138 神無月に風邪が流行る村
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ニコラスに1人が投票した。
ミッシェルに2人が投票した。
ミッシェルは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
そして、天に召された魚料理はとてもとても、幸せそうでしたとさ。
店番 ソフィアは、メモを貼った。
shroud 2014/11/07(Fri) 02時半頃
ススムは、中の人もローテンションで話し続ける不思議
config 2014/11/07(Fri) 17時半頃
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[温くなったスポーツドリンクを口に運びながら、帰りの電車に揺られる。 帰りのHRでは、増え始めた欠席者について触れていた。 明日は土曜日なので、体調管理には気を付けるよう、とは〆の言葉。 もう既に遅い気が、とは言えず、必死に咳を堪えた。]
たぁいま、……ちーちゃん起きてて平気な、……っぐし、 ぇくしっ、きしっ、
[三連発。 不味いな、と思いながら鼻をぐしゅぐしゅと啜っていれば、妹は静かに距離を取った。 つれない。つれないぞ妹よ。
どたどたと、リビングに向かって走っていく背中を追う気力もない。 「おかーさん、なずなが風邪っぽいー」と言っている声も聞こえないふり。 制服もそのままにベッドに倒れ込む。 寒気などは特にない。 若干の鼻のつまりと、明確な痛みと変化してしまった喉、くらいだろう。 暖かくしてしっかりと眠っていれば、問題は無い筈だ。]
(0) kirisame1224 2014/11/07(Fri) 21時半頃
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……晩ごはん、大丈夫、 昼にパン食べきれなくてぇ、……あぁー、 林檎、あるなら、そっち……
[ぱたぱたと、カーディガンの袖を振るように掌を振っていたら、呆気なく制服ごと剥がれた。 お母さん止めてください、これでも僕は高校二年生なんです。 ていうか着替えくらい大丈夫です、できます、という反論も聞いていないのだろう。
母が買って以来、一度も袖を通していなかったフワフワのパジャマを着せられ、布団に押し込まれた。 パチリ、と消された部屋の電気。 一騒動で舞い上がった埃を吸ったせいで、また刺激された喉を抑えながら、携帯に手を伸ばす。 メール。>>3:+6]
『だめかもしれない(>x<)←だめなうさぎ』
(1) kirisame1224 2014/11/07(Fri) 21時半頃
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[ぎ、と椅子が軋む>>4:+62。本当は壁に寄せたかったが、一席分の隙間がそれを許さなかった。 コーヒー牛乳が喉奥へ落ちていく。水郡が席を立った。人気の少ない教室、一人が減ると大きく減ったような錯覚がある。 どこ行くんかね、と目だけで追う。用があるわけでもない単純な興味で呟くには、唇が少し重かった。 また息を吐けば、右目の奥の方、冷たさを覚えるような違和感がきんと走る。]
……って、
[吐息に混ぜて隠した弱音は、風間が目の前にいても届かないだろう。 これだけならまだ目の疲れと寝不足で言い訳ができる痛みだけれど、目薬さして居眠りしたところで引かないような予感はある。 体育は見学で正解かもしれない。あんまり嬉しくない正解だった。]
(2) mmsk 2014/11/08(Sat) 04時頃
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[金曜日は大抵、放課後は何もない一日だ。 普段なら本屋に行くなりゲーセン寄るなり寄り道して帰るところを、まっすぐに家を目指した。 というのも昼休みより5時間目、5時間目より6時間目と、頭痛の芯がはっきりしてきたせい。 たった3駅の電車通学は、こんな時はありがたい。座って窓に頭を預け、5分間目を閉じていた。 共働きの家、鍵を開けて入っても、誰も居ない。 ただいまの声は、無音空間に吸い込まれていった。]
あー……
[たまが、痛い。 セーフとアウトのギリギリくらいのラインに立っているのがわかる。 リビングに向かうこともしないで、自室の扉を開いて、鞄を乱雑に投げ捨てた。]
(3) mmsk 2014/11/08(Sat) 04時頃
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[電気を消したままの部屋の中、取り出した携帯の液晶が眩しくてきつく眉を寄せる。 メッセージアプリを開いて、母親のアイコンを探す。タップ。 発言欄に指を持っていく。タップ。目がちかちかした。]
『あたまいたい』 『ねる』
[変換するのはもう面倒で、その8文字だけを送信すると、携帯を放る。充電器を探すのは面倒だった。 針がセーフに振れたとしても、明日は休みだし、起きてからすればいい。アウトの方に振れるなら、どうせただの鉄の塊になる。 ブレザーだけ脱いでシャツ姿のまま、ベッドに倒れ込んだ。]
(4) mmsk 2014/11/08(Sat) 04時頃
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――そして半日――
[だいたい、体調を崩すと回復するまで寝倒すタイプだ。 食事よりも風呂や着替えよりも、寝る。眠りが浅く起きてしまう体質だったら暇に苦しんでいたかもしれない。 幸か不幸か、両親が帰宅したことにも気づかないまま、ゆるく目を開けたら、だいぶ早めの朝だった。 枕に受け止められた頭は、じんわりと重い。 土曜とはいえ、否むしろ土日だからこそ、TV画面を彩るアイドルたちのためにあまり惰眠を貪る訳にはいかないと、思わず体を起こして。]
……っ、う"ぇ。
[はじめにやってきたのは、低い呻きとえづき。とっさに口元を抑えた瞬間、遅れて頭から血の落ちる感覚がして、世界が薄暗く回った。 前言撤回、とベッドシーツをぎゅっと掴んで耐える。いやまだ何も言ってないのだが、そんなことはどうでもいい。 少し早めの心臓の鼓動に合わせて、頭全部が脈打っている。起こしてしまった体を半分に折りたたんで、早く落ち着けと祈り目を閉じて数分。 昨日よりもっと重い息を吐いて、ゆっくりとまた寝転がる。 熱はどうせあるので、計るのを放棄した。今日は休みだ**]
(5) mmsk 2014/11/08(Sat) 04時頃
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『俺も引いたみたい。<−>ω<−>ブフォ』
[メールを返信してからスマホを座卓の上に置く。>>1 鼻の奥、鼻孔に向かってじわりと流れてくる感覚。 のろのろとした仕草でティッシュを取り鼻をかんでから顔を上げると、座卓の向こう側の父親と目があった。]
「……どうした。風邪か?」
[問われてこくりと頷いてからもう一枚ティッシュを取り。 こよりのように丸めると特に詰まっている感覚のある左の鼻の穴にねじ込んだ。]
……学校で風邪流行ってるから。うつったかも。
[鼻声で言うと暫くまじまじと顔を見られる。]
(6) config 2014/11/08(Sat) 19時半頃
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「……薬箱に風邪薬あったろ。ちゃんと飲んどけよ」
[鼻のこよりはスルーされた。 返事しようとして、詰めたティッシュに刺激されたのか大きくくしゃみ。 その反動で、すぽんとティッシュが鼻から飛ぶと座卓の上に落ちた。 ころん、と転がる白いこより。
父親の呆れた目と座卓の向こう側、くしゃみに驚いたのか。 父親の膝の上で今は寝ている猫が顔を覗かせる。 暫く1人と1匹に見つめられたまま無言でいたが。 ──と、思わず目の前のこよりと1人と1匹の顔に噴き出すと、立て続けにまたくしゃみする。
父親が鼻水付きティッシュをつまみ上げると、こちらの額目掛けてぺしっと投げつけて来た。]
(7) config 2014/11/08(Sat) 19時半頃
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[それから暫くは2人してテレビを眺めていたが、やがてうたた寝を始めたせいで居間を追い出され自室の布団に戻る。
父親が風邪薬とドリンク剤を持ってくると、枕元に置いて出て行った。]
………なんで赤マムシなの。
[ドリンク剤を見てぼやき。 こんな物飲んだら寝れなくなるんじゃないだろうかと思いながらも風邪薬と一緒に飲み下すも。]
──…………。
[数分もたたぬうちに、小さい鼻いびき混じりの寝息が漏れ始める。 閉められた襖の前で猫の鳴く声がしたが。 足音が近付いて来ると猫を抱き上げ、部屋の前から静かに離れていった。]
(8) config 2014/11/08(Sat) 19時半頃
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……っう、 うぁー あー、
[駄目だ、と、目が覚めてから、思った。 普段の声は何処へやら、がらりと濁った低い声。 今ならバスパートも担当できるのでは、と思った位だが、直後の痛みに息を詰める。]
……えほっ、げほ、ごほっ、 っぁ、 あー…… 喉、きつ、い、…… みず、
[枕に顔を押し付けながら、手探りで探す水のペットボトル。 指先に触れたそれが倒れた気配があったが、蓋はちゃんとしてあったらしい。 ごとりと重い音を立てて、床に落ちた。 咳き込みながら身体を起こし、身を屈めてペットボトルを拾う。 咽ないように慎重にボトルを傾けて、せめてと喉を潤す。]
い、たい、……
[水すら、痛かった。]
(9) kirisame1224 2014/11/08(Sat) 21時半頃
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[熱は明らかに上がっている。 閉じた瞼が、熱い。
もこもこのパジャマが汗に濡れて気持ち悪かったが、脱いだら脱いだで寒いだろう。 声を出すのも辛かったので、携帯を拾い上げて隣の部屋の妹に救援メールを送る。]
『冬眠しておいで〜(-x-)←冬眠するうさぎ』
[字角>>6への返信。]
(10) kirisame1224 2014/11/08(Sat) 21時半頃
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[救援メールを確認されたのは、昼過ぎだった。 流石、休日といったところか。 昼までぐっすり眠っていたらしい妹が、不機嫌そうな表情で様々な救援物資を運んでくる。
必死に自分がうつしたわけじゃないという事を主張しながら、ずいぶんと温くなった額の冷却シートを貼り替えてくれた。 巻き込まれた前髪を救出していれば、差し出される水のコップと薬の錠剤。 頭痛薬と風邪薬との二種類を口にすれば、差し出されるのは咳止めのシロップ。]
……いたれりつくせりだねぇ。
[呑気にそんな事を言っていれば、くちゃくちゃに丸められた使用済みの冷却シートを顔面に投げつけられた。 甘さが喉に絡みつくのに眉を寄せつつ、咳止めのシロップを飲み込めばマスクを取り替え、ひとまずの応急手当ては完了とされる。]
(11) kirisame1224 2014/11/10(Mon) 00時半頃
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[しっかり者の妹を持って、お兄ちゃんは嬉しいですなどと言っている間もなく、咳の波はやってくる。
昨晩、随分と咳いてしまったことも有り、久々の運動で筋肉痛を訴える腹筋をかばいながら繰り返し、咳く。 咳が収まっても、喉はひりひりと灼けたような痛みを訴える。 喉を庇うように浅く呼吸を繰り返しながら、頭痛薬が効くのを待つ。 痛み止めが効けば、多少は復活するだろう。
そんなことを思いながら鼻をかんでいれば、空になったティッシュ箱がぼてりと床に落ちる。]
『てぃっしゅなくなった』
[救援要請メール。]
(12) kirisame1224 2014/11/10(Mon) 00時半頃
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[ずくん、ずくん、と頭の深いところを抉るような痛み。 一度目が覚めてしまったから、次に眠りに落ちるまで、これと戦わなくてはいけない。 と言っても、ただ耐え忍ぶだけだ。気を紛らわせることを考える。]
(13) mmsk 2014/11/10(Mon) 01時半頃
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[今日は土曜日で、部活でもない限り登校してくる生徒はまずいない。次にみんなが顔を出すのは週明けの事。 門戸は、下久保は、さすがにそろそろ帰ってくるだろうか。下久保の声や門戸のあの顔が教室にないのはどうも違和感だった。 奏とは約束をしたきりだ。あまり遅くまでいられないと言っていたけれど、病み上がりいきなりじゃなくとも、少し余裕がある日なんかに、内職ついでにでもまた誘えたらと思う。 軽井にも感想を聞かないと。倒れて死んでいたなら見られてないかもしれないが、それなら別のを紹介してみてもいい。 結局そう言えば字角は本当に風邪だったのか。そうしたら、苦しかったかどうか、登校したら聞いてみよう。
そのためには月曜までにこの頭痛と別れなければいけない。いや、その前にその頃地球はまだ――]
――……、
[いつの間にか、シーツをきつく握っていた手は解けて。 小さく背中を丸めた姿のまま、束の間の眠りについた。 学校が休み、しか考えられない頭は、もう一度起こされる可能性を完全に失念していた。]
(14) mmsk 2014/11/10(Mon) 01時半頃
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――数時間後――
[どこか遠くで、歌声が聞こえる。 透き通る女性の声は、ハープとピアノを模した電子音を伴奏に、風のように通り過ぎる。 長い髪が草原になびくイメージ。白いワンピースの裾がはためいて、ふわりと空気を孕]
……、
[目を開ける。放り投げたスマホが聞き慣れた声優ソングをアラームとして鳴らしていた。 鳴ってる、とまず思って、次になぜ鳴っているかに思い至る。 いとしの女性声優は律儀にバイトの出勤時間を告げていた。 枕元の充電コードに手を伸ばす。が、手繰り寄せても目的のものは動かなくて、放り捨てたのを思い出した。 涼やかなメロディをBGMに、何度目か知れない重い息を吐く。]
(15) mmsk 2014/11/10(Mon) 01時半頃
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[しばらく寝直したおかげで、朝一番よりは少しだけ軽くなった頭痛に感謝しつつ、起き上がる。 投げたスマホを拾い、アラーム停止のために液晶を覗きこめば、光が目を灼いた。 目玉自体も鈍く痛むような錯覚と、込み上げてくる吐き気にまたぅぐ、とえづく。 一度吐いたら楽になる、なんて言うのを時折聞くが、この類の吐き気で吐いたことがない。 苦痛だけが無意味に襲ってくるのは、ただただ恨めしい。]
はー……
[目を伏せて一旦光をリセット。 それからもう一度意を決して開いて、バイト先の古本屋に欠勤の電話連絡を入れる。 低く重い声に、心配する声と、気にしないで休んでという返事が返ってきた。 老夫婦が経営する古本屋で、自分はずっと孫のように扱われてきた。 今まで子供扱いはあまり嬉しくはなかったが、こういう時だけはありがたい。 今度こそ充電器につないで、もう一度スマホを放り捨てた。]
(16) mmsk 2014/11/10(Mon) 01時半頃
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[寝てるばかり、というわけにもいかない。喉も乾くし、薬くらいは飲むべきだ。 気を抜けばぐらぐら不安定に回りそうな頭を抱えつつ、ずるずる居間に向かう。]
水、と、体温計、
[休日なのは両親も同じだけれど、おはよう、の挨拶に、返事もせず希望だけ口にして、ソファに沈む。 昨日のメッセージで察していたのか、コップに常温のミネラルウォーターと、ついでに冷えたヨーグルトを渡される。 体温計はその直後に投げ渡されて、脇に感じる冷たい違和感が温まるまでの間、ぼんやりと水を飲んでいた。 母親が薬入れをあさっている。風邪薬と頭痛薬と、冷却シートが机に置かれていく。 その間もまだ体温計は計測終了を告げなくて、嫌な心地しかしなかった。]
(17) mmsk 2014/11/10(Mon) 01時半頃
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[ピピピピ、と待ち侘びた音が鳴ったのは、たっぷり5分ほど経ってから。 緩慢に引きぬいた体温計の液晶を、目を細めて睨んだ。 7度7分。寒気や関節が痛いなんてことこそないものの、微熱と言い張れない範囲の体温は、風邪の現実をまざまざと突きつけてくる。 ケースにしまうのも億劫で、体温報告がてらそのまま体温計を母親に返した。
ぺりぺりとフルーツヨーグルトのアルミ蓋をめくる。ゆるく、冷たく甘いそれが喉を落ちていくのは、熱を持った身体に心地いい。 飽きるほどの時間をかけて食べきって、薬を水で流しこむ。 冷却シートを使うほどの高熱でもないが、貼ったら貼ったで、ようやく痛みに耐え忍ぶものでない、軽い息を吐いた。]
(18) mmsk 2014/11/10(Mon) 01時半頃
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――自室――
[部屋に戻れば、CDプレイヤーに電源を入れる。アニメを流すことも、携帯ゲームにうつつを抜かすことも出来ない発熱時は、これだけが娯楽。 好きな曲ばかりを詰め込んだミックスCDを突っ込み、音量をぎりぎりまで引き絞った。 ランダム再生するも、一曲目は偶然にさっきのアラーム曲で。 そのまま曲に身を預ければ、今度はとてもよく眠れそうだ*]
(19) mmsk 2014/11/10(Mon) 01時半頃
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[ふと目を覚ますと室内は暗かった。 つけっぱなしにしていたはずの電気は消えていて、襖越し少し遠く居間の方からテレビの音声が聞こえる。 鼻が出始めたせいか、うっすら喉にも不調が出始めていた。
小さく咳をした後、枕元のスマホの着信ランプに気付き手に取る。]
『冬眠中(´-ω-`)....zz』
[>>10 メールにそう返信した後、目を瞑る。]
………──。
[10分ほど、そのまま時間が過ぎて。 寝返りをうつも、どうしたものか眠気が来ない。 暫くは、いつもの睡魔をじっと待っていたが静かな一人きりの部屋。 目は冴えてくる。 ──ふと、かれこれ数日行っていない教室とクラスメイト数名の顔が浮かび。 再び、スマホを手に取った。]
(20) config 2014/11/10(Mon) 08時頃
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『たいくつ。ひまー。静かすぎて眠れない。ひまひまひまひまひま』
[ちょっと寂しくなってきて眠れないのを静けさのせいにして。 脈絡のないメールを打って送信してから呟いた。]
……みんな、休んでんのかな。
[明日、登校出来たとしてもガランとした教室を思い浮かべるとまた物寂しい気分になる。]
(21) config 2014/11/10(Mon) 08時頃
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― 学校:保健室続き ―
[貰ったマスクの紐を耳へ引っ掛けた小暮先輩は、保健室の丸椅子に腰掛けたまま養護教諭を見上げ、差し出された体温計を受け取った。 シャツの襟元から体温計をいれて脇に挟むと、ひんやりとしていていた体温計の先はすぐに温まって、温度の差がなくなった。
それからちらりと温度計が本当に動いているかどうかを襟元を指先で引っ張って確認する。 小さなワクに示された88.8という数字は、30.0に切り替わり、少しづつ数字を増やしているようだった。]
(22) gekonra 2014/11/10(Mon) 14時頃
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…………。
[視線が保健室の中をうろつく。 新しくない白い壁と、ワックスの効きがあやしくなってきた黄土色ともベージュともつかぬ色の床。生徒にさんざん座られてスプリングも中綿もくたくたになったソファ。緑色のてかてかしたカバーの端が劣化しはじめている丸椅子。ぶつけられた痕の残った椅子の足。何が入っているのだかもよく分からぬ薬棚。先生用の灰色の机と、その上に乗った本を含む紙類。 暇そうにそれらを見渡してから、こめかみをさわった。 目の奥とも、こめかみともつかぬ辺りに鈍い痛みがある。 じっとしていられないらしく小暮先輩は、ひょこと立ち上がった。 「座ってなさい」と言われて返事をする。]
はーい……。
[喉の具合を気にしてか、小暮先輩の足は加湿器の側までは止まらずに、そこでしゃがみこみながら待つことにしたらしい。 そうこうしている内すぐに電子体温計は、図り終わったことを小さな高い音で知らせた。]
(23) gekonra 2014/11/10(Mon) 14時頃
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[小暮先輩は脇から体温計を引っ張りだして、おお……と小さく声をあげたのち、咳払いをした。 養護教諭はそれを覗き込み、2つほど頷いて、小暮先輩は早退すべきと言い渡された。]
おおー……
[早退すべきと言われることにも珍しすぎて感嘆する。]
そぉかぁ……これは風邪だねえ……。 どうしよう、皆が地球の心配をしてしま……
あれ……?
[小暮先輩はまた鈍い痛みのある頭を傾けた。 僅かあれこれ考えるも、時期や出処や原因を考えたところでわかるものじゃなし、すっぱり考えることをやめた。 養護教諭に体温計を返却し、保健室から出て教室に向かう。]
(24) gekonra 2014/11/10(Mon) 14時頃
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