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ナユタに1人が投票した。
ディーンに5人が投票した。
ディーンは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ナユタが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、トレイル、黍炉、ドリベル、†ルシフェル†の4名。
メモを貼った。
――自室:夜――
[ジジ、という音を最後にギアからの音声は終了した。
目を開けるとそこは自分の部屋。
一人暮らし用のワンルーム。アパート。築二十年。]
……あ
[リアルな記憶と感覚と、今はそれを冷静に見ている自分の視点と全部同時に頭の中に入ってきて、しばし額に手を当てて混乱する。]
動くじゃねーか。
……よかった。
[とりあえず身体が問題なく動くことだけ確認して、安心する。
これなら他の感染者も、ログアウトしてからは無事だろう。
ギアをはずしてパソコンデスクの前に置きながら、数歩歩いた先にあるベッドへと寝転がる。
何だかひどく疲れた。泣いたからだろうか、それとも。]
[折りたたみ机の上に置いてあった携帯電話へ視線を向けて、一度ベッドから立ち上がると手を伸ばす。
ずっと呟いていた言葉をダイヤルして。]
…………っ、だいじょうぶ、かな
[まだある迷いと共にためらいながら。
携帯電話の時刻表示だけは確認した。]
――や、まだ。っつーか……でも。
[指先がうろうろと空中をさまよう。
電話をかけたい、声を聞きたい。一言でも良い。
嫌がられないだろうか、とか。
出てくれなかったらどうしよう、とか。
忙しくて邪魔をしてしまったら、とか。
悪い方向ばかりに考えてしまい、一度携帯を机に戻す。
それでもすぐにもう一度手にして、じっと番号を見つめた。]
メモを貼った。
[言わないと変われない、と言われたけれど。
せっかくもらったチャンスはだめにしたくなくて、けれども目の前にあると耐えられなくて。
何度か携帯は机と手の中を行き来してから、最終的に掌に収まった。]
……よし。すぐきる。
あと、出なくてもすぐきる。
[自分の中で約束事を立ててから、震える指でダイヤルした。]
【人】 宝飾交易 黍炉[ナユタとの窓がぶつりと切れる。 (0) 2013/06/08(Sat) 09時半頃 |
メモを貼った。
[その後。
15年前から時を止めていた玄関前の新聞紙や、
両親の部屋を。
そして、祖母が居なくなってから掃除をされる事が無くなった
バスルームやシンク、自分と祖母の部屋などを片付けた。
これである程度マシにもなっただろうか。]
んー……泊まりに来ていいって言ってたけど、
結構な時間、だよなあ。
[電池を入れ替えた時計を見上げる。
ざっくりとした掃除だったけれど、
夕方の刻限を指していた時間は、21:00を過ぎている。
充電しておいたスマートフォンを見た。
不在着信が一件あったが、
あの人からの『つぶやいたー』承認はまだだ。]
…パルックにーさん、か。
[モニターの感想を得る為の着信なのか。
或いは、ゴミ屋敷で狂った生活をしている青年の
様子を窺う為の、連絡なのか。]
[着信履歴から折り返しの発信を。]
……もしもし。
うん、俺ー。 いま?家にいるよー。
身体はなんともないー。
けど、家の片付けしてたから疲れちゃった。
色んなとこの掃除とか、パパとママの遺品の整理とか…。
[電話口で息を呑む声が聞こえた。
青年が、両親は『い』る認識を持ち続けてた事は
当然、パルックも知っているので。
整理はついたのかと訊かれた。
その整理は物の事では無いと気づいて]
うん、そう。
もうね、――5歳で居るのはやめにしたんだ。
パパとママに連れてってもらえなくても
自分の力…だけじゃなかったけど、パンダカーにも乗れたし、
俺はもう、一人でなんでも出来るんだって、気づいた。
[もうやめよう。
仮面を被って、騙し絵の中で暮らすのは。
白と黒。葬式の色。
そんな空は、現実の世には存在しないのだ。]
だからさ、ちょっとずつ前に進もうかなって。
[少し悩んでから、パルックに尋ねる。]
パルックにーさんの会社さ、人手足りてないとか無い?
WEBデザインや、ソフト使うのは得意だし、
ちょっと怖いけど、営業とかでも……頑張れるよ、うん。
[暫くの間の後に、人事にかけあってみると返答があった。
一度会社に来て、対面で話をする必要があると言われたが。]
あ、じゃあ明日。
ショーロにーさんが来ていいって言ってたし。
……俺らのこと、見てた?よね? あれ。
はは、そうそう。
俺は平気だったけど、あの人すげーブチギレてたよ、マジで。
で……パルックにーさんマスかいた?
[どの道行こうと思ってたんだから。
私服でくっついて行こうと思ってたけど
ちゃんとスーツで訪問しよう。
あの人が質問しないだろう言は、青年が代わりに聞いた。
その返答に関しては、ご想像にお任せ。]
うん、この後ねー
泊まりに行って良いって言ってたから…
あの人に会いに行きたいなって思ってるんだけど、
…戻ってくるの待ってたら、終電過ぎちゃうかな。
[向こうの件が片付いたら車で迎えに来てくれるそうだ。
その申し出に、目を細めて笑った。]
ありがと。
スーツも探さなきゃいけないし、
技能欄くらいしかちゃんとしたこと書けないけど、
履歴書も作っとくよ。
家じゃなくて、駅でだいじょぶ。―――じゃあ、後でね。
――BOOK・ON――
[電話を切り、クローゼットを漁る作業に入った。
履歴書を作って、荷物を纏めて家を出た。
遅くまでやっている古本屋に入り、料理の本を立ち読み。
納豆ご飯なら用意出来るけど、絶対に食わないだろうな。
料理を全くした事ない人でも、何か作れるものは無いか**]
メモを貼った。
【人】 廃神 †ルシフェル†[ノイズと共に掻き消えた笑顔を見送って、 (2) 2013/06/08(Sat) 12時半頃 |
[電話を握り締めながら、一度緩めた拳はもう一度握った。
前言撤回、やはりチャットじゃなくてよかった。
今は見せたくない顔をしている。
誰にも見られたくない顔を。]
【人】 営利政府 トレイル[基本的に怒ることは少ない。あんまり表情も変わらない。 (3) 2013/06/08(Sat) 12時半頃 |
【人】 酸味探し ドリベル ん……。 (4) 2013/06/08(Sat) 12時半頃 |
【人】 営利政府 トレイル[別に今までそう見えるならいいか、と思っていたけど。 (5) 2013/06/08(Sat) 12時半頃 |
…………ほんと、に?
[問いかけた携帯からはもう答えはない。
ツーツーと音がしているだけ。]
ほんと、に、ほんとう?
[信じていいのだろうか。
いや、そんなところで嘘をつくような人じゃないけれど。
だいたいこんな嘘をついたって、何にもならないのだけれど。]
……っ
[まだ音がしている携帯を両手で握りしめ、無機質な表面に唇を落とした。]
[通話をきって]
[机の上に携帯を置きまして]
[とりあえず布団に包まってベッドに横になりました。]
……あいたい
[携帯を握りしめて呟く。
ほら、やっぱりどんどんわがままになってしまう。]
あいたい、会いたいよ……
[約束は覚えてくれているだろうか。
守ってくれれば近いうちに会えるとは思うけど。
今、会いたい。]
あー……もう、ずっりーの……
[弄ばれてないは嘘かもしれない。
だってこんなに心がかき乱される。
ベッドから降りてもう一度、履歴から番号をりダイヤルした。]
[机の上の携帯が音を鳴らす
長い長いコール。居るのはわかっているんだといわんばかりに。]
[何度もなった後、しぶしぶ電話をとった。]
[財布と携帯と、何かあった時のために常備してある現金と。
予備の充電器も念のために持って、靴の中に足を押しこむ。
玄関の近くにいつも置いてある鍵を手にして、家の電気を弾いて消した。]
【人】 営利政府 トレイル[足が向く先はプラネタリウム。 (6) 2013/06/08(Sat) 14時頃 |
[住所はパルック行きつけのカフェからもそう遠くないマンションだ。
個人のガレージもあるため気に入って長く住んでいる。]
[再び通話は終了する。
携帯はズボンのポケットに押し込んで、家の鍵を閉める。
錠が落ちる音を確認すると、小走りに廊下を走って行き、エレベーターを待つ時間が惜しくて、かけ足で階段を降りていく。]
――っ、あぶ、ね。
[踊り場での方向転換にスピードがつきすぎて転びかけて、手すりを持ってかろうじて堪えた。
少しぐらいの怪我はともかく、大怪我をしたら会えなくなってしまう。
残りのいくつかは少しだけ慎重に飛び降りて。]
たしか……あっち、だから。
[止まらないし、迷わない。
幸い目的地はここからも、そしてよく知っている場所からも近い。
もちろん遠くてもかまわないつもりだったけれど。
一歩歩く時間も惜しい今は、少しでも近い方がいい。]
【人】 営利政府 トレイル[またなんか不穏な音がする。 (7) 2013/06/08(Sat) 14時頃 |
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