187 お狐祭り村
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時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ゾーイが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
今日は、特別なことのない一日のようだ。さあ普段通り、誰かを処刑台にかけよう。
現在の生存者は、ハルカ、ガーディ、マユミ、ナナオ、ケイイチ、リツ、ヒナコ、たまこ、アツタネ、小鈴、シーシャの11名。
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[方向音痴との指摘に、眉を下げて笑い返した。>>1:108
真弓おねえちゃんが、歩ちゃんを探しに 教室を出たことを識ったのは、その後だった。**]
(0) 2016/04/01(Fri) 00時半頃
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は……曾井が行方不明……?!
[朝一番で受けた電話でとんでもないことを聞かされた。 警官達が捜索中とのこと。]
はい……はい、わかりました。
[なんてことだ。胸中は真っ白で考えて言葉は出てこない。 ただ電話の先にはいと頷くだけの老人と化している。 ちん、と黒電話を置けば、愛しい生徒の名前をぽつり呟く。]
歩……。
[祭りの前だぞ。楽しみにしてたろ。どこにいるんだ。無事でいてくれ。 今すぐ飛び出して捜索に加わりたいが、今はまだ大事にしないでくれと言われてしまった。]
(1) 2016/04/01(Fri) 01時頃
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……。
[とにかく……皆に伝えねば。 何があるかわからないが、祭りの準備は続けねばならない。気をつけつつ『処刑』は執り行うようにと……。 家の中にも、お香の匂いは充満している。]
(2) 2016/04/01(Fri) 01時頃
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― 朝:小園農園 ―
[窓からは、収穫時期を終えたぶどうの背の低い木々が見えている。家の中には誰もいない。農家の朝は早い。皆外に出て仕事をしている。
慶一は、学校へ行く準備を整えて、棚の上に置いてある香炉の中身を確かめた。試しに顔を近づけてみると、お香が喉の奥に味を感じそうなほど濃く匂った。 不快ではないものの、手でぱたぱたと顔の前を扇ぐ。 正月の鏡餅やしめ縄飾りのように、新鮮な季節感を感じないでもない。 かぽ、と香炉の蓋をしめて、時計を見上げた。 針がいつもの時間を指している。
鞄を肩に引っ掛けて玄関に向かい、下駄箱から靴を出す。 足を突っ込んで、つま先をとんとんとタイルの床にぶつけた。 少しきつくなってきた気がしないでもない。]
(3) 2016/04/01(Fri) 01時半頃
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[どうせその辺で家族が仕事をしている。鍵に触らず外に出るのが習慣だ。
畑の脇を通り、見慣れたのどかな景色を眺める。 雑草だらけの農道や、用水路を横目に、今日もいつもの三叉路に向かった。]
(4) 2016/04/01(Fri) 01時半頃
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― 1日目: 正午 ―
[ゾーイを探すと教室を出てから数十分後。再び教室の戸が開き、真弓が顔を覗かせる]
ゾーイちゃん、お家で寝てたよ。お腹痛いって。 外を探してたら、お家までついちゃって。 ついでにお見舞いもしてきたよ。 ふふっ……タネやん先生、ごめんなさい。
[ぺろっと小さく舌をだしておどけてみせる]
[曾井歩の失踪の連絡(>>1)が入ったのは、その翌日だった**]
(5) 2016/04/01(Fri) 01時半頃
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ケイイチは、ハルカと待ち合わせて、学校へ向かうつもり。**
2016/04/01(Fri) 02時頃
団子屋 たまこは、メモを貼った。
2016/04/01(Fri) 19時頃
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― 朝:自宅前 ―
[一緒に登校しようとヒナコちゃんと約束したから、いつもより早く準備を終えた。 リツ先輩も一緒かな?]
ふぁあ、早起きしたから少し眠いや。
(6) 2016/04/01(Fri) 19時頃
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― 朝:鹿島邸流心館 ―
[窓から差し込んだ光が筋を型取り、華奢な背中に掛かる。袴姿の真弓は、拭きたての床に正座し、正面の壁を静かに見つめていた。ゆったりと呼吸をくりかえし、耳をすませる。
人の息づかい、床を擦る足、空を切る木刀。過去、ここでくりかえされてきたであろう稽古の跡が、時を越えて聴こえるような気がした。
親から子供へ。子供から孫へ。引き継がれてきた技と心の研鑽。その先端にいるのが、遥香なのだ。確固たるルーツ。それは、どれだけ焦がれても、真弓には手に入らないものだった]
(7) 2016/04/01(Fri) 21時頃
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[今朝は遥香と一緒に登校しようと、起床してもすぐには出掛けず、彼女を待つことにした。袴に袖を通したのは1か月ぶりか。館内に足をふみいれると、心身が引き締まる気がした。
神妙な面持ちになるのも束の間。ふいに、昨日の遥香(>>1:28)が頭をよぎり、空想は明後日の方向へ飛んでいってしまう]
......ふふふっ
(8) 2016/04/01(Fri) 21時頃
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― 朝:鹿島邸流心館 ―
[袴姿に着替えて、髪を縛る。 それでもまだ少し眠い頭で、道場の前に立つ。 と、中から人の気配を感じる。 お爺ちゃんかな?と首を傾げ、中に入ると……]
あ、マユ! 部屋にいないと思ったらここに居たんだ。
(9) 2016/04/01(Fri) 21時半頃
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─ 朝:深川家 ─
[おじいちゃんとおばあちゃんに声をかけてから 玄関で、靴を履いた。
このぶかぶかした靴は、ご近所さんから戴いたもの。 だから、サイズがあわなくても、捨てられない。 雛子は、この村の人の血を、継いでいないから。
捨てれば、プレゼントしてくれたその人との繋がりを、失う気がした。]
(10) 2016/04/01(Fri) 22時頃
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─ →団子屋家の前 ─
[ぺたぺたぺた。 あたたかな陽光を甘受し、向かった先は 馴染みある、和菓子屋さん。
まだ、開店前かな。 お店の前で、声をかけて、友人が来るのを待つことに。]
たまこおねえちゃん、おはよー。
[涼しい風が、さらさら 髪を撫でて、気持ちいい。 昨日、放課後に声をかけた律おにいちゃんも、来るかもしれないな。 判断は、勿論、彼に任せてある。*]
(11) 2016/04/01(Fri) 22時頃
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─ →団子屋家の前 ─
ヒナコちゃん、オハヨーー。
そうだ!今日はお父さんが和菓子学校で食べる様に持たせてくれたんだ。
みんなで食べよ!
[たまこはニコニコしながらヒナコに話した]
(12) 2016/04/01(Fri) 22時頃
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>>12
和菓子……それは、ズバリ、おだんごですか?
[和菓子がなにであっても、皆で食べられたら素敵。 雛子は、こくこく頷いた。]
(13) 2016/04/01(Fri) 22時頃
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>>13
私も風呂敷のまま渡されたから中身わからないんだよねー。
[風呂敷袋をぶんぶん振りながら答える。本当に何入ってるんだろ??]
(14) 2016/04/01(Fri) 22時半頃
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[寝ぼけ眼をこすって歩く。目をつぶると歩いたまま寝れそうで、眠気に任せて瞼をおとしてみた。目を閉じると、意識してなかった虫や鳥の鳴き声、自分の足跡、香気、手をさっと躱して通り過ぎていく風、目で見ることで希薄になっていた様々なものが鮮明に感じられて、少し楽しかった。あと眠い。 ただそれ以上に、何も見えないことのおぼつかなさが怖くて、結局数歩といかないうちに俺は目を開けていた。開けたら、瞼は突然重力の存在に気づいたように降りようとしてきた。ねみ。 昨日はほとんど眠れなかった。 まさか、自分がこんなに祭りを楽しみにしていたとは、と益体もなく考える。自分がこんなにこの村の祭りを好きだなんて、知らなかった
昨日の帰り、ヒナコに声をかけられたことを思い出す、放置するのもかわいそうな気がして、結局俺は、迷わずそちらに向かった]
(15) 2016/04/01(Fri) 22時半頃
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>>14
そっかー。楽しみ、だね。 でも、ふり回しちゃったら 中の和菓子の形、くずれちゃうよ?
[おろおろと、たまこおねえちゃんの手の動作を止めようと。
その間に、律おにいちゃんの姿を、見付ければ。 「おはよう。」と声をかけた。>>15]
(16) 2016/04/01(Fri) 23時頃
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>>16
おはよう。 朝から元気だな、二人とも
(17) 2016/04/01(Fri) 23時頃
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>>16 [しまった!と言う顔をして風呂敷を振る動作を止める。]
>>17
あ、先輩!おはよーございまーーす!
[隣のいるヒナコと一緒におはようと声をかけた。]
(18) 2016/04/01(Fri) 23時頃
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>>18
[朝から元気だな。 欠伸交じりにそう考える。 まあ、子供なんてそんなもんか、なんて、自分を棚に上げて考えてみる]
その風呂敷、弁当?
(19) 2016/04/01(Fri) 23時頃
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― 朝:鹿島邸流心館 ―
[聞こえてきた遥香の声。一瞬、これは空想なのか現実なのか、判断に迷う]
うん。今日は、一緒に行きたくて。 それに、また遅刻しちゃったら大変でしょ?
[袴姿の遥香は、やはり凛々しい。すっかり痺れた足を引きずって、朝稽古の邪魔にならないよう壁際まで移動した]
(20) 2016/04/01(Fri) 23時頃
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>>19
[リツ先輩相変わらずダルそうだなぁ。低血圧なのかな?]
お弁当じゃないですよー。お父さんが学校で食べろって和菓子包んでくれたんですよー。
(21) 2016/04/01(Fri) 23時頃
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おはよう、マユ! あはは、そうだね。 ケイちゃんにまた得意げな顔されちゃうし。 ちょっと待っててね、日課だけ終わらせちゃうから。
[壁際へと移動するマユ(>>20)に笑いかけてから準備運動。 木刀を持ち、壁に立てかけてある姿見の前に立つ。 道場に、素振りの音だけが響く]
(22) 2016/04/01(Fri) 23時半頃
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>>21
和菓子を、学校で?
「お弁当の代わりかなと勝手に想像してみる。それはそれでおかしなことではないと思うけど、少しだけ、変わってるなと思わなくもない、でも、朝から早起きしてたまこのために和菓子を作っている親父さんを想像すると、]
ふゎぁ…… お父さんも大変だな。感謝だな、ほんと。
[別にたまこの言葉を代弁するわけでもないけど、自然とそう口にしていた]
(23) 2016/04/01(Fri) 23時半頃
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[>>17 普段通りの律おにいちゃんを、見付けて。 雛子の目はいっそう輝いた。]
律おにいちゃん、来てくれるとしんじてました。 和菓子は、学校であけてみてのお楽しみ、だそうだよ。
お祭りのじゅんびもあるし、楽しみがいっぱいだね。
[なんの和菓子かな。心が弾む。 それに、『しょけい』の準備も、ね。]
(24) 2016/04/01(Fri) 23時半頃
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団子屋 たまこは、メモを貼った。
2016/04/01(Fri) 23時半頃
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>>24
[そうだ、今日から学校でのお祭りの準備も本格的にある]
祭りかあ。 こっちは受験もあるし、忙しくなりそうだな。
(25) 2016/04/01(Fri) 23時半頃
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