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ゴロウに1人が投票した。
チャールズに3人が投票した。
チャールズは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ゴロウ、リー、ススムの3名。
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─ ─
………ここ、は ?
[暗い。暗い。
そこは闇の底のような空間。
暗すぎてどこに道があるのか、壁があるのか。
はたまた、奈落の底に落ちてしまうとも限らない。
最後の記憶を思い出すに、自分は死んだようなのだけど。
こんな場所で迂闊には動けない、とため息を吐いた。]
真っ暗だし…これじゃあ、探せない、なあ。
[最後に自分は何をしようとしたのだったか。
薄れゆく意識の中───あの「獣」の姿を見た気がして。
それを捕まえるべく、右手を突き出して
……
………?]
………なんだろう、これは。
[突き出した手が握っていたものは、
彼のシャツの色に良く似た、赤い、紐のようなもの。
暗い闇の中、その紐の周囲だけはほんのりと光る。
紐?…いや…この形状は。まさか。]
そういや「首輪」つけたんだっけね…
[きっとこの紐の先は、虎がいる場所に繋がっている。
そう確信すれば、男は獲物を見るような黒く光る瞳で愉しそうに笑って。そのリードを手繰るように歩き始めた。
時折。リードを軽く引っ張ってみるようにして。]*
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― ―
[往路は意図的に除いていたのに、砂が鳴らない。ぱたぱたと頬を伝い落ちる体液が、地にひとつの染みも残さない。手にとって目元を隠したはずの帽子は、ふと見下ろすと足元に転がったまま。
流石にそこまで重なった頃には、最期に焼き付いたものを直視せずとも、恐怖に駆られた先に何があったか自ずと知れた]
……逃げ切れなかった、なあ
[――諦念の滲んだ溜息を吐く。錫杖の音は覚えていたけれど、そこにサドウに対する恨み辛みはない]
[結局のところ、自分を殺したのはあの恐怖。
時折抱いていた予感の通り、内から駄目になって死ぬのだと、改めて突き付けられただけのこと]
[重ねた溜息は、深さを増していた]
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───数多の時間軸・深き森
[黒狼は蒼天を眺め耳を立てる。
十の月に百の声、千の想いに万の星。
億の血、兆の影が虚空の海に瞬くように。
星、ただ星。
座す丘は無数の骸
腐敗臭と有象無象の臓物に塗れ
世界の沈む姿を眺める
その隣に立つのは太刀を手にした━━━━。]
[深淵を求めて、意識を止めるつもりで。
それでも音
バ ー…… ナ バ 、
[今となってその本質を理解した、あの声が、本来、自分の作り出した幻想という事実が、崩れ落ちるように。
未だ、縋り付こうと言うのか。]
──……バーナバスくん。
[再び手を伸ばすけれど。
その身体が重いのか、軽いのか。
その姿形すら、今の自分には認識できぬまま。
ただ、闇の中をもがくように。]
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[一つの星が流れたか。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤ───しゃりん…
静かに堕ちる涼音は水面を揺らす波紋の様に。
男は目を閉じ
獣は振り返る。
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[どういう原理か知らないけれど、聴覚は戻っていて、痛覚はすっぽり抜け落ちている。末端には少し痺れたみたいな感覚――きっと他が融け落ちるのもそう遠くない。
時間をおいて始まる次の歩みは先程よりも随分と早く、標を辿って進みゆく]
[そうして、あのあと起きたひとつの終焉、その傍へ]
……、
……フランク。
[思えば立ち姿に出会ったことがない。最初も次も出会い頭の彼は座っていて、今は――]
さいごに、さ
生きてたらいいって、思ってた
[そうして、声を聞けたなら。そう思っていたけれど]
[隣に座って、頭を預けて、その温もりに触れていたかったのだと。
名を呼ぶ声
[引き上げた彼の身体へ視線を落とす。
額は彼の肩口へ預け、そっと後頭部へ腕を回した]
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【人】 薔薇∴十字 ススム……っえ?ああ、ッはい、そう、ですねえ……っ! (0) 2015/03/15(Sun) 02時半頃 |
【人】 薔薇∴十字 ススム[柄部を握りこみながら、またも武器を投げようと構えようか。狙うのは、今静かに自分を見下ろす瞳である。 (1) 2015/03/15(Sun) 02時半頃 |
【人】 匿名軍団 ゴロウ― ― (2) 2015/03/15(Sun) 02時半頃 |
【人】 匿名軍団 ゴロウ
(3) 2015/03/15(Sun) 02時半頃 |
【人】 匿名軍団 ゴロウ (4) 2015/03/15(Sun) 02時半頃 |
[闇の中を少しずつ、進んでいく。
赤いリードを辿って行けば。そこにあったものは。]
……おや?
[いきなり光が差して、目を瞑る。
一気に辺りを光が包んで
次に目をあければそこは───そこは神社だった。
尚も赤を辿っていけば、リードの途中に絡まるようにして、錫杖が一つ。
賽銭箱の前にポツンと落ちている。]
…ニャア。
[賽銭箱の前に白猫と少年がいた。
二人は対峙して、そして。
少年は持っていた棒を振り上げると、猫の首筋に一撃落とす。
一撃で動かなくなっていく猫を、少年はただ見つめていた。
その口は薄っすらと笑い。目は黒く濁って。]
【人】 匿名軍団 ゴロウ
(7) 2015/03/15(Sun) 02時半頃 |
[ふわりと風が吹いて、消えていく影。
姿が消え去った後にゆっくりと賽銭箱の前に行くと、そこに落ちている錫杖を拾い上げた。]
…あれから、隠すようになったんだっけ、ね。
[首は、どんな動物の急所でもある…
そう言われたから。ためしてみたくて。
でものら猫を殺したのはすぐばれて、親や道院の人にキツく叱られた。
成功したら、人間にもやってみようと思っていたのだけど。どうやらこれは、この世界では駄目なことらしい。
そして。世の中に順応しているフリをしながら。笑顔の裏では常に、殺す機会と、殺し方ばかりを考えてきたんだった。]
…愉しいって、なんだろうねえ。シェイ。
[拾い上げた錫杖に巻きついていた赤い紐を外せば。]
──しゃら。しゃりり。
[錫杖をひとつ。大きく振って。
また、赤のリードを辿って、歩く。]*
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……みんなで生きて帰る、って言ったじゃあないか。
[手が触れた、その感覚は。
判然としない、質の良い真綿にも似て。
それでもその声が、あの錆びた血の匂いに混じっていた時に聞いたものよりも、鮮明に己を刺すから。]
……言ったのに、君は。
バーナバスくん、こんなにボロボロになって。
[薄く目を開いたなら。
真っ暗闇の中、ひどく鮮明に映る臙脂色を纏ったその姿が。
まるで抱きしめるようにあるものだから。]
……はは、温かくない、ねえ。
[それなのに、その熱を感じることもままならず。
己の肩に落ちた、その頭の重みを感じることもままならず。
これが、夢だと思えども、どうしようもなく哀しくて涙があふれた。]
[小屋から一歩外に踏み出して、
青年は風の冷たさにふるりと
身体を震わせた。
真冬ではないにせよ、
夜になれば春の気配は未だ遠く、
夜の空気は透明な水面のように澄んでいる。]
ずいぶん弱くなったなぁ……。
[口元に苦い笑みが浮かぶ。
こんな寒さ大したことなかった筈なのに。
…人の暖かさは自分を弱くする。]
……綺麗だな。
[見上げた空には、
月のそばに明るい星2つ。
冷たい夜には星が綺麗。
夜の色には光が映える。]*
バーナバスくん、バーナバスくん。
僕も、生きてられなかったよ。
[抱きしめ返そうと、上げた筈の腕は片側しかそれを叶えず。
それでも、可能な限りに、力を込めたつもりで。
彼が眩しいと言った、口先だけの自分は、どこにもない。]
せめて僕が、君を。
ほんとうに守ってあげる力があれば。
……ごめんね。
[その、印象に残る帽子に、自分の頭を擦り付けて、懺悔を。
昨日の温もりが、今もあれば良いのにと願って、ただ強く、強く、何度も抱きしめ返して。]
メモを貼った。
メモを貼った。
[星の輝きをぼんやり眺めて
いるうちに、眠たくなってきた。
今の自分には外で眠る事は厳しいらしい。
それでも、どうしても寝室には戻る気が
起きなかったから小屋の外に備え付けてある
風呂場の脱衣場に向かうことにした。
ーー…部屋の隅に腰を下ろして、膝を丸める。
部屋にいない事がエフにバレたら
また心配させるかもしれない、
とちらりと考えが浮かんだが
睡眠を欲する身体は泥のように重く…そのまま意識を手放した。]**
【人】 ろくでなし リー が、 ぁっ……… !! (12) 2015/03/15(Sun) 04時半頃 |
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