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ケイイチに2人が投票した。
マドカに1人が投票した。
フィリップに2人が投票した。
モニカに2人が投票した。
ケイイチは乗客の手により投棄された。
時は来た。乗客達は集まり、互いの姿を確認する。
マドカの姿が見つからない。
現在の乗客は、クラリッサ、トレイル、フィリップ、モニカ、ミルフィの5名。
メモを貼った。
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【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ― 食堂 ― (2) 2015/03/10(Tue) 01時頃 |
【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ端末。よこしなさい。 (3) 2015/03/10(Tue) 01時頃 |
[お好み焼きを食べ終わると満足のため息を吐く。満たされた。
チャーハンは夜の分にとっておくことにする。まだここを離れられそうにない。
しかし]
アオイ……。
[気になるのは発熱して寝ているルームメイトのこと。
さすがに夜までマドカにお願いするわけにもいかないだろうし。
唇に指を当てて考える。
まずは状況を確認する必要があるだろう]
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【人】 覆面嫉妬団 ミルフィ[歩いている途中でじわじわと自覚し始めたのだが、 (4) 2015/03/10(Tue) 01時頃 |
いや、そうは言ってもだな。
[正直自分でもどう言っていいのか分からない。
下手な言い方で誤魔化そうにも上手くいかないのも一つである。
まあ、色々あって、多少は?誤解も解けたと思う。
うん、きっと恋人に戻れたんだと思う…が]
ま、待て、さすがに端末は…!!
[いや、正直俺のメールも見て欲しくはない。
見て欲しくはないが、身体が上手く動かないせいもあって、あっさり追い詰められる。]
お、おい、待て…その端末には…。
[卒業するために必要な空間移動に関する論文やらを纏めている。
実物もコピーデータも手元にあるので、大丈夫といえば大丈夫なのだが…。
彼女がそんなことを言っても納得するわけはない。
仕方なしに諦めて端末を手渡すことにする。]
見るのは本当に俺が送ったメールだけにしてくれ…。
[クリスから連絡が来たら、それは対応が難しくなってしまう。
そんな事を考えてはいたが、あぁなったミルフィがまともに自分の声を聞くとは思えない。
早く返す。その言葉を信じるしかないのだ。]
まぁ、あいつなら平気か。
[そこは、それなりの信頼を彼女においているのだ。
だから、自分は食堂を後にして量子学研究室に戻ることにした。]
―音楽室前―
[あの時クリスが言っていたくらりんという言葉。
彼女の名前なのだろうが、本名が分からない。
だが、ここにいたのは確かで、おそらくまた戻ってくるのではないだろうか?
そんな事を考えて、ここに手紙を置いて行くことにした。]
途中で喋れなくなって、また変な誤解を生んでも困るからな…。
[さて、どうやって書こうか?
そんな風に迷いながらも、結局は誠実に、クリスにした説明と同じ事を書くほかないのだ。]
[マドカが福笑いの様な顔をしながらいつでもメールしてくれと言い出て行くと、薬が効いてきたのか多少熱は下がってきたような気がした
ふう、と一息つくと端末にメールが届いている
端末を立ち上げて内容を確認すると、うん、と誰に対してなのかうなづいてまた端末を枕元に戻した]
[とりあえずメールは送ったものの、アオイは遠慮するなといっても遠慮する性格である。
共通の友人が少ないことを特に不便に思ったことはなかったのだが、こういう時不便だったのか……と痛感した]
くらりん……。
[マドカ以外に思い浮かぶのは、親友の顔くらい。
そういえば音楽室を出て以来、連絡していない。色々なことがありすぎて、とても連絡できなかった。
心配しているだろうし、報告くらいしておくべきだろう]
『先程は量子学研究室で不快な物を見せ、不快な思いをさせてしまった。
多大なるご迷惑をお掛けしたことを深くお詫び申し上げる。
言い訳はしない、あそこで起こった事は全て事実であり、君が不快な思いをした事もまた間違いようの無い事実だ。
ただ、弁明の機会を与えて頂けるならば、この手紙の続き、2枚目以降を読んで頂きたい。
その機会も与えられない程であるならば、遠慮なくこの手紙を破いて、量子学研究室前に放っておいてくれ。
それを確認すれば、二度と君の前に姿を見せぬよう出来る限りの努力はさせて頂く。』
[文面の始まりはそんな流れで書き始めてある。
そして、2枚目から本格的な謝罪が始まった。]
『ここから先を読んで頂けるということは、まずは弁明の機会を与えて頂いたことに感謝する。
私はある発明の人体実験として、自分の体で実験を試みた。
その実験の副作用が、主に現段階では以下の3つが想定されている。
一つ目、衣服類が消失するという副作用。
二つ目、三半規管のバランスが崩れ、歩行に障害が起こる副作用。
三つ目、言語脳へのダメージによる一時的な言語障害の副作用。』
『流れとしては、実験の副作用により衣服類が消滅、代わりの服装を教室内で探索していたところに、君がやって来た。
あの実験の内容は極力誰にも知られたくなかった。
だから、あの場ではああいう対応をして、人を呼ばれる事を避けたかったのだ。すまなかった。
君が探していた部屋を示そうとしたところで、遅効性の副作用として、先程挙げていた2つ目の副作用が発生した。
三半規管へのダメージにより、歩行が困難となり、その場に倒れてしまったことで、君を押し倒すような形になってしまった。
その後、三番目に挙げていた言語障害による副作用で、こちらが伝えたかった言葉の単語の一部一部のみが伝わってしまったのか、情報の伝達に齟齬が生じたようだ。
副作用が起きていること、事故だった事、端的に言えばそんな事を伝えようとしていた。
如何に事故だと言っても、君が不快な思いをした事には変わらない。
そのことは、深く謝罪をする。』
To:くらりん
Message:
心配してくれてるわよね。連絡しなくてごめんなさい。
くらりんは本当に怖い目をしたと思うし、そこはとても申し訳ないのだけど、あれはどうやらすごく不運が重なった事故だったみたいなの。
きちんと書面にして謝罪するって言ってたから、許してやってもらえないかしら。
私は、先生に提出した貴重な薬品をなくされてしまって、今理科室で作り直しているところよ。目が離せなくて缶詰めなの。
それで、もし大変じゃなかったら、夜にでもアオイの様子を一度見にいくの、お願いできないかしら。
冷蔵庫に食べやすいものがあるし、解熱剤もまだテーブルの上に残ってると思うわ。
もちろん無理ならいいの。なんとかするわ。
お願いばかりでごめんなさいね。
[衣服を届けに行った後、泣きながら部屋を飛び出したところを目撃されていたとは知るわけもなく。
その件については既にほぼ解決したと思っているので、触れることなくメールを送信した]
『君がクリスの友達であるからこそ、知っていてほしい。
私はクリスの事を心の底から愛している。
その気持ちに嘘偽りは無く、その想いはクリスにも改めて伝えた。
私の事を許して欲しいとは言わない。認めて欲しいとも言わない。
ただ、その事だけは知っていて欲しい。
今回の件、本当にすまなかった。』
[三枚に分けて作られた謝罪の手紙。
普段は使わない手書きの手紙は、極力誠意が伝わるように書いたつもりだ。
後は、彼女がこの手紙を読んでくれることを祈るだけだが、問題はもう一つある。
自分は彼女の本名を知らない。故に、手紙の宛名には『くらりん様へ』と記されている。
仕方無しに最後に一文を加える。]
『PS.謝罪すべき相手の名前も知らないというのは本当に失礼だと思う。
ただ、私は君の名前をクリス経由でしか聞いていないため、恐らくあだ名であろう名前を記させていただいた。
その事に対して不快感を与えてしまったら、それも併せて謝罪させて欲しい。
卒業まで、私は量子学研究室に入り浸りになるだろう。
殴り足りなかったら、いつでも追加で殴るなり罵倒するなりしに来てくれ。
私は甘んじて受け入れさせていただく。』
[最後に確認して、音楽室の扉に挟ませてもらった。
表に書かれた『くらりん様へ』と書かれた文字が正直、どこか抜けて見える。]
とは言え、仕方がないか。
まあ、あっさり許してもらえるとは思えないが…。
[いっそ、ふざけるな!とか、言いながら何回か殴ってもらったほうが余程気が紛れるというものだ。
そんなふうに思いながら、誰もいない音楽室に向かって一礼する。
そのまま量子学研究室へと再び足を向けた。]
とは言え、またアレを蹴り上げられるのだけは、避けさせていただきたいな…。
[あの痛みだけは、正直堪えられないと、今でもハッキリ覚えている。
微妙に痛みを感じて少しだけ体を震わせた。**]
よし。
[メールを送信すると、食べ終わったお好み焼きを片付ける。
夕食用のチャーハンは蓋をして机の隅に。
ウーロン茶を飲みつつ、ぽたんぽたんと落ちていく薬を見守る作業に戻った。
しかし、空腹が満たされたこの状況で、ひたすら落ちていく液体を見守るだけのこの作業は]
……眠い、わね……。
[眼帯のなくなった目をこすって、あくびをひとつ**]
メモを貼った。
メモを貼った。
【人】 手伝い クラリッサ[黙々と食事を続けて、気が付くと手元のサンドイッチは既に胃の中に消えていた (5) 2015/03/10(Tue) 10時頃 |
【人】 手伝い クラリッサ―音楽室― (6) 2015/03/10(Tue) 10時頃 |
【人】 手伝い クラリッサ……っ!! (7) 2015/03/10(Tue) 10時頃 |
【人】 手伝い クラリッサ[三枚目の手紙には、クリスティアを心の底から愛している、 (8) 2015/03/10(Tue) 10時半頃 |
【人】 手伝い クラリッサ[メーラーを起動して、返信を作成する (9) 2015/03/10(Tue) 11時半頃 |
【人】 楽器職人 モニカ― 自室へ ― (10) 2015/03/10(Tue) 12時半頃 |
[薬の様子を見守りつつ、ちらちらと端末を気にしていた。
送信したいくつかのメール。アオイとクラリッサももちろん気になるが、一番気になるのは]
……ちょっとやりすぎちゃったかしら……。
[ケイイチに送ったメールである。相手に触発されたとはいえ、相当恥ずかしいメールを送ってしまった。そして反応がない。怖い]
引かれてる?
いや、それをいうならケーイチのメールの方がよっぽど……。
[ぶんぶんと首を横に振る。
まさかミルフィに端末を取り上げられて、ケイイチがメールを読んでいないなんて可能性を思いつけるわけがなかった]
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