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ティソに1人が投票した。
イースターに6人が投票した。
イースターは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ティソが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ミナカタ、キャンディ、カミジャー、ベネット、アイリスの5名。
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【人】 受付 アイリス― 朝・写真館二階 ― (0) 2017/01/21(Sat) 00時半頃 |
【人】 受付 アイリス
(1) 2017/01/21(Sat) 00時半頃 |
―自宅―
[小さなマンションの、その一室。
レストランとは別の、もう一つの城で、
男は、連れてきたうさぎの目覚めを待つ。
彼女の右の足首には、2、3メートルほどの鎖。
柱と結び付けられたそれは、鍵が無ければ取ることは不可能でしょう。
あぁ、それから、この部屋、
防音や騒音はばっちりだそうです。
なにせ、金額が金額ですから。]
[あたたかなスープと、サンドイッチ。
それらをテーブルに並べた後、
床に転がっている、彼女の目覚めを待つ。
服の隙間から見える、白い首筋に手を伸ばす。
温かい。指先に伝わる生き物の鼓動に、
なんだか、無性に泣きたい気持ちになった。**]
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あ。あざす。や、まぁ大学入ってからずっとしてたんで、そこはね。
お口に合うようで何よりッス。
[照れながら、ご飯を掻き込んで誤魔化した。
うん、日本酒がうめえ。]
折原さんは、自炊とかされるんスか? もしされるならどっかでお願いしようかなー。
俺も結構自信あるんスけど、レシピはやっぱ増やしたいですしねー。
[うーん。箸が進む。
さて、ちょっと混ぜたお酒の効果はいかほどだろうか。良い感じに酔っぱらってくれれば、いいんだけど。]
あ、飯のおかわりあるんで、食べたかったら言ってくださいね。
米も実は良いの取ってるんスよ。イケるでしょ?
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料理はできるけど、ずいぶんしてないな。
母が、台所を占領してたから。
[あなたに台所仕事なんかさせられないわ、って。そのあなたというのは、もちろん兄のことなんだけど。
今時は料理に性別なんか関係ないよって言ったけど、聞き入れてもらえなかった。
どっかでお願いしようかななんて、随分無用心なことを言うんだね。
私に包丁を持たせていいのかな。包丁で、解放しろって脅すかもしれないのに。
もちろんそんなこと、わざわざ言わない。黙ってグラスに口をつけた。口当たりが良くて、飲みやすい]
お米も美味しいけど、おかわりはいいかな。
[もともとそんなに食べる方じゃない。こないだカフェではついちょっと調子に乗って食べ過ぎたけど。
ごちそうさま、ってお酒もご飯も予定通り一杯にとどめた。足の拘束も解いてもらったことだし、後片付けくらいは、と立ち上がろうとして]
……あれ。
[へしょん、とそのまま座り込んでしまう。おかしいな。足に力が入らない。
正座で足が痺れてるってわけでもないし、これは。
私は、新井さんの方をじっと見た。表情の変化を、見逃さないように]
ねえ。このお酒、かなり強かったりするのかなあ?
[アルコールが足にきた。そうとしか思えないんだけど。
問題は、それが新井さんの故意なのかどうか、だ**]
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そうなんスか。まぁ作り方覚えてれば問題ないかぁ。
うし、ごちそうさまでした。
[おかわりは良いと言う言葉に、了解とうなづいて、またシンクに食器を貯める。
折原さんが立ち上がろうとしたのを見て、ああ、大丈夫ッスと制止しようとした。
けど、彼女はぺたりと座り込んで、俺をじっと見てくる。]
どうしました? え、酒強いって?
いや……んなことは無いと思いますよ。ほら、この缶。これっすから。
[酒の空き缶を見せて、度数が少ないことをアピール。もっとも、混ぜてるけど。
不思議だな、と缶と折原さんを見比べて。]
お疲れなんですよ。風呂入って、寝てください。ああ、飲んだあとはマズイか……。
[ならばと、ひょいと抱っこしてベッドに寝かす。
頬に軽く口づけをして。]
ちょっと休んでてください。
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【人】 本屋 ベネット[部屋に響いた電子音は目覚まし時計のそれよりも軽い。 (2) 2017/01/21(Sat) 08時頃 |
え。……嘘。
[見せられた空き缶に、大した度数は書かれてなかった。新井さんが嘘を言っているようにも見えなかった。
おかしいな。私、お酒に弱くなっちゃった?
お疲れという言葉に、自信なく頷く]
そうなのかも。
[疲れるようなことしてないけど、精神的には疲れてる。そういうことなんだろう。
そんなことを考えてたら、抱き上げられた]
ちょっ!? 大丈夫だから……!
[さっきは突然だったから床に逆戻りしちゃったけど、慎重に立てば大丈夫。自分で立てる。
そう主張しようとしたのに、有無を言わさずベッドに寝かされて]
!?
[ちょっと待ってちょっと待ってちょっと待って。
今のは何。
口付けされた頬を押さえて、私は呆然とした。
新井さんは、私を性的な対象として見ていない。そのはずだ。
……ああ、人形を愛でるとか、そういう感覚。って、そうだとしたってこれはまずい。
性的な目では見られてなくても、人形として愛でる行為がこれ以上エスカレートしたらどうするの。
休んでて、なんて言われたけど、全く休める気がしなかった**]
[酒が入ってるからか、ちょっと大胆なこともしてしまった。
呆然としてる折原さんを見たら、まだいる理性はやっちまったと思ってる。
うーん、解いたからあんまり下手なことすると逃げられてしまうな。
とりあえず、貯めた食器を洗うことで落ち着く事を選んだ。]
肌柔らかかったな……。
[……いかんいかん。煩悩退散。こう言う時は無心でやるに限る。
カチャカチャという食器の音が俺を癒してくれる。
折原さんは大人しくしてくれてるかな。ああ、そういや着替え考えなきゃ。
下着は悪いけど届くまで今日履いてたのを履き直してもらうか、俺のを貸すしかないし、
服はスウェットがあるからいいとして……。そうだ。]
あ、水いりますか? 疲れてるならクエン酸入れたらちょっとはマシになるかもしんないっすよ。
[水、という声に我に返った。そうだ、呆然と転がってる場合じゃなかった。酔ってるならお水飲まなきゃ。そもそも、なされるがままに転がってるなんて危機感が足りない。
慌てて起き上がりながら返事する]
お水、ほしい。
[それから、さりげなく付け足した]
新井さんも、飲んだ方がいいんじゃないかな。
[酔った勢いというなら、さっきの行動にも納得がいく。そして、酔ったままでいてもらっては非常に困る。
酔った勢いのままエスカレートされたら、たまったものじゃない。
なにしろ30cm近い身長差に加えて、今私は足にまともに力が入らないんだ。とても抵抗しきれるとは思えない]
クエン酸……は、どっちでも。
[クエン酸を欲してるほど疲れが溜まってるとは思えない。精神的に披露はしてるけど、体はむしろなまってる。
でも、さっぱりしていいかもしれない。
そんなことを考えながら、私は新井さんに気づかれないように、服の袖で頬を擦った**]
[ 暗転。 ]
[ ――― して、どれほど経ったのだろう。 ]
[ 首筋に触れる冷たい何かで、
いつの間にやら落ちていた――、らしい、
卯月の意識が 浮上した。
焦点の定まらない赤色が、
開かれた瞼から見えてくる。 ]
[ 声は、出なかった。
恐怖というよりも、
状況把握が出来ていない、そんな風。
見慣れない景色
( そう、卯月の安アパートより
ずうっと"お城"のよう )
何処だろう、と 立ち上がろうとして、
引っかかる重たい――金属?に、
やっぱり把握が出来ないまま足を取られ、
再度床に潰れた。 ]
……?
[ 重たい金属に一度向けてから、
漸くここで はっきりしてきた赤色は、
碧眼へと向き直る。
どうして?とか、
なんで?とか、
いっそ 誰? とか、
そんな疑問符全て詰め込んだ表情で** ]
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【人】 銀河ギャル キャンディ─ 翌日 ─ (3) 2017/01/21(Sat) 15時頃 |
【人】 銀河ギャル キャンディ (4) 2017/01/21(Sat) 15時頃 |
了解ッス。ああ、俺も飲んだ方が良いですよね。
明日二日酔いになっちまう。
[それじゃーと折原さんの水(クエン酸入り。疲れが取れる気がする)を用意しておいて、俺は風呂にでも入るか。
かなり酔った折原さんも見てみたかったんだけど、
今日はまだ落ち着かない様子だし、これくらいにしておこう。
酔わせておけば、とりあえず今日は逃げないだろうし。
さて、風呂に入ったり何だかんだしてればもう就寝時間か。]
ベッド使ってください。あ、もし男くせえとか思ったらこっちの布団で。
客用だからまだマシな、はず……。
[多分、今更だろうな。こうして、拉致初日は何事もなく終わった。
残り一週間。ドレスは明日から作ろうか。]
―翌朝―
[ピンポーン。インターホンの音で目覚めた。うお、寝坊した。
急いで玄関に向かえば、昨日頼んだ服が来たようだ。
よしよし。これで折原さんを可愛く出来る。起きてなければ、枕元に早速置いといた。
薄手のオフホワイトのニットに、ピンクのチュールスカートが今日の服装です。]
おはようございます。今日の朝飯はトーストですよ。
サンダルのブルーベリージャムかオレンジマーマレード、どっちがいいスか?
[第三の選択肢、ストロベリーは残念ながら今日はない。
とりあえず、トーストで食べたいだけ焼いてください、と言っといた。
コーヒーメーカーもフル活用。]
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[ありがとう、とお水を受け取る。たくさん飲んだ方がいいよね。
意識的にごくごく飲み干しながら、私は落ち着かない気持ちだった。
新井さんがお風呂に入ってる水音が聞こえる。ベッドに座ってそれを聞いてるなんて……なんか、ラブホで順番にお風呂に入ってるみたい。
わかってる。考えすぎだ。あと、ドラマの見すぎ。私はそんな経験したことない]
酔ってるんだよ。
だからこんなこと考えちゃうんだ。
[そんな独り言を言って、私はお水をお代わり。もう一杯飲み干した。
お風呂の順番が回ってきたら、恐る恐る申し出る]
……あの。乾燥機、借りてもいいかな。
[何って、下着。お風呂で洗って乾燥させてもらおうと思った。
いつもは寝る時にさらしは巻かないけど、そんなの無理。耐えられない。
断られたら、手で絞って湿った状態で身につける覚悟だった。
無事乾燥機を借りれたら、真っ先に下着を洗って乾燥機に入れて、それからお風呂に入った。
いつもとは違うシャンプー。
嗅ぎ慣れない香りが自分から漂うのは、妙な気分だった]
[布団を選ばせてくれるのは、ものすごく今更だと思う。昨日も寝たんだし。
パジャマの代わりに借りたスウェットは私にはぶかぶかで、異性の服を借りているという状況が無性に居た堪れない。
新井さんの視線を逃れるように、私は早口でおやすみなさいを言って布団をかぶった。
眠れるか不安だったけど、布団の中で強く目をつぶって羊を数えているうちに、意識は闇に落ちていた]
─翌日─
[チャイムの音。そして新井さんが応対に出る気配で目が覚めた。昨日も思ったけど、私は案外図太いらしい。
起き上がって目元を擦りながら、そういえば今助けを求めるという手もあったんじゃ、と思ったけど、今の私の格好は拉致されているというにはあまりにも説得力がないなと情けない笑みが漏れた。
拘束もされず、服を借りて、普通に寝てたなんて、泊まりにきた彼女にしか見えないんじゃないだろうか]
ブルーベリー……。
[まだちょっとぼんやりしたまま、ジャムの好みにそんな返事をしたけれど、着替えと差し出された服に眠気が吹っ飛んだ]
こ、これって。
[白いセーターはまだよかった。問題はもう片方だ。
ピンクのスカート。
ピンクで、なおかつスカート]
これ、女の子の服だよ!?
[わかってる。私は馬鹿なことを言ってる。私は女で、そもそも新井さんは私にドレスを着せたいらしい。
だけど、実際目の当たりにすると衝撃の度合いが違った]
む、無理。絶対似合わない。
[三年前まで、私は普通の女の子だった。
普通の女の子に戻りたかった。
それなのに、目の当たりにすると、それが大それたことのように思えてくる]
わ、たしは、女の子になんか、なれない。
[男装が、嫌で仕方なかったはずなのに。
母が私に兄を投影して、私のことをこれっぽっちも見てくれないことが、たまらなく辛かったはずなのに]
無理。こんなの、着れない。
[私は、女の子になれない]
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