239 ―星間の手紙―
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
パルックが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、†ルシフェル†、アシモフ、エスペラント、クリスマス、イースター、アンタレス、フェルゼ、モナリザ、キャンディの9名。
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[電子音声は告げる。メッセージは以上です、と。 「ルシフェル」とて万能ではなく、メッセージが1日前ではなく何日も遅れて届いたり、 通信障害か何かでメッセージが届かなくなる――まさに電子の海の藻屑と化すわけだ――こともあるが、 そうやって取りこぼされたメッセージの中に、懐かしきお友達からのものがあったことを知るすべはない。
もし届いていたなら。 海は見れたよ、そっちはどう? って、話に花を咲かせることができたというのに]
(0) 2018/04/25(Wed) 00時頃
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――一時的に乱れる電波は、
通信をあらぬところへ流していく。
その日は、 キャンディ の通信が少し乱れたようだった。
/*吊り先を 【キャンディ】に設定お願いします。/*
(#0) 2018/04/25(Wed) 00時頃
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[ソフトウェアは、稼動し続ける。 既に星の間に散らばってしまった地球人を 結ぶものとして
既にメンテナンスは難しい身。 したがって、いくらかの誤動作をし 通信が遅れることもあるが 今のところ使えなくなったということはない*]
(1) 2018/04/25(Wed) 00時頃
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― 地下28階 居住区画の1室 ―
[ここにはとかく空き部屋というものが少なかった。 恐らく、保守に手が回らなくなった場所を順次閉鎖し、人々がそれとともに移り住み、この辺りに集中していったからだろう。
そして、自分はそのうちの一人の部屋を間借りしていた。 不思議なことに、誰も居なくても、部屋の持ち主のおおよその性別や年齢、生活は想像がつくものだ。
この部屋にはきっと、昔、自分と同じくらいの男性が住んでいたに違いない。 色んな部屋と色んな階層を、駆け周って探し回って、やはり誰も居ないことを知ったあと、自分が身を落ち着ける場所として、最初に思い出したのがこの部屋のことだった。
汲んできた水を電気で沸かすと、フリーズドライで保存されていた茶葉で紅茶を入れる。 恐らく元の住人が一番にこだわって使っていたであろう一人がけのソファに身体を沈み込ませると、紅茶のポットとカップを近くのテーブルに置いて、目を閉じた。*]
(2) 2018/04/25(Wed) 01時頃
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[翌日、1階層に上がって通信を確認する。 これはもう、日課の一つになっていた。
そして、届いたメッセージを聞いて、ふと動きが止まる。 昔の知り合い…友人からのメッセージが届いていた。
自分から知り合いに向けてメッセージを送ることはなかった。 今、友人に何を発信しろというのか、わからなかったからだ。]
声、か。
[しかし、懐かしい彼女からのメッセージを受けて、やはり気持ちはどこか躍った。**]
(3) 2018/04/25(Wed) 01時頃
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[今日もこの惑星は良い天気だ。 水は地下に溜まっているので雲が出来ず、 たまに降る雨も霧雨のようで砂の表面を湿らせるだけ。
水は流れる砂が各地に運んだりしていても オアシスのように泉や池のある場所は現在見つかっていない。 だから、不謹慎な話かもしれないが、 豪雨というものを浴びたり、すぐ近くで見てみたかった。]
あとは、温泉というものに入ってみたいです。 体中にお湯が触るのはとても怖い気もしますが……、 ミストシャワーだけというのも味気ないですから。
[独り言を混ぜる作業の手が軽いのは、 朝に確認した時、一通の通信が入っていたからだ。 どう返信しようと頭のふわふわはぴこぴこと跳ねていて、 次に確認した時、また増えることを私は知らない。]
(4) 2018/04/25(Wed) 15時半頃
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―― 惑星F321にて ――
[きゅるきゅると車輪を回転させて 円筒形の水槽に浮かぶ脳味噌は 基地内を移動していた。
自席に到着すると端末を起動させて 残務に取り掛かろうとする。
……とそのとき。 2件の新着メッセージがあることに 男は気付いたのだった]
(5) 2018/04/25(Wed) 16時半頃
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ルシフェル。 メッセージヲ確認シタイ。
[低い電子音で告げる。 そうして、ルシフェルが送付してきた 『メッセージではないデータ』に ひどく、ひどく男は動揺したのだった]
(6) 2018/04/25(Wed) 16時半頃
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[それは、若い頃の自分の声だった。 夢と希望に満ち溢れた、少年の声だった]
ア、アア……
[電子の唸り声を上げると、 手早く男はパネルを操作した。 聞きたくなかった。思い出したくなかった。
その夢は、希望は 儚く散ってしまうのだから]
(7) 2018/04/25(Wed) 16時半頃
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[ルシフェルに何かを命令すると、 男はメッセージの確認作業に戻った]
クリスマス……。
[その声音が、少し柔らかいものになる。 懐かしい、幼馴染の声]
心配ニナッチャウ、カ。
[今の姿は見せられない、と思った。 彼女の前では、生意気で、勝気な 昔のままのピスティオ=エスペラントで いなければならない。そう思った]
(8) 2018/04/25(Wed) 16時半頃
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ルシフェル。 音声加工ソフトヲ起動サセロ。
[マイクに向かって、昔の自分を演じた]
(9) 2018/04/25(Wed) 16時半頃
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[男は幼馴染の孤独>>1:52を、知らない]
(10) 2018/04/25(Wed) 16時半頃
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[もう絶対に守ることのできない約束だった。
この寸胴の機械の身体では、 海を泳ぐことはできない。
もうこの身体では、 宇宙《ソラ》を飛ぶことも叶わない]
ゴメンナ、クリスマス。
[ぽつり、と呟いて。 続くメッセージに目を通した]
(11) 2018/04/25(Wed) 16時半頃
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俺ハ、自分ガ死ンダコトヲ 認メタクナイノカ……?
[返信を吹き込んでから、ぽつりと漏らした。 宇宙《ソラ》を飛べない自分に、価値などないのに。
男はメッセージの送り先が かつての知己とは気付かない。
彼女の料理を食べる口すらもうないのだから それは些細な問題なのかもしれないけれど。
ぎしぎしし。 何かを悩むように、機械の手を水槽に当てた*]
(12) 2018/04/25(Wed) 16時半頃
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[軋むような痛みに目を覚ます]
……いつつっ。やっぱり、今日は雨かな。
[枕元の携帯端末を起動して、気象予報を確認する。 昨日からの予報と変わらず、午後からの降雨を示していた。
左膝をさすりながら起き上がる。 怪我の後、医師や介護士、友人たち、そして素晴らしい出来の人工関節のおかげで、普通に歩く分には問題ない程度に回復した下肢。 それでも、気候によっては時折こうして痛む]
(13) 2018/04/25(Wed) 19時半頃
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メッセージは……おう、返信が来てるな。
[差出人ピスティオ=エスペラントの名に、口の端を上げる。 『ルシフェル』が端末のスピーカーから再生するのは、陽気で勝気な戦闘機乗りの声。
覚えている通りの、聞きたいと望んでいた通りの声だったから、作られたもの>>1:7だなんて夢にも思わない]
おいおい、相変わらずだな。
[なんて暢気に苦笑を浮かべたりする]
(14) 2018/04/25(Wed) 19時半頃
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……そうだな、あのときは、ずいぶん心配をかけた。
[戦闘機には乗れなくなっても、後方勤務の口はいくらでもあった。 それでも、あのときは、あまり迷い無く退役を決めたように思う。 人々を守ることに憧れて、やっとの思いで入隊した軍だったのに。
少し痛みの治まった左膝を撫でてから、音声メッセージの録音を開始した]
(15) 2018/04/25(Wed) 19時半頃
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[どうしてか、声が詰まりそうになったから、急いで話を打ち切った。 遠く、あまりにも遠くなってしまった、あの日々。 日々の小さな平穏と引き換えに置いてきたものには、もう二度と手が届かない。
それが、言葉を交わした友の手の中にも、もう無いのだとは知らぬまま]
(16) 2018/04/25(Wed) 19時半頃
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――惑星ジルコン傍 宙――
――……あぁぁぁあ!!!
[叫喚わたらせ、眼前で爆ぜる機体を睨んだ。 空気なき宇宙に、その叫び声はきっと聞こえない。 はあはあと喘ぐように漏れる吐息だって、 泣きそうに歪んだ顔だって――誰に知られることもない。
アナウンスが響き渡る。
「パイロット・キャンディ――帰還せよ 任務終了。帰還せよ」
そのアナウンスをたたき切るように停止ボタンを押して 暫く、肩で呼吸をし唸っていた。]
(17) 2018/04/25(Wed) 21時頃
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……くそっ! なん、だってんだよォ……
(18) 2018/04/25(Wed) 21時頃
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[――時刻は出撃前に遡る。]
[いつもどおりジルコンに押し寄せた異星人を追い払う為 戦闘機に乗りかけたキャンディは ルシフェルからきていた通知を何気なしに開き、 そうして、知ってしまった。
かつての戦友の強がりを。 言い放たれた決別の言葉を。
――あの時、あたしとお前が任務を代わってなきゃ、 ――あの時、事故さえ起こらなきゃ、
ピスティオ=エスペラントは死ななかった。 ……なんて、与太にしてもたちの悪い冗談だ。 そんなことを、ルシフェルに声を加工させてまで 騙る相手とは思えず 反芻するたび、エスペラントの身に起こったことを 考えざるを得ない。]
(19) 2018/04/25(Wed) 21時頃
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[光年という距離さえなければ、 あいつのもとまで走っていって、殴ってやったのに!]
(20) 2018/04/25(Wed) 21時頃
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[キャンディは怒りながら メッセージを音声でルシフェルに叩きつけた。 怒鳴られたルシフェルはとばっちりを受けたようなものだが 構ってはいられなかった。
――そうして、今に至る。]
(21) 2018/04/25(Wed) 21時頃
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[――疲労感たっぷりに帰還する。 部屋に戻れば、煌く白い匣入りの照明がきらめいていた。
なんでも”W465”特産の砂で出来た 小さな明かりだとかいうことで
珍しいもの好きなキャンディはそれを一つ、 部屋においていた。 >>1:15
置いておけば、なんとなし、 日が暮れて真っ暗に成り果てた自室も 照明をつける前から明るくなる気がして キャンディはこの置物が気に入っていたのだ。
つん、と置物をつつく。 それから部屋全体の照明に手を伸ばした。]
(22) 2018/04/25(Wed) 21時半頃
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[……暗闇は苦手だ。
宇宙の漆黒を思い出すから。
それから、エデンの怪談を思い出すから。]
(23) 2018/04/25(Wed) 21時半頃
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[なんでも――かつてキャンディがいた スペースコロニー「エデン」には、白い幽霊がいたとか。
省エネのため廊下照明が消える区域に 立ち入ってはいけない。 そこには不幸を呼ぶ幽霊が出るから――……なんて 当時はまことしやかに噂されたものだった。
やめておけばいいのに、 時短のためにその区域に立ち入ったキャンディは その”幽霊”を見て変な悲鳴をあげすっ転び、 お気に入りのピンクの星屑アクセサリを落とした。
逃げても追いかけてきた幽霊が、 今となってもトラウマだ、などと 粗暴なキャンディをしるものからすれば きっとお笑い種だろう。]
(24) 2018/04/25(Wed) 21時半頃
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( いーんだ、どーせ、だれもしらねぇだろうし。 あたしのココロを知るひとなんてそばにはいねぇし)
[夜景を見渡す。 人々は仮初の平和を享受しながらも かつての地球でそうだったように、 かつての暮らしをなぞり いつまでもこの星を自分の世界だと認めようとしない。
あいされないこの町にぽつんと一人。
同じく空に夢を見た相手だって――……
その思考に嫌気がさして、 キャンディはルシフェルを起動する。
未読の通信がみえて、それをタップした。 すっと目を細める。]
(25) 2018/04/25(Wed) 21時半頃
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