単な説明をする黒沢にほっとしながら、ふと思う。
さっきまで、あの不思議な世界で顔を合わせていた面々が次々に帰ってきて、そして、]
ランゴリアーズ。同じなのかな。
[それなら、]
誰が、閉じる、んだろ。
[どう足掻いたって避けられないお話。それとも、赦しはあるの?]
[こういう仮定の話がある。最初から、帰ってこない人は決まっている。そんな世界の話。
既にいなかったり、確実にいなくなる人のために与えられる、最後のチャンス。俺の求めたもの。違うよね?
これはただの悪い想像。曖昧に笑んだまま、呟く。]
ふくいいんちょ、帰ってこれる、よね。そういう道、も。
[向こうの世界でのあの子の様子も、現実世界での容態も知らないけどさ。]
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どう、いたしまして。
[ありがとうと言って抱きしめ返してくれた沙耶ちゃんに>>5:122そう言い返して、微笑む。よかった。拒絶されたらどうしよう、なんて思ったけれど。ちゃんと、受け止めてくれた。
そのまま抱きしめて沙耶ちゃんの背中を擦っていると、都筑くんの声>>5:94が聞こえる。それに、ただ小さく頷いて返事を返した。 毛布を持ってきてくれる、なんて、やっぱり都筑くんは優しい。そんな風に思った。その時彼が何を想っていたのかも知らずに。]
(2) 2014/05/06(Tue) 00時半頃
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[それからしばらく経ち、沙耶ちゃんがお礼を言って離れる。]
…ううん、気にしないで。
[そう言って微笑みながら、自分も立ち上がった。 そして、沙耶ちゃんが体育館に行く、と言えば、]
わたしも、行く。
[迷わずに頷く。どうして体育館に行こうとしているのか、何を確かめようとしているのか、分からないけど、とにかく…沙耶ちゃんを一人にさせたくなかった。 それから、2人で一緒に体育館へと向かっただろう。]
(3) 2014/05/06(Tue) 00時半頃
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…帰り方?
[教室へ戻ろうと、声を掛けると。 不意にそんな話になる。 何を言っているのだろう、と不思議そうにそちらを見る。]
いや、そんなんただじゃ済まないでしょ。
[まるで二階から飛び降りろ、というような日向に呆れ顔。]
…はぁ? あんた何を言って…。
[見せてやる、と窓に手をかける日向。 目を見開いて驚いた。]
ちょ、やめなさいって!
[慌てて日向の方へ駆け寄る。 窓から振り込んだ飴が身体を濡らした。]
(4) 2014/05/06(Tue) 00時半頃
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あいつって誰よ!? 意味分かんない! やめなさいって!!
[必死で止めようとする。 けれど、止められない。
最後、言葉を囁かれ、突風が吹いた。 思わず顔を覆うと、そこにはもう日向の姿はなかった。]
(5) 2014/05/06(Tue) 00時半頃
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ちょ、日向!!?
[思わず窓から身体を乗り出した。 なんだこれ、本当に二階か?地面が遠い。 そして、その遠い地面には包帯だらけのマネキンが転がっている。]
そんなの自分でやりなさいよ!! 何で私に任せるのよ!
[返せなかった囁きへの答えを叫ぶ。 怒りで頭が沸騰しそうだ。 まだまだなんにも聞けてない、結局日向が何を考えていたのかなんにもわかんない。]
(6) 2014/05/06(Tue) 00時半頃
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あぁ、もう!! わかったわよ!
みんなみんな救ってやるわ!! それから、戻ってあんたを殴ってやる! 首洗って待ってろ!
[嵐の音をかき消すほどの大声で、空に向かって叫んでやった。]
(7) 2014/05/06(Tue) 00時半頃
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ー 教室 ー
[日向のせいでずぶ濡れだ。 というか、時間はもう夜だった、思えばあの時チャイムもなっていた気がする。 もしかして、チャイムと同時に人が消えるのか?今更気づいてもしかたがないか、と溜息をついた。]
『氷華→美術室 日向→美術室から飛び降り。』
[黒板に書き込んだ。]
とはいったもののどうすればいいんだろうね。
[思えば残っている人はほとんどいない。 消去法でもホストのあたりはつけられそうだ。 でも、なんだかそれは好きじゃなかった。]
取り敢えず、戻ってくるの待つかな。
[独りで行動するよりは、と教室にとどまった。]
(8) 2014/05/06(Tue) 01時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2014/05/06(Tue) 01時頃
[センターを出て行く。手続きやらなにやらをぼんやりと見ていたけれど。取りあえずはどうにかなるらしい。
此処で休んでください。そう言われたけれど。まだ少女にはやることがあったから。病院へ一度戻る事にした。
ありがとうございます――そう言って、また、夜の街へ。
そういえばご飯を食べてなかったと、コンビニでおにぎりを数個買った。袋の音が、風に乗って聴こえる。
行儀が悪いけれど、歩きながら食べて。やがては病院へたどり着く。]
ただいま…?
[人が増えていて、ああ、そっか。また誰かが此方へと戻って来たのか。実感する。
あの世界にはあとどれほどの人が残っているのだろう。どうか、救われれば。そう思う。
そのまま伏瀬の隣に座って、何か話しているのなら、それを聞いていた。**]
…悪い。
[黒沢に窘められ声を潜める。
――手術室。
妹の姿がフラッシュバックした。
小鳥遊は、無事なのか。
恵田の呟きに、かつて聞いた音楽教諭の話を思い出す。]
世界を、閉じる………
[ああやはり、あの校舎での出来事は夢では無かったのか。
彼女に、あの世界を閉じる人はいるのだろうか。
肯定を求めるように呟かれた問いに無性に不安になった。]
手術室何処にあるか、知ってるか?
[この場にいる人たちに問いかける。
全員が知らないと首を振れば、通り掛かった看護士に聞いただろう。意味が無くとも、少しでも彼女の近くに居たかった**]
[問われれば、つい、と廊下の向こうを指し示す]
手術室は向こう。
藍田がついてくれてる。
[彼が走っていけば、それを見送るだろう。
そして、聞こえた恵田の呟きについて、思考を巡らせる。
伏瀬曰く、小鳥遊は、自殺を試みたらしい。
一度捨てたこの場所に、帰ってこようなんて思うのだろうか。
でも、望みが全くないわけじゃない。
あの場所が、彼女の望みなのだとしたら。
彼女がまだ、あの面子で、文化祭のような時間を過ごしたいと望んでいるなら。
それなら、あるいは――。
それでも、今や、自分たちに出来る事は何もない。
彼女が帰ってくるのを、じっと待つだけ。
酷く、もどかしかった**]
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[2人で体育館に向かう。体育館は2階の渡り廊下から繋がっていて、歩いて行くことができる。]
…ありがとう。
[誰にでもなくそう呟く。葵が一緒に居てくれることにひどく安堵していた。私一人で、真実を知ってしまえばきっと、その重みに、苦しみに耐えられないから。向き合うことが出来ない気がするから。]
…ついたね。
開けるよ、ここ…
[片手で葵の手を握って、もう片方の手はドアに手を掛ける。それから深呼吸を一つ。この先に待ち受ける真実は、真相はいかなるものなのか。また、ホストは誰なのか……それらを知るために、勢いを付けてドアを引いた。
その先にあったものは──]
(9) 2014/05/06(Tue) 10時頃
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[綺麗に飾り付けされたステージ。 観客席には、誰かが座っていて。舞台の上を眺めている。 後ろ姿では分かりにくいけど、少年と男性のように見えた。]
『夢が叶って良かったね、おめでとう。』 「お姉ちゃん、すごく綺麗だよ!」
[その親子らしき姿は、舞台の上のマネキンに声をかけていた。マネキンといってもみんなのマネキンとは違う、もっと細部まで作り込んだ……一目で誰か分かる、そんなマネキンだ。
マネキンは、赤いドレスを身に纏って、胸元には美しい、椿を象ったコサージュを付けていた。ああ、綺麗だな。そう思って、ふらふらと近づいたその時。]
キーンコーンカーンコーン…… キーンコーンカーンコーン……
[チャイムの音>>#0が鳴り響いて、同時に。
ブワッ、と轟音を立ててマネキンのドレスが燃え上がり始めた。]
(10) 2014/05/06(Tue) 10時半頃
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あ………っ、
[燃えているのはマネキンの筈なのに、焼けるような痛みが、熱さが全身を襲った。観客席の姿も、もうそこにはなかった。
痛みに感覚が鈍りそうな状況のなか、頭の中には全ての謎が解け、晴れやかな思考で、今まで気付かなかった…否、気付こうとしなかった真実を、反復させる。]
(そうか、今までずっと似ていると思っていたけれど──)
[似ているわけじゃ無い。
………自分、なんだから。
この世界の「ホスト」は、私なんだから。]
(11) 2014/05/06(Tue) 10時半頃
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ああ、思い出した…
[欠け落ちた記憶がパズルのピースをはめる様に、埋まって行く。
私は………逃げたんだ。皆の様に向き合おうとせず、辛くて怖くて、悲しくて……絶望して。
全てが嫌になって、逃げ出したんだ。]
皆を苦しめてたのは、私だったんだね…
[俯いて、震えるように目を伏せる。赤いドレス。私が演劇の道に進みたいと願ったきっかけ。椿の花。私の一番好きな花。それを身につけているマネキンは、私だ。
確かにここは、私の理想の世界だ。]
葵ちゃん…………ごめんね。 葵ちゃんが今もこうしてここにいるのは…私が望んだからなのかもしれない。けど……
[”元の世界に、戻っていいよ。”
その一言は、言えなかった。]
(12) 2014/05/06(Tue) 10時半頃
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変な物、見せちゃってごめんね。 ………ここまで付き合ってくれてありがとう。 戻ろっか、教室。
[葵の元に歩み寄って、手を繋ぐ。教室に帰ろう。そしてこれから、どうするか考えよう。
そう言って、また2人で教室に帰る。 体育館のドアを閉めた時、ばたりと、マネキンが倒れる音がした。]
ああ、ちょっとだけ、寄りたい場所があるの。いい?
[そう言って向かったのは、1Fにある放送室。 マイクの音量を上げて、校内全てに届くように放送する。]
………話があるの。 まだ、この世界に残ってる人たちは、私達の教室に来て欲しい。
[それだけ言って、また2人で教室に戻った。 もう、身体の痛みは麻痺していた。]
(13) 2014/05/06(Tue) 11時頃
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武家の娘 沙耶は、メモを貼った。
2014/05/06(Tue) 11時頃
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[2人で体育館へと向かって歩く。校舎はひどく静かで、雨風が窓に叩きつける音と、2人分の足音しか聞こえない。 そんな中、沙耶ちゃんの「ありがとう」という声が聞こえて、彼女を横目で見る。わたしが居ることに、安心してくれているのだろうか。それなら、嬉しい。]
…こっちこそ、ありがとう。
[でも、一人じゃないことに安心しているのは、沙耶ちゃんだけじゃないんだよ。 一緒に着いてきたのは、沙耶ちゃんを一人にしたくない気持ちもあったけど、自分が一人になりたくないからでもあったから。
やがて、体育館のドアの前に着くと、ドアを開けようとする沙耶ちゃんの言葉に頷く。そして、彼女と繋いでいない方の手を、ドアを開けようとする手に添える。 大丈夫だよ。何があっても、わたしは傍にいるから。 2人でドアを開いて、その先に広がっていた光景は――]
(14) 2014/05/06(Tue) 17時頃
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[飾り付けられたステージ、ステージと、観客席に居る、3体のマネキン。それを見て、沙耶ちゃんの様子が変わったように見えた。 一方わたしは、この光景に、心当たりはない。そしてここは、『ホスト』の世界。
そう、か。わたしは、『ホスト』じゃなかったんだ。そして本当の『ホスト』は、きっと――
そして。チャイムの音と共に観客席のマネキンが消えて、ステージ上のマネキンが、燃え上がる。]
(15) 2014/05/06(Tue) 17時頃
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っ沙耶ちゃん、大丈夫…!?
[急に沙耶ちゃんが苦しそうになったように見えて、慌てて駆け寄って、声をかける。 そして、彼女の言葉を、静かにきいた。やっぱり、そうなのか。沙耶ちゃんが…ホスト、なんだ。]
…ううん、謝らなくても、いいよ。
[だって、わたしが沙耶ちゃんの――ホストの立場にいた可能性だって、あった。そうかもしれないと、想っていた。だから、沙耶ちゃんがホストだったとしても責められない。 それに、この世界は、苦しいだけの世界なんかじゃ、なかったから。]
(16) 2014/05/06(Tue) 17時頃
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むしろ、わたしの方こそ、ごめんね。 …沙耶ちゃんが苦しんでるのに、気付けなかったから。
[こんな世界を創り出してしまうほど、追い詰められていたのに。 友達なのに、それに気付くことが出来なかった自分が、情けなくて。つい、俯いた。]
…うん、戻ろう。
[俯いていた顔を上げて、再び沙耶ちゃんと手を繋ぐ。 その手は、さっき繋いだ時よりも、何故か熱く感じた。 体育館を出て、放送室に寄ってから、教室へと戻る。その時までずっと、手を繋いだままだっただろう。]
(17) 2014/05/06(Tue) 17時頃
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―教室―
[2人で手を繋いだまま、教室へと入る。先程放送したにも関わらず、そこには小番さんしか居なかった。]
えっと…ただいま。
[そう声をかけてから、黒板を見る。新しく、増えていた文字。]
…敷屋さんと、日向くんも…もう、居ないんだね。 鹿島くんもね、食堂の前の廊下で…マネキンに、なってたよ。
[俯きがちに、鹿島くんのことを伝える。でも、『ホスト』のが誰なのかは、自分の口からは言えなかった。 そういえば、都筑くん。彼は、どうしたのだろうか。彼も、居なくなってしまったのか。それとも、今教室に向かっているのか。分からないし、自分がどちらを望んでいるのかも、分からなかった。]
(18) 2014/05/06(Tue) 17時半頃
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[意気込んだはいいもののやることがなくて机に突っ伏してた。 一人、雨音だけが聞こえる教室は不思議な雰囲気、嫌いじゃない。 問題は考え事を始めてしまうこと。 そんな折、校内放送が聞こえた、この声は小鳥遊。]
…うん、まってるよ。
[体を起こして呟いた。 残っている人を考える。 まぁ、そういうことだろう。]
よし! やってやるか!
[ぱしん、と自分の両頬を打って気合を入れる。 痛かった。 苦笑すると、小鳥遊の到着を待った。]
(19) 2014/05/06(Tue) 21時頃
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