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セシルに1人が投票した。
モスキートに5人が投票した。
モスキートは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
シーシャが無残な姿で発見された。
現在の生存者は、ヤニク、セシル、ルーカス、ジェニファーの4名。
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【人】 良家の息子 ルーカス― → 路地 ― (0) 2015/02/17(Tue) 00時頃 |
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【人】 奏者 セシルーー 廃墟・裏階段 ーー (1) 2015/02/17(Tue) 01時頃 |
[淑女
その穏やかな響きは周りの景色にそぐわず、
一層彼女の存在を浮き立たせた。
膝を折り、綺麗に整えられた青い爪が鮮やかな指先を
此方に伸ばされれば鼠は一層その目を細めて、
丸い耳をその細指に一度摺り寄せる。]
――さぁて、何処に行こうかなぁ。
天国なんてちょっと退屈そうだしねぇ。
[続いて鼠が開く小さな口から飛び出たのは、
身形に似つかわしくない青年の声。
そもそも天国の門を潜れるような行いをしてきたなどと
それこそもし言えば、すぐさま煉獄へ
叩き落されるであろう行いしかしてこなかったが。]
君はこれから何処へ?
帰るとこ? それとも行くとこ?
[キャリーカートを引く姿はこれからの旅路を思わせる。
顔を上げてつぶらな黒曜石めいた瞳で覗けば、
帽子で作られた薄い影の中、
淑女の耳を飾る大粒のスターサファイアが瞬いた。**]
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【人】 良家の息子 ルーカス ― →廃墟近く ― (2) 2015/02/17(Tue) 10時半頃 |
[
擦り寄せられ、くるりと折れる薄い耳にふ、と笑みを零して
人差し指の背で小さな頭を撫でた。
途端、飄々と響く男性の声色。
話しかけはしたものの、まさか返事があるとは
思わなかったものだから…目を少しまるくする。
鼠が言葉を話すなんて、まるでカートゥーンのようだと
口角を持ち上げて]
おや…キミは、誰かしら?
誰かの呪いでその姿に?
[悪いことをした男は、呪いの魔法を受けて
動物の姿にされてしまいました。
そんな、よくあるお伽話を思い出しては、戯けたように。
それにして――黒い鼠に、この声。
記憶に波紋が揺れて――まだ思い出せない。]
[
わたしは…
欲望のままに、罪を重ねてきたわ
帰るところなどない…だから
行くならば、地獄なのでしょうね
あるいは案外、ここがもう 地獄だったり
[天国は退屈だ、と言った彼に
冗句とも真剣ともつかぬ調子でそう吐露する。
黒い小さな瞳に、青が反射して光るのを見て耳に手を添える。
サファイアのイヤリングを手の中に移せば
ぼんやりとそれを眺めた]
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【人】 開放的市民 ジェニファー― ホテル・ダイナソー ― (4) 2015/02/17(Tue) 20時頃 |
【人】 開放的市民 ジェニファー ハイ? (5) 2015/02/17(Tue) 20時頃 |
― 裏路地 ―
[ふわり、と重力が無い感覚に陥って
爆破したはずの自分は、どうやら霊体になったらしいと理解するまでに色々と葛藤はあったかもしれないがそれすらも今はどうでも良くなって]
…わーんわーんわおーん
[裏路地で衰弱する子犬の前で手を振って遊んでみる
動物は霊体に敏感というが、どうやら本当のようで、自分の手を目だけで追うが威嚇する元気もないようで
その姿はまるで自分の死ぬ前に似ていた]
お前も1人なのか?親は?
……主は居ないのか?
[そう告げてみるも犬から返答は無い
きっと衰弱死する事が、犬死にする事が運命付けられているのだろうか
ならばせめて死ぬまで看取ってやろう。と目の前に座って眺めてみるが、それから数分して裏路地には似合わない綺麗な身なりをした女性がその犬を拾っていく]
……良いなァ
[左手を咥えて。羨むようにその隻眼で犬と、拾っていった新しい主を追う
座ったまま動く事は無く、目の前には空になったダンボールだけで。死んでも虚しく、生きてても空虚の、寂しい人生だったと**]
【人】 開放的市民 ジェニファー― ディキシージャズバー ― (6) 2015/02/17(Tue) 22時半頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク ― 幕間:→ロンバーストリート ― (7) 2015/02/17(Tue) 23時半頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク” 各地から来てるな。死神コンダクターをさっき見た。 (8) 2015/02/17(Tue) 23時半頃 |
【人】 さすらい人 ヤニク
(9) 2015/02/17(Tue) 23時半頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス― 邸宅 ― (10) 2015/02/18(Wed) 00時頃 |
[帽子の下の瞳がまぁるくなる
してやったりとばかりに「ちちっ」と
小さく笑ってみせる。]
僕かい? 僕はまぁ、見たまんまの鼠さ。
“今は”、ね。
金色で真っ赤な女の子から
とっても情熱的なキスをもらったら、
弾みで顔を忘れちゃってね。
顔がないとどうにも不便だから、
馴染み深い形を借りてるってわけ。
……君は僕を知ってるかい?
黒い鼠――リー・マロニーをさ。
[淑女の問いに大袈裟に肩を竦めた後は、
その小さな身体を目一杯使って嘆きを表現する。
――もっとも、その声音は気楽な響きであり、
彼女が目を凝らせば鼠の口元が
少し笑っている事に気付けただろう。
淑女が抱く懊悩は知らぬまま。
鼠が告げた名は彼女の霧を晴らす
一助になるだろうか。
覚えがあるとしても
“姿”が違えば記憶には中々結び付かない。
それは彼女にも、今の自分にも言えること。]
ここが地獄だとすると、
火と硫黄の池はどこにあるんだろうねぇ?
ホテルのプールにでも添えつけてあるのかな。
僕、本物の地獄の火も、
ちょっと興味があってね。
[曖昧な調子に返すのは、やはり曖昧な響きの言葉。
白い掌の上に乗せられた星入り青玉は
その蒼を際立たせただろうが、
鼠にとってはただの石でしかない。]
思い入れでもあるのかい?
[眺める顔を見て、問う。
脳裏を過ぎるのは、とある怪盗が
まんまと盗み遂せたという宝石だった。*]
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[ふわり、ふわり。
意識が戻ったのは何時だったか。
浮遊感と共に彼女は目覚める。
そこは一帯が抉れ
なんで……?
[閻魔や神に会えると考えていたのに、
居るのは大きな破壊の爪痕の中心。
彼女は考える。何故ここに居るのか。
思い当たる知識は無い。]
ここからどうやったら天国に行けるんだろう?
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[
笑っているように聞こえた。
紡がれるユーモアをたっぷりに含んだような言い回しは、
耳に心地がいい。恐らくそれは、グロテスクのメタファー。]
…そう。それであなたも"此方側"へ。
わたしも、ご覧の通り。
[胸の空洞を刺す。リー・マロニーの名前を聞けば
合点がいったように頷いて。]
…――"Souris noire"―"pest(ろくでなし)リー・マロニー"。
本当に鼠に、なってしまうなんてね
[イタリアに滞在していた時分、情報屋としての彼に
間接的に世話になったことがあっただろうか。
噂はかねがね聞いていた。
その能力まで思い出せば、『Oups』なんて
大仰めいたアクションで、彼に触れていた指を引いたか。]
[当時とは姿も声も違うから、彼が私に気づくことは
難しいかもしれないけれど。そうやって、隠れんぼをするように
生きてきたのだから。]
あら、地獄が本当にゲヘナのようなところとは限らないわ。
煉火にも焼かれず
神に見捨てられ、永遠の死と苦しみを負う場所こそ
地獄だということもある
それとも火責めがお好みなのかしら?
[
掴みどころのない会話はまるで世間話のような調子で
凡そ地獄とはかけ離れている。
"本物"の地獄の火…と彼が示すところに思いをはせながら。]
…いいえ。スターサファイア…か。
手に入れたときはあんなに魅力的だったのに。
でも――もう要らない、こんなもの
[脳裏に浮かぶのは、今際に見た 猶猶鋭く光る青。
今では輝きを失って見える青い宝石を空に放った。
それは何の意味もなかったかのように、
地面に落ちることなく消えた。
ふいに、
空間が少し歪んだのを感じる。]
誰か、此方へ来たようだね
[独り言のように呟くも、辺りを見回すこともなく。
抜け殻のように上の空で、ただその場に佇んだ*]
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【人】 良家の息子 ルーカス[碧玉の海に、赤い影が差し込む。 (12) 2015/02/18(Wed) 02時半頃 |
【人】 良家の息子 ルーカス[仕舞いこまれた端末を ゆるりと碧が追う (13) 2015/02/18(Wed) 02時半頃 |
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