88 めざせリア充村3
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ポプラに1人が投票した。
ナユタに8人が投票した。
ナユタは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
志乃が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ポプラ、ソフィア、オスカー、リッキィ、ライジ、チアキ、モニカの7名。
/*
【本日の吊りはポプラ[[who]]です。】
【本日の襲撃はモニカ[[who]]です。】
(#0) 2013/07/01(Mon) 00時頃
/*
………。
【本日の吊りはオスカー[[who]]です。】
(#1) 2013/07/01(Mon) 00時頃
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/01(Mon) 00時頃
|
[チチ、と僅かに電子音が鳴る。 壊れたはずの画面に、いくつかの数字の羅列。]
(0) 2013/07/01(Mon) 00時頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/01(Mon) 00時頃
|
[包帯を巻き直そうかと思ったけれど、 おそらく似たような結果にしかならない。]
……消毒は、ちゃんとしてね。 手が動かなくなったら困るから。
[聞こえた声に目線を逸らして。 結局あたりさわりの言葉を返すだけで、 今度こそ立ち去るだろう。]
(1) 2013/07/01(Mon) 00時頃
|
― 実験室 ―
[耳に痛い電子音が鳴り響く。
バチリとカプセルのロックが外れる。
その記憶にない音に、薄く目を開けて、
ゆっくりと覚醒した。]
…………っ、ん?
[明瞭としない思考。
確か、チアキと戦って、殺されて、うさぎになって。
彼の傍に立っていた気がする。
その次の記憶はない。]
ここは、……どこ、なの?
[ぽつりと呟いた。
ふらふらとカプセルから出て行けば、衣服が
3年前の椿模様の紅い着物になっていて、首を傾げる。]
[声が聞こえてそちらの方を向く。
ケイトがいれば彼女も反応したかもしれない。]
……志乃。
[名前を呼べばこちらの存在に気がつくだろうか。
視線が合えば、多分微笑みは作れたはず。]
ここは、研究所。
……アレは、悪ぃ夢。
[疑問の答えになったかどうか、ヤニクもそれ以上はよくわかっていない。]
―― 実験室前 ――
[部屋のすぐ前まで来て、足が止まる。
そこから一歩も動けず溜息を。
元々自分は弱い人間だったけれど
どうやらさらに弱くなっていたようだった。]
…………はぁ
[情けなさやら気の重さやらで溜息。
扉の向こうではもう起きているだろうか。
後数歩が進められないまま、
出入り口のすぐ前で、立ち止まっている。]
[懐かしい声に呼ばれて、視線をやればヤニクがいた。
確か彼は、モニカとケイトと戦って……
ソフィアがあの場にいたと言うことは、
終わって、それ以前になぜ。
思考を巡らせていると、研究所、そして悪い夢と言われて
モニターの存在に気が付いた。]
……っ、なに、?
[モニターに映る懐かしい顔たちに、息を飲んだ。
そして、周囲のカプセルの存在にも気づいて]
なるほど、実験ということかしら
[酷く、冷えた音を発するとため息ひとつ。]
|
……うん。
[ソフィアの言葉に、少しだけ微妙な顔をして頷く。 優しい手は、うっかり誰かを思いだしそうになった。
ヤニクになんで素直にありがとうと言えなかったのだろう。 志乃になんでもっと早くに話すことが出来なかったのだろう。
思うと、なんだか先程のストレスとは違うものが込み上げて…… 酷く、落ち着かなかった**]
(2) 2013/07/01(Mon) 00時半頃
|
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2013/07/01(Mon) 00時半頃
……そ。
ご丁寧に俺達のデータとか、調べ、て。
[そこから先は口を閉じた。
これ以上は言わないほうがいいと思ったから。
そのデータを集めたのはミナカタだった、とは本人の口から聞いていたけれど、志乃には言ってはいけない気がした。]
だから、俺もケイトも、ナユタも生きてる。
[安心しろ、と溜息をついた志乃に慰めにならない言葉を。]
|
モニカ、
[何をすべきなのか。
少し考え込む間は沈黙を落とす。 床を転がる弾丸のひとつを眺め。 眠るオスカーの姿を眺め。
何も取り戻せなかった。 何も作り出せなかった。 傍に在ってくれた“仲間”さえも失った。
残るのは、モニカだけ。 なら、]
この国を、俺を…裏切ってくれないか?
(3) 2013/07/01(Mon) 00時半頃
|
そう……、そうね
[データを取る為に、あんな悪夢を見せたのか。
眉を寄せて、露骨に不愉快そうにしていたが。
生きている。
その言葉に、表情を和らげた。]
……生きているのは、良かった、
[ケイトの方も、ちらり。
二人を見つめる瞳は柔らかい。
"家族"が無事だと聞いて、嬉しいのは確かだから]
それじゃ……父様は? 父様も、生きて?
[少しの期待を込めて、問いかけた。]
|
……、どういう…こと?
[危険をさらすことにならないだろうか? いや、ライジは何か考えのあっての上で、そう言っているのだろう。 けれど、国を裏切れ、ライジを裏切れと…。]
…分かった。 けど、ライジ。 具体的にはどういうのを考えているの? 私は…。無茶させたくない。 出来ることは、やっておきたい…。
(4) 2013/07/01(Mon) 01時頃
|
…………ミナカタ、は。
[志乃の嬉しそうに輝く眼に、思わず言葉に詰まる。
ミナカタは生きている。そう伝えれば喜ぶだろう。
だがミナカタはこの実験を知っていて、一枚かんでいた。
そう伝えたら――それを知ったら志乃はなんて思うだろうか。]
生きて、る。
[迷ったけれど、ヤニクには決められなかったし、そもそもミナカタが生きているか死んでいるかなんてすぐにわかってしまうだろう。
だから素直に真実を告げた。]
そう、良かった……
[安堵の息を吐く。
失った時の痛みを思い出して、
ライジにつらく当たってしまったことも思い出して、
複雑な想いもあったけれど、生きている。
それだけで嬉しかった。
ヤニクが何かを躊躇っている様子には、僅かに首を傾げて]
どう、したの? 何か、あったかしら?
それとも、どこか辛い?
[ずっと離れていたと認識しているせいか。
昔よりもやや過保護に、心配そうにヤニクの目を覗き込む。]
[耳がいいのは健在。
実験室の前で止まる足音に気付く。]
……誰か、きた?
[扉の方を振り返れば、ぽつりと]
[志乃が嬉しそうにする、それを見ると心が痛んだ。
言うべきか、と迷って。
心配そうにじっと見つめられて、久しぶりな気がするその表情に視線を伏せる。]
……何も、ねぇよ。
俺様がどっか辛いとこあるわけねぇだろ。
[怪我してもすぐ治るだろ、と言って両手を広げて見せた。
志乃が尋ねた言葉はそういう意味ではない、と今のヤニクはわかったのだが、あえて知らないふりをした。]
……あけてこれば。
[志乃の小さな呟きには、そう返す。]
|
こいつを連れて、青へ行け。
[オスカーを視線で示し、 改めてモニカの顔を見た。
この拠点はもう長くは持たないだろう。 防衛に徹するという決断によって、 陣営内の士気は確実に下がっている。
援軍が到着するまで、 護り抜けるか否かさえ解らない状態だ。
オスカーの意識が無い事を確かめて、 そんな話をモニカに。]
そのまま、青に加われ。 その方が…お前はきっと長く生きられる。
オスカーと一緒に。
(5) 2013/07/01(Mon) 01時頃
|
― 実験室 ―
[まだ遠い意識の中、何か、響く音が聴こえる。
その音は、徐々に激しくなり、ガンガンと頭のなかに鳴り響く。]
(なんだ・・・煩い・・・煩い・・・)
[ビーッ … ビーッ… ビーッビーッビーッ]
(頭が、痛い・・・。痛い。)
[ハッと目が覚めた。
目の前のガラス扉がひらく。
朦朧とした意識のまま、身体を起こそうとするとギシリと痛み顔が歪む。]
(ここは・・・どこだ。天国――いや、地獄か。
俺は・・・リッキィに撃たれ・・・それから―――――。)
|
[ふるふると首を振る。 その方が、長く生きられるかもしれない、けれど――。 それじゃ、ライジは?]
…ライジ、ライジはどうするの?
青の方も。 向こうに入れてください、はいそうですか、じゃないと思うよ。
[不死身殺しをした者だ。 そう簡単に入れてもらえるわけではないだろう。 むしろ、死に行くような行為に近いと思った。]
…ライジ、裏切る、のが、これがいいの?
(6) 2013/07/01(Mon) 01時頃
|
無理、しないでね?
[ヤニクは、大丈夫だと思う部分もあるけれど。
自分がなにもしなかったせいで、チアキを苦しめていた事。
それが胸の奥で蟠りになっていて。
もう一度、じっと見つめれば、気になる扉の向こうに
行ってみればと返されて、少しの間をおいて頷いた。]
…………
[躊躇いながら、手を伸ばして扉を開く。
そこには、ミナカタが立っていて、最初は驚き。]
……父様、?
[死んだと認識しているせいか。
先程、ヤニクから無事を聞いたのに、実感がなくて
確かめるように、呼びかけた。]
……っ、
[何もしていないのに扉が開く。
ああ向こう側から誰か開けたのか、と
そう考えることができたのは一瞬。]
――志乃……
[驚いた顔をした志乃は、
次には何か不思議そうな顔。
その表情に嫌悪がなかったことにただ安堵するが、
彼女が「何も聞いていない」という可能性に思いあたって
一歩進もうとした足を必死に止めた。]
……ああ、俺だ。
――おはよう、志乃。
[最後になるかもしれない言葉を。
出来るだけの愛しさをこめて呼ぶ。]
― 実験室前 ―
[再び鳴り響く、電子音に振り返る。
ナユタが目覚めたのだろう。
雨が止んだ時に彼の死を感じていた。
だから、彼もまた、同じように目覚めたのに
やはりほっとする。
自分が、あの戦場に連れて行ってしまったせいで。
彼を死なせてしまったと、思っていたから。
あとで、ちゃんと言葉を交わそう。
そう思いながら、またミナカタの方に視線をやった。]
[志乃が扉の方へ行くと、もう一つのカプセルも開いた。
そこからナユタが顔を出せば近づいて声をかける。]
……よぉ。
[彼がリッキィに殺された瞬間はみていないから、何も知らず。
ただここで起きているということは、向こうで死んだということなのだろう、とそれだけを認識して声をかける。]
|
お前な……、
[モニカを見つめる顔がが思わず緩む。 少し、笑ってしまった。
足元に転がる銃弾を拾い上げ、 眠っているオスカーの胸元辺りへ投げつける。
ただの鉛弾だ。 彼に傷ひとつつけることなく、 再びカラカラと転がり落ちるだけだった。]
このままだとさ、 俺はこいつを殺さなきゃなんねぇじゃん。 それ、モニカは嫌だろ?邪魔するだろ? そうなると、 俺はモニカも殺さなきゃ。
[勘弁してくれ、と。 はは、と乾いた笑いを落としてやや俯く。]
(7) 2013/07/01(Mon) 01時半頃
|
[記憶が混乱している。
ここは・・・何か、懐かしい匂いがする。
拠点でも、戦地でもない・・・ひどく、懐かしい・・・。
身体に鞭打ち起き上がれば、志乃と、ヤニクに
・・・ケイトもいるだろうか。]
志乃・・・無事・・・。
ヤニク・・・ケイ・・ト?
お前ら、死んだって聞いて・・・生きて・・・・?
[どういうことだろう。ライジから、聞いた情報は・・・。
モニターが視界に入る。
先程まで、自分たちがいた、戦場が写しだされていた]
どういう・・・ことだ。
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